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2023年8月のLinux人気記事トップ6
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ゲーム

SteamのOSシェア、7月はLinuxがmacOSを初めて上回る 54

ストーリー by headless
逆転 部門より
7 月分の Steam ハードウェア&ソフトウェア調査によると、OS 種類別シェアで Linux が macOS を初めて上回っている (Phoronix の記事Ars Technica の記事)。

Steam では数年にわたって 1% を割り込んでいた Linux のシェアだが、COVID-19 パンデミック中にシェアが 1% 台に回復していた。7 月は 0.52 ポイント増と大幅に増加して 1.96% となった。macOS も 0.05 ポイント増加したものの、1.84% にとどまった。Steam のデータは後日秘かに修正されることも多いが、このまま修正されなければ初の快挙となる。なお、OS 種類別で 7 月に減少したのは Windows のみで、0.56 ポイント減の 96.21% となっている。

全体のデータにはなぜか記載されていないが、Linux のみのデータでは SteamOS Holo が 42.07% を占めている。これを全体のデータに当てはめると 0.82% に相当し、macOSで最も多いバージョンの macOS 13.4.1 (0.62%) よりも多い。プロセッサーベンダーは AMD が 69.18%、Intel が 39.82% となっており、ビデオカードは Steam Deck が採用する APU、AMD Van Gogh が 42.06% と圧倒的に多い。これらのことから、Linux の大幅増には Steam Deck が貢献したとみられる。

ちなみに、StatCounter のデスクトップ OS シェアデータでは Linux が 3.12% (+0.05)、Chrome OS が 3.24% (-0.89) となっており、Linux 系 OS 合計では 6.36% となる。前月との比較では 0.84 ポイント減少しているが、1 年前との比較では 2.1 ポイント増と大幅に増加している。このほかの OS では Windows が 69.52% (+1.29)、macOS が 20.42% (-0.09) となっている。
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OS

OSの選択肢の広いLinuxタブレット「StarLite 5」 38

ストーリー by nagazou
なかなか 部門より
イギリスのStar Labs社は、16GB RAMとIntel N200プロセッサを搭載したLinuxタブレット「StarLite 5」を発表した。このタブレットはUbuntu 22.04 LTS、elementary OS 6.1、Linux Mint 21、Manjaro 21.3.7、MX Linux 21.1、Zorin OS 16.1、Windows 11 22H1など、さまざまなオペレーティングシステムに対応しているのが特徴。ただし、Zorin OSとWindows 11を設定する場合は追加料金が必要となっている。本体価格は配送料を除いて7万2160円(消費税と関税込み)からで、日本からも注文が可能。なおキーボードは別売(Star LabsGIGAZINE)。

ハードウェア的には、12.5インチのディスプレイを持ち、解像度は2880×1920でアスペクト比は16:10。10点のタッチ操作に対応しているという。メモリは16GB LPDDR5で、ストレージは512GB、1TB、2TBのGen3 PCIe SSDの3つの選択肢が用意されている。拡張コネクタ関連に関しては、USB Type-Cポート、microSDカードスロット、microHDMIポート、イヤホンジャックを備え、WiFi 5とBluetooth 5.1にも対応している。

Star Labsによると、1年間の保証期間内でタブレットの分解、パーツの交換、アップグレード、さまざまなOSやファームウェアの使用が認められているとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

分解OKな16GB RAM・Intel N200搭載Linuxタブレット「StarLite 5」が登場、価格は7万2160円から
これはかなり欲しいかも

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ゲーム

Commodore 64で動作するLinux 30

ストーリー by nagazou
趣味 部門より
Commodore 64上でLinuxを実行しようとする「semu-c64」プロジェクトという試みがあるそうだ。とはいえ実機で動作させているのではなく、RISC-V32アーキテクチャのマシン上で仮想化されたCommodore 64を動かし、その上でLinuxがエミュレートされるという無理矢理な形で開発が進められているようだ。現状で動作させるにはRAM拡張ユニットも必要な状況。現時点では起動だけでも数時間が必要とされ、最適化をして10倍の速度向上が図られたとしても実用性は全くないと思われる。それでも、プロジェクト側は新たな技術的なトリックやアプローチに対する驚きや楽しさがあると述べている(GitHub semu-c64LINUX ON A COMMODORE 64)。
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AMD

リーナス氏、LinuxでAMDのfTPM機能を無効化する提言 12

ストーリー by nagazou
無効 部門より
Linus Torvalds氏は7月31日、AMD Ryzenプロセッサに内蔵されているfTPM(Firmware Trusted Platform Module)のバグがLinuxカーネルに問題を引き起こしていると指摘、fTPMを無効化すべきだという意見をメーリングリストに投稿したそうだ(メーリングリストマイナビニュース)。

このAMD fTPMはセキュリティ機能として機能し、Windows 11のインストールでも必要要件となっている。しかし、fTPMのハードウェア乱数生成器にはバグがあることが分かっており、一部の環境でシステムがスタッタリング(一時的なフリーズ)が発生するトラブルが生じている。BIOSのアップデートなどで対応が試みられたものの、問題は完全には解決されていない状況だ。

Torvalds氏は、ブート時にfTPMを使用することはあるかもしれないが、実行中に使うべきではないのは明らかだとし「バカなfTPMを無効化しよう」と主張している。問題が修正されたとされるマシンには、CPUのrdrand命令があるはずなので、fTPMを使う理由がないとしている。また、rdrand命令は遅いが、fTPMのスタッタリングほどの問題はないと述べている。
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GNOME

ネットワークディスプレイ機能をGNOMEに統合 30

ストーリー by nagazou
統合 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ネットワークディスプレイ機能を、GNOMEに統合する作業が行われている( OMG! Linux)。Miracastと、Chromecastに対応予定。クイック設定にあるネットワークディスプレイのアイコンをクリックすると、接続できるディスプレイが表示され、その中から選んで接続できる。プレゼンなどに便利。現在でも、GNOME Network Displays というアプリでMiracastを使うことができるが、これがGNOMEに統合されるということだ。

これは、Google Summer of Codeのプロジェクトの一つである。Google Summer of Codeは、学生がメンテナーのサポートを受けながら、OSSの開発をすることができるというものだ。GNOMEの他にも、Gentoo、openSUSE、NetBSD、FreeBSD、X.Org、GNU、KDE、QEMU、Chromium、Tor、VideoLAN、Inkscape、GIMP、Blender、Postman、Django、GitLab、Git、Jenkins、Swift、Kotlin、R、Ruby、Dart、Python、Creative Commons、OpenStreetMap、Wikimedia、Internet Archive、The Linux Foundation、など計168ものOSSプロジェクトが参加している。

来年、Google Summer of Code に参加してみようかな。

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Ubuntu

LXCプロジェクト、コミュニティーベースのコンテナ管理ツール「Incus」をスタート 31

ストーリー by nagazou
開始 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Linux Containers(LXC)プロジェクトは、LXDをフォークしてコンテナ管理ツールIncusを立ち上げた。(Incus, リポジトリ, gihyo.jp)

これは8年間LXCプロジェクトの管理下に置かれていたLXDプロジェクトを、Canonicalが突然自社管理に移行したことにコミュニティが反発したことが発端となっている。CanonicalはLXDでのUbuntuのSnapパッケージの利用や、Canonical製品に固有の機能や変更を推進していることから他のディストリビューションが切り捨てられるのではないかと懸念が強まっていた。LXDユーザーの多くはUbuntuを使用していないことから、LXCコミュニティーにとって深刻な懸念となっていた。これに対してMark Shuttleworth(Ubuntu創始者)氏は他のディストリビューションのサポートを停止するつもりはなく他の貢献者からの修正や変更を受け入れていると主張したが、Canonical管理下に置かれたLXDプロジェクトのメンテナはCanonicalの従業員であることが要求され、コードの提供にはCLAを結ぶ必要があり、コミュニティから反発が強まっていた。(LXD is now under Canonical, linuxadictos.com 1, 2)

結果としてopenSUSE プロジェクトで LXD パッケージをメンテしているAlexa Sarai氏と、Canonicalの元LXDプロジェクトリーダーであるStephane Graber氏によってLXDがフォークされ、何故か同名でありながら、それぞれ別ののIncusがスタートした。その後両者と他のLXD開発者、LXCコミュニティが協議した結果、IncusはLXCコミュニティー管理下のプロジェクトとなった。IncusプロジェクトにはLXD初期から参加している開発者の多くが参加している。
Stephane Graber氏はCanonicalがLXDを自社管理した後にLXDのプロジェクトリーダーと発表されたが、Canonicalを辞任している。Stephane Graber氏自身のブログで、「Canonical isn’t the company I excitedly joined back in 2011 and it’s not a company that I would want to join today」と辞任の理由を述べている。LXDについては「開かれたコミュニティで管理されることに価値があると感じている」としている。(ブログ)

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最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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