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Ubuntu

Canonical、LTS版のUbuntuを12年間サポートする計画 30

ストーリー by nagazou
12年間 部門より
headless 曰く、

Canonical では LTS 版の Ubuntu について、今後は少なくとも 12 年間のサポートを提供する計画だという (Ghacks の記事動画)。

マーク・シャトルワース氏が YouTube チャンネル Destination Linux のインタビューで明らかにしたものだ。12 年間のサポートはプラチナグレードのエンタープライズ向けコミットメントだといい、現在の Ubuntu Pro の 10 年間サポートが延長されることになるようだ。シャトルワース氏によれば、新たなサポートコミットメントは 4 月リリース予定の Ubuntu 24.04 LTS で導入されるが、過去のバージョンにもさかのぼって適用されるとのことだ。

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ストレージ

Hans Reiser氏、LinuxのReiserFS非推奨化への思いを獄中から語る 58

ストーリー by headless
手紙 部門より
Linux で ReiserFS が非推奨となったことについて、開発者の Hans Reiser 氏が Fredrick Brennan 氏の要請に応じて手紙を書いている (Brennan 氏によるメーリングリスト投稿Ars Technica の記事Phoronix の記事)。

Reiser 氏は妻の殺害と死体遺棄で 2008 年に有罪判決を受け、15 年以上の実刑に服している。6,000 語を超える長い手紙は Reiser 氏の手書きで、公開を要請された Brennan 氏が文字起こししたものだ。この手紙で Reiser 氏は罪を犯したことを謝罪し、自身の罪で他の開発者やユーザーに迷惑をかけたことをたびたび謝罪しつつ、ReiserFS と後継の Reiser4 開発時の失敗や技術的な問題、人間関係の問題などを語っている。

また、Reiser 氏は Linux カーネルコミュニティーとのかつての接し方についても謝罪しており、刑務所でソーシャルスキルを改善するワークショップに参加し、社会にとって危険が少なくなるよう努めているのだという。努力の結果、現在の Reiser 氏は当時とは全く異なる人間になっているとのことだ。
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地球

Linux 6.8 のマージウィンドウ、冬の嵐の影響で一時停止 47

ストーリー by nagazou
冬の嵐 部門より
headless 曰く、

Linus Tovalds 氏は 13 日、Linux 6.8 のマージウィンドウを一時停止すると発表した (メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事The Register の記事)。

Tovalds 氏が住む米オレゴン州ポートランドでは冬の嵐の影響で大規模な停電が発生しており、Tovalds 氏の居宅でも電源とインターネットが使用できなくなったという。Tovalds 氏によればこの時点でおよそ 10 万人が停電の影響を受けており、Tovalds 氏の居宅周辺は優先度が低いとみられるそうだ。ポートランド都市圏では 2021 年の冬の嵐で多数の木が倒れて送電線が切れ、Tovalds 氏の居宅は停電が 6 日間続いた。この時はマージウィンドウを延長せずに切り抜けたが、復旧の予想がつかないことから一時停止の決断に至ったようだ。

PowerOutage.us によれば、オレゴン州では現在も 6 万人以上が停電の影響を受けている。道路には倒れた木や切れた送電線以外にも「他のドライバー」という大きな危険があるので、「スターバックスに行って仕事しろ」とは言わないでほしいとのことだ。

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Linux ビジネス

Torvalds氏曰く、特定の企業に攻撃的な態度を取ることはしない。私は過去から学んだ 64

ストーリー by nagazou
変化 部門より

Linuxの生みの親であるLinux Torvalds氏は、最近は表舞台にあまり姿を見せていなかったが、11日に開催されたOpen Source Summit Japanで、Verizonのオープンソース責任者であるDirk Hohndel氏との対談で、Linuxの現状や開発について語った(ZDNET Japan)。

Torvalds氏は、次のLinuxカーネルリリースである「Linux 6.7」について言及し、現在進行中のリリース作業について説明した。順調に行けば、クリスマス頃にLinuxカーネルの次のバージョンがリリースされる可能性があるという。

メンテナーの話題も出た。Torvalds氏は、優れたメンテナーには他人のコードを判断する能力や長期間対応し続ける能力が必要であると述べた。彼は自身の仕事への情熱を強調しつつも、他の開発者との人間関係を維持することの難しさにも言及している。

Torvalds氏は2018年に、評判が悪かった喧嘩腰のコミュニケーションスタイルを改めることを決意した。しばらくの間Linuxカーネル開発の現場を離れたが、復帰後の同氏は以前よりもずっと温厚になったという。またこれからは「特定の企業に攻撃的な態度を取ることはしない。私は過去から学んだ」と述べた。

このほかにもカーネル開発者の高齢化や新技術の導入についても議論が出た。Rustの使用や人工知能(AI)の役割について述べた。Torvalds氏はAIの役割に関しては、自動化がコードのバグを見つける際に役立っていると考えており、AIは開発者の仕事をサポートするツールであると認識しているとの考えを示した。

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SuSE

openSUSEの新ロゴ、どれがいい? 13

ストーリー by headless
更新 部門より
openSUSE が新ロゴを選ぶべく、ウェブ投票を実施している (openSUSE News の記事Phoronix の記事The Register の記事投票ページ)。

openSUSE は 2003 年から SUSE のロゴであるカメレオンの Geeko を使っているが、2020 年に SUSE がロゴを更新したため異なるデザインとなっている。それでも両ブランドはオープンソース企業 SUSE とオープンソースコミュニティプロジェクト openSUSE との関係を理解していない人々をしばしば混乱させてきた。そのため、異なるブランドアイデンティティを確立して混乱を防ぐための第一歩がロゴの変更だという。

Phoronix の記事で新ロゴ候補の一部が抜粋されているが、実際には 36 点の新ロゴ候補があり、すべてカメレオンベースのようだ。投票は気に入った順にロゴを並べていくもので、誰でも参加できる。この結果は日本時間 12 月 12 日 23 時 30 分開催の openSUSE Community ミーティングで決定する。新ロゴ移行の橋渡しとして当面は古い Geeko ロゴを新ロゴと併記して用い、新ロゴが徐々に受け入れられていくようにしたいとのこと。

スラドの皆さんが気に入ったロゴはあるだろうか。
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バグ

systemd、BSoDをサポート 15

ストーリー by headless
追加 部門より
7 日にリリースされた systemd 255 では BSoD のサポートが追加されている (リリースノートPhoronix の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

BSoD サポートは新しいコンポーネント「systemd-bsod」により追加され、ログレベル LOG_EMERG のエラーが発生した際にエラーメッセージをフルスクリーン表示するとのことで、ブート失敗時に表示されるもののようだ。エラーメッセージのほか、エラーに関する情報を得るための QR コードも表示されるという。このコンポーネントは実験的なもので、公開インターフェイスは変更される可能性があるとのことだ。
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Linux

Linux財団、高性能計算(HPC)専門の新団体を設立へ 4

ストーリー by nagazou
設立 部門より
The Linux Foundationは13日、HPC(High-Performance Computing)の発展を目指す新しい組織「High Performance Software Foundation(HPSF)」の設立を発表した。HPSFの目標は、HPC向けのポータブルソフトウェアスタックの構築と普及と向上にあるという(The Linux FoundationZDNET)。

このスタックには、Spack、Kokkos、AMReX、WarpX、Trilinos、Apptainer、VTK-m、HPCToolkit、E4S、Charliecloudといった10種類のオープンソースプログラムが含まれているとしている。同組織はデータセンターがGPUやその他のコンピューティングアクセラレータを採用することが増えている状況を反映して計画されたとしている。

なおThe Linux Foundationは少し前の9日にも、ストレージソリューションの管理と開発を目的とした団体Distributed Asynchronous Object Storage(DAOS)Foundationの設立を発表している。
19009011 story
OS

Amazonの新OS、既に投入されていた 31

ストーリー by headless
投入 部門より
Amazon が Fire OS に代わる新 OS を秘かに開発しており、Fire TV を皮切りに投入を計画していると先週 Lowpass がスクープして話題になっていたが、新しい OS は既に投入されていたようだ (Zatz Not Funny! の記事The Verge の記事Neowin の記事)。

Fire OS は Android 9 ベースで古いだけでなく、スマートホームデバイスで必要としない余分なコードが多数含まれている。Lowpass によれば、Linux ベースの新 OS は「Vega」というコードネームで呼ばれており、アプリ開発者は React Native を使用するよう指示されているそうだ。アプリケーションフレームワークとして React Native を使用することで、幅広いデバイスと OS に対応したアプリの開発が可能となる。

Vega とみられる新しい OS が発見されたのは 5 月に発売された第 3 世代の Echo Show 5 で、ソフトウェア情報には「OS 1.1」と表示される。新 OS は Amazon が発表したものではないが、Zatz Not Funny! ではバージョンが 1 に戻っていることや、第 3 世代 Echo Show 5 では Netflix との互換性がないと注記(日本版ではカラオケも) されていることを新 OS の証拠としている。
17480778 story
Linux

次期 Linux 6.7 が IA-64 のサポートを廃止 49

ストーリー by nagazou
廃止 部門より
ogino 曰く、

Pull ia64 removal and asm-generic updates from Arnd Bergmann:

  • The ia64 architecture gets its well-earned retirement as planned, now that there is one last (mostly) working release that will be maintained as an LTS kernel.

LinuxカーネルがIntel製CPU「Itanium」のサポートを廃止する予定であることが明らかとなった。次期Linux 6.7にてIA-64アーキテクチャのサポートに関するコードが削除される(Linux 6.7の更新内容)。

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Ubuntu

Microsoft、Ubuntu Summit 2023で講演やワークショップ実施へ 20

ストーリー by nagazou
受付 部門より
headless 曰く、

Canonical が開催する Ubuntu Summit 2023 に Microsoft が参加するそうだ (Linux and Open Source Blog の記事Neowin の記事BetaNews の記事)。

Microsoft は .NET 8 や Windows Subsystem for Linux (WSL)、Ubuntu のスナップショットサービスと Azure の統合などに関する講演やワークショップを行うほか、AI の未来に関するパネルディスカッションにも参加する。Microsoft は Ubuntu Summit 2023 参加について、最新のテクノロジーに直接触れ、オープンソースコミュニティーと触れ合う機会として期待しているとのこと。

Ubuntu Summit 2023 は 11 月 3 日 ~ 5 日、ラトビア・リガで開催される。リモート参加のための登録は最終日まで受け付けている。

17420394 story
OS

Ubuntu23.10のウクライナ語翻訳で悪意ある翻訳が発見。一時公開中止に 66

ストーリー by nagazou
こんなところまで 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Ubuntu Desktop 23.10、Ubuntu Budgie 23.10、 Ubuntu Desktop daily images が、一時公開停止中になった (OMG! Ubuntu) (Ubuntu Discourse) 。インストーラーのウクライナ語翻訳に、ヘイトスピーチが紛れ込んでいることが、リリース後に発覚して公開が中止となった。このインストーラーは、一つ前のバージョンの 23.04 から採用された、新しいインストーラーである。従来のインストーラーが使われたISOファイルは、ダウンロードすることができる。翻訳が修正され次第、再公開される予定。

なおインストール済みのUbuntuから、23.10へのアップデートはできる。翻訳はWeblateで「誰でも」行えるため、同じ言語の翻訳者が他にいない場合は、悪意ある翻訳がリリースされてしまう。私はOSSの翻訳をしているが、皆さんもぜひ翻訳してほしい。

不特定の匿名ユーザーがウクライナ語の翻訳にわいせつな表現やヘイトスピーチを追加していたという。現地メディアの記事によると、ウクライナ語ローカライズを台無しにした匿名ユーザーの背後に、ロシアの特定の寄稿者がいる可能性が指摘されている模様(ain)。

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マイクロソフト

Microsoft、Linuxのインストール手順を解説する記事を公開 40

ストーリー by nagazou
手順 部門より
headless 曰く、

Microsoft が Linux のダウンロードとインストール手順を解説する記事を公開している (Microsoft Learn の記事The Register の記事)。

記事ではインストール方法の選択と Linux ディストリビューションの選択、実際のインストール手順、インストール後のアップデートといった4段階の流れで解説している。インストール方法は Windows Subsystem for Linux (WSL) を使用するほか、仮想マシン (クラウドまたはローカル) にインストールする方法と実機にインストール (ベアメタル Linux) する方法の 4 種類。ディストリビューションの選択にあたっては必要なエクスペリエンスやシステム要件、ビジネス・エンタープライズで必要となる要件、コミュニティサポートの提供状況を考慮すべきとのことだ。

17406988 story
書籍

日経Linux、12月発売号で休刊へ 74

ストーリー by nagazou
紙媒体は厳しい 部門より
日経BPが隔月で発行していたオープンソース技術情報誌「日経Linux」は、2024年1月号(2023年12月発売)をもって休刊することが発表された。同誌は1999年に創刊。今回の休刊により、25年間の歴史に幕を閉じることになる。同誌の公式Xは、今後は「Linuxをはじめとしたオープンソースの技術情報を、ムックや書籍の形でより充実した情報として提供していく」と述べている(日経Linux公式XポストITmedia)。

suebo 曰く、

近頃、PC関連雑誌の休刊が多い気がする。
次はなんだろう?

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ニュース

基本性能が向上した「Raspberry Pi 5」が発表 80

ストーリー by nagazou
発表 部門より
英Raspberry Pi財団は9月28日、新型シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi 5」を発表した。Raspberry Pi 5はCPUとGPUの性能向上、新しいチップセット、フォームファクターの変更など、Raspberry Piプラットフォームの抜本的な見直しがおこなわれている(Raspberry Pi財団リリースPC Watch)。

Raspberry Pi 5は、Broadcom BCM2712 SoC(4コア/2.4GHz、Arm Cortex-A76)を搭載、前世代のRaspberry Pi 4に比べてCPU性能が2倍以上向上した。GPUはVideoCore VIIで、性能も向上している。メモリは4LPDDR4X-4267で、4GBと8GBのメモリ容量を提供したモデルがあり、価格はそれぞれ60ドルと80ドルに設定されている。

その他の仕様としては、USB 3.0×2、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、HDMI×2(4K/60p、HDR対応)、microSDカードスロット、MIPI(4レーン)×2、PCI Express 2.0 x1、40ピンGPIOなどの拡張機能が含まれている。国内での販売については、無線LANなどの認証が完了次第、KSYやスイッチサイエンスなどの国内代理店から順次展開予定となっている。

hirari 曰く、

個人的には電源ボタンとリアルタイムクロックがあるのが嬉しい

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Ximian

Neuralinkのデバイス植え込みが原因でサルは死んだのか 14

ストーリー by headless
実験 部門より
イーロン・マスク氏は脳コンピューターインターフェイスを研究・開発する Neuralink のデバイス植え込み実験で死んだサルはいないと述べているが、この発言を虚偽だと主張する非営利組織 Physicians Committee for Responsible Medicine が米証券取引委員会 (SEC) に調査を求める書状を送ったそうだ (WIRED の記事The Verge の記事)。

マスク氏によれば、健康なサルへのリスクを最低限にするため、初期のデバイス植え込み実験は死期の近いサルのみを選んで実施しており、これらのサルが死亡したのはデバイス植え込みが原因ではないという。しかし、WIRED が公的記録による調査や Neuralink の元従業員および実験に協力したカリフォルニア大学デービス校付属のカリフォルニア国立霊長類研究センター (CNPRC) 関係者などへのインタビューを行ったところ、多くのサルがデバイス植え込みによる合併症により安楽死させられていたようだ。Neuralink の元従業員は実験を行う前に 1 年ほどサルを飼育して訓練を行っているのに死期の近いサルが残っていたわけはないと述べており、CNPRC の研究者は実験に使われた若いサルの死期が死期が近付いていたとは考えられないと述べているとのこと。

一方、Neuralink は 5 月に米食品医薬品局 (FDA)から臨床実験が認可されたと発表しており、現在は初の臨床実験のため、脊髄損傷または筋萎縮性側索硬化症 (ALS) による四肢麻痺の症状が 1 年以上続く 22 歳以上の人に限定して被験者を募集している (Neuralink のブログ記事パンフレット: PDFThe Verge の記事Ars Technica の記事)。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs

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