Vine Linuxの現状は?(追記: リリース版終了が宣言される) 125
ストーリー by headless
終了 部門より
終了 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
Vine LinuxはWebサイトもメーリングリストも残ってるけど、正式な解散宣言もなくフェードアウトしていった模様(vine-usersメーリングリスト投稿)。
太古のRedHat/Slackware日本語化プロジェクト(JE)→その後継(PJE)が終了後、RedHatやってた人がVine、SlackwareがPlamoになった記憶。
Vineは昔、ちょっと世話になりましたっけ。当時としては簡単にインストールでき、GUIもサウンドもネットワークもすっとできた。ifconfig の出力結果も一部日本語化してたり、北の果てにある大学で導入されてたり。
ちなみに隣のPlamo Linuxは地味に元気だったりする。
2019年5月20日にはプロジェクト代表の鈴木氏がサーバー移転をアナウンスしたが3週間近く復旧しなかったようで、メインテナーの井上氏が復旧予定を質問しているが回答なし。さらに2か月後に井上氏がプロジェクト活動停止ではないかとコメントしたが、反応はなかった。2020年には井上氏と荒氏がメインテナー離脱を宣言しているが、現在も開発メンバーのリストには掲載されたままになっており、リストも更新されていないようだ。
追記 5月4日23時50分: 鈴木氏がVine Linuxリリース版の終了を宣言した。VineSeedについては参加者が非常に少ないものの開発は継続しており、主体的に開発に参加している人がいる限り閉じることはないとのこと。
クローズという重要な仕事がまだ残っている (スコア:3, 興味深い)
まともなIMとまともな日本語フォントとブラウザ等主要ソフトウェアの日本語対応設定がデフォルトで機能する、
という利点から、20年ほど前に理系の大学院にいた人はお世話になった人も多いはず。
多くの大学でSunやSGIのワークステーションからPCベースへの移行(結果的に一人一台割り当て可能)を強力にサポートしてくれたことでしょう。
主要ディストリの多言語対応が整備されたことにより事実上役目を終え(主要ディストリの日本語対応にVineでの取り組みが多く貢献したことでしょう)、10年ほど前にはすでにセキュリティ対応の遅れなど弊害が出ていたにもかかわらず、惰性で使われ続けていたので、どこかのタイミングで正式にプロジェクトクローズして移行を推奨するなどすべきだったとは思います。
Re:クローズという重要な仕事がまだ残っている (スコア:1)
20年前だと特に何も考えずに日本語でLaTeXを使える貴重な環境でした。
今だとFedoara&VS Codeでもそれ程日本語の敷居は高くなくなりましたからねえ。(そこそこは残ってますが。)
Re:クローズという重要な仕事がまだ残っている (スコア:1)
追記にもあるように、ちゃんとクローズを宣言されたようですね。この言い草はなかなかすごいですが。
> どうも長らく vine-users も vineseed もメールを受け取れていなかったようで、
> 引っ越し・メンテナンス等以降、送られたメールは読めていなかったようです。
> 送っていただいた皆様、申し訳有りませんでした。
Re: (スコア:0)
うちの研究室、昨年まで Vine Linux 3 が動いてた…
役割を終えたって表現は嫌い特に第三者が使う場合のが (スコア:0)
Vineの目指していたところはもうちょっと遠くて高いところ。Linuxの日本語対応が進んだから用済みってのはVineを矮小化している。
止まった以上クローズと案内を出すべきだったという点についてはその通り。
Re: (スコア:0)
岡田斗司夫みたいだな
Re: (スコア:0)
っ「創業者がかかわらなくなった会社」
Re: (スコア:0)
この現象に何か名前ついてんのかな。
現象の名前聞きたがるコメント最近見掛けるけど、この人の言葉で言うとキモイのだが。
紋切型と貶したいのか知らんけどその道具を用意する努力ぐらいしろよと思う。
Re: (スコア:0)
最後には初期メンバーの成果物をあたかも自分の手柄のように振りかざしながら理想を語るって『主要ディストリの多言語対応が整備されたことにより事実上役目を終え(主要ディストリの日本語対応にVineでの取り組みが多く貢献したことでしょう)』みたいな語りかたのこと?
Re: (スコア:0)
クローズに、敗北実績受け入れを付帯させる動きもあるから、簡単に宣言しづらいのかね。
サスペンドではだめ?
Re: (スコア:1)
関係者の間ではすでに終わっていること。皆別のプロジェクトにかかわっており本件にさける時間がない。
(意訳すると面倒臭い。私以外の誰かがやってくれ。というかやるべきとか思うなら自分でやってくれ。)
だがしかしプロジェクト終了のアナウンスを出す準備を始めるとやらせはせん!やらせはせん!やらせはせんぞ!!とか言い出す人が出てくる。言い出すだけで実際はなんもやらんが。そういう連中の相手も含めて面倒くさい。たまに言い出すだけでなく孤軍奮闘して頑張ってる人がいたりするがそっちの方が面倒かも。
Re: (スコア:0)
廃刊ではなく休刊ですみたいな?
Re: (スコア:2, 興味深い)
雑誌の場合、廃刊だと雑誌コード自体の返却が必要となりますが、休刊の場合は返却する必要がありません。
雑誌コードは 5 桁 10 進で、今だと新規の取得が難しいと言われています。まぁ、10 万通りしかないですしね……。
そして、出版社的には新たに雑誌を出す際、新規に雑誌コードを取らず、寝かせておいた雑誌コードを転用することができます。
一応、休刊から復活を目指す場合もあったりしますが、この辺りの関係で大体「廃刊とは明示的に公表しない」という側面がありますね。
このため、特に雑誌では "廃刊" を使わずに "休刊" を使うパターンが多いので、この状況とはやや違うようには思いますね。
Re: (スコア:0)
他プロジェクトがダークサイドに堕ちた時、眠りから覚め、かつての志を引き継ぐ…とかでもいいかなと。わりとまじで。
Re: (スコア:0)
解散ではなく散開ですみたいな?
Re: (スコア:0)
すぐにサ終発表する代わりに長期メンテに入るスマホゲーかな?
Re: (スコア:0)
GitHubにならってアーカイブドでいいのでは
Re: (スコア:0)
敗北宣言って一体何と戦っているのです?
Re: (スコア:0)
俺だって斬られたんだ、って人がぶくぶく湧いてくるんだよ
Re: (スコア:0)
まあ、自分で日本語化設定する手間を考えたらVineを選ぶのが無難~という理由がなくなってしまったという感じですね
当時(?)お世話になった人は多いと思います
#Windows PCのレスキュー作業にはPuppyを使ってます
Re: (スコア:0)
>まともなIMとまともな日本語フォントとブラウザ等主要ソフトウェアの日本語対応設定がデフォルトで機能する、
>という利点から、20年ほど前に理系の大学院にいた人はお世話になった人も多いはず。
修論を書く(日本語入力と日本語フォント対応LaTeXとxdvi(k)、dvips必須)ために自己資金でPC買って、2番目に入れたLinuxがVineLinuxでした。お世話になりました。
インストール直後から使えたのは感動した(時間もぎりぎりだったので)
「タコは育てよ」というVineML(ML=メーリングリスト、参加者全員が投稿を閲覧できるメールサービス)の初心者の的を得ない質問にも懇切丁寧に答えるコミュニティで、多くの「タコ」が発する疑問とそれに対する答えで、入口としてのLinux理解(RedHat系に偏重しているが)を深めることができました。
ああいう感じのコミュニティは今でいうとどこだろう(いや、2020年代の今それを匿名参加オープンですると崩壊するか?)。
Re: (スコア:0)
確かに20年前、うちの研究室でもお世話になってました。日本語環境がちゃんとしてるってのは大きかったです
MSアンチの先輩にあくしろよと迫られ (スコア:1)
Vineやれよとぶちこまれたあの日の淡い思い出
かつてユーザーでした (スコア:1)
プロフェッショナルサポート [vinecaves.com]を契約しているようなユーザーは既に存在しないのだろうか。
存在するなら実質放置状態というのはあまりに不誠実だし、存在しないからこその現状なのだろうけど。
過去に CR 版を購入したこともある 1ユーザーとしては、せめて畳むならきちんと畳んでほしいと少し残念。
初めて見た (スコア:1)
すでに投稿したトピックを日付更新と追記とタイトル変更して並び順まで変えるなんて
Plamo-7.3 (スコア:1)
サイト [plamolinux.org]にもサラッと書かれていますが、本日MLに「[plamo:33686] Plamo-7.3 released」として発表されてます(現時点ではMLの過去ログ検索では出ません。)。
PS2開発環境に入れていました (スコア:1)
PS1開発環境はWindows PCにPCI/ISAの開発ボードを差し込んでいたので、IRQのコンフリクト位しか心配した事無かったなぁ。
#SFCのNEWSは触った事が無いや。
つまりは (スコア:0)
Vine is in vain
Re: (スコア:0)
Be(OS) had never been.
これからはLinuxデスクトップの時代だ! (スコア:0)
そんな考えとともに消え去った印象。
でもお世話になりました。
一方Momonga(旧Kondara)は (スコア:0)
レポジトリ見たらまだ継続してた。
でも世間的には終わったと思われてそう。
Re: (スコア:0)
あのカッコいいペンギンでなくなった時点で終わっている
Re: (スコア:0)
Kondaraは当時あのキャラクターや全体の雰囲気が好きで使っていたなあ。
ちょうどバイクの免許取って乗り出した時期だったし。
それだけに、終了してしまって後継がMomongaになってしまって、喪失感がかなり大きかった。
そんな状況でVineに乗り換えて、いろいろ何も考えずともスムーズに使えて、好印象でした。
その後Ubuntu(6.04)に乗り換えたけど、理由が思い出せない。Vineに飽きたのだったかな。
Re: (スコア:0)
あのペンギン好きだった
あのペンギンあってのKondaraだった
モモンガは使わなかったな
なお、Vine Linux代表の鈴木氏がやってるVL Gothicは (スコア:0)
今の所、最後のリリースが昨年7月。 [dicey.org]
90年代末期にお世話になりました (スコア:0)
Vine linuxもほぼ終了とは残念だね。Laser5linux Turbolinux
kondara linuxなどと共によく使わせてもらっていた。導入が簡単
なのが良かった。
多くの消えていったディストリビューションの仲間になるのか
OSSのレセコン (スコア:0)
20年くらい前、世紀の変わり目頃にOSSのレセコンを作るプロジェクトが始まったんですね( 日本医師会ORCA [med.or.jp])。
で、このソフトウェアのクライアントOSがLinuxだったんだけど、この方面からの普及も果たせなかったということですかね(これ用のomoikane Linux [omoikane.co.jp]という製品もある)。
会社では業務システムで「なんとかシステム」専用端末を準備することがあるのだけど、こういう用途にWindowsを使うのはもったいないと思うんだよね。
最近だとクライアントプログラムがWebブラウザの上で動くのが多いし、.NetのプログラムでもLinux上で動くらしいしWindowsは
Re:OSSのレセコン (スコア:1)
WinForms/WPF 辺りの「デスクトップアプリケーション」は、Xamarin などを置き換える MAUI の最新バージョンでのターゲットでも Android/iOS/macOS/Windows ですし、サーバーとしてならともかく、デスクトップ環境として視野には入れられていないように思いますが。
現行でも保守されている商用 IM だと Wnn8 for Linux/BSD 辺りでしょうか。
2005 年発売なので、いくら「社内的に技術の継続を」云々言うにしても、コスト考えると追加料金取った方が健全に思える感じがしますね……。
.NET Core 1.0 の頃は FreeBSD もターゲットに入っていたのですが、2.0 になった際に速攻で外されましたね。
おかげで .NET なサーバーアプリ用に、別途 Linux 環境作る事になってます。
こと .NET 周りだけ見ると、*BSD はむしろ「さらに潰される」感じしかしないですねぇ……。
Re: (スコア:0)
組み込みならLinuxいくらでも使われてるでしょ。
Re: (スコア:0)
サーバーにも携帯電話にも使われてるし
Re: (スコア:0)
Vineの話をしたいわけではなく、突然Linux普及の話をしたいんです?
Re: (スコア:0)
あと、最近、日本語入力環境がどうなってるのかがよくわからん。これを使うと実用的に日本語入力できるというのがあれば良いのだけど。業務用としてでもATOKとか再販してくれればなあ。
Linuxに限らずOSS界隈は日本語フレームワークが時々変わりますね。
kinput2+Canna/Wnn -> SCIM+Anthy -> ibus+Mozc といった具合に。
一貫してSKK派とか、T-codeなどの漢直一本槍の超硬派も居たりしますが。
大昔のATOKユーザだけど、今はMozcでほとんど不満なくなったす。
初めて触ったのがvine (スコア:0)
使うだけで協力はできなかった。無念
所詮は「RedHatの代わり」 (スコア:0)
Turboも終了してるし似たようなものは複数存在できないってことかと。
確かに日本語対応が進んでいた事実はあるもののVineでしか動かないコードを書く奴は全盛期にも少なかっただろうし、
デスクトップ向けはそもそもLinuxって時点で主流になり得ない。
結局は「RedHat互換のサーバOS」が必要とされてたわけで、そこはCentOSに需要を全て持って行かれてしまった。
そのCentOSはRedHatの手で葬られることになったけど、RedHat系そのものが斜陽なので互換品がどこまで必要とされるのか。
AMIのベースとして採用されなくなったらガチで終わりそう。
Re: (スコア:0)
単純に規模がどんどん大きくなって、趣味で続けられるものじゃなくなって集約されていっただけじゃないのかな。
今のLinuxデスクトップは20年前とは別物でしょ。
Re: (スコア:0)
20年前も今もLinuxデスクトップは物好き向けって意味では同じ物と言えそう
WindowsやMacなどの「普通のパソコングループ」に入りたそうに離れた所から眺めて見てるけれど、決して自分からは声を掛けないみたいな・・・
Linuxと呼ぶと怒られるかも知れないけれどChromeBookやAndroidのデスクトップモードは一歩踏み出した結果仲間に入れて貰えた状態なのだろうか
Slackware⇒debian⇒CentOSだったでVineは触ったことないのでVineは思い入れが無いのが残念
SLackware未だ死せず (スコア:0)
流石に日本にはミラーサイトが無いようだが、まだ生きている [slackware.com]。
最新リリースは5年前だが、ローリングリリースになったのだろうか。
ちなみにセキュリティアップデート [slackware.com]はちゃんと出ている。
Re:SLackware未だ死せず (スコア:3, 参考になる)
現状については、こちらのサイトが詳しいかと
https://slackware.jp/slackware.html [slackware.jp]
Re:Linuxでも全く困らないとは何だったのか (スコア:1)
環境の変更が苦痛じゃないのは2タイプ居る。
a)OS標準のソフトだけで済むような作業しかしてない人。
出来上がったファイルのフォーマットなど気にしない。
ホームページは見れる、ブラウザ?何それ?みたいな人はここ。
b)どんな環境にいても対応できる自信があるひと。
データは汎用的なフォーマットしか使わないか、古いデータは見ないか、
自分でプログラムを書くなどして対応するのも苦痛じゃない人。
慣れてきてカスタマイズしたりゲームや古くからのデータや挙動の互換性が
重要になったりしつつもコード書いて対応できない限りはaでもbでもなくなる。
[Q][W][E][R][T][Y]
Re:Linuxでも全く困らないとは何だったのか (スコア:3, すばらしい洞察)
d)環境の変更そのものを楽しんでいる人
狂ったようにディストロを取っ替え引っ替えしてた時期、あなたにもありませんでしたか?