パスワードを忘れた? アカウント作成
2019年のLinux人気記事トップ10
13903972 story
Linux

ドンキPBのネットワークカメラ、Linuxの痕跡が確認されるも開発元は「Linuxを使っていない」と主張、ソースコード開示を拒む 118

ストーリー by hylom
責任を問われるのはどこだ 部門より

大手量販店チェーンのドン・キホーテがプライベートブランド(PB)で販売しているネットワークカメラ「スマモッチャー」(ニュースリリース)について、この製品を分解して調べた有志がLinuxを使用していることを見つけそのソースコード開示を求めたところ、開発会社が「Linuxを使っていない」と主張してソースコードの開示が行われなかったという結果になったそうだ(ドンキWiFiカメラハック(4) セキュリティ上の問題と、Linuxは使用されていなかった!ドンキWiFIカメラ(5) じゃぁ何が問題なのか)。

実際のところは、この製品を分解して基板に実装されたフラッシュメモリなどを調べたところ、Linuxやu-bootやbusyboxといったGPLでリリースされているソフトウェアが複数確認されているため「Linuxを使っていない」という回答は正しくないとこのブログの著者は指摘しているものの、中国メーカーのOEM製品ということもあってソースコードが出てくることはないだろうとも諦めている。

13959908 story
AMD

AMDのCPUにおけるRDRAND命令に不具合、Systemdが影響を受ける 110

ストーリー by hylom
そこを吸収するのがOSの仕事では 部門より

Linux向けのサービス・システム管理ソフトウェアSystemdは、いくつかのAMD製プロセッサを搭載するマシン上で適切に動作しないという。その結果、いくつかのLinuxディストリビューションでブートに失敗するなどの不具合が報告されている(Ubuntu systemd packageでのバグ報告Phoronix本の虫)。

2018年12月にリリースされたSystemd 240では、x86-64アーキテクチャにおいてカーネルが提供する乱数源である/dev/urandomではなくRDRAND命令を使って乱数を生成するよう変更が行われた。この変更については、システムの起動直後には/dev/urandom経由では十分なランダム性が得られないためと説明されている。

しかし、特定のAMD CPUではRDRAND命令に不具合があり、その影響でRDRAND命令を使用するよう変更されたSystemd v240以降で問題が発生することが2月に確認された。2月の時点で問題となったのはAMDのExcavatorアーキテクチャおよびそれ以前のアーキテクチャを採用するCPUで、これらのCPUではサスペンド/レジューム後にRDRAND命令がランダム値ではなく必ず「-1」(0xFFFFFFFFFFFFFFFF )を返すようになっていたという(systemdのissuesに投稿されたコメントTechPowerUp)。これによってsystemdが特定の状況下で乱数を得られず、問題が発生していたという。

13914875 story
Linux

韓国政府、WindowsからLinuxへの移行を検討 94

ストーリー by hylom
Windows-7サポート終了問題の一環か 部門より
headless曰く、

韓国で政府機関が使用するPCのOSをWindowsからLinuxへ移行する計画が持ち上がっているそうだ(The Korea HeraldBetaNewsSoftpedia)。

計画は2020年1月のWindows 7サポート終了を前に、Windowsを維持していくためのコストが懸念される中で持ち上がったという。韓国行政安全部によると、Linux OSを使用するPCでテストを行い、セキュリティや互換性に問題がなければ政府内でより幅広い展開を行うとのこと。Linux OSへの移行と新しいPCの購入にかかる費用はおよそ7,800億ウォン(約720億円)が見込まれており、費用の低減と単一OS依存回避が期待されているとのことだ。

13903175 story
マイクロソフト

Microsoft、技術イベント「Build 2019」でさまざまな発表を行う 76

ストーリー by hylom
盛りだくさん 部門より

Microsoftが技術イベント「Build 2019」にて、多数のWindows新機能や新開発ツールの情報を明らかにした。

大きなものとしては下記が挙げられる。

13970908 story
ストレージ

Linuxのフロッピーディスクドライバー、orphan扱いになる 68

ストーリー by hylom
枯れているものとはいえ 部門より

Linuxカーネルにおけるフロッピーディスクドライバのメンテナンスが今後なくなる可能性があるようだ(ZDNet Japan)。

Linuxカーネルへのコミットログによると、今後フロッピードライバのメンテナンス担当者がいない状態(orphaned)になる模様。なお、すでに物理的に動作するフロッピーのハードウェアを探すのは困難で、現在販売されているものはレガシーなドライバを使わないUSBベースのものになっているという。

13954381 story
Debian

Debian 10「buster」リリース 33

ストーリー by hylom
試してみなければ 部門より

7月6日、Linuxディストリビューション「Debian」の最新メジャーリリース版となる「Debian 10」(コードネーム「buster」)がリリースされた(Debian projectの発表OSDN MagazineSlashdot)。

新たにGNOMEデスクトップ環境においてWaylandがデフォルトのディスプレイサーバーとなった。また、異なる環境においても同じバイナリをビルドできることを保証する「Reproducible Builds」についても、91%のソースパッケージがこれをサポートしたという。

そのほかセキュリティフレームワーク「AppArmor」のデフォルト導入や「nftables」によるネットワークフィルタのデフォルト化、UEFIサポートの強化などが行われている。また、提供されるソフトウェアパッケージのアップデートも行われており、OpenJDK 11.0やNodejs 10.15.2、Bash 5.0などが利用可能になった(It's FOSS)。

Python 2については現時点ではサポートされるが、2020年1月のサポート終了後にDebian 10の将来のポイントリリースでPython 2関連のパッケージが削除される可能性があるようだ。

13993986 story
Windows

Microsoft、exFATの技術仕様を公開。Linux向けのドライバ開発支援も表明 55

ストーリー by hylom
ついに公式が動いた 部門より

Anonymous Coward曰く、

8月29日、USBメモリやSDカード用のファイルシステムとして使われてきたexFATの技術仕様をMicrosoftが公開した。LinuxでのexFATサポート支援も行うという(TechCrunchITmedia)。

exFATはMicrosoftが開発した独自規格。有志が開発したLinux向けのexFATドライバも存在するが、Microsoftが公式にLinuxをサポートすることで、今後Linuxベースの幅広いシステムでexFATが利用可能になるという。

13891245 story
Ubuntu

Ubuntu 19.04リリース、GNOME 3.32によりデスクトップ版のパフォーマンスが向上 51

ストーリー by headless
野犬 部門より
Canonicalは18日、Ubuntu 19.04 (Disco Dingo)をリリースした(Ubuntu Blogの記事リリースノートPhoronixの記事Softpediaの記事)。

Ubuntu 19.04のカーネルはLinux 5.0ベースで、Radeon RX Vega MサポートやUSB 3.2/Type-Cの改善などが含まれる。サポート期間は2020年1月までとなっており、長期間サポートが必要な場合にはUbuntu 18.04 LTSの利用が推奨される。i386アーキテクチャーはサポート廃止が検討されていることもあり、Ubuntu 19.04にアップグレードすることはできないが、現在使用しているリリースよりもサポート期間が短いリリースへわざわざ移行すべきではないとのこと。

デスクトップ版のUbuntu 19.04ではGNOME 3.32へのアップグレードにより、パフォーマンス改善や分数スケーリングサポートなどの機能向上が行われている。Trackerはデフォルトでインストールされるようになり、ファイルの検索性が向上する。また、デフォルトではウィンドウの切り替えにAlt+Tab、アプリケーションの切り替えにSuper(Windowsキー)+Tabが割り当てられているとのことだ。
13996763 story
OS

Huawei開発のスマホ向けファイルシステム「EROFS」、Linuxカーネルに統合へ 35

ストーリー by hylom
ディスクイメージ等でも使えるのかな 部門より

Anonymous Coward曰く、

Huawei所属の開発者らが開発したスマートフォン向けファイルシステム「EROFS」がLinuxカーネルに統合される見込みだそうだ(gihyo.jp)。

EROFSは読み取り専用のファイルシステムで、メタデータを小さくすることで高速なランダムリードや記録容量の増加を計っているとのこと。すでにHuaweiのAndroidベースOS「EMUI」で採用されているという。

13942800 story
Windows

Windows Terminalプレビュー版、Microsoft Storeで提供開始 52

ストーリー by hylom
Windows 10のキラーアプリとなるか 部門より

headless曰く、

Microsoftがプレビュー版のWindows TerminalをMicrosoft Storeで提供開始した(Windows Command Line Tools For DevelopersPhoronixThe VergeBetaNews)。

Windows Terminalはタブ機能を搭載し、Unicode/UTF-8に対応するオープンソースのターミナルアプリケーションで、デフォルトではWindows PowerShellが起動する。他のプログラムを起動するには、タブバー右の「˅」をクリックすると表示されるメニューから選択すればいい。メニューではPowerShellやcmd.exeのほか、Windows Subsystems for LinuxのLinuxディストリビューションも選択できるが、Windows Terminalのインストール後に追加されたLinuxディストリビューションはメニューに自動で追加されず、手動で設定を編集する必要がある。Windows Terminalの設定をリセットすることもできるが、この方法では他の設定もデフォルトに戻ってしまう。

Windows Terminalの設定を変更するには、設定ファイル「profiles.json」をテキスト/JSONエディターで編集する。表示名・フォント・配色・背景画像・開始ディレクトリ・コマンドラインオプションといったプログラムごとの設定のほか、ショートカットキーの割り当て変更が可能だ。設定ファイルはメニューの「Settings」から開くことができるが、しばらく試していたら開かなくなってしまった。また、設定ファイルが消えてしまう現象もみられた。現在のバージョンはごく初期のプレビューバージョンということで、不安定な部分があるのかもしれない。このほか、Microsoftではユーザー補助機能の改善を目指しているが、現在のバージョンには未搭載とのこと。

システム要件はWindows 10ビルド18362.0(バージョン1903)以降。GitHubリポジトリからデフォルトのビルド設定でビルドしたバージョンはMicrosoft Storeバージョンと共存可能とのことだ。

typodupeerror

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

読み込み中...