Microsoft 独自の Linux ディストロ「CBL-Mariner」 35
ストーリー by nagazou
独自 部門より
独自 部門より
headless 曰く、
Microsoft 独自の Linux ディストリビューション「CBL-Mariner」について、Azure チームの Juan Manuel Rey 氏が紹介している(Juanma's Blog の記事、 Phoronix の記事、 BetaNews の記事、 GitHub リポジトリ)。
CBL は Common Base Linux の頭字語で、Ubuntu や Fedora のような汎用 Linuxディストリビューションではなく、クラウドインフラストラクチャーやエッジコンピューティング製品・サービスを構築するために使われる Microsoft 内部用の Linux だという。CBL-Marinerはデフォルトで高セキュリティの原則に従って構築されており、強化カーネルや署名入りアップデート、ASLRなどがデフォルトで有効化されている。GitHubでビルド済みのISOやVHDXイメージなどは用意されていないが、ビルド手順が公開されているので、参考にするといいだろう。
ゲイツ、バルマー、ナデラの流れ (スコア:2)
(オフトピで失礼)マイクロソフトの経営の流れとして、大ざっぱに
ゲイツ氏とバルマー氏がlinuxに敵対的、
ナデラ氏が linux に接近、受け入れ。という理解で良いでしょうか?
(バルマー氏のlinuxガン細胞発言は妙に注目集めたけど)
Re:ゲイツ、バルマー、ナデラの流れ (スコア:1, 参考になる)
https://japan.zdnet.com/article/35055935/2/ [zdnet.com]
注意深く見ていたら、Microsoftがその「アンチLinux」の態度を、数年前から変え始めていたことが分かっただろう。
2008年に、当時Microsoftのプラットフォームテクノロジ戦略部門とオープンソースソフトウェアラボのディレクターだったSam Ramji氏は、「Microsoftのオープンソース戦略は、さまざまなものからなる現在のテクノロジの世界で、顧客やパートナーの成功を支援することに注力している」と述べた。
2008年、Microsoftはオープンソースソフトウェアとの親和を始めつつあった。
Microsoftは大口をたたいているだけだと思った人もいたかもしれない。すると、Microsoftはオープンソース開発について単に語るだけでなく、実行するのだということを示し始めたのだ。
2011年までに、MicrosoftはLinuxカーネルへのコード寄贈者として第5位になっていた。Microsoftは何をしていたのだろうか。Linuxが、Microsoftの仮想化システム「Hyper-V」ときちんと連携するようにしていたのである。Hyper-VはAzureの中心になっている。
ナデラ氏のCEO就任は2014年なので、それ以前のことです。
マイクロソフトはlinuxを脅威とみなしましたが(結果的に正しかった)、とった行動には敵対的なものも協調的なものもありました。
Re:ゲイツ、バルマー、ナデラの流れ (スコア:2)
ありがとうございます。 ZDnetの記事いいですね。
2008年の時点でそこまでOSSに接近していたとわかって納得できました。
Re: (スコア:0)
オープン・ハンドセット・アライアンスの設立が2007年末だから、(iOSはともかく)Androidが出た時点で商用OSのコードベースをWindowsで独占するのが無理って考えるのは自然だと思う。だから共存路線になったんだろうね。GoogleがLinuxを捨てようとしているのは興味深いけど。
Re:ゲイツ、バルマー、ナデラの流れ (スコア:2)
>>「Androidが出た時点で商用OSのコードベースをWindowsで独占するのが無理って考えるのは自然」
その通りですね。共存の道を選ぶしかない状況になったのでしょう。
Re: (スコア:0)
WindowsCEがあったのに?
Re: (スコア:0)
CEやその後継が長年かけても中途半端な成果しか残せなかったのに、iOSとAndoroidがあっさり抜いていったので諦めがついたって話だぞ?
Common (スコア:0)
MSにCommonと言われてもなぁ
Re: (スコア:0)
Azure上の、だろ。
Microsoft 内部用の Linux (スコア:0)
社内ならライセンス費は無料なのに、Windowsをベースにしない理由は何だろう?
ファイルシステムの都合?
Re:Microsoft 内部用の Linux (スコア:1)
MSの方針は「あらゆる開発者に向けて」だからWindowsに固執していない。LinuxもmacOSも使う。
Re: (スコア:0)
WSL向けで必要なだけではなく、MicrosoftSQL ServerのLinux版 [microsoft.com]とかも出しているのでそれが動く基盤も必要だから
Re: (スコア:0)
単純にMicrosoftにもUnix(というかLinux)文化で育った人も結構いるからってのも大きそう。
そもそもWindowsユーザーでもサーバー建てる時の第一候補はLinuxだし。
あとディストロ作るのってそう難しくはないからもあるんじゃないかな。
Dockerイメージ作るのと作業的には似てそうだし、既存の使ってると何かしら不足や希望が出てくるんじゃないかしら。
Re: (スコア:0)
> そもそもWindowsユーザーでもサーバー建てる時の第一候補はLinuxだし。
そんなことないやろ。Active Directoryは世界一使われている認証サービスだし、
Windowsクライアント相手のファイルサーバーだと、下手なLinux系よりかはWindows Serverの方が圧倒的に使い勝手がいいし、
業務サーバーは、Linux/Windows関係なくそのシステムを構成するソフトが動くプラットフォームが選ばれているだけ。
WebとDNSサーバーぐらいじゃないですかね?LinuxというOSで第一候補に選ばれるパターンって。
Re: (スコア:0)
マジかよと思ったけど、2017年時点でWindowsのシェアが52%でLinuxが25% [enterprisezine.jp]だった。多いな。
Re: (スコア:0)
取引額ベースでならそうなるでしょ。
無償のディストリビューションは0になるのだし。
Re: (スコア:0)
Windows Serverが使い勝手がいいと思うのは中小で情報システム部門が無いかあるいは兼任のところじゃないですか?
Re: (スコア:0)
なぜそう思ったの?
普通に5万人+クラスの会社でもActive Directoryが動いているし、Windows Server業務で使われているところ多いけど。
国内有数のISPの社内ファイルサーバーもWindows Serverだってのに。
Re: (スコア:0)
下記のようなイメージ感
ファイルサーバー小 = Linux
ファイルサーバー中 = Windows
ファイルサーバー大 = アプライアンス(独自かLinux or *BSDベース)
Windows のファイルサーバーって100万ドキュメント超えると色々とね・・・
Re: (スコア:0)
巨大になるほど Windowsサーバー率が高くなるイメージあるな。
数万人ぐらいの利用者だと、ユーザー管理だけADで他はLinuxでも構わんだろうけど、数十万になるとLinuxでサーバー組むの無理な気がする。
100万ファイルぐらいだと大差ないかもしれんが、そこから桁が一つ二つ増えるとミラーやスプリットすることになるが、そういう時の性能差が顕著。
Re: (スコア:0)
巨大でWindowsって・・・検索とかは別途建てる感じですか?
1フォルダに大量のファイルが有るとそれだけで遅くて使い物にならなかったですね・・・。
ぶっちゃけ、NetApp や EMC じゃねーの?
Re: (スコア:0)
>NetApp や EMC
同スペックのハード使うならどっちでも大差ない。
Windowsの場合圧縮属性つけられて詰め込んでたりとかする。
Linuxだと溢れてる量
Re: (スコア:0)
CIFSファイルサーバー用途でEMCのUnityは管理とユーザビリティ的に微妙、
それにEMCにそれなりの構成で提案依頼すると結局ブロックストレージ+Windows Serverヘッドを提案されるのよね。
元々CIFSファイルサーバーとして開発されていたNetAppのONTAPぐらいじゃないかな、下位から上位までストレージ側のCIFS機能賄えるのは。
それはそれとして、1フォルダに大量のフォルダがあると遅くて使い物にならない構成ってSMBのバージョンいくつですか?って感じ。
あと、それは本来OSによらないと思うぞ。プロトコル側の問題の部分があるので。本当に比較時にSMB使ってましたか?
Re: (スコア:0)
NepAppやEMCのレイヤから見ると、シェアの差はあると思いますが
Linuxで何かとかVMwareでWindowsで何かとかどっちもあるのではないでしょうか
Re: (スコア:0)
むしろクライアント数多い場合Active Directoryで管理した方が楽じゃないか?
Re: (スコア:0)
程々に自動化みたいなと言えばいいのかな?Winの方が融通が効く感じですね。
クライアントも多少縛り入れつつユーザーに選択肢残せるし。
Re: (スコア:0)
さて、それではMSのイベントに登壇しているエンジニアがローカルの端末に何をつかっていることが多いか見てみよう
Re: (スコア:0)
Linuxが向いているソフトウェアや用途はLinuxで動かすのが自然だからだろう。
Re: (スコア:0)
MS社内でもビルドサーバーなどインフラでLinuxが必要なケースがあるが、その場合に
社外のRed HatやUbuntuのサポート契約を結んでトラブル対応を頼るのはリスクになる
だったら自前で社内用ディストリビューションを管理した方がいいという発想
WSLg (スコア:0)
WSLgでX11、Wayland、PulseAudioのサーバーを提供するsystem distroとしてCBL-Marinerの名前が出てたね。
https://devblogs.microsoft.com/commandline/wslg-architecture/ [microsoft.com]
Re: (スコア:0)
CBL-Mariner on Azure上で
Ubuntu on WSLg on Windows365 on KALI on WSL on Windows365 on ...
みたいなことができるのですね
Re: (スコア:0)
XとかPulseAudioはどのディストロ使っても弄る事になる感じあるな…
独学で習熟しやすいものとか (スコア:0)
独学でサーバ系のインフラのお勉強しやすさであれば、Linuxでしょう。
Windowsは色々クセが強いのと、初期導入の敷居の高さ(値段)で積極的にお勉強しようとは思わないのでは。
なので、MSとしてもLinuxは推していくのは理に適っていると思います。
Windows OSを使って独占するメリットよりも、サービスを提供して利益を得ることの方が利益は大きいはずです。
邪悪なM$の製品は危険(笑) (スコア:0)
OSSなら安心(爆笑)