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9699 story

教育現場へのLinux導入実験、中間報告 128

ストーリー by yoosee
たのしいべんきょう 部門より

Anonymous Coward 曰く、 "以前、/.Jでも 学校へのLinuxPC導入実証実験 として報じられたプロジェクト、その 成果の一部が公開されはじめています。 まずはいくつかの授業 「実践事例」を御覧あれ。 Linux PCを活用した授業の様子が紹介されています。
なお注意してほしいのは、ここで実践している教育とは 「ITを教える教育」ではなくて、 あくまで「ITを活用した教育」であるということ。 教育現場へのLinux PC導入の是非に関する詳細は実験終了後に出るレポートに期待するとして、 子供達はとくに違和感なくLinux PCを使っているようです。"

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  • 使う事より何をするか (スコア:3, すばらしい洞察)

    by ryo_jp (9684) on 2005年02月21日 14時00分 (#696822)
    LinuxだとWindowsとのコスト比較の点より、一般家庭での普及率の低さから、アプリケーションの使い方を教えるというようなことをしてしまわない様な気がする。
    教育の現場ならコンピュータを使って何をするかが重要で、コンピュータを使う事自体は重要じゃないはず。
    • by Nutts (22901) on 2005年02月21日 14時10分 (#696831)
      同意ですな。非常勤で小学校でのPC操作支援で経験済み。
      PCを使って「何をするか」というのが大切なのに、教師ですら
      「PCに触れられればいい」「方針通り・マニュアル通りでいい」
      って考えてる人が多すぎたからなぁ。
      OSの使い方を教える目的ならいいんでしょうが、それはちとズレ
      ているような気がする。

      しばらくするとOffice系ソフトの操作は、先生より生徒のほうが
      上手くなっちゃうのは感動とともに、焦りを感じさせられます。
      親コメント
    • > 教育の現場ならコンピュータを使って何をするかが重要

      コンピュータを使って、計算機科学 [wikipedia.org]の演習を行うってのはどうだ。
      親コメント
    • >教育の現場ならコンピュータを使って何をするかが重要で、

      そんなのは重要ではないですよ。
      どうすると教育効果が上がるのかが重要な問題です。
      その上での選択肢としてパソコンが上がるかもしれないけれど、上がらないかもしれない。
      まずパソコンありきで考えると大失敗します。
      技術科や情報科のように、教科でパソコンについて教える必要があるというのであれば別ですが。
      親コメント
  • 使用ソフト (スコア:2, 興味深い)

    by SaySet (18192) on 2005年02月21日 13時40分 (#696807) 日記
    Web上のコンテンツをブラウザ(Mozilla?)で参照、というのがやっぱりほとんどですね。それ以外としては

    • GIMP (お絵かき)
    • StarOffice (プレゼン用。PowerPointドキュメントの再生)
    • GnomeMeeting (Windows NetMeetingと相互にTV会議)
    • スタディノートエディタ (何それ?)
    • OpenOffice Impress (プレゼン作成&再生)

    ってとこですか。
    Linuxならでは、って感じはしませんが、Linuxでもいけますよ、というアピールにはなる、ということかな。
    • Re:使用ソフト (スコア:4, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2005年02月21日 15時36分 (#696873)

      A 「Emacs 最高!」
      B 「また Emacs 最強厨か……。君も、もう大人なんだから、シス管なら vi を使えよ」
      C 「そこで、ee 最強伝説ですよ!」
      A 「ところで、おまいさんの言うところの vi は vim のようだが、いつからすべての環境に vim が標準で入るようになったんだい?」
      B 「ハァ? いまどき vim も標準で入っていないような環境を使うなよ。ないなら ports でもなんでも使って入れろよ。これだから池沼は……」
      A 「vi と vim の区別もつかないなんて、おまいは消防か? 後から入れるんなら何使おうが同じだろう?」
      C 「だからあれほど秀丸を移植しろと言ったのに」
      AB「「消えろ!!」」


      父兄「先生、止めなくていいんですか!? 子どもたちがケンカを……」
      先生「(……ed の最強の座は変わらないわけだが。 『私は ED です』と公衆の面前で表明したときの一般人や逸般人から同情と哀れみの目で見られることを考えるだけで、 電車のドアに挟まれて時速60kmで大移動できるというのに……はぁはぁ)」


      # というような授業風景が見られるまであと3年は必要だな。
      ## それには日本語入力周りの環境整備が必要そうだが。

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      • by eru (12367) on 2005年02月21日 16時59分 (#696917) 日記
        > A 「vi と vim の区別もつかないなんて、おまいは消防か? 後から入れるんなら何使おうが同じだろう?」

        先生!
        viとvimの違いが判りません!
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        • Re:使用ソフト (スコア:1, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2005年02月21日 21時09分 (#697037)
           ローマ数字では、vは5、iは1なので、 vi = 5 + 1 = 6 になります。
           6は悪魔の数字である事はよく知られており、 vi とは悪魔(デーモン)
          をシンボルキャラクターとする、BSD/OSが作られた時にsedを置き換える
          目的で作られた物です。

           対し、vimは vi(6) + m(1000) = 1006 ……と思われがちですが、
          m は 1000 の2進数表記、つまり、8の事なので、6と8で68を意味します。
           日本で10年以上前にパーソナルワークステーションとして一世風靡した
          X68000上でBSD/OSを動作させた際に移植された日本語が、vimです。
           今は、この際の国際化対応が認められ、viを置き換えるソフトとして公
          に認められた物となっています。

          #by キパヤシ
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    • Re:使用ソフト (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年02月21日 14時03分 (#696825)
      父兄として実際に授業を見学していました。 > スタディノートエディタ (何それ?) 子供たちが実験のまとめを書いたりするノートのようなもので 簡易ワープロ、あるいはアイデアプロセッサという感じかな。 FD式のデジカメから画像を読み込んで、貼り付けるなんてことも やっていました。 環境はJava Desktop Systemで、子供たちはわりと使いこなしているようでした。
      親コメント
  • by akiraani (24305) on 2005年02月21日 15時46分 (#696880) 日記
     Linuxだと、家で遊んでるゲームを学校のパソコンにもいれようとする輩が激減します。高校大学ならともかく、義務教育レベルだとほぼ全滅と思って良いでしょう。
     これ、ネタのようで、生徒にコンピュータ使わせるような環境ではかなり大きなメリットではないかと……。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by GPH (8223) on 2005年02月21日 13時12分 (#696794) 日記
    筑波大学のすぐ側+関係者のお子さんも多そう、ってことで選びやすかったんだろうか?

    指導できる教員がいるかどうかが問題になりそうなので、無作為とはいかんのでしょうが。
  • by Anonymous Coward on 2005年02月21日 13時13分 (#696796)
    そもそも、使いやすかったり、学習の効果が高いものを使うべきだと思う。
    そういう観点でOSも選択されてほしい。

    Linuxを使うこと自体が目的になるのではなくて、Linuxを使うと、
    Windowsより、こういうところで良かったです、とか、そういう意見があるのが
    自然じゃないだろうか。
    • by arkas (10211) on 2005年02月21日 13時51分 (#696817) 日記
      見込みのある生徒にプログラミング環境を簡単に開放できる、つーのは利点になりませんかね。PCをブラックボックス化せずに、何がどうなってるか「肌で」感じられるのが良いとは思います。

      # Win95以後の世代と以前の世代ではやはり差ができてしまってると思うのです。
      親コメント
      • by keta (21371) on 2005年02月21日 18時06分 (#696950)
        親コメントの「Linuxを使うこと自体が目的」というのは、Linuxも既にブーム化していて、
        一部では「WindowsはBuggy、Linuxなら安全」みたいな信仰を指摘しているようにも読めます。
        もし「 見込みのある生徒にプログラミング環境を簡単に開放できる」が目的ならば
        BSDでもいいわけですし、なぜLinuxが声高に叫ばれるかと言うと、
        これからはLinuxの時代だという発想に基づくのではないか、と思います。

        Windowsもきちんと運用すればさほど心配はないし、
        Linuxも雑に運用すれば危険がたくさんありますし、
        格別Linuxでないと困るといった使い方をしているわけでもない。
        手段と目的が入れ替わっているような気がします。
        親コメント
        • クライアントマシンとしてインストールや集中メンテナンスするにはLinuxの方が書籍が色々あって楽だとか、トレンドがLinuxだとか、その程度の動機だと思いますけど。

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        • by sakuya-m (14007) on 2005年02月22日 10時44分 (#697326) 日記
          >クライアントマシンとしてインストールや集中メンテナンスするにはLinuxの方が書籍が色々あって楽だとか、トレンドがLinuxだとか、その程度の動機だと思いますけど。
          私はむしろサーバマシンとしてLinuxを使います。

          #ゲームがWindows物ばっかりなのでID
          --
          ---にょろ~ん
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    • by Sinraptor (22797) on 2005年02月21日 13時51分 (#696818)
      >そもそも、使いやすかったり、学習の効果が高いものを使うべきだと思う。

      教育現場にはたくさんの税金が投入されているのですから、学習効果に極端な違いがない限り、費用対効果の高いものを使うべきでしょう。
      --
      //Sinraptor
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    • by Anonymous Coward on 2005年02月21日 16時58分 (#696916)
      <blockquote>使いやすかったり、学習の効果が高いもの</blockquote>
      これらはOSによる効果なんか、微々たるもの(あるいは全くなし)であって、使い易さや学習効果は「教育用のツールやアプリケーション」に異存しています。OS如きで何もかも違うわけじゃありません。生徒達が「OSレベルでの違いを実感する程、つっこんだ授業をする」場合は別ですが、タレコミ文にある通りこれは「ITを教える教育」ではなく「ITを活用した教育」であって通常の授業をサポートするツールとしてのPCとソフトウェアの利用という事になります。

      今回の試験的導入は、ユーザー(この場合、教員と生徒)がLinuxを使う事を目的としているのではなくて「教育機関向けにLinuxを使ってみテスト」で「見込みがあれば"Linux"を使っていこう」というものです。その背景の大きな部分は「コスト削減」や既存のウィルス等の影響の少なさ、集中管理のしやすさにあるでしょう(もちろん技術者次第ですが)。

      単純にタダだからという面だけで考えても、「Linuxを使おう」という動機としては十分です(数が要ればWindowsはバカ高ですから)。ただ現状では実績がないので、試験をする 使うために試験をするというわけです。実際に正式に稼働して、その結果どうだったかというのはまだ焦点を当てるべきところではなく。「不備なく使えたか」「教員と生徒は馴染めたようだったか」「改善点はどこだろうか」といった所に焦点を当て、今後に活かそうというのが今回のテストの狙いです。

      正直なところツールの出来さえ良ければ、利用者(教員&生徒)はOSは何であっても構わないでしょう、ここでOSの信者論争をする意味は全くありません。前述の通り書いた通り「タダだから」「技術者がいれば有事の際の対応も細部まで手が行き届くだろうから」といった理由や「用途に特化させる事が可能であるから」等々、あえてLinuxを選ぼう(使おう)という理由は、教員や生徒側からの意見ではなく政府のご都合による部分が大きいのではないかと思います。政府は当然、今回のテストも含めて「Linuxを教育機関で使う事を目的」としているので、現状において生徒や教師の感想など大して問題ではないというわけです。そういった部分の評価は今後のステップ(実際に教育用のソフトウェアの開発が本格化してから)で行なわれるでしょう。
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    • by Anonymous Coward on 2005年02月21日 14時58分 (#696861)
      親戚の小学生にLinux触らせたら「きんぎょすくい」や「SL」が馬鹿うけに受けて驚いたことがある。
      「Xビル」は教育上問題がありそうだけど、「自分でも作れるんじゃないか?」と思わせられるような単純なソフトの方が「自分でも作って見たい!」と言う意欲を育むのにはよいと思う。
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    • by Anonymous Coward on 2005年02月21日 18時50分 (#696976)
      あなたの見方の方が見当外れでしょう。

      学校で生徒が使うPCが補助教材である以上、OSの種類なんか関係ありません。
      それこそ、教育専用のラッパー(があれば)を被せて、見掛けを専用機に
      してしまっても問題ないでしょう。

      とにかく、親として小中学校に希望するのは、学習すべき項目の習得です。
      それは国語・算数・理科・社会であり、PCの使い方や計算機科学ではありません。

      もちろん、ワープロなどとして使うのは否定しませんが、せっかく
      高価なPCが目の前にあるのだから使えるものは使え、というだけです。
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      • >教育専用のラッパー

        とりあえず今俺は、Squeakという単語が思い浮かびます。
        あれ、まんまラッパーだよね。しかも得てして教育用の。
        じっさいバリバリ教育用として使われてたりするそうだし。

        ついでに、それでも難しいって思う人には、
        Squeak Toysとかいう更なるラッパーが有るんでしたよね。

        ん?
        小学生はSqueak Toys、中学になったら一段剥して生Squeak、
        高校になったらsh(linux のuserland)まで降りるって感じか?
        #で、大学になったらカーネルっつーことで(^^;
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      •  パソコンの使い方なんて、ほっておいても子供達は覚える。やっぱりその前の、読み書きソロバンをきっちりと叩き込んでもらいたいよなあ。暗算できないとか、本が読めない、第2次世界大戦も知らない、じゃあねえ。
        --
        ---- 6809
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  • まあ、ねえ (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2005年02月21日 13時47分 (#696813)
    黒板代わり、データの操作、あとはオンライン会議か。
    最後のやつ以外は「教師が楽できるしくみ」以上になっていないのが気になるところ。
    今時のこども、PCの操作自体に新鮮味を感じるほど無邪気じゃない気がするんだけど。

    むしろご老人が公民館とかでやるナントカ講座とかに導入するといいかも。
    普通にやってきた手段を敢えてPCでやる、というところにおもしろみを感じるのは
    そういう人たちだと思う。

    Linux云々については、教育現場でどうこう以前に、導入コストとか
    そういう「大人の都合」によるところが大きいし、
    正直子供たちに「これはLinuxなんだよ」といったところで
    「で?」
    くらいなもんでしょう。
    それくらい違和感なく使えるようになってることは素晴らしいけど
    それを素晴らしいと思うのは子供たちではない。

    「PCを教室に導入したいのならLinuxでも十分使い物になりますよ」
    とアピールできたのなら、それはそれでいいことだけどね。
    • by Anonymous Coward on 2005年02月21日 14時16分 (#696834)
      あなたの意見には全く賛同できません。

      > 最後のやつ以外は「教師が楽できるしくみ」以上になっていないのが気になるところ。

      効率よく教える事が出来るのはいけない事なのでしょうか?
      楽できる=負荷が減る=他に労力を配分できる、ですよ。

      それに、授業もプレゼンと同じで、理解してもらってナンボですから、
      適切な機材、方法を用いるのは誤った方向性ではないと思います。
      別に「苦労しないといけない」という事はないはずです。
      「残業しない奴は仕事していない」というのと同じ事ですよ。

      > Linux云々については、教育現場でどうこう以前に、導入コストとか
      > そういう「大人の都合」によるところが大きいし、

      予算が余れば他の教材や課外授業のための費用などに回せるのです。
      コストは結局子供にとっても大事なのですよ。

      > 「PCを教室に導入したいのならLinuxでも十分使い物になりますよ」
      > とアピールできたのなら、それはそれでいいことだけどね。

      逆にこれはどうでもいいのでは。
      選択肢が増える事はいいことですがLinuxである必要はないですね。
      PCではなく、MACで同じ事をしてもいいはずです。
      親コメント
  • by suika (26183) on 2005年02月21日 16時46分 (#696909) 日記
    うちの大学ではLinuxどころかUnixすら使われていないような・・・。 大学の授業で使ったり図書館にあるパソコンって全部Windows搭載機だし、そもそも大学が学生にWindowsPCを買え、と言ってる。(笑) Windows以外のOSを使っている人といえば、理学部の某教授(Mac)とその取り巻きの人たち(Mac or BSD)くらいしか知らないなあ。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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