Rocket Lab、打上げ失敗から2か月以内でElectronロケットの打ち上げに成功
Rocket Labは8月31日、Capella Spaceの100kg級小型衛星SequoiaをElectronロケットで打ち上げる「I Can't Believe It's Not Optical」ミッションを実施した(Rocket Labのニュース記事、 SlashGearの記事、 The Vergeの記事、 動画)。
ニュージーランド・マヒア半島のRocket Lab打ち上げ施設でElectronロケットが打ち上げられたのは日本時間8月31日12時5分。Sequoiaは高度約500kmの円軌道に投入され、打ち上げは成功した。
ミッション名の「I Can't Believe It's Not Optical」はSequoiaが搭載するSAR(Synthetic Aperture Radar)とユニリーバのマーガリン「I Can't Believe It's Not Butter!」(現在はユニリーバからスピンオフしたUpfieldの製品)をかけたもので、Capellaのチームが6月に投票で決めていたそうだ。SARは他社の商用衛星による光学的イメージング技術の限界を破るもので、天候や昼夜を問わずに地表の変化を50cm未満の精度で観測できるという(Capella Spaceのブログ記事)。
Rocket Labは11回連続でElectronロケットの打ち上げに成功していたが、7月5日に実施した「Pics Or It Didn't Happen」ミッションは失敗していた。年内は毎月打ち上げを計画しており、第4四半期に予定しているRocket Labによる17回目の打ち上げ(今回の打ち上げは14回目)ではロケット第1段の回収を初めて試みるとのことだ。
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