新型コロナの類似ウイルスがセンザンコウから検出される

あるAnonymous Coward 曰く、

センザンコウが、新型コロナウイルスと類似のコロナウイルスを保有していることが判明した。コウモリ以外で、このような類似ウイルスに感染していることがわかった哺乳類はセンザンコウが初めて。

3月26日付けで学術誌「Nature」に発表された論文によると、センザンコウから見つかったいくつかのコロナウイルス株の遺伝子配列は、新型コロナウイルスのものと88.5％~92.4％の割合で一致したという。

センザンコウは絶滅の危機に瀕しているが、世界で最も違法取引が横行している哺乳類と考えられている。ウロコが中国の伝統薬のために密輸されるほか、肉が中国やベトナムなど、アジアの一部地域で珍味とされる。コロナウイルスは体液や排泄物、肉を介して感染しうる。

中国では、センザンコウを食べることは違法だが、いまだにレストランのメニューに載っている。中国政府が生きた動物の市場をすべて閉鎖するよう命じた1月26日まで、センザンコウは日常的に売買されていたとしている。

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