オークリッジ国立研究所とAMD・Cray、1.5エクサフロップ以上の性能を持つスパコン開発計画 1
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米エネルギー省(DoE)は、1.5エクサフロップ以上の性能を持つスーパーコンピューター「Frontier」を開発する計画を発表した。このエクサスケールシステムは、オークリッジ国立研究所、AMD、Crayが連携して開発される。AMDの「EPYC」CPU、「Radeon Instinct」GPUのテクノロジー、Crayの「Shasta」アーキテクチャーと「Slingshot」インターコネクトをベースにしているという。2021年までに開発される予定で、Auroraと呼ばれるCray-Intelスーパーコンピュータを超える性能を持つとみられる。
開発に関する契約は6億ドル(約660億円)を超えるものとなっている。Frontierは稼働後、天気、亜原子粒子構造、ゲノム科学、物理などの基礎研究とモデルなどに利用される予定となっている(ZDNet、PCMAG.COM、Slashdot)。
コモディティ化が進んでる? (スコア:1)
既に汎用品として商品化されてる系列の(多分世代的に進化した)物で、最大規模のスパコンが作れてしまうというのは、そういう時代なんですね…
AMDの解説ページ:
https://www.amd.com/en/products/frontier [amd.com]
しかも、既にパソコンなど向けに開発や配布が始まっててかなりこなれているROCmスタックが使えるので、多少無理すればパソコン上でも基本的なデバッグができるし、コストも抑えられると。
日本の次世代”京”も4月に製造契約が締結された [mynavi.jp]ようですし…。
汎用品で固めた"Frontier”と、新規開発チップで固めた"京"と言う、非常に興味深い対照が2022年前後に見れますね。