パスワードを忘れた? アカウント作成
13882303 submission

核融合、ヘリカル型でも1億2千万度達成するなど進展

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
昨年10月に国際原子力機関(IAEA)の核融合エネルギー会議が開催され、日本の核融合科学研究所の研究成果についても注目されたそうだ。核融合はプラズマの封じ込め方式として、「トカマク型」と「ヘリカル型」の2種類が存在する。核融合研が採用しているのはヘリカル型(LHD)装置だ(核融合科学研究所)。

成果の一つ目は、重水素イオンのプラズマ温度を1億2千万度にまで高めた点。トカマク型では1億度は達成済みだったが、ヘリカル型はプラズマの長時間の維持は得意なものの、高温化を苦手としてきた。LHDでの1億2千万度達成は、ヘリカル型でもトカマク型と肩を並べる高温プラズマがつくれることを実証した。

達成できたポイントとなったのは、LHDで重水素を使った実験を始めたことにあるという。理由は分かっていないが、重水素は水素に比べて少ないエネルギーで効率的に加熱されることが、過去のトカマク型の実験装置の経験から知られてきた。今回、LHDはヘリカル型でも同じ現象が再現されることを示した。これが二つ目の成果であるという。同時にLHDではプラズマ温度2300万度で約48分間という長時間の閉じ込めにも成功したとしている(日経新聞)。
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

読み込み中...