米国の原子力産業は政府の補助がなければ生き残れない状況に
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
現時点で米国では99の原子炉が稼働中だという。これらは全米の約20%の電力を発電する役割を担っている。しかし、原子炉の高齢化が問題になりつつある。米国の原子炉の平均年齢は38歳に達する。ちなみに天然ガス発電所は24歳。新規の原子炉はまったく作られておらず、採算性においてもほかのエネルギーと戦うことはできない。何らかの政府の補助政策がなければ、米国の原子力産業は近い将来崩壊する可能性がある。
しかし、原子力エネルギーは、ほかのエネルギーと異なり気候変動のリスクが少ない。また、最大の炭素排出削減削減策であることから、この状況に頭を悩ませる研究者もいる。しかし、現在、天然ガスの価格が安価である以上は、原子力への投資は経済的にも魅力的ではないとしている(FiveThirtyEight、Slashdot)。
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