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あるAnonymous Coward 曰く、
気象庁は23日、群馬県西部にある草津白根山の本白根山が同日午前9時59分ごろ噴火したと発表した(NHK, 朝日新聞, 読売新聞, tenki.jp)。
噴石が確認されている他、近隣の草津国際スキー場では雪崩も発生しており、スキー客が巻き込まれたり山頂に取り残されるなどの被害が発生している。草津白根山の噴火警戒レベルは2017年6月に最も低いレベル1に引き下げられたばかりで、無警戒の状態での突然の噴火となった模様である。同山の噴火は1983年12月以来。
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本白根山は約3000年ぶりの噴火で、ハザードマップ想定外 (スコア:1)
>同山の噴火は1983年12月以来。
正確に言うと違う。たしかに気象庁は「草津白根山の活動状況」 [jma.go.jp]として発表しているが、今回噴火したのはハザードマップ [jma.go.jp]で想定されていて有史以降水蒸気噴火など噴火履歴のある草津白根山の湯釜付近ではなく本白根山鏡池付近。まるっきり想定外の場所で噴火した。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
【訂正】本白根山は約1500年ぶりの噴火で、ハザードマップ想定外 (スコア:1)
ハザードマップで想定されていない場所なのは間違いないのだが、今回噴火が起きたのは鏡池火口ではなく、鏡池火口と白根火山ロープウェイ山頂駅の間にある火口、以下の資料によると「鏡池北火砕丘」と呼ばれる。
日本地球惑星科学連合2016年大会/草津白根火山本白根火砕丘群の完新世の噴火履歴 [atlas.jp]
そして1500年前から今日まで活動しておらず、前兆現象もなかった。
# 死者が出たのでセンセーショナルに報じられたが、噴火としては全くの小規模。
# スラドには小規模の噴火もカルデラ噴火も区別できない人が多いのでこれ以上の説明はしないよ。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ