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ソフトウェア

Piriformが32ビット版CCleanerのマルウェア感染を発表、最新版への更新を呼び掛け

タレコミ by headless
headless 曰く、
Piriformは18日、旧バージョンの32ビットWindows版CCleanerおよびCCleaner Cloudがマルウェアに感染していたことを明らかにした(PiriformのアナウンスTalos Intelligence Group Blogの記事Ars Technicaの記事BetaNewsの記事)。

マルウェアに感染していたのは8月15日に公開された32ビット版CCleaner v5.33.6162と、8月24日に公開された32ビット版CCleaner Cloud v.1.07.3191。CCleanerは9月12日、CCleaner Cloudは9月15日に感染コードを含まないバージョンが公開されている。

マルウェア感染バージョンでは米国に置かれたサードパーティーのサーバーにコンピューター名やIPアドレス、アプリケーション一覧などを送信することが確認されており、このサーバーは米捜査当局との協力により9月15日にシャットダウンされたという。

Piriformを7月に買収した親会社のAvastは、これらのソフトウェアがマルウェアに感染していると9月12日に結論付け、9月12~15日に非感染バージョンを公開するほか、ダウンロードサイトから感染バージョンを削除するなどの対応も行っている。感染バージョンを使用したユーザーは227万人と推計されており、32ビット版CCleanerのユーザーに対してはv5.34へのアップデートを呼び掛けている。CCleaner Cloudは自動更新でv1.07.3214に更新されているとのこと。

マルウェア感染についてAvastでは、洗練された方法が用いられたと述べている。CiscoのTalosチームでは感染バージョンがPiriformの有効なデジタル証明書で署名されていたことなどから、開発/ビルド環境の一部が感染していた可能性のほか、内部の犯行である可能性も指摘している。
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