8月に米国で見られる皆既日食が道路とネットを混乱させる

taraiok 曰く、

2017年8月21日（日本時間、22日）に北太平洋、アメリカ、北大西洋などで皆既日食が発生する。この日食はアメリカでは見られる地域が広く夏休みなども重なること、天候条件なども良さそうなことから何百万人もの人が日食を観察できると思われる。しかし、この好条件ゆえに、条件のよい地域などで道路上に停車が多発し、渋滞が起きることも指摘されている（GreatAmericanEclips、SPACE.COM、Jackson Hole News＆Guide、slashdot）。

コンサートのようなイベントとは違い、先例が無いためどれだけの見物人が出てるのか予想できない。確実に言えるのは長さ2,500マイルに及ぶ合計経路に1200万人が住んでおり、米国人口の約3分の2に当たる2億人が、皆既日食の観察できる地域に1日のドライブで行ける地域に住んでいることだ。

セルラーネットワークの問題も指摘されている。農村のような地域で大規模な流入者が発生した場合、能力的にパンクすると見られている。このネットワークの混乱はSNSで日食を共有しようとしている人たちにとっては不満を発生させることになるだろう。対策としてAT＆Tは農村部にCell On Wheel（COW）システムを導入、Verizonは一時的に電波塔を建設しているが、日食時に確実に連絡手段を確保したいのであれば衛星電話をレンタルする必要があるようだ。