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iPhone

iPhone 14 の衝突事故検出機能、スキーヤーの転倒を誤通報して緊急通報オペレーターの負担に

タレコミ by headless
headless 曰く、
人気スキーリゾートを多数抱える米コロラド州では、iPhone や Apple Watch の衝突事故検出機能が救助の不要なスキーヤーの転倒を誤通報する例が相次ぎ、緊急通報オペレーターを悩ませているそうだ (The Colorado Sun の記事Mac Rumors の記事)。

iPhone 14 や最新モデルの Apple Watch で利用できる衝突事故検出機能はジェットコースターからの誤通報で注目を浴び、Apple は 11 月にリリースした iOS 16.1.2 で衝突事故検出の最適化 を行っていた。しかしスキーヤーの転倒には対応できていないようで、グランド郡・イーグル郡・ピトキン郡・ラウト郡・サミット郡の緊急通報オペレーターは毎日数十件の誤通報に対応しているという。iOS 16.2 でも衝突事故検出の最適化は行われているが、こちらの効果は不明だ。

Apple の衝突事故検出機能が実際の衝突事故を通報することもあるが、スキー場からの通報で救助が必要な事故はまずないとみられる。それでもオペレーターは緊急通報を無視することができず、確認作業で貴重なリソースが大量に消費されている。また、通報は順番に処理する必要があるため、救助の必要な通報への対応が遅れることにもなる。

iPhone 14 では圏外で人工衛星を利用した緊急 SOS 機能も搭載されており、確認の困難な現場からの誤通報が懸念される。この懸念は Apple にも伝えられており、Apple は 2023 年第 1 四半期には修正したいとの考えを示しているとのことだ。
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