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2023年5月のLinux人気記事トップ4
16595424 story
Debian

Debian、merged-/usr を延期 42

ストーリー by headless
延期 部門より
Debian プロジェクト技術委員会は 16 日、merged-/usr を Debian 12 では延期すると発表した (メーリングリストでのアナウンスPhoronix の記事)。

merged-/usr (UsrMerge) はルートファイルシステムのディレクトリ (bin・sbin・lib) を /usr 以下のサブディレクトリへ移動し、ルートファイルシステムにはそのシンボリックリンクを置くというものだ。Debian 11 では merged-/usr と non-merged-/usr が混在しているが、Debian 12 ですべてを merged-/usr へ移行する計画が 2021 年に示されていた。しかし、マージ後の /usr ファイルシステムのレイアウトの状態や、既存の Debian 11 に対するアップグレードパスの扱いに関する開発者からの疑問がいくつか解決していなかったという。

今回技術委員会では採決の結果、次の採決で取り消されるまで merged-/usr 実施の延期を決定した。個別のプロジェクトのメインテナーに対しては、早まってルートファイルシステムからファイルを /usr に移動しないことを推奨し、Debian 12 リリース時点で /usr・/bin・/lib*・/sbin の各ディレクトリに格納されていたファイルはそれぞれのディレクトリ内にとどまり、Debian 12 リリース後に /bin・/lib*・/sbin から /usr へ移動したファイルは元の場所に戻されるべきとのこと。

次の採決は Debian 13 "Trixie" の開発サイクル内で行う見込みとのことだ。
16590017 story
X

Asahi Linux、X.Orgの使用中止を呼び掛け 35

ストーリー by nagazou
修正不可能 部門より
headless 曰く、

Asahi Linux で X.Org の使用を中止するよう、リードデベロッパーの Hector Martin 氏が呼び掛けている (Phoronix の記事 Martin 氏の Mastodon 投稿)。

Martin 氏によれば、X.Org は手入れされておらず、基本的に壊れていて修正不可能なだけでなく、モダンなディスプレイハードウェア向きではないという。X.Org の動作が良好なプラットフォームもあるが、そのようなプラットフォームでは劣化していく X.Org への対策を何年もかけて行ってきたためであり、新しいプラットフォームでサポートを試みる意味はないとのこと。X.Org は今後も動作を続けるが、ウィンドウ表示機能以外の問題に対応する余裕はないそうだ。

Asahi Linux にデフォルトで X.Org を含めていた唯一の理由は Wayland コンポジターがソフトウェアレンダリング時に遅くなる問題があったためであり、GPU ドライバーのある現在は問題がなくなったことから、今後は Wayland への移行を進めていくという。なお、アクセシビリティの問題で Wayland ではなく X.Org を使用するユーザーの存在が指摘されたようで、このようなユーザーは今回の呼び掛けの対象外だと追記している。

16591060 story
マイクロソフト

Microsoft のエンジニアが愛する Linux カーネルのフィーチャー 25

ストーリー by nagazou
愛 部門より
headless 曰く、

Open Source Summit のプレゼンテーションで、Microsoft のエンジニア 2 名が愛する Linux カーネルのフィーチャーを発表している (Phoronix の記事プレゼンテーションの情報ページプレゼンテーション: PDF)。

プレゼンテーションは Windows Subsystem for Android (WSA) と Windows Subsystem for Linux (WSL) のカーネルに関するものだ。Microsoft のエンジニアが愛する Linux カーネルのフィーチャーは WSA パートの最後に含まれ、以下の 5 つが挙げられている。

  1. ページキャッシュを複数の世代に分割する Multi-generation LRU (MG-LRU) のサポート
  2. プログラムを実際に実行して生成したプロファイルを用いてコンパイルを最適化する Profile Guided Optimization (PGO)
  3. GPU を仮想化する Virtio-GPU
  4. ディスクへのサスペンド
  5. Google の開発モデル
16609237 story
ビジネス

MILACLE LINUX が AlmaLinux に合流 3

ストーリー by nagazou
合流 部門より
サイバートラストは22日、CentOS Linux の後継と目されているLinux OS、「AlmaLinux OS」を運営するThe AlmaLinux OS Foundationにプラチナスポンサーとして参画すると発表した。同社は国産Linux OSである「MIRACLE LINUX」開発の知識や経験を活用し、AlmaLinux OS の開発方針や今後の方向性に関する議論、策定に加わるとしている(サイバートラストリリース)。

ribbon 曰く、

RHEL クローンの MIRACLE LINUX が 同じく RHELクローンの AlmaLinux と合流するそうです。それと同時に AlmaLinux のサポートも始めるとか。最長16年サポートはIoT関連で長期間使うところではうれしいかもしれない。そういえば、MIRACLE LINUX は、一時期 Red Flag Linux とかといっしょにAsianux として開発していたはずだけど、結局共同開発は終わってしまったなあ。今回はどうなるんだろう?

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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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