Microsoft、WSL 2をWindows 10バージョン1903/1909にバックポート 30
利用可能な環境が増加 部門より
Microsoftは20日、Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2)をWindows 10 バージョン1903/1909にバックポートしたことを発表した(Windows Command Lineの記事、 Phoronixの記事、 Neowinの記事、 Windows Centralの記事)。
WSL 2はWindows Subsystem for Linux (WSL)の改良版で、Windows 10 バージョン2004で導入された。軽量なユーティリティー仮想マシンで完全なLinuxカーネルを実行することでパフォーマンスが向上し、完全なシステムコール互換性が得られるといった特徴を持つ。WSL 2を使用したユーザーからは高評価のフィードバックが数多く寄せられており、より多くのユーザーが利用できるようバージョン1903/1909にバックポートしたそうだ。なお、現在のところバックポートはx64システムでのみ利用可能とのこと。
MicrosoftではWindows 10 バージョン1903(ビルド18362)/1909(ビルド18363)でWSL 2を利用できるようにする更新プログラムのKB番号を示していない。ただし、マイナービルド1049以降で利用できるとのことで、20日にオプションの更新プログラムとして提供が始まったKB4566116(ビルド18362.1049/18363.1049)にWSL 2サポートが含まれていた。そのため、9月の月例更新にはWSL 2サポートが含まれるとみられる。
更新プログラムのインストール後、まだ有効にしていない場合は「Linux 用 Windows サブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」を有効にする。インストール ガイドでは触れられていないが、WSL 2 Linuxカーネルの更新も必要だった。あとはWSL 2を既定のWSLバージョンに設定し、Microsoft StoreでLinuxディストリビューションをインストールすればいい。なお、既定のWSLバージョンを設定する「wsl --set-default-version」コマンドが使用できない場合、WSL 2のサポートが導入されていないことになる。
Docker on Windows 10 Home (スコア:2, 興味深い)
WSL 2環境を直接使わない人にとっても、Windows 10 HomeでDocker Desktop for Windowsが使えるという点が大きいかと思います。
Docker Desktop for WindowsはHyper-VとWSL 2に対応しているのですが、
Hyper-VをサポートしないWindows 10 Homeでは、バージョン2004にアップグレードしていない環境では
VirtualBoxを使用するレガシーなDocker Toolboxを使用するしかない状態でした。
このバックポートで1903/1909のWindows 10 HomeでもDocker Desktop for Windowsが動作するようになると期待されます。
Re: (スコア:0)
Docker Desktop for Windows自体が、素のDockerをWindows上で使用する際の問題点を回避する為のソリューションだった様な。
素のDockerだと色々問題があって、Windows上でDockerを使用するには、Docker Desktop for Windowsが必須で、WSL2でその辺りが緩和されるってのが自分の認識だけど違ったのかな。
Re: (スコア:0)
ちゃいますね。
Docker Desktop for Windowsは Docker toolboxのVirtulBox仮想マシンをHyper-V仮想マシン使うようにしたものに加えて、Windowsコンテナをサポートしたもの。
問題を回避とかではないです。
WSL2対応のDocker Desktop for Windowsは、Hyper-Vの仮想マシンのかわりにWSL2の軽量コンテナをサポートしたものです。
Re: (スコア:0)
WSLのlinux上でDocker for Linux動かすのだと問題あったっけ?
Re: (スコア:0)
問題あるというか、動きません。
一時期、機能しないことを検出するチェックに失敗して起動してましたが、WSL1 ではhello worldぐらいは動くけど I/Oからむと頻繁に止まったり、逆に停止できなくて、Windowsを再起動しても活動状態(というステータスのまま)停止も削除も出来なくなったりします。
書かれてるけど、、 (スコア:1)
> 更新プログラムのインストール後、まだ有効にしていない場合は「Linux 用 Windows サブシステム」と「仮想マシン プラットフォーム」を有効にする。インストール ガイドでは触れられていないが、WSL 2 Linuxカーネルの更新も必要だった。
そのリンクのインストールガイドに、WSL2用のLinuxカーネルの更新が必要ですって書いてるんだけど、、、
少なくとも自分が入れた 4月には記載があったし、今見てもちゃんと書いてあるね。
WSL2の為に2004にした俺は負け組 (スコア:0)
素直に待てばよかったorz
# aksdf.sysの問題 [srad.jp]は 8 月の Windows Update で直った模様
Re:WSL2の為に2004にした俺は負け組 (スコア:1)
誇高いearly adopter [google.com]にそんな発言をさせるとはなんとシビアな世の中なのだろう。
Re: (スコア:0)
私も先週、WSL2のために2004にしました
x64システムでのみ利用可能 (スコア:0)
もともと64bitのみじゃなかったっけ? いつの間にx86に対応したの? と思ってソースを見たら、ARM64版には(まだ)バックポートされていないという意味だった。素で忘れてた
Re: (スコア:0)
いつの間にか32bitのx86なんて普通のスマホより小さなシステムなのだなあ。
そんなものでWindowsとLinuxを同時に動かすなんて・・・と思ってしまう。
ところでWSL2何に使う? (スコア:0)
自分はDockerちゃんとつかえるなら嬉しいな~ですね。
WEB屋さんはWindows機も買ってきたらつかえるUNIX機、として使えるのが大きいのかな。
Re: (スコア:0)
自分の場合は、WSLはLinuxサーバにGnome TerminalからSSHするために使っているのがメインだから、WSL経由でNTFSへのファイルアクセスはほとんどしていないんで、WSL2にするメリットがあるのかがよくわからん。
とりあえず試してはみる。
たまにinitが暴走してCPUファンが轟音を立てる問題を早く治してほしい>WSL1
Re:ところでWSL2何に使う? (スコア:1)
今インストールして色々試しているところですが、ELF 32-bitのバイナリが実行可能なのは地味にありがたいかも。
Re:ところでWSL2何に使う? (スコア:1)
> WSL経由でNTFSへのファイルアクセスはほとんどしていないんで、
NTFSへのアクセスが少ないほど、WSL2の性能差が出る。(I/Oにかんしては20倍以上)
逆にNTFS側へのアクセスが多い使いかたなら、性能に関しては逆に遅くなる。
Re: (スコア:0)
sshするだけぐらいだと、Windows Terminal(コマンドプロンプトでもいい)から
sshで足りてしまう。ラズパイにつなぐだけだけど
Re: (スコア:0)
バックポートした WSL2 に対応した Docker Desktop も同日に発表されてますね。
Docker Desktop & WSL 2 - Backport Update - Docker Blog
https://www.docker.com/blog/docker-desktop-wsl-2-backport-update/ [docker.com]
Re: (スコア:0)
ActivePerlもStrawberryPerlも最近更新されなくなったので、Perl機として使います。
Re: (スコア:0)
最近更新されてない?どこの世界線の話だろう・・・
http://strawberryperl.com/releases.html [strawberryperl.com]
Recommended downloads
Version Date MSI edition Portable PDL edition ZIP edition
5.30.3.1 2020-07-13 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit
5.28.2.1 2019-05-02 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit
5.26.3.1 2018-12-02 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit
5.24.4.1 2018-04-15 32bit/64bit 32bit/64bit 32bit/64bit
Re: (スコア:0)
5.32がない、という意味
Re: (スコア:0)
ない、というかなんらかの理由で見送ってるだけ。
以下で取り消されてる(物件自体はダウンロードできるけど)。
https://github.com/StrawberryPerl/strawberryperl.com/commit/0d7f62f46e... [github.com]
Re: (スコア:0)
この世界であってますか?
助かる (スコア:0)
我が家のノートPC(LG gram)は一向に2004が配信されないため
WSL2が使えずヤキモキしていました。
(手動更新もできませんでした)
なので助かります。
まだ2004が配信されない方っていますか?
余計なドライバが邪魔してるのでは?と思い、先日gramのwindowsをまっさらにしてみましたが
結果は変わらずで、とりあえずWSL1を入れました。
Re:助かる (スコア:5, 参考になる)
メーカー製PCでよく使われるConexant Audioがブロック対象 [microsoft.com]です。
多分、LG gramも対象では?
無理に入れたらBSoDになるそうで。
まだまだ待つしかないですね。
Re: (スコア:0)
元コメです。ありがとうございます。
確かに「Conexant HD Audio」が入ってました。
私はお盆くらいにMSから2004の更新exeをダウンロードして実行してみましたが弾かれました。
未対応ドライバリストに守られたようです。
大型アップデートの場合、進んで適用するのは危険ですね。
ロールバックしやすいVMであれば別ですが。
Re: (スコア:0)
ノ
一時期はWindows Updateの設定画面に「お使いのデバイスに間もなくMay 2020 Updateが配信されます」
というメッセージまで出ていたのに、いつの間にか消えてしまい音沙汰がありません。
バージョン1909用の更新プログラムは来ますが、それ以外は「最新の状態です」になります。
# 同じく、検証中に非互換アプリでも見つかったのかな orz
Re: (スコア:0)
うちもデスクトップ、ノートとも降ってきません。
Bluetooth辺りかなと思いますが。
Re: (スコア:0)
DellのInspiron5390とKING JIM のPORTABOOK持ってますけど、どっちも2004はまだ降ってきません。
# PORTABOOKはよく1909まで上がったものだ…
Re: (スコア:0)
デスクトップは自作Ryzen、ノートはマウスコンピュータ いずれも複数台ですが、全く来てません。
Blutooth非搭載の機体もあるので、何が原因かは不明
Re: (スコア:0)
うちのRyzen ThinkPadも配信来ないよ。毎日Updateボタン押して確認してる。