「いじめられる子供の共通点」を調べる研究 172
ストーリー by hylom
1つの側面ということで 部門より
1つの側面ということで 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
多かれ少なかれいじめられた経験を持つ人は多いかと思うが、いじめられる子供は非言語コミュニケーションにおいて共通した問題を抱えていることが研究で明らかになったそうだ(LiveScience、本家/.記事)。
いじめられる子供には非言語コミュニケーションにおける非言語シグナルの読み取り、その社会的意味の理解、および社会的葛藤解決の選択肢の提案のうち、少なくとも一つの分野において問題があるという。例えばイライラした相手のしかめっ面に全く気付かなかったり、その意味を理解できなかったり、また自分の欲求と友人の欲求との間を上手く調整できなかったりするといった傾向がみられるそうだ。
子供は大人の監視下にない状況で互いに交流するときに自身の社会スキルを試したりするそうだが、このような問題を抱えている子供たちはいじめられ、拒絶され、スキルを成長させる機会を更に無くしていくという悪循環に陥るという。いじめられる子供たちは精神的な問題を抱えるようになったり、社会的孤立によって成績が落ちたり、落ちこぼれたり、薬物問題を抱えるようになる確率が高くなるとのこと。
このような子供には大人が学校の勉強を教えるのと同じように社会的スキルを教え、考えさせ、それを実生活において実行させる「宿題」を与えることが一つの手助けになるとのことだ。
いじめられる言語の特徴は? (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:いじめられる言語の特徴は? (スコア:2, おもしろおかしい)
そりゃ、圧力の単位なんだからみんなからプレッシャー与えられてもしょうがない。
Re:いじめられる言語の特徴は? (スコア:1)
つ ;
-------- tear straight across --------
死して屍拾うもの無し (スコア:1)
己の器量を伏し, 御下命いかにしも果たすべし.
日本語の参考文献 (スコア:3, 参考になる)
日本でも、いじめの構造を分析する研究がいくつかおこなわれています。
いじめ加害者達の社会的スキルといじめ継続期間の関連 [nii.ac.jp]によれば、
> いじめ加害集団において、いじめのリーダーといじめ加害の仲間の両方が高い社会的スキルを持つ場合、
> つまり、いじめ加害集団に社会的スキルの高い者が多く参加している場合、いじめの継続期間は長期化していることが示された。
> いじめ被害者群で社会的スキルの低い人が多く、いじめリーダー群で社会的スキルの低い人は少ない傾向があった
など、(社会的スキルと非言語シグナルの理解力に強い関連があるとすれば)今回の研究と同様の結果が得られています。
他にも、高校生にみられる「いじめ」行動と「いじめ」に関連する要因 [nii.ac.jp]や親しい友人間にみられる小学生の「いじめ」に関する研究 [nii.ac.jp]など、いじめの発生機序と社会的スキル等の関連を調べた研究があるので、CiNii等で検索してみてください。
Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft
Tsukitomo(月友)
Re:日本語の参考文献 (スコア:1, 参考になる)
補足というより余談ですが,
社会心理学などの統計的な分析で出てくる「要因・因子・共通項」などの概念は,日常生活で用いる「原因・理由・共通点」などよりもずっと中立で無味乾燥なもので研究の世界では「仮説やモデルを統計学的に説明できる」,日常生活では「関係性がないことはない」ぐらいの意味に捉えた方が良いでしょう。
また,分析の結果の多くはそのまま現実の因果関係を示すものではありません。モデルから現実を説明するのは別の資料を駆使する研究者の腕にかかっています。
さらに,論理の問題として命題の逆と裏は自明でないので
「いじめ被害者群→社会的スキルの低い人が多い」から直接,逆の「社会的スキルの低い→いじめ被害者」や裏の「いじめリーダー群→社会的スキルの低い人は少ない」は導き出されません。
# ただしこの例では,裏は別に説明されているので真のようです。
研究するのはまぁともかく (スコア:2, 興味深い)
伝染病の感受性対策みたいな話で、研究するのはまぁ役に立つのでしょうが、実地の応用は中々難しいでしょうねぇ。
学級の中で被害にあいやすい子、被害が深刻化しやすい子に注目することで早期発見に役立てると言うのはあるかもしれないのですが、
被害を受けてる側をどう扱うかによってはいじめのターゲット選択の「正当性(いじめてる子供にとって)」を公的に追認するようなことになりかねない。
#いじめの根絶は難しいと思う。早期発見によって被害が恒常化、深刻化する前に手を打てる可能性を増やすことはできると思う。
Re:研究するのはまぁともかく (スコア:2)
「老人が犯罪被害者になりやすい傾向があります」→「んじゃ若くなりなさい」
こういう議論を期待してるわけはないでしょう。
しかしそういう研究結果があれば、老人だから被害にあいそうならケアする、といったことができるわけで。
100%被害をなくすことなんてムリ。しかし研究しなければ老人が被害にあわないわけじゃないでしょ?
Re:研究するのはまぁともかく (スコア:1)
もちろんそうですが、結果の扱い方が難しいということです。
老人と犯罪者の例で老人が悪いという議論をする人は元よりそれほど多くはないと思うのですが、
いじめられるのはいじめられる側が悪いと公言する人はちょくちょくいます。
研究結果を実地に適用するときに現場レベルで捻じ曲げる人がいそうなので難しいだろうなというお話。
Re:いじめの根絶は簡単だよ (スコア:2, 興味深い)
そんな「エラーの出た行は消せばコンパイル通るよ!」みたいな解決はなぁ。
#望んだ結果になる保証なしというか。
大昔の話で言うと (スコア:2, 興味深い)
文化や地域に関係なくいじめがあることに注目すると
自分よりも劣っているという人間を個人(集団)の中で作る事で
肉食動物に襲われたり、一方的な生け贄とか、食糧難の時、自分の安全が脅かされる時に
反射の要領で回避するために脳にインプットされているのではないかな?と思う
もしこれが無い場合、最悪の場合その集団は全員死に絶えてしまうから
大昔なら必要かもしれない機能かなぁ…とは思うけど現代にはまったく必要ない機能だけど
どんな時でも (スコア:2)
いじめはダメでしょ。
例えそれが何らかの疾患があったりした場合でも。
#でも原因があるならそれを調べて研究する事自体は悪くないとは思う。
自称初心者 (スコア:2, 興味深い)
「自称初心者と呼ばれる人々は、コミュニケーションにおいて共通した問題を抱えている」と言われたら同意する人が多そうな気がするのですが、「いじめ」という単語が出てきたとたんに思考停止に陥る人がこんなに多いのはとても不思議です。ものは言いようということでしょうか。
Re:自称初心者 (スコア:1, おもしろおかしい)
たぶん、ここには元「いじめられっ子」が多いんじゃないでしょうか?
根暗趣味だといじめのターゲットになりやすいですからね。
Re:自称初心者 (スコア:1, 興味深い)
なんかこの辺の挙動も「いじめ群を構成する要素抽出」に使えそうと思ったり思わなかったり。
# いじめられる側も散々経験したし、残念ながらいじめる側も経験はしている AC
生贄の数理 (スコア:2, 興味深い)
誰も指摘していないみたいなんですけど, この研究って対象となる人間集団の規模については言及しているんですかね? 内容から推測するに, 数人から10数人程度の, 互いに相手と直接接触があることを前提としているように見受けられるのですが.
日本の学校でのいじめなどでは, 集団単位が1学級の数10人以上で
という事例もかなり多いことから見て, 個体の特性をいじめの原因に求めるのは有効でないように思います.
むしろイワシ等の小魚の群れのように無個性な集団の挙動に対する統計的なアプローチや, あるいはいじめる側に回らなければいじめられる状況での生存戦略におけるゲーム理論といった数学的な手法の方が本質を突けそうな気がします.
# (自分を含めて)人間を信じないのがエンジニアの基本なのでID
多くは (スコア:2, 興味深い)
いじめられる人間は悪くない。 (スコア:1, フレームのもと)
「例えばイライラした相手のしかめっ面に全く気付かなかったり」
ってのは、いじめられる側ではないと思う。
単に嫌われ者で、それを「いじめられている」と勘違いしているだけなのでは。
そんなことは、教師が、嫌っている側からヒアリングすることで、
十分対応可能であると思う。
「いじめ」というのは、いじめられている側に非がないにも関わらず、
イチャモン同然の理由によって、一方的に肉体的・精神的暴力を受けるものではないのか。
そして、周囲がそのイチャモンを面白がって行くものではないのか。
そもそもの認識からして、間違っているようにしか思えない。
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:2, 興味深い)
「非の有り無し」とか「誰に非があるのか」とかはこの研究では問題にされていないんでしょう。 対症療法的に統計的にいじめられやすい行動が有るなら、それを避けるテクニックを開発しよう、というだけで。
悪い奴を世の中から無くすのは大層難しいので、「とりあえず暗い夜道は1人で歩かないようにしましょう」みたいな感じで。
原因の同定は困難で (スコア:2)
「嫌われる」と「いじめられる」の線引きって難しいんですよ。いじめられる人でもいじめられない人でも、非の打ちどころのない人格者ってことはまず有り得ないわけですから、原因を見出そうと思えばいくらでもできます。でも、だからどっちが悪いって話ではなくて「客観的事実としていじめの契機となる要因を見出して解決しよう」という話ですよね。
実際、いじめってのは「いじめられている側に非がないにも関わらず、イチャモン同然の理由によって、一方的に肉体的・精神的暴力を受けるもの」であることはほとんどないと思います。自分の例を振り返っても、端緒としての原因は自分の内にもあっただろうと。ただ何を契機としたにせよ、それに続くいじめが事実上謂れのない言いかがりによって継続していたとも思いますが。大方そんなもんです。
まあ、この研究のアプローチが正しいかどうかはなんとも言えない。まだ仮説の段階に過ぎないわけで、その段階でどうこう言っても意味がないでしょう。
ただ、ひとつの研究事例としてはアリだと思いますよ。改善に繋がるかどうかは些か疑問ではあるけれど。
Re:原因の同定は困難で (スコア:2, 参考になる)
いじめられた僕の経験から言うと
・転校初日、挨拶を済ませ1時間目が終わり、最初の休み時間に
3階の教室から筆箱を窓の外へ投げられ、お前も落とすぞと言われ、
男子皆から消しゴム等を至近距離で全力投球されました。
挨拶〜授業の間に何かした記憶はないんですが、
まぁきっと、本人に気付かない非があったんでしょうねぇ、、、
ちゃんとお風呂にも入ってたんだけどなぁ
# いじめられる子は自分が悪いと思いこむと言われます(実際そうです)が、
# そうでもないんでしょうねぇ。
Re:原因の同定は困難で (スコア:2)
擁護してくれている人もいるので、スルーしますと言ったばかりですが
参考になるように追記させてください、
自分は計7回の転校をして8つの学校に通いましたが(幼稚園入れると10個)
いじめ体験は先のコメントで書いた1校だけだけでした。
ただ、その学校では僕の後に4人転校して来たものの全員登校拒否して学校来なくなった
(元の学校に復学したり、ひきこもったりそれぞれ)のであんまり参考にならないかも。
(自分は1ヶ月登校拒否→復活してなんとか耐えて卒業しました)
いずれにしても客観的な話ができず議論を妨げてしまうので、もうコメントしないようにします。
不快な気持ちを感じられた皆様、申し訳ございません。
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:1)
落ち着いて!
部門名見て!
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:4, 参考になる)
この研究を行ったDr. Clark McKownは、シカゴにあるRush NeuroBehavioral Center [rnbc.org]という研究所(Rush Universityの一部門?)の主任研究員らしいです。ここは若年者に対して医学・心理学・教育などの側面からサポートをすることが目的の組織で、特に発達障害に関して多くの研究やケア事例があるようです。こうした組織の性格から考えて、児童が直面する問題に対して単に「いじめを止めよう」的な道徳論に持って行くのではなく、教育面でこういうケアをすることで回避できる可能性がありますよ、ということを示唆した研究だと考えます。
現実問題として、こうした非言語的コミュニケーションや社会的葛藤解決などは、成人後の社会生活においてより重要なスキルとなるでしょう。これらのスキルを育成すべき時期において、いじめや無視といった状況ゆえにそれが阻害されているのは確かに問題。じゃあそこでいじめを止めさせたとして、もともとスキルが低い(これがこの研究の結果)という問題は残る。だから平均的な子供への教育方法でなく、そうしたスキルを平均レベルに持って行けるよう明確にケアする必要がありますよ、ということでしょう。
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:2, 興味深い)
アスペルガー(発達障害)から一言、発達障害は表情が読めないだけじゃないんですけどね。
正直私はいまだにその場にあわした表情にならないし。
他にもね、論理的会話ができないし
今、訓練してましにしたけど。。。。
マインドマップやNLP、SCIT、teacchなど医者によって異なる教育手法を統合して欲しいと思う。
どんなに訓練しても、ましにはなるけど、リアルタイムコミュニケーションで自信なし。
さてと、これからどうしようかな?
今頃、発達障害の対処方法がわかっても、大人になった私にはあまり有効ではない。
Re:なにを目指しているの? (スコア:1)
色々同意です。
ただまあ、いじめる側が多岐にわたる可能性があるかも...
# 種々の心理テストでいろんな人が残酷な行為が出来てしまう系とかあるけど、実際はどうだろう
というのを考えると、「いじめを誘発してしまう要因」に的を絞るもの、研究手法としては理解できますね。
いじめって受けた時の対応策が防御じゃなくて反撃くらいしかない状況になりやすいので、事前に穏やかに予防や被害レベル低下
あるいは早期発見につながるような結果がでるといいな...
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:なにを目指しているの? (スコア:1)
#そう思うと、被害者のみに焦点をあてた今回の研究は
#いじめられる側(だけ)に問題があるような印象を受けられても仕方ないかも、、、
側面Aから見た研究結果を見て、Aとは異なる側面Bにも原因がある可能性を考慮しない人種(?)の傾向を研究した方がいいかもしれませんね。
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:1)
faultは無いけどproblemやfactorはあるでしょう
いじめは社会の一部だと思うけど
反社会性の暴走をなんらかの形で止められないとただの犯罪だからね
#証拠を取ろう!
#ジャプニカ暗殺帳!
Re:最近では、得てして親のことも (スコア:1)
目つき技なっていない
「目つき技」ってなに?
#幼児の頃から子供に殺人技を仕込む武術家を想像したが…
Re:最近では、得てして親のことも (スコア:1)
そんなことしないよ。
目なんか突いたら暴行の事実を隠せなくなっちゃうでしょ。
Re:いじめられる人間は悪くない。 (スコア:1)
>非があればいじめじゃないのですね
いじめの定義のひとつとして、「同じ事を他の人がやっても問題としないが、特定の人がやると問題とする」のがあると思うんだ。
学校で給食のおかわりを普通の子供がやっても文句言わないけど、太っている子がやると揶揄したり「だからてめぇはデブなんだ」とかね。
実際、同じ様な性格性質の友人が、別のクラスになってとたんに片方がいじめられる立場になっていたことがあった。
学年があがってクラス替えがあって、いじめていた連中が別の同じ様な子と一緒のクラスになったけどなんともなかったとかね(いじめ側は別の子をいじめはじめたらしい)。
問題はいじめられる側がやることではなくて、そのいじめの対象となる個人についてどう思うか?だと思うんだな。
修学旅行のバスで (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:修学旅行の新幹線で (スコア:1)
どこかで見たことがあるスペクトルのような… (スコア:1, 興味深い)
AS (ADHDも?) との相関がある程度ありそうな気がする。
他国の事情はよく分からないけど、我が国の現状を見ると、
が、わが国におけるいじめの原因分析のキーポイントでしょうか。
私は、「レールに乗れ」と親に強要された子がレールに乗っていない子を見て「ずるい」と思うが、親に「ずるい」と言い出せないため、不満の行き先がレールに乗っていない子に向かう、と言ったところではないかと推察しています。
Re:どこかで見たことがあるスペクトルのような… (スコア:2, 興味深い)
あまり、あなたの意見とは関係がありませんが…
「アスペルガー症候群といじめ」という点について言えば、彼らはいじめる側になることも非常に多いです。
あのハンス・アスペルガーも、アスペルガー症候群の加害性について言及しているほどです。
共感性のなさが他者へのいじめにつながることが少なくなく、また、その加害性から逆にいじめられる側に回ることもあります。
アスペルガー症候群については、非言語コミュニケーションが苦手→周囲から浮いていじめられるという、比較的単純で分かりやすい図式に当てはまらないこともあるということに、注意しておく必要があると思います。
# ADHDについては、知りません。
Re:どこかで見たことがあるスペクトルのような… (スコア:1)
その上、最近はレールに乗ってても将来報われるということに強い確信が持てないでしょうしね。
Re:どこかで見たことがあるスペクトルのような… (スコア:1)
いや、本来当然かどうかじゃなくて、子供や親がそのような信仰を持てたかどうかという話です。
私が子供のころはそう信仰する親がいるのは珍しくなかったように思われるので。
Re:どこかで見たことがあるスペクトルのような… (スコア:1)
こういうのはタブー視されがちですが (スコア:1, すばらしい洞察)
米国では、学級からはみ出した子供を一時的に隔離して大人と交流させる制度
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090116/182927/ [nikkeibp.co.jp]
(2ページ以降要会員登録)
なんかがあります。
米国の離婚率、貧困層の貧困ぶりは日本とは比べられませんが、こういった研究と
適切な対策によって救われる子供だっているかも知れないとは思えませんか。
「原因」と「善悪」を切り離すのならば,この種の調査は有用だが (スコア:1)
いじめられる側にある種の共通点があるのは事実。それを調べるだけならば問題はない。
しかし,この種の調査は,ともすると「いじめられる側に原因がある」といった誤解につながり
「いじめられる方が悪い」という結論になりがち。それは注意しなければいけない。
たとえ原因がどちら側にあるにせよ,肉体的・精神的な「暴力をふるう側が悪い」というのは
しっかりと教育しておかなければいけない。
Re:「原因」と「善悪」を切り離すのならば,この種の調査は有用だが (スコア:2, すばらしい洞察)
結局のところ, 悪いのはこの手の調査ではなく, 因果関係と相関関係の区別が付けられない人が多過ぎるということのほうなんですよね。
統計資料において, 相関関係があることと因果関係があることとを混同することによる, 誤謬やそのような誤謬を利用した詭弁の類というのがいろいろとありますね. 詐欺などの犯罪においてだけではなく, 裁判の場であったり, 報道資料の図表にすらそういうのがいっぱい出てきます。
統計に関する教育は常々ないがしろにされがちですが, 実はかなり深刻なことだとおもいます.
イジメは滅びぬ (スコア:1)
考えてみた (スコア:1)
・言語化(文書化)しないと理解できない。
>その社会的意味の理解、
・感情より理論、文書等を優先
>および社会的葛藤解決の選択肢の提案
・理論より感情を優先させる人には
何を行っても無駄なので何も言わない。
・選択肢の提案以前に、理論的に明らかなのに
何故選択肢が必要なのかが理解できない。
研究成果は、 (スコア:1)
生物爆弾 [wikipedia.org]の開発に使われるわけですね、わかります。
-------- tear straight across --------
原因?結果? (スコア:1)
問題点があったからいじめられたのか、いじめられたことにより問題点が生まれたのか。
上げられている例は、いじめの「結果」としても発生し得る。
経験談としていじめられる人間像の一例 (スコア:1, 興味深い)
小学・中学在学中、いじめを受けた経験をあるものとして、と言う時の自分を極力客観的に捕らえつつ考察。
いじめ自体の内容は、仲間はずれや箒ではたかれるなど近年のものに比べれば陰湿さは低い。
いじめの発端というのは、よくわからないが今思えば協調性に欠ける部分があったのだろう。
・馬鹿騒ぎに同調できない(大人から見れば良い子だが、友達は出来ない)
・下ネタを拒絶(変にませていたのかもしれない)
・すぐ泣く、理屈っぽい
いっしょにいても楽しくない属性がつく。
・運動が出来ない、太っている(子供は先ず運動できるやつがヒーロー)
・そのくせ学業成績は良好(大人の評価基準で優秀)
ひがまれる対象になりうる。
ずば抜けてはないがそこそこ運動できるやつからすると、気に障る存在。
子供社会でのいじめは大人への不満と大人に依存しなければ生きられないことへのジレンマから来る
ストレスのはけ口という側面があるのではないだろうか?
だからこそ子供社会になじまず大人社会に適応している人間が被害者になりやすいのではないかと思う。
Re:経験談としていじめられる人間像の一例 (スコア:3, 興味深い)
いやあ、大人への不満なんて考えてないと思うよ。
子供は大人の世界に気づかずに自分達の王国を作ってるから。
自分の経験では、いじめられっ子の属性は2つにまとめられる。
・きもい
・よわい
きもいってのは、外見/しゃべり方/行動について。
よわいってのは、外からつついたらすぐ負けそうってオーラね。
成績優秀でも、運動苦手でも、大人に迎合しても弱くなきゃいじめられない。
きもいってのは残酷だ。大人が見てもきもいのでどうしようもない。
「きもいけど我慢して仲良くしよう!」位しか言えないし、底なし沼の絶望感。
Re:無差別殺人で (スコア:2, すばらしい洞察)
いじめられる人ってのは、進学しようが転校しようがいじめられるし、
いじめられない人ってのは、どこにいってもいじめられない。
「あぁ、こいつはいじめられそうなタイプだ」
と、直感的に感じてしまう人が、実際にいじめにあっている。
100%ではないかもしれないけど、
結構この感覚的なものが現実に合ってるのだから、
理論的に何か共通点があるかもしれない。
というのを、調べてるんでしょ。
たまたまその場にいたから殺された無差別殺人とは、明らかに別物と思いますよ。
そして、他コメントにもありますが、
悪いとか悪くないなんて話はしてないですよね。
Re:無差別殺人で (スコア:1, すばらしい洞察)
>正常な個体は、劣性遺伝子を持つ個体を識別する能力を持っています
「劣性遺伝子」は同じ遺伝子が2個揃わないと発現しないという意味でしかない。
(生きている人が持っている)致死遺伝子は必ず劣勢遺伝子だけど、
生存に不利な遺伝子が劣勢遺伝子とは限らないし、有利な遺伝子が優勢遺伝子とも限らない。
Re:いじめる側は? (スコア:1)
そうじゃない例もあるみたい。
クラスで成績優秀な連中が体力系の連中を下にして、気に入らないのを叩くとかね。
実際、わたしも経験したけどね。転校していった学校で、最初、なんだかんだとちょっかいを出してくるのが居て、観察していた。
どうも、成績順位が高そうなのが、頭をやっているということがわかったりしたね。
東京から田舎に転校していって、その地方のなまりをしゃべらない気取った奴とか思ったのだろうね。
でもって、最初の中間テストで学年3番をとったら、とたんに静かになったりして、笑った。
いじめ側の連中の頭の奴が、同じテストで学年8番というか...
試験後、その集団の下にいた連中のこびの押し売りみたいな状況になって、困った。