大学の5割、高専の7割でeラーニング導入済 27
講義も様変わり 部門より
eランニング 曰く、
共同通信電「大学でeラーニング急増」で、メディア教育開発センターの調査によるとeラーニングを実施している高等教育機関(大学・短大・高専)が4割に上ることが報じられている。これは3月付で発表されている2006年度の「eラーニング等のITを活用した教育に関する調査報告書」の概要のようだ。おそらく記事のソースとなっているのは、「2.4 eラーニングについて」[PDF]に示されている統計であるが、機関種別では短大が25%程度で、大学が56%、高専では72%が導入済みというデータが示されている。大学でも国立では86%程度と高く、また伸び率では過去5年間で大学が2.1倍、高専では6.1倍の増加を示しているという。
(つづく...)
レポートでは北海道大HuWebなどの独自に開発されたeラーニング用ソフトウェアや、ビデオ形式の講義配信に関わる問題点(難聴者の受講に障害)を克服(東海大学福岡短大によるユニバーサルデザイン化の例等)などの実例が紹介されている[PDF]。また、著作権や情報セキュリティ・認証システムについての調査結果[PDF]も示されている。外国語教材の素材など著作物に依存する講義も多く、著作権法第35条1項により授業で使用する資料としては著作物の複製が認められているが、それをWebで広く公開することに適用できるかは議論があるだろう。現在Webで公開されている講義資料の多くは、著作物を抜いて公開するか著作権者に直接許諾を得ているようだが、報告書では「権利処理の簡便化のための規定策定や窓口の設置」を提案している。
タレコミ人は黒板(とOHP)を用いた授業・講義しか経験していないのだが、過去ストーリー「 PowerPointは教育に良くない」でも議論されていた、このような講義形式で必要な講義能力というのはどんなものなのだろうか。
e-Learning が折角導入されても… (スコア:4, 興味深い)
弊害が生じるというか、さすがにこれは…という例。つーか事前に下調べしとけよ…
結局紆余曲折を経て Flash がインストールされたようですが、なんだかな~。
# こういう事例が実際にあった上に同教員が今度は Geocities に共通パスを
# 設定してアプロダの代わりに課題提出に使いだしたのでAC
Re:e-Learning が折角導入されても… (スコア:0)
よく見出しで見かける表現ですね、ACさん!
心構え次第でしょうかね (スコア:2, 参考になる)
この手の「自分から学ぼうという意欲の無い」ものについては、わたしも含めてほとんどの人が、eラーニングのテキスト部分は読まず適当に流して、確認テストの部分だけクリアして修了という感じで終わらせてしまっているようです。その確認テストにしたって、出題される問題のバリエーションは限られているわけで、誰でも数回やれば答えを覚えてしまい、容易に規定の正解率をクリアできてしまいます。
受ける側がこのような姿勢(学習ではなく履修単位取得が目的)では、実際のところeラーニングというものはほとんど効果が無いに等しく、これならばまだ普通の人間による講義形態の方が(仮に受講者本人が居眠り気味であったとしても、それでもなおw)十分効果があるような気がしてなりません。
ここで触れられている高等教育機関のeラーニングがどのような内容かは知らないのですが、同じような感じだとしたら、ちょっと「ゆとり教育」並みの危険な香りがしないでもありません。
もっとも、さすがに中間・期末試験などがあるでしょうから、そのときになって必死になって勉強することになるんでしょうけど・・・
ああ、そうか。eラーニングの時間なんてさっさと終わらせて、別の勉強した方が効率良かったりするのかもしれない。
そう考えると、以前に話題になった未履修問題の対策なんかにちょうど良いのかもw
Re:心構え次第でしょうかね (スコア:0)
全社員に受講させてますよ、という建前が重要なのではないかと。
会場を用意する必要が無い、各自好きな時間に自分の席で受講できる、といったメリットがあるので
受講者が多ければ多いほどコスト削減効果は大きいでしょうね。
Re:心構え次第でしょうかね (スコア:0)
Re:心構え次第でしょうかね (スコア:0)
これは逆に政府が格差社会是正の名の下にサイバー講座として広く国民に無料開放
のし上がる気のある人はこの講座でドンドン勉強してください。
で、逆に大学とかのほうは、この様にやる気が無い人も居るのを
ある程度ケツ叩いてでもやる気を出させながら人が教育する事を売りにする。
それが大学・高専の生徒の本分で、
会社員の方は講師がパソコンの向こうにいる形でのバーチャル講義。
これを大学等が有償で行う。
高速回線などが無い場合の為に最寄の設備のある大学や専用設備で受ける
こういう形はどうだろうか
Re:心構え次第でしょうかね (スコア:0)
eラーニングの特性 (スコア:2, すばらしい洞察)
教える側から見ると、eラーニングでは学習者が目の前にいないから、反応に応じて教える内容を変えるということが難しく、そういうことをプログラムしておこうとするとそれなりに骨が折れます。こうした考えをさらに進めると、教育コンテンツを作るためのフレームワークみたいなことを考えざるを得なくなる。そのためのよりどころになるのは、大半が、Instructional Designなどのeラーニング以前からある考え方で、eラーニングだからとかWebを使っているからとかいった部分は少しだけなのだろうと思います。
導入は進む,されど使われず (スコア:2, 興味深い)
(IE5か6のみ使用可,動かない,使いづらい,家から繋ぐときはVPN張らないとダメ,etc・・・)
導入率じゃなくて,どれぐらい使われているかを「生徒に」聞いて見ないと意味無いんじゃないかなぁ
人は見た目が120%
こんなのもあるぜよ・・・ (スコア:1)
一時期の「高速インターネット導入」「学生全員にメールアカウント」みたいなもので、導入することが目的で、効果検証は二の次ような・・・
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
真実の実態は? (スコア:1)
Re:真実の実態は? (スコア:1, 興味深い)
で,うちの場合は,システムの問題というより
いくらお願いしても教員が使ってくれないため
利用者が伸び悩んでます。
そりゃぁ,通常の講義をやるのは義務ですが,
eラーニングなんてやらなくたってなんの不利益もないし,
面倒くさいでしょうよ。
宣伝方法も悪いんだけどさ…
あと他大学の話としてよく聞くこととして,
一部の教員の献身的努力でその教員が担当する科目だけが
eラーニング化されている例が多いみたいですね。
ですので,学生数ベースで見たらeラーニング体験者なんて
ほんのわずかだと思いますよ。
Re:真実の実態は? (スコア:0)
今まで通常のテキスト等を使用した講義スタイルがあるわけで、
それを「eラーニングを導入したので移行してください」
と言われてもすぐになんて出来ません。
単にテキストの変換とかそういうレベルじゃなくて、
講義の進行方法まで変えなくてはならなかったりと、
新規科目ならともかく既存の科目を対応させるのは億劫ですから。
でも上手くいけばVista導入がeラーニング対応のトリガーになるかも。
Re:真実の実態は? (スコア:1)
トラブルや管理者の仕事が増えるだけだから下手に使わせようとするより古典的な授業をやらせといた方が平和。
eラーニングというと (スコア:1)
選んでポチるのは使ったことがあるけど
大学の講義も解答が常にあるようなものしか
扱わなくなってきたんでしょうか?
それとも選択肢を選ぶだけではなくて
文章の記述が出来たり図表を載せられたり
フリーハンドで絵を描けたりできるくらい
今時のは賢くなってるのかしらん?
それはともかく一番のメリットは採点がラクに
なるってことだったりして。
Re:eラーニングというと (スコア:0)
そういうものもある。が
なぜ「しか」なんだぜ?ゆとりくん
つかぬことをお聞きしますが (スコア:1)
(やる気がある人には、これに質問Box付けるだけで充分。あ、質問に自動回答出来なきゃダメか)
the.ACount
実態は (スコア:0)
Re:実態は (スコア:0)
「さあ、勉強するぞ 勉強するぞ 勉強するぞ。
もっと頑張って勉強するぞ。
さあ、勉強するぞ 勉強するぞ 勉強するぞ。
もっと頑張って勉強するぞ。
さあ、勉強するぞ 勉強するぞ 勉強するぞ。
もっと頑張って勉強するぞ。(以下、繰り返し)」
という学長の「ありがたいお言葉」を聞いてるだけだったり?
共同>国公私立大の約4割に上り、急増していることが1日、メディア教育開発センターの調査で分かった。 (スコア:0)
あれ?
Re:共同>国公私立大の約4割に上り、急増していることが1日、メディア教育開発センターの調査で分かっ (スコア:1, すばらしい洞察)
真の目標 (スコア:0)
Re:真の目標 (スコア:3, 参考になる)
バラバラのキャンパスごとに配置された類似の科目を統合すれば、教員の適切な配置も
できるはずです。建前的には「浮いた時間分でより多彩な科目」ですが、本音としては
教員削減。
また、基礎科目、たとえば語学や基礎数学などでe-ラーニングを導入するのは、経営面
では効果的でしょう。
これらの科目は、多数のクラスを限られたタイミングで開講する必要があり、今でも
・A大学である日時に人手が足りず、教養科目の非常勤を多数雇う
・しかしA大学の専任教員は、別の日にB大学に(同じ理由で)非常勤で出かける
といった、経営的にはすごーく勿体ないことがかなり常態化しています。
クラスの何割かをe-ラーニング化し、face to faceの教育は成績が悪くて特にケアが
必要な一部のクラスに限ることで、非常勤採用の削減、現有教員資源の効率的運用に
繋がると思います。
もちろん当の科目を受け持ってる人たちは、「基礎科目はe-ラーニングになじまない」
とか「人手をかけて教育すべき」といった教育側の論理で反論するでしょう。
ただ、こうした反論には、自分達の収入や雇用が制限されることへの反発という
本音も見え隠れするわけです。
普通に基礎科目をクリアできる多くの学生にしてみれば、自分の能力にあった速さで
進むことができ、(CBTやIBTを利用すれば)より客観的に評価を受けられるe-ラーニング
の方がむしろ歓迎されるんじゃないかと思います。
#中の人なのでAC
Re:真の目標 (スコア:1)
>稼ぎを上げることだったりして。
もちろん、そういうことなんですが、学習効果があがらないので
余分な設備費や人件費がかかるけど稼ぎはいまいち、
ということになるわけです。
でも、それでいろいろな人がハッピーなわけです。
それが大人の世界です。
e-learning ったってピンキリ (スコア:0)
一昔前の「当社ではパソコンを導入しています」とか「当社ではネットワークを導入しています」程度の話で
どの程度力を入れているか
どの程度の成果が上がっているかを議論すべきかと思います
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オンラインのシラバスや課題提出サイトはLearning Management Systemであって e-learning と区別したいなぁ
e落第とか (スコア:0)
eラーニングの定義 (スコア:0)
なんかPDF見てたら、レジュメはウェブで!とか、電子シラバス始めました♪とか、今日からOHPの代わりにパワポ使ってみるぞぉ~とかとか言うのも、全然入ってしまいそうなんですが・・・。とりあえず、eラーニング言いたいだけちゃうんかと。そういうのもたくさんありそうですね。
#うちの大学にも、中国語の清く正しい発音が聞けるシステムがウェブ上にあるはずだけれど、使ったこと無いなあ。