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情報処理技術者試験、応募者減続く 99

ストーリー by mhatta
受けたことないのでなんとも 部門より

kanegon_p 曰く

ITproの記事によると、情報処理技術者試験応募者の減少傾向が止まらないようだ。IPAの情報処理技術者試験センターが発表した、先日開催の2007年春期情報処理技術者試験の応募者数と受験者数の速報によれば、 前年同期比で2万4669人応募が減った。開催された8つの試験のうち、増加したのは2つだけだったと言う。

特に減少が目立ったのが、ユーザー企業の利用部門で情報化を推進する担当者向けの 「初級システムアドミニストレータ試験」。応募者は前年同期比1万1277人減の5万1715人だったそうだ。昨年春期から新たに加わった「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」の応募者も4926人減の2万4477人。応募者が増加したのは、組込系の「テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験」が前年同期比507人増の5420人、システム監査技術者試験が同じく76人増の7091人だったと言う。

原因としてはIT業界の不人気を受けた学生からの応募の減少が考えられると言うが、資格を取っても職場での賃金に反映されるわけでもなし、試験の内容もイマイチ練られていないしでは、IT関係者も離れていくのは仕方がないとは思うが。

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  • 中間が無い (スコア:3, 興味深い)

    by sunnydaysundey (32697) on 2007年04月18日 12時50分 (#1144475)
    Java認定資格やOracleマスターにくらべて実用性が低いわりに
    アホでも取れて評価されないものと、評価されるけどアホみたいに難しいものと
    両極端で中間が無い印象です、情報処理試験。

    死すアド初級なんてアホでも取れるから取っても全く評価されない、
    死すアド上級は評価されるけど合格率低すぎ、とか。
    (気に入ったのであえて誤変換のママ)
    監査やアナリストのように論文の評価基準が不明で
    合格率が司法試験並みに低いのに実用性が無いとか。

    ベンダー資格:ターゲットが明確で勉強しやすく評価もある
    情報処理試験:ターゲット不明で何に使えるかも不明で評価もいまいち
    • 死すアド初級なんてアホでも取れるから
      そういえば、私がいつも聞いているネットラジオ局でも
      「あほでも受かる???初級シスアド講座」 [c-radio.net]という企画が…。

      # うちのブログでも取り上げたのでトラックバック [livedoor.jp](笑)と…。

      --
      clausemitz
      親コメント
    • 発注者として、受注業者を決める場合、その受注業者が本当に仕事を完遂できるのか、当方の要望どおりのITシステムを納入してくれるのか不安です。
      で、受注業者の能力を測るために、よく使われるのが同種・同規模システムの納入実績なんですが、納入実績があるからと言って、その業者が十分な能力を持っているのか客観的に知ることはできないわけです。例えば納入実績はたくさん有るけど、競合する商品が少なくて、あちこちで不満たらたらで使われているとか、問題が頻発しているけど関係者の間で秘密にしているとか・・・。
      そこで企業の能力を測るとき、各種試験の有資格者数で計るのは、ある程度の合理性があると思います。
      /.では、ベンダー試験を評価する人が多いですが、ベンダー試験は、その製品の知識を認定することが主眼です。一方、情報処理技術者試験は特定の職種の人材像に適っているかを認定します。
      発注者として資格を利用するのは、特定の商品を使うことが主眼ではなく、業務をこなしてくれる人材を見極めるのが主眼です。なので、ベンダー資格だけでは不安だと思いますね。
      本当は発注者が、もっと情報処理技術者制度を理解して、利活用していく必要があると思います。

      ・・・大企業の業務パッケージシステムでも、そうなんですが、普通のデータ編集しかしないユーザーも管理者権限でデータベースにログインするシステムが多いのは、なぜなんでしょうね。
      すごいのになると、ユーザー情報が各クライアントにMDBファイルで配信されて、システムの利用の可否をそのファイルの情報で認証する、なんていうのがありました(昔パソコンで一斉風靡した某メーカーの業務システムだけど)。
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  • by gesaku (7381) on 2007年04月18日 9時20分 (#1144340)
    例えば○○人以上の企業で個人情報保護の担当に情セキュadminを置いてるとか、
    システム監査を置いていれば税制上の優遇措置を受けられるとかしないと、
    企業はいつまで経っても資格を軽視するだけでしょうね。

    #あくまで技術の認定で、免許・資格じゃないからなあ
    • by ich84 (33072) on 2007年04月18日 9時44分 (#1144357)
      一時期趣味で片っ端から受験していたので、ソフトウェア開発者とか、セキュアドとか、いくつも持っているのですが、役に立ったことがありません。履歴書の資格の欄に書くことには困りませんが。
      履歴書に書いてあったからといって、採用時に重視されるわけでもないし、採用後にも何の役にも立ちません。死に資格です。
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      • by nim (10479) on 2007年04月18日 11時23分 (#1144418)
        私の知る大手SI企業では、昇格の条件の一つに資格要件があり、その指定資格にソフ開が入っています。
        また、上級資格ももっていると次の昇進にかなりのプラスになるそうです。

        もちろん、現場の仕事では役に立つないという声もあるようですが、
        「ソフ開くらいとれないようでは困る」という説明がされているそうです。
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      • by Anonymous Coward on 2007年04月18日 14時43分 (#1144532)
        役員として採用面接をよくしますが、資格欄にテクニカルエンジニアがあると
        印象は良いです。

        うちはWeb屋なので、ネットワーク、データベース、セキュリティあたりが
        直接的には役に立つラインかと思いますが、ポテンシャル採用するのであれば、
        テクニカルエンジニアクラスであれば(ネットワーク、データベース、
        セキュリティあたりが未経験でも)プラス評価します。

        資格マニアみたいなのはさすがにアレですが、日曜日にわざわざ試験会場に
        試験を受けに行くほどの前向きさはあるな、と評価します。
        (一生懸命勉強して取りました!って言われるとちょっとそれもどうかなー
        とは思いますけどね。)

        という例もあるよということで...。

        # 面接でお会いする方がいるかもしれないのでAC
        親コメント
    • 資格者が外注とかでもいないと、(外向けの)サーバーが運用できない規則を作るとかで良いのでは?
      そしたら、うちもいきなり困りますが^^;
      --

      ------------
      惑星ケイロンまであと何マイル?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年04月18日 10時31分 (#1144383)
    正直この業界、魅力がないのでは
    人間らしい生活をしたければ他の業種の方がいいですし・・・
  • by Anonymous Coward on 2007年04月18日 12時34分 (#1144462)
    そもそも、アウトソーシングだのが大流行でシステム部門縮小してる会社ばかりなんだから、受験者が減るのは必至かと。
    そして、アウトソーシング受ける側はご存知の通りの状況ですから。
  • 春にはPM・AN・NWあたりの試験が無いので、秋にもデータ収集してから
    分析してほしいと思ったり。

    最近はPM資格取得を会社から迫られている人間が多いのではないかな?
    PMも減っているようでは、IPA資格制度の未来は暗いかと思う。
    (PMPやらPMCCやらの受験料に比べたらPM(IPA)ははるかに安いので)
    --
    ---- 何ぃ!ザシャー
  • by Anonymous Coward on 2007年04月18日 13時35分 (#1144509)
    中身や評価、実用性は別にして「この業界に携わるものとしての嗜み」と考えて「趣味」として受験を続けていますが・・・

    ・なんで年2回??おまけに4月と10月、公私ともに一番忙しく、天候が悪いから体調も整えにくく公共交通機関の使い勝手も悪い時期。

    ・上級資格は、たとえばDBとエンベデット両方を受けたい人は、両方春にしかやってないから挑戦のスパンが非常に長くなる。
    かといって秋はPM、AEといった毛色の違うものしかやってない

    値段が倍になってもかまいません。全国主要都市だけでもいいですから、テストセンターを作ってせめて月次で受験できるようにしてほしい。
    特に後者は切実。
    あと有料でもかまわないから午後の添削答案を返してほしい。

    • それは、設問を作る作業量がすごいことになるでしょう。1ヶ月ごとに新たな問題を作らなければ
      ならなくなるわけだから。

      現実的な案としては、春・秋の2回ではなくて、試験種別ごとにバラすというところですかね。
      例えば、5月はDB、6月はエンベ、7月はセキュリティ。10月はPM、11月はAE、12月はNW…なんて具合。
      試験官のアルバイトの集中も避けられておいしい。

      # これだと、やっぱり午前の共通問題は作る手間が増えますが、まああの辺は自動問題ジェネレータ
      # でもいけそう。午前は足切り問題程度であって、午後が重要。

      で、必要な職歴があって、スキル的に「我こそは!」という人は、1年で全部取ることも可能と。
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  • by Technobose (6861) on 2007年04月18日 18時24分 (#1144626) 日記
    経済産業省が認可する公的制度なのに、公的部門では発注の際、業者選別くらいにしか使ってないのがまず問題。
    中央省庁なら担当部門の責任者、監督者クラスなら上級シスアドが必須条件、地方自治体でも県や中核市以上なら同様とし、担当者レベルでも初級シスアドが望ましい、といったぐらいの事をしないと利活用は進みませんね。
    民間業者に制度の利活用を求めていながら、自分たち(厳密には中央省庁と自治体は別なんだけど)が、まったく利活用をしていないんだから制度が浸透して利活用が進むわけが無い。こういう制度は、まず公的部門で利活用を進め、ノウハウを積んでいくべきです。
    だいたい発注者の側が、受注者と同等以上の能力がないとだめなのに、現状では公的部門の制度上、情報化の専門性なんてまったく考慮していない。たとえば建築確認のために一級建築士を自治体が抱えているように、情報化の専門化を抱えるべきでは。
    これだけ情報化、情報化と叫ばれていながら、また既に公的な認定制度がありながら、利活用しないでいるのはおかしいです。
  • by saratoga (23467) on 2007年04月18日 23時59分 (#1144781) 日記
    将来、知財関係に進むことを視野に入れておられる方はとっとと取っておいて損はないかと。 弁理士試験の科目免除について [jpo.go.jp]
  • 単純に (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年04月18日 10時02分 (#1144363)
    一部の地域・業種のみとはいえ好景気が続く中、
    資格なんか無くても就職できる売り手有利の労働市場が形成されて、
    資格ビジネスそのものが曲がり角、ってことだと思うけど・・・
  • 減少の理由は (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年04月18日 10時14分 (#1144371)
    >「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」の応募者も4926人減の2万4477人

    第1回目で合格した人が受けなかっただけじゃない?
    情報セキュリティを志す人が増えてないってことか。魅力的じゃないのね。
    • by Anonymous Coward on 2007年04月18日 11時04分 (#1144404)
      昨年の合格者は1000人台前半でしたので、減少分よりずっと少ないです。
      合格率は他のテクニカルエンジニアの試験に比べて低かったです。よって、敬遠されたのかもしれません。

      あるいは、試験の傾向が定まるまで見守るとか。
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  • 今年の新入社員の傾向が「デイトレーダ型」なんて報道されてましたが
    積極的に受験をする(させられる)学生を中心とした層や、若手社員の層が
    年2回というスケジュールを敬遠しているのかも。
    ベンダ系資格は費用さえあれば自分で都合の良いスケジュールで受けられますし
    認知度も高くなってきているので、年2回にかけるより手っ取り早く受けられる
    ベンダ系資格のほうが、という感じで。
  • by metta (20740) on 2007年04月18日 15時05分 (#1144539) 日記
    数年前、電卓を使えなくなったというニュースを聞いて、ドン引きした覚えがあります。
    気分的には電卓すら馬鹿にしているIT 業界住民に今更、筆算しろというのは・・・

    それ以来、めっきり関心が薄れました。今はどうなっているのやら。
    • by 127.0.0.1 (33105) on 2007年04月18日 18時24分 (#1144627) 日記
      すごい関数電卓とか、電卓と見分けのつかないハンドヘルド機器を
      持ち込む人がいて不公平だから、ということでは……ないよなぁ。
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  • 初級シスアドや基本情報処理は大学入る前に!ぐらいの勢いで。

    賃金にプラスもなにも、あんなもん、
    「大学出るまでに覚えとけ!」ぐらいに必須でしょ?
  • 情報処理の促進に関する法律 [ron.gr.jp]

    第七条 経済産業大臣は、情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するため、情報処理に関して必要な知識及び技能について情報処理技術者試験を行う。

    みんな必要な知識および技能が得られたから受験しなくなってるだけじゃないの?
    --
    ---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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