学習マンガの内山安二さん死去 55
ストーリー by koyhoge
絵を見て思い出す人も多いのでは 部門より
絵を見て思い出す人も多いのでは 部門より
skimsr 曰く、 "学研の学習マンガ「できる・できないのひみつ」や「コロ助の科学質問箱」などで知られるマンガ家の内山安二さんが,去る9/2に亡くなられました(朝日の記事,毎日の記事)。内山さんは,1981年に学習マンガを描く作家グループ「LACの会」を設立し,自身も子供向け科学マンガを精力的に執筆されていました。子供の頃に内山さんの科学マンガを読み,科学への最初の興味をつちかった方も多いのではないでしょうか。
自分の知らない様々な科学技術の解説。『デキッコナイス』などのユニークなキャラクタたち。それらに夢中になった子供の頃を思い出しました。ご冥福をお祈りします。"
内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:3, すばらしい洞察)
なんて思う読者が二人に一人はいるに違いない。 少なくとも「『学研まんがひみつシリーズ』がなかったら」日本の理系人口はぐっと減ってたはずと思う。(断言)
かく言う私も「コロ助の科学質問箱」は愛読書の一つでした。 「できる・できないのひみつ」が出るころには「ひみつシリーズ」自体卒業(?)しちゃってましたが。
内山先生といえば、最近「まんがサイエンス」の巻末で、あさりよしとお氏がインタビューに行ってましたね。内山先生はその時点でも精力的に学習まんがを描いていらしたようで、なんとも有難いというか感心したというか、偉大な人であるなあと思ったものです。
……と強引に繋いで、これからの科学まんがを牽引する役はあさりよしとお氏にまわってきたのではないかと。「まんがサイエンス」ばかりでなく、「なつのロケット」も/.Jでは人気図書ですしね。がんばってもらいたいものです。
# もっとも、あさり氏にはカールビンソンみたいな
# ナンセンス物も忘れないで欲しいんですけどね。:-)
# (同人誌版「中空知」が大のお気に入り)
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:1)
カールビンソン(SC版)読み返すと、たまに内山先生がオチにつかったネタをさりげなく使ってたりするんですよね……この場合はパクりとは言わずにオマージュって言った方がいいのでしょうね。
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:1)
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:1)
> ナンセンス物も忘れないで欲しいんですけどね。:-)
学習マンガのスタイルでナンセンスをつぎ込んだ「HAL」 [amazon.co.jp]という作品があります。
「まんがサイエンス」では描けなかったホラ話で別のマンガを作ってしまったようにも見える。
うじゃうじゃ
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:1)
ホラ話ってのは言いすぎな気もします。
私は、科学の「面白さ、凄さ」を描いた「まんがサイエンス」、
「馬鹿馬鹿しさ、胡散臭さ」を描いた「HAL」って捉えてます。
「このお話には一部本当のことが含まれています」ってキャッチコピー(?)が全てを物語ってるような……
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:0)
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:1)
明らかに科学でないものは「非科学」とか「嘘」とか。
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:0)
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:0)
夏のロケット [amazon.co.jp]ではない?
ミステリー大賞本の。
こっちのなつのロケット [amazon.co.jp]なんですね。
あの漫画、そういう題名で描いてたのか。記憶ミス。
Re:内山氏なかりせば/.J人口は半減していたであろう (スコア:0)
何号か確認できませんでしたが、あさり先生との対談、その時の様子のそれぞれのマンガが載っていました(^_^;)
もう見つからないかも(;^-^)/>COMIC GON誌
デキッコナイス! (スコア:2, 参考になる)
デキッコナイスという素晴らしい名前のキャラが、今でも脳裏に焼きついてます。 彼ら個性的な登場人物が明快かつバーリトゥードな議論を繰り広げ、色んなことを説明してくれました。科学万能に傾きがちな理系少年を戒め、アチラを立てればコチラが立たず的「世の中そう簡単じゃない」ってことを最初に教えてくれた作品です。 懐かしいな…
シリーズの中でも「地球の裏側まで穴を掘ってアルゼンチンまで荷物を落とす」話は、「超高層ビルはエレベーターだらけ問題」と並んで忘れられないネタです。 後に星新一にハマって吉沢景介氏の「できすぎ」 [nifty.ne.jp]を読んだ時にも思い出しましたけど(この作品、今ではどうしようもない理由 [lonelycry.net]で有名になってしまったみたいですが…)。
相変わらず世の中には奇妙な「科学的な主張」 [srad.jp]があふれてますが、内山安二氏の後を継ぐ人々に頑張って欲しいと思います。
Re:デキッコナイス! (スコア:1)
# してみるとあの辺は「空想科学読本」に
# 引き継がれてたりするのかしらん?
# でも「空想~」の対象年齢が小学生とは
# 思えないんだよなぁ。
内山先生に対して失礼です (スコア:2, すばらしい洞察)
内山先生の作品を、あんな愛のないトンデモ本と一緒にしないでください。
# これ [amazon.co.jp]でも読んで悔い改めて欲しいのでAC
Re:内山先生に対して失礼です (スコア:1)
Re:内山先生に対して失礼です (スコア:1)
># これ [amazon.co.jp]でも読んで悔い改めて欲しいのでAC
「どこか柳田氏に対する愛情を感じる。」という書評も上がっていますが…(^^;
それはともかく。
科学といいながら間違ってるぞ、とかいう点について突っ込むならばそれはそれだけど、
あの(^^;本の価値を「愛」の有無で判断するってのは、なんか変じゃないですか?
愛が無きゃ書いちゃいかんのか?と。
愛は盲目ですらあるのにさ。ああいう本ならば尚更盲目では困るはずなのに。
非科学に対して科学(間違ってるとはいえ)で突っ込む、という姿勢そのものは、別に変じゃないと思いますよ。
「見当違いの方角からたたく」こと自体は、切磋琢磨(文字通りに!)という意味で、むしろ良いことであるはず。
それを「愛がない」といわれたのでは、人類の*科学*は愛の名のもとに滅んでしまいます。たぶん。
なおもちろん、叩き方が間違ってることを謗るのは、科学的に(^^;重要なことですけど。
Re:内山先生に対して失礼です (スコア:0)
「作品をコケにするために、設定する『科学的な前提』を『作品ごとに
なぜか印象に残っているのは (スコア:0)
Re:なぜか印象に残っているのは (スコア:1)
77ページ欄外の「まめちしき」に、ありました。
「地球にあなをほったら、地球のまわりの空気はほとんどその中にすいこまれるにちがいない。」
Re:デキッコナイス! (スコア:1)
覚えているのは、リニアモーターカーの話とか(「うわぁ、磁石で九州までいっちゃったぁ」「え?もうリニアモーターカーができたのかい?」っていうやつです)ホースをくわえて海底まで行こうとする話なんてのもありましたね。
よく覚えているものだ、と自分でも思いますが、やっぱり子供のころにこういう科学の話に出会う、ということが重要なんだと思います。そういう意味でこの「ひみつシリーズ」が果たした役割はとても大きかったと思っています。
Re:デキッコナイス! (スコア:0)
実際のところはどうなの? 教えて、偉い人。
Re:デキッコナイス! (スコア:1)
ヤメレ!! 食っちまうど (スコア:2, 参考になる)
良く再現されていますね。懐しくて仕事中なのにしんみりとしてしまった。
大好きで、何度も何度も読んだ漫画でした。
10月に子供が産まれます。 こういう良質な本を沢山読ませたいものです。
ご冥福をお祈りします。
Re:ヤメレ!! 食っちまうど (スコア:1)
小学生の頃の学研の「○年の科学」で、核融合炉とか、永久機関とか、
白金(原子番号78)に陽子を打ち込んで金(同,79)を作る話とか、
衛星軌道に金属粉(うどん粉でも可)をまいて太陽光をもっと得る話とか、
今思うとけっこう高度な内容、こういうことは原理的に可能なのか?
という考察が面白くわかりやすく説明されていたシリーズを
思い出しました。
あっ (スコア:1)
Re:あっ (スコア:1)
このトピックのリンク先を見るまで私もそう思ってましたが、「できる・できないのひみつ」の方の著書だったとは。
ひみつシリーズの中でも、「できる・できないのひみつ」は扱っている対象への興味というより漫画自体が面白くって、小学生のころ何度も借りて読んだ記憶があります。大好きな一冊でした。
氏のご冥福をお祈りします。
Re:あっ (スコア:1)
学習まんがじゃないナリが、 藤子・F・不二雄先生の著作も科学の面白さを伝えるまんがだったと思うナリよ。 天国のお二人に恥ずかしくない科学の明日を築かなくちゃいけないナリね……。(T_T)
# 感傷的になり過ぎたのでAC
# ……にしようと思ったけど、ま、いっか。
# 数日前と同じネタ [srad.jp]でごめん。
Re:あっ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:あっ (スコア:1, おもしろおかしい)
む~ん、世話になったよなあ (スコア:1)
# 確かあのシリーズだよね?内山安二さんって?
幸か不幸か僕に子供はいないけど、もし出来たら買い与えてあげたい本 (っていうか漫画?) の筆頭です。# 後は科学でも技術でもないけど
# ズッコケとドリトル先生ね。
ご冥福をお祈りします (スコア:1)
「できる・できない」がとても面白く、印象深いです。
解説ページを見て昔を思い出したら、
手元に1冊くらい置いておきたくなりました。
あとは、たぶん違う先生の本だと思うのですが、
むちゃくちゃ高機能な鞄で世界一周するのもありましたよね。
あれも好きでした。
今から振り返ってみると、学研の学習漫画って
楽しく学ぶという点から見れば、とても質が高かったんですね。
Re:ご冥福をお祈りします (スコア:0)
> むちゃくちゃ高機能な鞄で世界一周するのもありましたよね。
> あれも好きでした。
いやいや、おんなじ先生じゃないですか。
ちなみに、「高機能な鞄(飛行機)」と「気球」で世界一周する本ですね。
何気に、地面を駈けずりまくって世界一周してしまった2匹
も好きです。
Re:ご冥福をお祈りします (スコア:1)
> ちなみに、「高機能な鞄(飛行機)」と「気球」で世界一周する本ですね。
そうですそうです。
ショックを与えると不完全に機能を発揮するようになる鞄でした。
同じ先生だったとは……本当に残念です。
ご冥福を…… (スコア:1)
どこか、全集だしてくれないかなぁ。
チュー意せよ (スコア:1)
先生の漫画は学研の「科学」においては付録と並ぶ二本柱でしたよね. 科学的思考の面白さを育ててくれた正に恩人です.
Re:チュー意せよ! (スコア:0)
年齢的には微妙にリアルタイムじゃないんですが、親戚の家から
廻ってきて読んでました、科学と学習。その後、小学生に上がって
暫くは連載していたと思うのですが、何時の間にか無くなっ
享年67歳か… (スコア:1)
「ひみつシリーズ」は私も昔ハマった記憶があります。
あのシリーズは科学技術の解説はもとより、純粋に漫画として読んでも楽しめる「良書」だと今でも思っています。
全国の小学校に置けば子供の理系離れにも少しは歯止めがかかるんじゃないでしょうか。
この場を借りて氏のご冥福をお祈り致します。
合掌。
---アレゲの道は一日にしてならずぢゃ---
Re:享年67歳か… (スコア:3, おもしろおかしい)
同感です。科学への興味を引き出すような本を学校に置いてもらいたい。図書館の書架の奥の奥ではなく、教室に置いて気軽に読めるように。
子供にお洒落をさせる暇と金があるのなら、親もこういう本をせっせと買い与えてやってほしい。ここを読んでいる人はきっとそうするだろうと信じます。
# タレコミ文、「作家グループ
# AC の会」と読んでしまった
Re:享年67歳か… (スコア:0)
学級文庫に自費で購入したひみつシリーズを10冊単位で置いてくれたのが、
私が理系に進んだきっかけの一つであることは間違いないと思ってます。
Re:享年67歳か… (スコア:1)
世間に比べて短命でいらっしゃる気がします。
手塚氏とか石森氏とか藤子F氏とか園山氏とか。
この世代の人たちが栄養不足の時代に育ったとか
働きすぎで体を壊したとかいろいろ説あるかもしれませんが
60前後の漫画家の方を見ると
どうか長生きしてくださいと思わずにはいられません。
Re:享年67歳か… (スコア:3, 興味深い)
> 世間に比べて短命でいらっしゃる気がします。
つーかですね、それ以上に高齢な漫画家は、現役の漫画家ではほとんど居ないんですよ。手塚以前と以後ではマンガの質が大幅に変わってしまったために、手塚以前の古いタイプの漫画家(大抵が手塚より年上)の多くは、リタイアせざるを得なかったわけです。だから、長寿の漫画家が少ないように思えるのは当然です。
ちなみに、下(#160438)で挙げられてる漫画家より長寿な例は、
- 田河水泡:1899~1989(享年90歳)
- 長谷川町子:1920~1992(享年72歳)
- 水木しげる:1922~(現在80歳)
- ちばてつや:1939~(現在63歳)
と、結構居るわけです。
でもまぁ、漫画家ってハードワークですからね。今後も短命に見えるのかもしれません。
Re:享年67歳か… (スコア:1)
手塚治虫:享年60歳
藤子F不二夫:享年62歳
石ノ森章太郎:享年60歳
Re:享年67歳か… (スコア:2, 参考になる)
かがみあきら:享年26歳
とか。学習マンガ『ワンダートレック』 [google.com]も発表されてますし。
その他でも、
みず谷なおき:享年38歳
湊谷夢吉:享年38歳
坂口尚:享年49歳
とか、割と漫画家さんは短命な気がしますけど。
# しかも、私の好きな人に限って...。
Re:享年67歳か… (スコア:1)
この人もいわゆる例に漏れず過労死の部類ですよね
アニメータと漫画家の二束のワラジという事で…
漫画家は短命と言う前に過労という場合が多い(多かった)
というのがあるのかと
Re:享年67歳か… (スコア:0)
> この人もいわゆる例に漏れず過労死の部類ですよね
同じ頃、あぽ氏も亡くなられましたよね…。
…って、同案多数か(汗)。
“ワインカラー物語”、好きだったなぁ~。
ちょっと恥ずかしい雑誌だったので、AC。
宇宙刑事モーモーとか。
元ローディストの私としては (スコア:1)
緋本こりん嬢の事も、忘れずにいたいものです。合掌。
タイトル直してください (スコア:1)
「○年の科学」も「ひみつシリーズ」も愛読していました。
少なくとも「できる・できないのひみつ」はまだ実家にあるはずです。
うじゃうじゃ
Re:タイトル直してください (スコア:1)
玄海とイドムンコスキー (スコア:1)
小学校低学年の頃、兄が買っていた“学研の科学”でコロ助と出会い、
すっかりとりこになったのですが、やがて連載が終わり、
寂しい思いをしていたら、私が高学年になって始まったのが
『玄海とイドムンコスキー』でした。
コロ助より、かなり“濃い”キャラだったのでとまどいましたが、
それでも夢中で読んでいた事を思い出します。
氏の冥福を心からお祈りいたします。
オマージュなんでしょうけど… (スコア:0)
《元祖「コロ助の科学質問箱」の作者、内山安二先生のご冥福をお祈りいたします》
こう言う内容だから、AC
Amazon.co.jp 売上ランキング77位 (スコア:0)
「コロ助の科学質問箱」も152位で健闘しています。
「からだのひみつ」(13085位)「恐竜のひみつ」(85874位)と比べても、内山作品は人気があるみたいですね。