見直される図書館のあり方 51
ストーリー by wakatono
昔は世話になったが… 部門より
昔は世話になったが… 部門より
soramine 曰く," asahi.comの報道によると、東京都は、財政難や利用者の減少などを理由に、都立図書館のあり方を見直す方針。
都は、日比谷、中央、多摩の都立図書館の機能を特定の分野に強いものとすることで、重複する図書購入の費用削減、また、資料の充実をはかりたい模様。しかし、サービスの低下も懸念され、利用者や出版社側からは図書館の充実を求めて要望書を知事に提出する予定のようだ。
さて今後、図書館には、どのような姿が望まれるのだろうか?"
正直、この決定を受けて「区立図書館」がどうなるのかというのが気になる。右へならえしてしまったら困る人も多数出てくるだろうと予測。
まずは現状をなんとかしないと (スコア:3, 興味深い)
場所になってきてますよね。
夏や冬はその日の仕事を取れなかった日雇い労働者が、暑さ
寒さをしのぐ場所に使われていて、日中から酒臭い息をし、
ソファーで寝ている彼等には、とてもじゃないけれど、恐くて
子供は近づけられません。
その上、
夕方や学生の休みの時期になれば、参考書を持参した子供達が席を
ずらりと占領している始末。
つまり、
税金まともに払ってる人間が、学生さんやら無職さん達に
追いやられ、仕方なく立って本を読ませされる様な場所に
果たして足が向くか、というとそれはちょっと難しい話なのではないかと。
明らかに図書館の蔵書を目的としていない常駐者には、
図書館側が退席を強いることが出来る様な制度作りが、まずは急務かも。
Re:まずは現状をなんとかしないと (スコア:1)
<フレームの元>
「税金をまともに払うこと」と「学生であるかないか」や「職を持っているか持っていないか」は直接関連しないと思います。学生でも税金(きっと住民税のことを指していると思われる)を払っている人は多くいますし、無職でも払っている人はいるでしょう。特に、住民税は昨年の収入に対して課税されるので、リストラ等で今収入がなくても今年住民税を納める必要のある人は多くいるはずです。
</フレームの元>
Re:まずは現状をなんとかしないと (スコア:2)
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東京都 ホテル税導入案 (スコア:3, 興味深い)
これくらいの金額で年間15億円の税収を見込めるのなら、図書購入費ぐらいなんとかなりそうですけどねぇ。
累進性じゃなければ、場所代とってもいいんじゃないかな。
将来を危ぶむ (スコア:3, 興味深い)
そういう方針なんだ。
20数年前、学生だったとき、実験の授業が終わったら、まず、日比谷、国会図書館、中央と回り、該当する文献をあさり、コピーできる枚数が限られているので、便覧なんか該当するページが多くてコピー代がばかにならないから、ときには神田の裏通りに行って、版数の若くて安い本を探し出し、まとめて自室に持ってかえり、二日寝ずにレポートを仕上げて提出し、16時間眠るっていう生活をしていたから、懐かしい。
そのころのレポートに必要な文献をインターネットで集めようとしても、現時点では、無理。時間と金をかけたって、著作物をインターネット上でみんな公開できるわけではないし、学生にとって、図書館はありがたい存在なのです。
有料化すべし (スコア:2, すばらしい洞察)
ぐーがーといびきなんてされた日にゃ・・・。
他力本願。
Re:有料化すべし (スコア:1)
その上、ときどき酸っぱい臭いが漂ってきたりするし(爆)
Re:有料化すべし (スコア:1)
博物館や美術館なら運営費用を自分で稼げと言われても
閲覧料金をとれるわけだけど図書館がそれやっちゃ
図書館じゃないから、付加サービスを有料化するしか
ないんですよね。
お金を出すことで図書館のサービスが良くなり
自主自立した運営が可能になるのなら、悪くないでしょ。
座席のみならず付加サービスを追加して高機能高品質で
独立した個性のある図書館をつくるのは大事。
きれいごとながら、とても重要なこと (スコア:2, 興味深い)
図書館で出会ったヒュー・ロフティングの「ドリトル先生」とトーベ・ヤンソンの「ムーミン」は、たしかに今の骨身となっている。
そういった出会いの場をより多く提供し続けて欲しい。
それぞれの図書館が専門化しても、それらをネットワーク化によって多くの人々が「身近なところで」利用できるならよし。
そこまで「行かねばならない」のなら本来のあり方ではなかろう。
図書館の無料貸し本屋化が進んでます。 (スコア:2, 興味深い)
しかし、今住んでいる区では、分担所蔵も既に始まっているので、ある特定のジャンル(岩波新書とか)や特定の著者が1つの図書館に集中されてます。最初から読みたい本がわかっている場合は問題無いのでしょうが、「ぶらぶら閲覧して初めて出会う」という本やジャンルがあるわけで、図書館のそういう機能がだんだん重視されなくなってしまっています。
新刊本などは、近くには大きな本屋があるので、そこで出会って図書館でリクエストする。ということが多いです。しかしながら本屋さんは大きなところでも、やはり新刊本中心の品揃えなので、図書館の代わりにはなりえません。
どこかのテレビで見た記憶があるのですが、いまだに残る貸し本屋さん(主力商品はマンガですが)が出ているのがありました。わりと大きかった都立図書館まで、分担所蔵を減らすとなると、ますます図書館の無料貸し本屋化が進みます。残念です。
Re:図書館の無料貸し本屋化が進んでます。 (スコア:1)
Re:図書館の無料貸し本屋化が進んでます。 (スコア:1)
個人的には、この「ぶらぶら閲覧して初めて出会う」 ってのが図書館の提供する重要な要素のひとつなんではないかと思います。
出所不明/記憶も曖昧でもうしわけないんですが、以前どこかで読んだ記事の話。
ある書籍がベストセラーとなってTV等で話題になると、そのベストセラー本に対する入荷リクエスト/貸し出し待ちが突然爆発的に増加するそうです。
図書館も、リクエストの多い書籍は冊数を増やさざるを得ないので、そのベストセラー本を増やす、と。
ところが、その手のベストセラー本ってやつは、世間の流行が去ると途端にだれも読まなくなる。で、書架にはずらっと同じ本が並んでしまう…。
うーん、利用者のリクエストに応じるってのは税金で運営されている施設としてはある意味当然のことなんですが、 それでもやっぱり、ねぇ。
どこの本屋に行っても手に入るようなものより、『自分で金を出してだと絶対手にとらないだろう、本屋においてあることもマレだろう、けど読んでみてよかった』ってな書籍が増えてくれるとうれしいよなぁ。
デジタル化とはいうけれど (スコア:2, すばらしい洞察)
通俗書や一般雑誌の類が幅を利かせてるのもそういう理由なわけで、「だからあなたも生き抜いて」の副本が大量にあったりする近所の図書館の現状にはなんだかなと思ったりもする。つまりは無料の貸本屋ってとこだよね。司書たちだってそれでいいとは思ってはいないのだけれど、現実の前に妥協を強いられている。
けどさ、俺的にはまあしかたないかと思うよ。近所の図書館に需要のない難解な専門書がたくさんあるってのも妙な話じゃない。ベストセラーのほとんどは、買ったところで数ヶ月後には本棚の肥しかブックオフ行きになっちゃう程度の本なんだからさ、図書館から借りて読んだ方が効用が高いってもんさ。
受験生がじゃま? まあそういうなよ。調べものだって似たようなもんさ。そんなに集中して調べたければ母校の図書館にいけばいい。
デジタル化?もっと高解像度で高機能でシンプルな端末が全国民に行き渡るならね。
知の敷居は低い方がいい。町の図書館で手に取った通俗本がきっかけで、将来のノーベル賞学者が誕生するかもしれないじゃないか。
とはいえ、一ついいたいことがある。最高学府たる大学の図書館には、まあそれなりに専門書がそろってはいるのだが、そのほとんどに書き込みがあるというのは常識を疑う。しかも、たいていは見当外れなところに引いてあるか、そんなにたくさん引いてどうするんだというくらい大量に引いてあるのには二重に常識を疑う。そんなに深く調べたければ購入しろ!
Re:デジタル化とはいうけれど (スコア:2)
とりあえず OPAC の 国立国会図書館とか、日本国内図書館OPACリスト とか、見ますかね。
Re:デジタル化とはいうけれど (スコア:1, 参考になる)
高卒ですが何か?
#高校の図書館なんて蔵書数はたかが知れてるし、OBが気軽に出入りできないし・・・
うちの高校は…… (スコア:1)
都市伝説 (スコア:0)
Re:うちの高校は…… (スコア:0)
書き込み(was デジタル化とはいうけれど) (スコア:1)
Re:デジタル化とはいうけれど (スコア:0)
Re:デジタル化とはいうけれど (スコア:1)
>自我の衰えている最近の若者
本に落書するのって最近の若者以前からやってるでしょ。
スゲー古くて誰も借りてなさそうな本にも落書あります。
そもそも人間やることそうそう変わりはないんだから
本への落書という伝統と由緒ある行為が
"最近になって増えた"なんてことはないでしょう。
(古書に"勝手な註釈"が付いてることままあるでしょ)
で、見当外れのところに線を引いてる率もそんなに変わってないと思う。
自分と読書の興味が違うのかも知れない、と考えて
"なぜここに線を引くのか"の理由を考えるのは楽しいヨ。
Re:デジタル化とはいうけれど (スコア:0)
線を引いて何が嬉しいのかわからないので、自分の本にいろいろな色のマーカーで塗りたくってる人に聞いてみたがやはりわからなかった。
小一時間問い詰めようと
結局図書館って情報インフラだっていうことにみんな気 (スコア:2, 参考になる)
ネットの情報が(ほとんど)無料で(PCがあれば)自由に誰もがアクセスできるように、図書館の情報はすべて無料で誰もが自由にアクセスできる。そういうインフラがあってこそ、誰もが政治・行政の方針なんかを知ったり検討したりする知識を養える、そういう「民主主義」の基礎的役割を担う場所でしょうさ、図書館って。
大体図書館を一番利用しないのは当の行政職員だったりするんだから、利用者本位の方針なんか出せる訳ないべさ...と憂う田舎の司書でした(唇寒いなぁ)♪
>>after all, it is most fortunate...
>>to read a book in a bed one person...hirofmix
個人的には (スコア:1)
受験生が学習する為の図書館。は,
いらないと思ってます。
図書の保管,と主眼に置いたもので十分ではないでしょうか。
-- LightSpeed-J
Re:個人的には (スコア:3, 興味深い)
保管したって、読まれないと意味無い気がしますし。
調べたいけど、その為だけに購入出来るほど安い本じゃない、って時には重宝してます>図書館
Re:個人的には (スコア:1)
>じゃない、って時には重宝してます>図書館
そうですよね。ちょっとした参考書を置いた静かな空間(not 図書館)をちょこちょこ作って(受験生用?)、その代わりに図書館の数を減らして郊外にデカイのを作るというわけにはいかない・・・んでしょうね(^^; 小さいのをポコポコ作るよりは、デカイのを少し作る方が色々とメリットが大きいと思うんですが。
#図書館通いをしてるヒトにはデメリットになるかも
#しれないですけど
Re:個人的には (スコア:2)
また、保管を主な目的とすると、東京の場合は空間コストが高すぎて郊外へ移転するという話になりそうです。
アッシュルバニパル (スコア:1, 興味深い)
いまや,ネットワークがこれだけ進歩してるんだから,
書籍だって,ディジタルなかたちでストレージすればよい.
世界中のテクニカルペーパーが PDF で手に入る
(もちろんサービスしていない論文誌もあるけれど)
そういう時代に,書籍を図書館に保管/貸出する意味は?
とさえ思ってしまう.
# もちろん,ディジタル・ディバイドなんて問題はあるけれど
そういう意味では,ある特定機能に集中して,
という方向性はなかなか良いのではないかと思われる.
文芸書の類なんて,いちいち購入していたら,すぐにパンクしてしまう.
# 紙って重いんだよねー
個人ではなかなか購入できないレベルのものという意味での
専門書を揃えてくれるんだったら,ちょっとした調べモノには便利だろうなあ.
# 小学生のころには公立の図書館に通ったけど
# 大学からは専門書@図書館,一般書@本屋さんになっている.
とは言っても,昨今の本の価格の高騰には閉口.
文庫本 = \500 (以下) が僕の頭の中の基本だったのに
最近では,3冊買えば\2,000円になっちまう.
書籍費,馬鹿にならないかも
--- by 活字中毒 (PCの前ならウェブ上のテキストで)
容易にデジタル化できない理由 (スコア:3, 興味深い)
小さい図書館は業務としては入荷した本にインデックスをつけて棚に並べるだけでも精一杯。国会図書館では蔵書のマイクロフィルム化を行ってはいるものの遅々として進まない。要するに予算が足りなすぎ。すべての出版社にデジタルデータとしての献本を義務付けるぐらいしないととてもおっつかないのが実情。
さらに図書館にデジタルデータで保存してブロードバンドで配信なんてやったらますます本は売れなくなるのは言うまでもなく、出版社が猛反対するのは想像に難くない。
あと書籍というフォーマット、製本の形式であるとか装丁であるとかもまた資料として重視すべきだという学派もあったりしてオリジナルを保存せよという圧力もある。
デジタル化すればいいじゃないか。おわり。という簡単な話ではない。
文庫本といえど (スコア:2)
「ラブクラフトの遺産」(創元推理文庫 本体1000円)
Re:文庫本といえど (スコア:1)
既に文庫本か?という厚さです.
読んでいないんですが,本屋で見て吃驚してます.
そのうち,上から見て正方形の文庫本が出現?とか.
Re:文庫本といえど (スコア:1)
私としては正直ポケットに入らない文庫というは困ったりしちゃうんですけどね…。
#ノベルス版とほとんど値段も変わらないし…。
#やっぱ加筆修正対応のマニア向け?
Re:文庫本といえど (スコア:1)
岩波現代文庫から文庫本サイズで出てますが、
1100円
いい本なんだけどなー
書籍のあり方 (スコア:2, 参考になる)
この問題、「そもそも紙媒体は死に体か」とか
「出版に相当するデジタル媒体で収入を得るビジネスモデルは」とか
いろんな話に持っていけそうだけど
単独で考えれば、
「国会図書館に「完全収集」を継続してもらって
全書籍をデジタルデータ化すりゃいいやん。
で、貸し出しという形態を
・一定期間でアクセスできなくなるデータの供給
コピーという形態を
・一定料金で無制限利用できるデータの供給
という風にすればいいし。
ある意味でブロードバンドの利用法の一つにもなる。」
てなとこでどうでしょ?
Re:書籍のあり方 (スコア:2, 興味深い)
ハードカバーがかさばるので文庫本化し、
さらにかさばりデジタルデータ化するのはすごく自然で正しいとおもいます。
そうなった時に困るのが国会図書館みたいに本の情報をしらないと検索しづらくなり、しかも
データなら図書館いらないじゃん、ってことで経営存続とは相対の結果になるとおもいます。
こう本がずらっとしてるのは子供の教育的にも俺の気分的にもアりです。それに作者もいやがる人いるでしょ。
(京極夏彦はハードカバーに合わせた文書書いたりするし)
絵画で言えば本物がほしい人と、画集でいいやって人との
住み分けは必然だと思います。
デジタル化すべきもうひとつの理由 (スコア:2, 興味深い)
これでは高価な書籍や希少本などおいそれと閲覧させるわけには行かないわけで。
Re:デジタル化すべきもうひとつの理由 (スコア:1)
最近だけではないと思いますが、
以前、富士見ファンタジアあたりのライトノベル系を
シリーズまるごと盗まれたことがあります。
こういうことがあると貸す人を許可制にしたくなります。
なので、『ココロ図書館』の第1話はちょっと切実かもでした。
本に書かれた内容だけあれば済むなら、デジタルアーカイブとしたいところですが、
著者によっては、装丁なども含めて本にする人も居ますね。
書籍本体が箱からスイっと抜け出るすばらしい仕上がりを覚えたら、
ハードウェアとして書籍を保存せねばと思います。
Re:アッシュルバニパル (スコア:1)
#うちには本棚に収まらない古書が一立方メートルほど山積み。
#こういった、電子化出来ない本もありますが、忘れておくとして。
でも、まだまだ電子データでは、表現力や解像度など、紙にかなわないのが現実。
せめてあと一桁、液晶やCRTの表示解像度が上がればねぇ、、、
そういった意味では、今のPCではまだまだ能力不足だと思います。
小説の類ならば… (スコア:1)
文字だけがずらずらと並んでいる小説の類ならば,
既に PDF でも十二分なレベルに達しているのではないか…とも.
もちろん,そのデータをいかにして持ち歩くか,
電車のなかでも読めるようにするのかという問題はあるのですが.
(出版というビジネスの存続…という問題もありますし…)
たしかに,紙メディア(⇔ 磁気メディア / ディジタルメディア)の
優位性はありますけどね…
ときとしておもうのは,
蔵書群のなかから「あのフレーズは何処だっけ?」と
検索したいという欲求です.
# 結局は,目GREP …
Re:アッシュルバニパル (スコア:1)
> 書籍だって,ディジタルなかたちでストレージすればよい.
ストレージはいいかもしんないけど、誰にでも手軽に見られるわけじゃないですよね。
ログインして、ブラウザ起動して、目的の文献を検索して表示する・・・なんて難しすぎます。
Re:アッシュルバニパル (スコア:0)
ディジタル図書館 (スコア:1, 参考になる)
ディジタル図書館ネットワーク
でも、筑波大学に吸収されちゃうあたりがちと悲しいぞ>ULIS
ソフト貸し屋とかわらん (スコア:1)
そりゃ、広く一般に「学」を与える場としての意義はもちろんあるだろうし、いい事だとおもうけど。
それじゃソフト貸し屋や、CD,Videoレンタル屋と差は無いって事になるかと。
本だってコピーしまくったりスキャナでとりまくったりできるからね。
#貸し出された回数分、都などの行政は作家に著作権料しはらっているなら、解るんですけどね。
Re:ソフト貸し屋とかわらん (スコア:3, 参考になる)
ただし「当分の間」がかなり長期に渡ってしまったので、この条項を削除して欲しいという話は出版業界などの一部から出てるようです。
その場合、図書館での貸出をどう扱うのかは議論になるでしょうね。ちなみに図書館でのビデオなど映像資料の貸出の場合は、図書館が著作権者に補償金を支払う事が著作権法で定められてます。
Re:ソフト貸し屋とかわらん (スコア:1)
では、図書館にあるCDやビデオはきちんと支払っている「はず」って事なんですね。
しかし、書籍および雑誌のみ適用外というのは明らかにおかしいですよね。
著作者の権利を過剰に法律で制限していることになりますので、違憲問題にならないんでしょうか?
Re:ソフト貸し屋とかわらん (スコア:1)
憲法29条
財産権は、これを侵してはならない。
財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。
「著作権」が認められてきた経緯を考えると、公共図書館の存在というのは典型的な「公共の福祉」ということになるのではないでしょうか。
でもって、「著作権」以後に登場したビデオ・CDについては、この例外に含めないというのは、バランス感覚としてそれほど問題ないと思います。
ただ、著作権という観念が市民権を得た上に、書籍がメディアの特権階級ではなくなってきた今日、書籍・雑誌のみを例外とする考え方を「公共の福祉」と済ませてしまって良いものかは、改めて議論する価値があるかも知れません。
Re:ソフト貸し屋とかわらん (スコア:1)
>「著作権」が認められてきた経緯を考えると、公共図書館
>の存在というのは典型的な「公共の福祉」ということにな
>るのではないでしょうか。
であるのは解りますが、
>でもって、「著作権」以後に登場したビデオ・CDについて
>は、この例外に含めないというのは、バランス感覚として
>それほど問題ないと思います。
が解りません。
媒体が変わっただけで、中身は大きく変わらない(過去も今も)と思います。
>書籍・雑誌のみを例外とする考え方を「公共の福祉」と済
>ませてしまって良いものかは、改めて議論する価値がある
>かも知れません。
という事になるのかと。
私は良くないと考えます。
「公共の福祉」であるならば、媒体で区別するべきではないと思います。
Re:ソフト貸し屋とかわらん (スコア:0)
「一人が一部一部分」と記憶していますが、当時から随分と曖昧だなぁと感じています。
尚、点字への複製に関しては同法第37条(点字による複製等)を参照ください。
>#貸し出された回数分、都などの行政は作家に著作権料しはらっているな
元々の傾向 (スコア:1)
例えば日比谷図書館は専門書が多く児童書はあまりありません。 それは皇居隣りという東京のど真ん中で回りはオフィス街という立地条件のためです。
元記事で児童書は多摩に持っていくと書かれていますが、わざわざ宣言しなくても前からそういう役割分担になっていたと思います。
県立・市立の場合 (スコア:1)
例えば埼玉県立図書館の場合には以下のように分担されています。
都立図書館が専門化するのは県立・市立の例と一緒で別に特別な話ではないし、「区立図書館も右にならえするのでは?」というのは次元が違う話です。