
IEEEカンファレンス、自動生成のニセ論文をアクセプト 42
ストーリー by mhatta
自動査読プログラムを使っていたのではないか 部門より
自動査読プログラムを使っていたのではないか 部門より
本家/.の記事より。
意味ありげな数学や科学用語を散りばめたデタラメな内容の論文を、哲学の専門誌に投稿したら掲載されてしまったというソーカル事件を覚えているだろうか? 今度はIEEEのカンファレンスに、自動生成された論文がアクセプトされるという事件が発生した。論文のタイトルは「Towards the Simulation of E-Commerce」(Eコマースのシミュレーションに向けて)、著者は自称Herbert Schlangemann博士。
実はこの論文、コンピュータサイエンス論文ジェネレータのSCIgenが自動生成したものだったのである。アクセプトしてしまったのはIEEEの2008 International Conference on Computer Science and Software Engineering (CSSE)。査読付きだったのはもちろんだが、このSchlangemann氏がなぜかセッションチェアに選ばれる(プログラム[PDF]の9ページめ参照)というおまけまでついた。なお、このSchlangemannという名前はあまり芳しい内容とは言いかねる(でもフリーに視聴可能な)短篇ジョーク人形劇フィルム、Der Schlangemannから採ったものだそうだ。
意味ありげな数学や科学用語を散りばめたデタラメな内容の論文を、哲学の専門誌に投稿したら掲載されてしまったというソーカル事件を覚えているだろうか? 今度はIEEEのカンファレンスに、自動生成された論文がアクセプトされるという事件が発生した。論文のタイトルは「Towards the Simulation of E-Commerce」(Eコマースのシミュレーションに向けて)、著者は自称Herbert Schlangemann博士。
実はこの論文、コンピュータサイエンス論文ジェネレータのSCIgenが自動生成したものだったのである。アクセプトしてしまったのはIEEEの2008 International Conference on Computer Science and Software Engineering (CSSE)。査読付きだったのはもちろんだが、このSchlangemann氏がなぜかセッションチェアに選ばれる(プログラム[PDF]の9ページめ参照)というおまけまでついた。なお、このSchlangemannという名前はあまり芳しい内容とは言いかねる(でもフリーに視聴可能な)短篇ジョーク人形劇フィルム、Der Schlangemannから採ったものだそうだ。
他人事じゃないな (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:他人事じゃないな (スコア:3, おもしろおかしい)
うずらってのに引っかかったなぁ・・・
と、遠い目。
格差社会ニッポンを変える!
貸し渋り・はがしの温床、大銀行の厳正審査をやめさせよう!
Re: (スコア:0)
いや、これこそが自動生成された偽コメントなのかっ!
過去に事例あり (スコア:5, 参考になる)
CSSE も、3年前の WMSCI と同様、発表することにたいして意義のない、なんでも通るような会議ですので、まぁ自動生成でも突破することはありえたかな。ソーカル論文の方は一応その筋では一流誌とされているジャーナルが相手ですから、今回の話とは比べものになりません。
ちなみに WMSCI の事件は後日談があって、WMSCI の運営側から発表を断わられたので、会場となったホテルで別の部屋を借りて、勝手に一セッションでっち上げて発表をしたそうです。発表の様子がSCIgen のページ [mit.edu]から辿れますが、発表スライドも半自動生成、ビン底眼鏡に白衣姿で発表と、やりたい放題やってます。
発表は? (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:発表は? (スコア:5, おもしろおかしい)
# 後に、ボーカル事件と呼ばれることになる。
そして誰もいなくなった (スコア:3, おもしろおかしい)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
正しくはIEEEがスポンサーの会議 (スコア:3, 参考になる)
Organizing Committees [highsci.org]をみると、10名しか名前があがっておらず、Technical Program Co-chairsはいるけど、平のTPCがいないみたい。
そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:3, おもしろおかしい)
fjの教祖様
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
受け取る方も自動卒論判定ソフトウェアとか....
Re: (スコア:0)
だいたい自分で面倒に思うほど複雑な判定基準を自分で設定するわけないじゃん?
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
提出された卒論の目次のページを折って紙飛行機を作るのだって、結構面倒なんですから。
これを機械化することで、高速にかつフェアに、どの卒論を落とすか決定できるようになにをする、はなせ、きさまっ!! わしはぼうりょくにはくsshina
fjの教祖様
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
#果ては自動就職システムも...
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
今のご時世だと自動解雇システムのほうが需要がありそうですね。
# IDでいいか
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
半数以上は卒研も体験せず、卒論も書かないまま社会に出ていくんだ。
3年後期でゼミっぽいことして、それで終了。
Re: (スコア:0)
@国立大文系
Re: (スコア:0)
その研究を元に、数十年後には、自動ノーベル賞獲得ソフトウェアなんてのができるかも。
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
「この卒論の一部は生成サンプルです」と書いておいて、見破られなかったら成功?
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re: (スコア:0)
実は、更なる困難があるのです。
「自動発表ツール」
です。
# 「自動発表ツール」を作ったらそれだけで卒業の価値はありそうだが
Re:そうか…20年たってようやっと我が野望がひとつ現実に… (スコア:1)
やがて時間が来るとホログラムが映し出される…
そこに居るのは椅子に座った老人。彼こそが心理歴史学を構築し、彼らをこの星、トランターへと導いた数学者である。
音声が聞こえる。
「諸君、
.
.
.
.
.
わしが男塾塾長!! 江田島平八であるっ!!!」 (えぇえええっっっっ!!!
.
というシステムなら、第二次世界大戦前から予言されていますが…この、事前に録画しておくって方法じゃ駄目ですか? ちなみに、自動質疑応答システムは別料金になっております。
あと、弊社類似商品に、「教授のための卒論自動質疑システム」もご用意させていただいております。
の5質問をランダムな順序で、質疑応答時に尋ねる様にできてございます。
fjの教祖様
査読付きじゃない (スコア:2, 参考になる)
発表件数枠に余裕があれば,何の選別もされず発表申込時のごく短いアブストラクトの内容によって適当なセッションへの配分が決定される.
セッションチェアは活発に発表をしている人(つまり活発に学会活動をしている人)が,いわばその人の義務として互選・指名のような形で選ばれる. その分野の研究者が少なければ仕事を割り当てられる可能性が高くなるが,普通は何の事前承諾もなく架空の人物が指名されることは無いはず. 分野によっては適当にカンファレンスの出席予定者に割り当てすることがあるのかもしれんが.
##某学会の来年春の口頭発表の準備をしているので絶対に匿名!
Re:査読付きじゃない (スコア:3, 参考になる)
ポスターセッションでの発表のようです.
通常ポスターセッションに回るのは,口頭発表するよりは重要性の低い研究で,ほとんど査読なしと言って
構わないと思います.先ほど紹介したコメントにも「参加費を稼ぐために誰でも通すよ」的に書かれて
いますし.
カンファレンスの運営側も要旨しか読んでいないような状態かもしれませんし,そうであれば普通に
あり得る話だと思います.
ソーカル事件は今回のような単なるカンファレンスとは違い,一流誌で査読を受けて出版されたこと,
偽論文とはいえ,それと同じ体裁の「本物の」論文が多数存在していたこと,告発を受けても批判された
対象が真正面から問題に向き合わなかったこと(特に日本では)など,全く違う状況だと思います.
#とはいえ,本家で一番面白かったコメント(レビューも自動生成だったんだよ! [slashdot.org])
#のように気の利いた反応をしたいところ
kaho
Re:査読付きじゃない (スコア:1)
その自動生成の review で reject されてしまったりして、、、
意味ありげな単語がちりばめられた意味不明のコメントが延々ついてきて、
挙げ句のはてに reject。
悩むだろうなぁ、、、
Re:査読付きじゃない (スコア:2, おもしろおかしい)
と書きつつIDだったら最高にかっこよかったのに
Re:査読付きじゃない (スコア:1)
分野(というか会議)によるんでは?
採択率2-3割以下とかの国際会議もそれなりにありますし.
#もちろん9-10割採択とかも多いんですが.
Re:査読付きじゃない (スコア:1)
Re:査読付きじゃない (スコア:1)
私の専門分野では確かに国際会議論文は全く業績にはなりませんが,
電気・通信分野だとどこかの雑誌に原著論文としてアクセプトされるより,
IEEEのカンファレンスにアクセプトされるほうが業績としては上だと伺っているのですが・・・.
# それでよく,学位審査の受理用件に合致するかしないかで異分野の人間がもめるもめる.
Re:査読付きじゃない (スコア:4, 参考になる)
こういう発表を「論文」と称するのも違和感があります。もしproceedingを書けば
業績になりますが、下手すりゃ0.5報と数えられることもあります。
IEEEの実情はよく知りませんが、数行のabstractしか提出していないようですし
ポスター発表ですから実質的な審査はなかったのではないかと想像します。
Re:査読付きじゃない (スコア:2, 参考になる)
なもので、情報学以外の分野の人と話していると、極端な表現ですが、主戦場は論文誌で会議参加は旅行という感覚なんだろうなー…と思うこともしばしばです(笑)
Re:査読付きじゃない (スコア:1, 参考になる)
学会等における発表を「論文」と称するのはそれなりに一般的だと思います。
#業績で言う「論文」とはまたちょっと違う単語としてです。字面は同じですが。
JSPSなどの補助で開いた学会の事後報告書などにおいても、発表件数に関して「総発表論文数○○件」
等と書くこともしばしばですし。
まあ元々(何百年か前)学会そのものが各自が論文を持ち寄り議論する場だった事を考えれば、自然と
言えば自然なんですかね。
あと、SIGIRの様に採択率が2割以下だったりして下手な論文誌より発表が大変(それに伴い下手な
論文誌より業績として高く評価される)場合もあったりするんで油断がなりません。
Re:査読付きじゃない (スコア:3, 参考になる)
いやいや、学会発表を論文と称するのが一般的な分野もあるでしょうが、結局
「分野によるよね」ってのがnanno氏の主張なわけです。すべての分野で一般的
ではないのは、反例により明らか。
だからこそ、その親コメントにあるように
># それでよく,学位審査の受理用件に合致するかしないかで異分野の人間がもめるもめる.
ことになる訳です。
学会の報告書であれば記載するのは「論文」と付いててもすべて「その学会における発表」
ですから問題にならないでしょう。個人の業績報告書には分野による感覚の違いをを勘案
してか、論文、書籍、学会発表と分けて、さらに学会発表は国際学会か国内か、査読がある
のかないのかを区別して記載するようになっている場合が多いです。特にフォーマットが
分野をまたいで共通の場合はね。あとは分野ごとに重み付けを変えて評価すればよろしい、
ということでしょう。
最近私の隣の学科で、とある(それほど大規模でない)国際学会の査読会議がありましたが、
十数名の科学者が朝から晩まで一週間会議をしてました。もちろんどんな会話が交わされた
かは知りませんが、その期間の長さから察するに大変な仕事だったと思われます。
IEEEのような大規模な学会でたかがポスターに査読の手間を欠ける余裕がないのは想像に難く
なく、むしろ広く門戸を開くためリジェクトを控えるポリシーがあるのかもしれず、そこを
偽アブストが通ったからといって、「だから何」ってのが感想です。
Re:査読付きじゃない (スコア:1)
>> 私の専門分野では確かに国際会議論文は全く業績にはなりませんが,
の『国際会議論文』はproceedingsの意味で書きました.
私のいる分野だとproceedingsは業績に含まれず,いくら出しても0報です.
先入観で『IEEEのカンファレンスにアクセプトされる』=『proceedingsがアプセプとされる』であり,
IEEEのproceedingsが原著論文一報以上に評価されているものだと思っていました.
Re:査読付きじゃない (スコア:1, 興味深い)
IEEEの名前だけでは、良い会議かどうかは言えません。
Acceptance Rateは会議のレベルを示すひとつの基準となるでしょうが、
Acceptance Rateが高いからといってレベルが低い会議とも言えません。
(研究者が少ない分野など)
Re: (スコア:0)
ソーカル事件ではソーカルはそれがもっともらしく見えるように努力したそうだし、彼には彼の主張があってやったこと。
やるならソーカルのようにその筋では権威のある雑誌に挑戦すべきでしょうね。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
今回のは要旨だけ見てもナンセンスな文言が並んでいますから、形式的なチェックだけでなくちゃんと査読すれば間違いなくはねられる筈です。
採択率は? (スコア:0)
さすがに採択率1-2割の会議に採択されていたりするとちょっとどうなんだろうと
思わないでもないけど、採択率8-10割の会議なんかだとむしろacceptされない方が
難しい。
しょうがない? (スコア:0)
Re: (スコア:0)