大学院修士課程1年次からの就職活動は「青田買い」? 246
ストーリー by soara
それでも就職活動の早期化は避けられないような 部門より
それでも就職活動の早期化は避けられないような 部門より
今はもう社会人ですが 曰く、
東大や京大などの工学部長からなる「8大学工学部長会議」が、経団連に修士課程に属する院生の採用活動を2年次の4月以降から始めるよう求めたそうだ。8大学工学部長会議は「学生の修学意欲や博士課程への進学意欲を低下させ、人材育成にも悪影響を与えかねない」としている。
ちなみにタレコミ子は工学部の修士過程に進学し、1年次の9月くらいから就職活動を始めていた。幸いながら自分が所属していた専攻は推薦枠も多数あったのだが、学内での推薦枠の割り当ては2年次の4月以降だったため、もし推薦枠がない企業への就職を希望する際はそれまでに就職先を確定させる必要があり(推薦で採用が決まった場合はそれを蹴るのはあまり許されるものではないため)、それを考えると1年次の夏~秋からの就職活動は必須だと思っている。また、「博士課程に行くと就職先がない」というのは院生の間ではもう通説となっており、就職活動が博士課程への進学意欲に影響するとは思えない。さらに2年次の4月から就職活動して、秋~冬まで就職先が決まらないというほうが大学院での研究活動に大きく影響するとも思う。「就職活動は2年次の4月以降にしてくれ」というのは、研究人材を確保したい大学側の一方的な意見だと思うのだが、皆さんの意見はいかがだろうか。
8大学工学部長会議の声明については、東京工業大学のニュースを参照されたし。
まさに青田買い (スコア:5, すばらしい洞察)
就職と言うのが本来の順番でしょ?
日本の習慣としては難しいから
卒業見込みの状態で就職決定というのも分かるが
>1年次の9月くらいから就職活動を始めていた。
修士の1/4、学部の1年間を入れても
研究活動の1/2しか終わっていない状態で
卒業出来ると思いこんでいるって
本来はおかしいでしょ?
就職活動で忙しいから、って言って
半年以上研究室に現れず
就職決まったら、遊び回っている学生は、
なめているとしか思えないし
こんな奴でも、院卒を名乗れるってのはなぁ、、、、、
学生はお客様気分でいるが、学生に対しても
大量な税金が注ぎ込まれている事を忘れないように
>、、、、それを考えると1年次の夏~秋からの就職活動は必須だと思っている。
この提言は、企業の姿勢を変えれば、必須ではなくなるから
企業さんも、ご協力お願いしますね、ってことでしょ?
本当の意味で、必須では無いはず
>秋~冬まで就職先が決まらないというほうが大学院での研究活動に大きく影響するとも思う。
勉強する気の無い人間は、何かにつけて言い訳をして
結局、勉強・研究しないから
関係ないと思うけど、
逆に、意欲のある奴はどのような状況でも研究するでしょ
学部や文系の就職習慣が、社会に蔓延しているから
それを常識と思いこむと、色々言い訳が効くが
日本の就職に関する慣習、全体がおかしいと思いますよ
企業・大学・学生、それぞれに罪はあるのだが、、、、
もちろん、かつて学生だった自分もね、、、、、
Re:まさに青田買い (スコア:3, 興味深い)
>> 就職と言うのが本来の順番でしょ?
欧州から来てた留学生は「うちの国では卒業前1ヶ月くらいから就職活動を開始して,卒業後数ヶ月してから就職が決まる」と言っていて,実際,日本人学生が就職活動中も真面目に研究やり続けてたし,逆に卒業式については「就職活動があるから」と式より前に帰国してしまったのが可哀想だった.
そこで気づいたんだけど,そもそも「日本中どこの会社でも4月1日に(大学を卒業して数日の)新人が一斉に入社している」という状況って明らかに異常だよね.…と言っても,日本のダメ人事連中に通年採用なんてやる技量があるわけないから,改善するのは無理だろうなぁ.
Re:まさに青田買い (スコア:2, すばらしい洞察)
> 半年以上研究室に現れず
> 就職決まったら、遊び回っている学生は、
> なめているとしか思えないし
> こんな奴でも、院卒を名乗れるってのはなぁ、、、、、
修士に値する能力が無いのなら、卒業させなければいいのでは?
でも、それじゃ学部生がその研究室を選ばなくなる。つまり、修士卒業を
学部生の青田買いの材料にしてんでしょ。企業と同罪。
Re:まさに青田買い (スコア:5, 興味深い)
おっしゃる通りだと思いますが
バカを卒業させないと、研究室や学部という極めて微視的な単位で
非常にデメリットがあるのです
1. バカに居残られても邪魔、下手すりゃ周りに悪影響を与える
2. 卒業させなきゃ、アカハラだと騒ぎ始める
3. しまいにゃ、親まで出てきて騒ぎ出す
などなど、、、、、
現場は現場で色々な矛盾を抱えて苦労しています
此処で、皆さんに質問
実現可能な手段で、
バカを排斥しつつ研究室の士気を維持する方法
または、バカでもまじめに研究に向かわせる
名案はありませんかね?
知り合いの先生は、研究室配属初日に
学生に向かって、こう宣言するそうです
不真面目な奴に居残られても迷惑だから
遊んでいても、卒業させてやる
その代わり、卒検の評価は、
単位認定ぎりぎりの2を付けます
卒検なんてのは5をもらって当たり前
会社の人事部だってそれくらいは分かっている
就職や転職の時に2なんて評価を見たら
採用するところは、まず無いでしょう
って
現実は、将来の転職に影響することは無いでしょうが
ウブな学生は、結構真に受けて、真面目になるそうです
自分で、試した事は無いですが、、、、
Re:まさに青田買い (スコア:1)
同意。
これが諸悪の根源だと思う。
Re:まさに青田買い (スコア:3, 興味深い)
就職が決まっているのに卒業させないとアカハラと訴えたりするのだから
手に負えません.
それでもよいのならとっくにそうしていますよ.
Re:まさに青田買い (スコア:3, 興味深い)
うちの会社にきたのは東大の博士課程出のなのですが、
2年間で成功した仕事が書類のコピーぐらいという人間力なヤツで
最近よその部署にひきとってもらったんですが、
・手作業でやっても同じぐらいの処理速度なプログラムを組んだり
・部内回覧中の複数の書類をシャッフルして、1つにしてくれたり
・両面コピーを何度も失敗したり
・虚偽の報告を繰り返したり
で、どんなに怒られても、すぐあとに同期とヘラヘラと馬鹿話をはじてめたりしていて
「あぁ、2chとかでいう『ゆとり世代』ってこういうのをいうんだなぁ、そりゃみんな『ゆとり』に嫌悪感もつよな」とか思っていたら、年上でしたYO・・・
やはり博士課程では、修士課程のような生易しさはなく、
コピー取りなどの日常業務にすら支障がでるような
パンチドランカーになるような厳しさがあるんでしょうか?
Re:まさに青田買い (スコア:2, おもしろおかしい)
そのまま大学に残しても仕方がない人材だから放出されたんじゃないですか?
要は体よく引き取らされたんですよ。で、今度は他の部署に引き取ってもらったと。
Re:まさに青田買い (スコア:2)
東大 修士(評価C)
東北大 評価S修士(評価S)
とかね。就職後もついて回るから少しはまじめに勉強するでしょ。
Re:まさに青田買い (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:まさに青田買い (スコア:1, すばらしい洞察)
おちおちアルバイトもできないって
大学院のバブル女子短大化 (スコア:5, すばらしい洞察)
はなはだ失礼な表現ではありますが,
院に入ったら1年前期で単位を揃え,夏休みにインターン,
秋に就職活動してM2の春から初夏には就職が決まっています.
あとはなんだかんだと言い訳をしながら研究から逃げるだけ.
内定があったらいい加減な研究でも卒業させてもらえるものだと思っています.
バブル期の女子短大生のようです.
もちろん皆ではなく,研究を楽しみよい成果を出してくれる優秀な学生さんも
多いのですが,一部にそういうのが必ずいて,腐臭を放つのが困る.
極端な言い方をすると,世界標準からしても,2月に修士論文を出してから
就職活動してもいいぐらいです.企業もたいして人を能力や成果を見ることもせずに
適当な共通試験と面接だけで採用するからおかしなことになる.
有能な人材を渇望している企業の研究開発者が修士論文の発表会を
聞きに来て学生を採用するようにすれば専門分野のミスマッチもないし,
学生も真剣に研究するし,大学の先生も修士論文の指導に手を抜けなくなるし,
悪いことは何もないと思います.
現在の制度によって,最終的に一番被害を被っているのは
大学院生らしい大学院生を採用できなくなっている企業なのですが.
現在のような無駄に長く非効率的な就職・採用活動はリクルートをはじめとする
就職情報企業にとってはおいしいのだろうとは思いますけれどね.
だからこそ彼らが盛んにFUD戦略をとるわけですが.
それに乗せられた学生は学生で,あちこちから案内される就職セミナーに熱心に出席することが,
新聞といっしょに毎日届けられる折り込みチラシを片っ端から読むかのように
情報企業への協力になるだけでほとんど時間の無駄だということに気づかないのが
おかしいというか,世の中の仕組みをわかってないなと痛感させられます.
就職担当者のきれい事を聞いてもなんの参考にもならないのに.
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:3, すばらしい洞察)
修士がある分野をマスターした人だとは見なしていませんし、専門家を雇い入れるという感覚は皆無です。現在の能力でなく将来性を期待するのが日本の新卒採用です。
経験が足りないだけで学問は修めた人、なんてのは教授とのコネで試験を受けにきてもらえるように頼みます。
ハッキリ言って高専より悪い大学が多すぎます。
修士の方は社内でその分野の講座が即持てる、博士の方はその分野なら社内の専門家と即議論できる、そのレベルを全く期待できません。
大多数の大学が、優秀な人が学んだり才能を伸ばしたりする所になっていないのが残念です。
(10年採用活動中なのでチキンなAC)
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, すばらしい洞察)
企業側:大学側の供給する人材の能力が低いので、研究成果なんて見ても仕方ない。一次試験の代わり。
こりゃ話にならないですよね。
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:3, すばらしい洞察)
企業側:大学での教育(研究等含め)を仕事に直接活かせることはほとんどない。一次試験の代わり。
別に相反しているわけではなく、企業の採用側もたぶん学生の研究を妨げたくはないと考えています。
でも
「自分のところで欲しい学生を他の企業に先に採用されてしまうのは困る。」
「あそこは○月から採用活動してるらしい。じゃあうちも。」
という形でどんどん採用活動開始が早くなってしまっているようです。それを防ぐために経団連の倫理憲章なんかがあるのですが、やはり徐々に...
修士で行っている研究内容を直接活用できる職場などというのは企業側もほとんど用意できません。一部の研究部門くらいでは可能性がありますが。つまり、研究の成果は採用する際には特に求めていません。
ある程度(大学入試を通るレベルの学力)とやる気があれば、十分というところです。あとは集団に入って周りとうまくやっていけることが求められるかな。
ただ一言言わせていただきたい。
学生の皆さん、まず将来仕事としてやりたいことを見つけましょう!!
就職活動はそれからだ。
採用に関わっているのでAC
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, 興味深い)
それで学生を惑わせないでくれっていう大学側と、もともとあまり期待していないですって言ってしまう企業側との綱引きになってしまっているのはあまりにも相互不信というか非生産的だと思うのです。他のコメントに見られるような就職活動に注力して研究しない修士学生なんか企業の方もどの分野の学生でも採りたくないのではないかと思います。でもそんな学生を掴まされてしまっている原因の一つに今の就職市場の状態があるんでしょう。
お互いに現状で最適化しようとした結果、相互に好ましくない行動を取り合ってしまっている状態だと思います。
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, すばらしい洞察)
モデレータはスバ洞やっとくれ。
工学系大学院は、研究室内では学生は基本的にただの労働力で、
優秀でやる気のある一部の学生にだけ教授たちは熱心に教えてるな。
一生懸命仕込んでる/仕込もうとしている学生を
就職活動で拘泥させるなとか
博士課程への進学の石が固まる前に企業がさらっていくなってことでしょう。
労働力としての学生は適当に働いたら
さっさと引き取って就職実績になって、
後のより優秀な学生の餌になってくれればいいんですよ。
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, 興味深い)
高専より大学が悪いと言うよりは,大学よりも高専の方が学生が真面目に勉強出来る・学生を真面目に指導
出来る環境に恵まれてるんだよね. 学校の敷地内の寮で暮らして,実験やロボコンなで実際に物を作る
ことを経験出来るのは今の日本ではとても貴重なことになってしまってるんだから.........
実際に不況期でも,そんじょそこらの大学よりは高専の方が就職率がずっと良いんじゃないかな?
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, 参考になる)
ですよねー。
ちょっと前に就職活動を終えましたが、
面接に持っていったのは4年の研究成果です。
まあ4年としてはそこそこの成果だったので自分にとっては有利な状況でしたが。
4年でデータが出てない人は、文系的な就活で戦うしかなくなる。
バイトがんばりました!とか、課外活動がんばりました!とか。
で、それで結構通るんだよなあw
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:3, すばらしい洞察)
4年や修士での知識や成果のほとんどは、企業では役に立たないですよ。つまり、そこに至るプロセスでどんなことを学んできたかのほうが重要。目的は違うかもしれませんが「課外活動がんばりました!」で得たことがあれば、それは戦力になる可能性があります。
結果を出すことができたのは、指導教官のおかげだったり、ラッキーだっただけかもしれませんが、そこで何かを学んできたということは、その人の価値です。
結果を出したという事実よりも、どうやって結果を出したかが重要なのです。
学会でのプレゼン回数は定めるべき。 (スコア:2)
学会の規模に応じて点数を割り振り、参加した学会の総点数が一定を超えていなかったら修了させない」
というローカルルールを作ってました。
最低でも4回、基本6回くらいは発表しないと修了出来ません。
そこで論文を書き、真っ赤になって帰ってきたのを再推敲して直し、
プレゼンを作って発表し、散々に突っ込まれて頭抱えながら再構成した経験は、今でも役に立っています。
思うに、大学院2年程度の研究が企業で役に立つとは思えないし、
逆に企業で出来ない、お金にはならなさそうな、
思いつきレベルの研究が出来るから大学の研究室に意味があると思うのです。
そう考えると、大学院生が学部生にたいして優位に立てるのは、そういった
「自分が行った研究をしっかりとりまとめてわかりやすく発表する」という経験じゃないんでしょうか。
学会参加すれば、その分野の他の研究などもある程度知ることが出来て、
同じ業界での認識のズレも減ってくると思うので、企業としても、修士を取る意味が出てきます。
もちろん、分野によってはそんなに頻繁に学会に発表できないところもあるんでしょうけど、
それにしても、最低半年に1回くらいは学会発表する、くらいの基準は持たせるべきだと思います。
Re:大学院のバブル女子短大化 (スコア:2, すばらしい洞察)
それって、その大学の学生でなくてもできることじゃないですか?
じゃあ、大学に行く必要なかったんじゃないですか?
文系でも、大学できちんと研究をしてきたのならばアピールすべきことはあるでしょう。
芸術学とか考古学ですら、きちんと企業に評価される(研究結果自体ではなく、研究に
取り組み、その成果を出した能力)ものです。
大学できちんと研究をせず、「バイトとか課外活動」しかしていないのであれば、
馬鹿にされるのも当然です。
元コメントに反論すべきは、「文系もきちんと研究して成果を出している。
『バイトがんばりました!とか、課外活動がんばりました!』みたいな
就職活動をしている連中ばかりじゃない。文系をバカにするな」であるべきで、
>「バイトがんばりました!とか、課外活動がんばりました!とか。」で通す能力は、割と多くの局面で求められると思います。
なんて開き直るなんて、語るに落ちます。
そもそも、そういう活動って、具体的に評価できる成果がありますか?
自己申告で「バイト先で副店長をまかされました!」とか言うのは勝手かもしれませんが、
それがどの程度すごいことか、採用する側には判断つかなくないですか?
まあ、採用担当が研究や論文の質をある程度判断できない程度の会社にはお似合いって
ことなのでしょう。
院に何しにくるの? (スコア:3, 興味深い)
研究しないのは当然、サークル活動で殆ど研究室に来ない。
たまに研究室にいると思ったら昼間は株価を見てる。夜はようつべ。
さらに株でちまちま儲けた金で海外旅行。
就職は専門と関係ないどころか商社、銀行、など。
修士なんだから研究するのは当然と言うとオウム返しのように
「専門家になるわけじゃないのに、なぜ専門分野の研究をしなければならないのか」
頭痛が。
なぜ院に進学したのか聞くと
「院卒のほうが学部卒より給料が高いから。専門には興味がない、卒業できればいい」
これが本音だろ
しかも、この病気は伝染する。
まじめにやってた奴が、ある日突然バカらしくなって発病していく。
Re:院に何しにくるの? (スコア:3, 興味深い)
あー、これは2つ、言うべき事がある。
.
そのM1に是非言ってやってください。「専門も馬鹿」は役に立たないから給料は上がらないぞ、と。人生は初任給だけにあらず。つーか、初任給分なんぞすぐ追いつかれるから。
「専門馬鹿」は自分の専門分野の知識をさらに純化させていくと、他の分野にも応用が利くようになるのですぐさまざまな面で頭角を現すようになります。私程度ですら、CG屋だったはずなのにアセンブラとかアセンブラとかアセンブラのせいでいつの間にやらLinux Kernelが専門に入り込んだり、IOを高速にしなくちゃいけないということからいつの間にやらファイルシステムが専門に染み入ったり…。
給料ってのはそうやってあげていくもんだぞ、と。
.
で、次にこのACと、#1444322 [srad.jp]のACに。
価値観は人それぞれですがその価値に立って考えても、やっぱりやったほうがいいぞと説得できるのが、優れた指導者って奴です。#1444322 [srad.jp]などは
「俺たちは子守じゃねぇ」
と言いたいかもしれませんが、甘えるなっ。
うちらの仕事だって子守じゃねぇ。でも、しょうがないから子守からはじめるんだよ。そうすりゃちゃんと育つんだから。育つなら育てる。それが後輩を育てる仕事ってもんだ。わざわざ教育なんてジャンルを就職先に選んだんだから、子守をやるぐらい、諦めろ。民間だろうが研究施設だろうが、どうせ子守をやってるんだから。そのことを失念した愚痴り方をしている段階で、このM1と五十歩百歩のレベルに過ぎんわっ!!!
ま、しんどいので愚痴りたいのにはしみじみ同意しますが。
fjの教祖様
Re:院に何しにくるの? (スコア:2, すばらしい洞察)
いや、私はそうは言っていないのだが…。そうだなぁ。こう表現し直せばいいかしら。
.
金は確かに金融で手に入るのかもしれない。が、しかし決して「簡単に」ではない。なぜなら他の人もその金を狙っているからだ。あなたは他の人よりもすばやく金の存在に気がつき、金を手に入れる方策を思いつき、実行する必要がある。そうでなければ、金は手に入らない。
金融の仕組みを理解するために必要な知識を金融というジャンルから勉強していって手に入れようと思ってもそれでは一番頭の良い奴が勝っておしまいのレース。決められたコース上をスタートからゴールまで走って、スピード競争するようなもの。はっきり言って世界中にはあなた(このM1であれ誰であれ)よりも賢い人はそれこそ漬物に出来るぐらい、たくさんいる。それらを普通の方法で追い抜こうと思っても絶対無理。
しかし決められたコース上をスタートからゴールまで走らなくてはいけないなどと誰が決めたのか?例えば最近はよく利用されるゲーム理論。これは金融業界で始まったわけではない。AIとかそちらの方から始まった知識を経済に応用しているわけだ。専門外が専門家に勝つのは、このように従来の経済学には無かった数学モデルを持ち込んだとき。つまり、「コース外を走る事ができる」者こそが逆転勝利、トップに躍り出る事ができるのだ。
ここで重要なのは、「別ジャンルの専門」に関して相当に知識を持った上で、さらに経済学の知識を持たなくてはいけない、と言うこと。あるジャンルの専門馬鹿になり、さらにその上で経済学と言う専門外も知識を得なくてはいけない。しかも金融の知識だけでも生兵法ではないレベルまで上げておかなくてはいけない。でないと、車輪の再発明に終わる危険性があるからだ。
実は、あるジャンルについての専門を極める事と、別のジャンルについての専門を極める事は、非常に似ている。故に、1つのジャンルの専門を極めた上で、別のジャンルについて専門をある程度把握するのに、必要なコストは2倍にはならない。一度目で訓練されているし、数学的に同じ部分もあるため、0から学習する必要は無いからだ(同じ部分が全く無い場合、知識の転用は利かない)。故にまず何でもいいから1つのジャンルについて専門馬鹿になるのは、その後のためにどうしても必要な作業。
もし、金を稼ぎたいなら、それも金融トリックで儲けたいなら、専門馬鹿…それも金融以外のジャンルの専門馬鹿になるのがよろしい。そこで鍛え上げた数学的ツール類を使って、金融に突入した方がよほど儲かる。
逆に、ろくにそれらのツールを磨く事も、手に入れることもなく、遊びほうけている専門も馬鹿では、生き馬の目を抜く世界ではケツの毛までむしられるのが落ちだ。
.
と言うわけで。別に「金こそ全て」でも構わんのですよ。つーかそれならますます「一旦、専門馬鹿になりなさい」と言っているわけ。そう言わないと、どうせ聞く耳を持たないでしょうしね。
そして「金融」を何か別のジャンルに置き換えても同じ事は言える。知識の専門化が過度に進んだ世界では、最強の存在は常に「雑種から生まれる」。逆必ずしも真ならず、なので「雑種であれば最強」というわけにはいかないが。
fjの教祖様
青田買いが問題じゃなくって (スコア:3, すばらしい洞察)
私の知ってる範囲で、修士の段階での内定を返上して博士課程に進んだ事例は1例だけ。 やっぱり、内定をもらって「では御社にお願いします」と言ってしまうと、それをひっくり返す気になれないのが人情。 断ったらその企業に対する大学の印象が悪くなって、後輩の就職に悪影響が生じるかも・・っていうのも頭をよぎるし。
ま、企業に就職するかDrに進むかは、博士課程の魅力があるか無いかの問題なのでこっちへ置いといて。
問題は、「就職活動の長期化で、長期にわたって大学を欠席しがちになること」と、「内定後も、内定者研修だとか、自習教材を送りつけてくるなどの課題で学生の時間を奪うこと」でしょう。 もちろん、それがあまりにもはなはだしければ、留年するわけですが。 たいていは、そこまではいかない。本来なら100点満点で80の勉強・訓練ができたはずの学生が60、70程度の錬度でで修了してしまうことになる。 大学教員としてはそれがもどかしい。本来ならこの学生は最も上のレベルまで鍛えてから社会に送り出せたはずなのに・・・と。
研究を先生が成果を上げる手伝いに駆り出されているとしか受け取れない人が多いのも問題だけど。そういう人は進学すべきではない(*)。 修士くらいだと、研究は研究成果を上げるよりも、学生の訓練(問題解決能力の養成)という側面の方が大きい。だいたい普通の修士の学生だと、教員自身が半年もあれば済むような課題を、うだうだ2年間やってなんとか済ませるようなレベル(まず、その研究テーマに取り組めるだけの基礎勉強に最初の1年は潰れたり)。研究成果というだけだと、学生を見捨てて一切研究指導せず、教員が自分でやったほうが効率がいいくらい。もちろん、たまーに、教員顔負けの研究パフォーマンスを示す学生もいるけど。閑話休題。
結局企業としても、今のやり方は自分のところに来る人員の知識技能レベルをせっせと下げてるんだから、マクロに見ると損なはず。
採用活動を早期に始めるのをやめられないのなら、とっとと内定を出して就職活動を終わらせてほしい。そして、卒業式が過ぎるまでは、平日に呼び出したり拘束したり、課題を与えたりして大学院の勉強研究をじゃましないでほしい。と、そういうこと。
(*) ま、確かに、修士論文につながらない雑用や無関係な他の研究に学生をこき使う悪徳教員は実在するらしいけど(この目で見たことはないので)。
そっくり同じことが大学と高校の間で起きています。「秋口に推薦入学で合格してしまうと、高3の学生の 勉学意欲が下がって2~3学期の授業がなりたたない。」って苦情が高校から出てる。大学自身も、大学相互の高校生の奪い合いで、合格をだすタイミングをどんどん速めているわけで。
青田買いというか (スコア:2, すばらしい洞察)
知人に大学行きながら仕事をして、最終的に大学やめて会社一本にした人がいますけれども、そういうのも青田買いというんでしょうか。
もともと本当に純粋に研究とか勉強とかがしたくて大学に行く人間なんてそんなにいないということなんじゃないでしょうかね。自分も大学はぶっちゃけ高校出たばかりでは好きな職種への就職が難しいから時間を稼ぐための猶予時間としか考えてなかったわけですが。
学業以外にうつつを抜かすのが悪いということであれば、そういう人が卒業なりをできないよう大学側で基準とか制度を見直すことで対応が可能では?
また、青田買いという概念は学校と企業のなぁなぁを出し抜いて、企業側が学生を引き抜くというバブルの残影だと思われ、今の就職先がないから学生自身が早めに準備するというのを青田買いというのはなんか微妙に違っているような気がします。純粋に大学自身の魅力が無いとか大学自身の力を信頼されてない結果なだけな気がするんですが。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:青田買いというか (スコア:3, 参考になる)
現実には、企業が採用活動を行っている時期が決まっているから学生も仕方なくそれに合わせているだけで、
自由なタイミングで就職活動をしている訳ではありませんが。
> 今の就職先がないから学生自身が早めに準備するというのを青田買いというのはなんか微妙に違っているような気がします。
就職先がないという訳ではなくて、むしろここ数年は企業の採用が増加傾向です(この先は分からないけど)。
ただ、ある時機を逃すと募集そのものが締め切られてしまうから学生も早めに活動をせざるを得ない訳で、
そしてその締め切りは企業が優秀な学生を囲い込むために年々前倒しされているので、企業が学生を青田買い
しているという側面は確かにあるでしょう。
Re:青田買いというか (スコア:2, すばらしい洞察)
またそのような時間を稼ぐだけの大学・大学院にしてしまっている竜力な原因の1つが
現在の採用時期や採用方法にある,という仮説についてはどう考えるのでしょうか.
もし大学受験がなかったら多くの高校生は勉強しないでしょう.
そうなったら資源も土地もない日本はどうやってこれからやっていくと言うのでしょうか.
そのような状況がまさに現在の大学教育です.
大学としては単位認定等で精一杯,学生を勉強させるようにし向ける努力をしていますが,
精神的に追い詰められる学生が増加していたり,ドロップアウト組の居場所がない社会環境,
就職が決まっているのに卒業させないとアカハラ等と言われ訴訟に発展しかねない現状,
などから打てる手段には限界があります.
理想を言えば勉強や研究がやりたくて大学に来てくれるのがよいとは思いますが,
そうでないとしても自分の将来のために自己研鑽するという意識はあって欲しいものです.
日本の教育水準や科学技術のレベルが低下している理由がここにはっきり現れていると思いますね.
博士号所持者の就職難を解決すべき (スコア:2, 興味深い)
それより企業が博士号所持者を積極的に採用していく環境を作るべき
博士号所持者はその専門分野においてのみ突出した能力を発揮すると考えられているため敬遠されますが、
まがりなりにも博士号を持っているのなら、専門以外でもその能力を活用できるはずです。
自分でテーマを設定してそれを実現するステップを自己設定するマネジメント能力や、未知の領域について関連情報を調査し、ノウハウを学習してゆく吸収能力、国際会議の論文執筆と発表による英語力、そして研究内容を数百ページに及ぶ論文の形でまとめあげる報告能力と修羅場突破力。
はっきりいって企業で求められるひととおりの項目について、一段上の経験とスキルをもつ万能選手なんですが。
なんで無駄にしちゃってんだろ。まあ対人能力は人並みかもしれんが。
Re:博士号所持者の就職難を解決すべき (スコア:2, 興味深い)
Re:博士号所持者の就職難を解決すべき (スコア:2, 興味深い)
博士は、学士に比べて+5年くらいたって居ませんか?当然五段上ぐらいを期待します。中学3年と大卒くらいの期待の差があります。
次に、基礎研究をやってる企業は少ないです。基礎研究とアカデミックな研究は意外に似てますから、基礎やる会社は博士を採りたがります。
しかし、大多数はいわゆる研究開発です。「この研究は何年後にどれくらい会社に貢献できる」が言えなければなりません。これは金を引っ張る能力が必要とされるのではなく、会社が営利団体でリソースが限られているからです。
つまり、企業の目線を持ちつつ、学卒入社5年目よりかなり優れてて欲しいわけです。(もしくは、専門家が欲しい)
平たく言えば、年食ってて自分のスタイルがある人間なら、新卒じゃなくて中途扱いするって事ですな。今の「博士」は中途採用に値する人が殆どいないと感じています。
(企業どっぷりなので一般常識とはズレてそうだけども...あ、能力が頭抜けてる人は即採用しますよ。そういう人は受けに来ないけどorz)
Re:博士号所持者の就職難を解決すべき (スコア:2, すばらしい洞察)
ここだけ突っ込んでなんですが。
営利事業者だからこそ、個人の能力を活かすべきじゃないですかね。年間数百万のお金払っているわけだから、できるだけパフォーマンスを出してもらわないと損じゃないですかね。それなのに、全員決まったような仕事から始めさせるのは却って生産性の低下につながりませんかね。理想的には、個人の能力とそれに見合った配置をしてあげるのが人事というものなんだと思います。
> 年食ってて自分のスタイルがある人間なら、新卒じゃなくて中途扱いするって事ですな。
就業する側にもこれは必要なことだと思いますけどね。某G社の人材がある意味有名なのは、これを徹底しているからなんだと思います。新人でもいろいろ仕事させるみたいですし。
就職じゃんけん (スコア:2, 興味深い)
※就職じゃんけん:推薦やるから就職活動するな、という某工業大学の伝統行事
学校推薦の枠よりその企業への就職希望者が多く、話し合いによる決着がつかない場合に行われる。
まさに人生をかけたじゃんけん。
見る角度によって (スコア:2)
企業としては優秀な人材を早く押えたい。
大学としては学生の確保ももちろんしたいが、学力等もつけてもらいたい。
NHKか何かで大学を出た人間が使えないので、就職後に大学に再教育して
もらっている企業が増えているとのニュースがありました。
大学でちゃんとしていれば出来ていて当たり前の事が出来ない学生が増えてきたとか何とかで
大学側が一番危惧していたのが「大学が就職までの予備期間」と見られる事だそうです。
大学でちゃんとしていれば出来ていて当たり前の事が出来ない学生ばかり出していたら
当然世間からはそういった目でみられるだろうとの事で色々とジレンマがあるようです。
Re:見る角度によって (スコア:2, 興味深い)
今に始まったことではないけど,ついに大学の堪忍袋の緒が切れたってことでは?
Re:見る角度によって (スコア:2, 興味深い)
外資 (スコア:2, 参考になる)
なんで難しいんじゃないでしょうか。
AVG anti-virus data base out of date
経団連の倫理憲章 (スコア:1, 参考になる)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2007/076.html [keidanren.or.jp]
賛同企業でも守ってないところがちらほらありますが
Re:経団連の倫理憲章 (スコア:2, 興味深い)
修士卒で数年前に就職した、某メーカーの中の人です。
うちの場合は、この制約があるから、4月にならないと面談も採用決定も出来ず、
それでいて学生は毎年徐々に早い時期から見学を希望するようになってきているので、
見学の対応をする若手は結構大変です。
早い時期から来るようになっても、遅い方はあまり変わらないし。
見学自体は悪いことではなく、むしろ、自分の時も、その後の研究の参考になったりもしたので、
積極的に協力しているのですが。
教授推薦の復活? (スコア:1)
おおっぴらに青田買い出来ない代わりに、裏でひそひそやるってことですね。
すぐにこうなるってことはないでしょうが。
旧帝大の学生にとっては非常に有利だけど
他の大学にとっては結構不利な就職活動になりそう。
Re:教授推薦の復活? (スコア:1, 参考になる)
専門によっては「一番入りやすいのは東大の大学院」なんてことも
数年前から起こってるようですがねー。
国公立や私立に軒並み落ちた後「しょうがないから東大か」ってやって
通っちゃうとか。
東大大学院の定員が増えすぎたのが原因だそうで。
# そういう専門なんで AC。
学部だって同じかもっとひどい (スコア:2, 興味深い)
さらに1年次春からはさすがにない(そこまでなったら由々しき事態)だろうとなる修士課程と違って
前2年があるという安心感から早期化に歯止めがききません
しかも最近(国立大法人化くらいから)大学の生き残り策として、人材育成プログラムと称して、1年次からコミュニケーション能力トレーニングや企業インターンをさせてます。「企業にウケる人間」にし、企業にアピールできる活動実績を持たせるためです。実質2年次までも「準」就職活動ばかりやってることになります。
# 研究活動その物が売りにでもならないかぎりは別な売りを作らないといけない。
# 下手をすると企業の方がハイレベルな研究してるし。学術研究その物がもう売れないのかもね
Re:氷河期再来 (スコア:2, 興味深い)
一年くらい遅らすことはできるけど、2~3年(以上)遅らせたら、今度は
そっちで評価が下がるんじゃない?逆に早めるのは一年でも難しい。
現役93年卒で「もし、あと二年。せめて一年早く卒業できていたら」と
思った人は結構いるんじゃないかな。
Re:それは青田買いではなく、青田売りではないのか? (スコア:2, 参考になる)
少ないのではないでしょうか(今なら30台後半なので)。かく言う私も、大学4年
の時には資料請求もしていない会社から「採用通知です!!」という書類が家に
届けられたりしたものです(結局修士課程に進みましたが)。
Re:それは青田買いではなく、青田売りではないのか? (スコア:2, おもしろおかしい)
「…つきまして,登録料としてXX万円を以下の口座に…」
みたいな展開しか想像できないのですが.
Re:進学意欲の低下は採用活動のせいなのか? (スコア:2, 参考になる)
某国立大にて、学部から修士課程まで学費免除(全額)と
奨学金を受けてました。まあ一定のレベルであれば、
マメにやればかなり学費の方は工夫できますね。学費免除
申請の時の大学関係者の視線が嫌でしたな。(この貧乏
人が!!!って感じの視線が(笑)、まあ僕の方からはそう
見えただけかもしれんけど。) 適当にバイトすれば、ほぼ
自活できるような気がしてました。結局研究室での実験が
忙しすぎてバイトは4年次からできなくなってしまいましたけど。
入学金免除もやってみようと思ったんですが、こっちは成績や
貧乏度だけではなく、育ちの不幸度?も必要っぽくて、僕は
クリアできませんでした。
で、奨学金は気がつけば2/3は返しちゃったんですが、こういうのは
低金利の教育ローン方式ではなく(僕は利子ないので元金だけ返済
すりゃいいですけど)、適当な条件をクリアできていれば返済不要
でいいんじゃないのと思うんだけど。博士課程まで全部もらい続けて
いると借金の量と就職口の無さもあって、行く気はしなくなっちゃいますね。
僕は博士課程に行きたかったですが、経済的に無理でした。
Re:就職活動の時期の問題より… (スコア:2, 興味深い)
いや、そこを問題にしているのですよ、なぜ、最初の就職が決まったぐらいで自己研鑽をやめちゃうの?
確かに青田買いは自己研鑽を阻害する要因にはなるかも知れません。
でも
・昔と違って、そこに定年まで勤めると決まっているわけじゃない。
・たとえそうだとしても、その中で十分に給料が上がっていくと決まっている訳じゃない。
転職や昇進の機会もあるでしょうし、そういう時は自己研鑽を続けてるかどうかが大きく影響するように思えます。
そう考えると、「青田買いされたからあとはもういいや」だけが原因じゃないだろう、と思うのです。
それでも問題視されるような事態になってるならば、自己研鑽しても十分な見返りが得られないだろうと
感じる人が多いんじゃないか、と危惧したのです。つまり、将来に夢が持てない。
考えすぎですかね。
Re:就職活動の時期の問題より… (スコア:2, 興味深い)
ご意見にものすごく心当たりがあるので同意(苦笑)した上で、年寄りくさいことを書きます。
大学院のうちに何かものすごい成果を挙げれば、もちろんそれは凄いことです。
でも大学院で必ず成し遂げるべきことは、将来にわたって自分の武器になる「何か」を手に入れることだと思います。
研究上のアイデアや成果、勉強法、研究手法、知識、人脈や信用(!)、どれもあとでボディーブローのように効いてきます。
そういうものを獲得する時期として、在学中の時期はとても貴重です。
遊び呆けている人たちは、これらを十分に獲得できている自信があるでしょうか。
大学の環境が劣悪でやる気が出ない、なんて場合もあるかも知れません。でも、自己研鑽のチャンスは世の中にたくさんあります。
縁のある企業や研究所(や他大学の研究室?)に押しかけたり、論文誌を読み漁るだけでもずいぶん違います。大きな学会に自腹で一回余計に出かけるだけでも、すごい量の勉強ができるでしょう。
でもそんな小言は多かれ少なかれ、大学の先生方が既に言われているだろうとも思います。
そこまで言われても、やる気が出ないような人が多すぎるのだとしたら、どうでしょう。
これはもっと根が深い、教育や雇用のシステム全体の問題なのかも知れない、と私は思うのです。すぐに変わるもんじゃないのは百も承知です。でもそれを忘れて形式論に陥っては、せっかくの議論も無駄になりかねないと思うのですよ。
# 我ながら説教臭いったら。
Re:えーっと 現役の意見は? (スコア:2, すばらしい洞察)
学生はいい企業に就職したい。企業ごとに採用枠があるので、他人より先に活動をした方が得。
企業はいい学生がほしい。いい学生を他社にとられないために、他社より先に採用活動をすれば人材を集めやすい。
というわけで、強力な就職協定のような強制力でもない限り、就職/採用活動がどんどん前倒しになってゆくのを止めようがない。 就職協定があった時代でも、採用活動解禁前に企業に就職した先輩が「大学に遊びに来」てましたし。
というわけで、みんな横並びでぬけがけなしで就職活動が始まる仕組みがあるのなら、学生は早くても遅くてもいいのでは?M2の夏休みで就職活動がすめば言うことなし。 ただ、そんな都合の良い仕組みがあり得ないので、「自主規制ルールに馬鹿正直に従った学生が損をする」のが嫌だと思うのは当然ですね。