Ubuntuの創始者、「LinuxデスクトップのライバルはApple」と語る 63
ストーリー by soara
サービスの対価を得るのが難しそう 部門より
サービスの対価を得るのが難しそう 部門より
insiderman 曰く、
オレゴン州ポートランドで行われているオープンソースイベント「O'Reilly Open Source Convention」(OSCON)で、Ubuntuの創始者であるMark Shuttleworth氏がこれからのLinuxの展望について語ったそうです(InfoWorldの記事)。
Shuttleworth氏はまず、Linuxデスクトップやモバイル向けLinuxの開発についてこう語ったそうです。
私たちはAppleがかつて提供したようなユーザー体験を提供できるだろうか? デスクトップ体験という点で、我々はAppleを追い越さなければならない。そして、それは「モバイル空間」でも同様だ。われわれにとってのチャレンジは、コミュニティによる活動を犠牲にすることなしに、快適かつ明瞭なものをどうすれば提供できるかを明白にすることだ。
(つづく...)
オープンソース的活動では、さまざまな開発者がそれぞれの意見を持って活動しているため、Appleのようなデスクトップ環境を迅速に開発するのは難しい、と考えられているそうです。また、Linuxのビジネスモデルとして広告モデルではない、新しいものが必要だとも語っています。
Webの世界は、広告ベースのビジネスモデルだ。しかし、Webベースのアプリケーションやフリーソフトウェアの場合、広告から収益を得る方法を編み出すのは難しい。そのため、サービスの対価として収益を得る方法を考えなければならない。
検索では広告による収益が有効だとは思うが、フリーソフトウェアの世界ではそれは投資を生み出せるビジネスモデルではない。テクノロジーは経済を変えたり、富を生み出したり、社会を変える機会を提供する。ソフトウェアはわれわれの生活をより変えることができる。実際、すべてのものがソフトウェアで実現されようとしている。これは富を得たり、世界を変えるためのまたとない機会だ。
現在、Googleのような「富める企業」は、フリーソフトウェアを活用している。フリーソフトウェアは公開の最終形態であり、革新のエンジンとなる。ここで問題となるのは、どのようにしてフリーソフトウェアの世界を広げていくか、どうしたら革新を進められるかだ。また、フリーソフトウェアの未来については次のように述べています。
(そのための1つの方法として)成果物の定期的なリリースというアイデアがある。予測可能なリリーススケジュールは、フリーソフトウェアの発展に有用だと考えており、それはフリーソフトウェアの開発プロセスを促進することにもなる。
(フリーソフトウェアの)社会は、「改革のパイプライン」を必要としている。フリーソフトウェアのプラットフォームはアクセス可能であり、かつ改革できるように設計されなければならない。たとえばFirefoxは、アドオンやプラグインによって拡張できるようになっている。
Linuxは、Windowsと連携しなければならない。Linuxは未来のプラットフォームだ。しかし、Windowsと協調して働く方法についても学ばなければならない。拡張可能なソフトウェアは、両方のプラットフォームで動作するべきだ。LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきかというのは賛否両論あるとは思いますが、Windowsとの協調やフリーソフトウェアによる収益確保など、非常に興味深い内容だろう。
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:4, すばらしい洞察)
って、ことではなくて。UIの基準・基盤を乱立させないこと、(ある程度)一貫した方針を提供することがチャレンジなのではないでしょうか。
ライトなユーザがLinuxデスクトップに向かったとき、数多のデスクトップ環境とバラバラな方針で作成されたUIを持つアプリケーションが待っている状況がまずい。
ってな感じのことを言いたいのだと深読みしました。
「できる!Linux KDE編」「できる!Linux GNOME編」「できる!Linux Xfce編」「Compizを256倍楽しむ方法」
なんてのから選ばなきゃいけなくて、さらに別のデスクトップ環境に移ると勉強しなおし(って程でもないかも知れないが)って状況はユーザフレンドリではないです。
#それがLinuxだって意見もあるのは分かる。
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:1)
Windowsの後追いもMacOSXの後追いも。劣化コピーとか車輪の再発明が
ほんと好きなんだから。
UIも大きなテーマなのは分かるのだけどだけど、GUIの土台の層レベルで
不満(主にファイルシステム)が結構あるのだけど、どうにかならないのかな?
例えば、
1.パス依存。実行ファイルの置き場所を動かしたが最後
→パス非依存。データと実行ファイルの位置関係に束縛しない
2.複雑なリソース/ドライバ管理。ドライバのファイルが何十個もあちこちに
→ドライバはアイコン1つをD&Dするだけ
3.階層ディレクトリのファイル管理。mp3もtxtも完全破綻。
→ラベル/タグなどのメタデータで管理
そう考えると、System7系のUIはなかなか上手く隠蔽出来ていたと思う。
DOSやらターミナルが出発点だとなかなかむずかしいのかな?
Re: (スコア:0)
もしメタデータだけをたよりに探すことになったら,クリックだけじゃなくて条件を入力しないと一覧で出せないですよね(UIで工夫できるかもしれないけど)。でも,「どこにあるか」という情報はないわけだから,「何なのか」とか「いつ作られたのか」とかそういう条件を使っていたら,とても探し出すのに面倒になるでしょう。
例えばこの間のプロジェクトのファイルはどこにいったかな?とかね。
ファイルタイプだけだと必要なものが出てこないかもしれないし、日付条件だけなら要らないものまで出てくるだろうし。
そういうときはどう対処するのですか?
#階層化されていないけどフォルダ名別に出せる,ということだったら許容範囲ですが。
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:1)
Re: (スコア:0)
複数の条件でスマートフォルダを作っておく。
Re: (スコア:0)
Windowsでも検索条件を保存しておけば再利用は簡単なので、今でも動的に変更できるスマートフォルダ的な使い方はできますね。(手間は多少多いが)
まあVistaでWinFSあたりが出てたならもうちょっと良かったかもしれませんが。
スマートフォルダ的なモノ(オフトピ?) (スコア:2, 参考になる)
この機能とコマンドのfindを組み合わせてスマートフォルダ的なモノを作って利用していました。
フォルダ名に「~/Library/;;-cmin -10」とか書いておき、フォルダを開くと名前から検索条件を取り込みfindを叩いて、見つかったファイルのエイリアスをそのフォルダの中に作ってました。フォルダを閉じれば、作成したエイリアスをゴミ箱に入れる。
フォルダの名前ではなくコメント欄に書くようにしとけば、よりスマートフォルダ的だったかもしれない。
でも条件コロコロ変えるから名前の方が便利だった。
検索条件によってはなかなか終わらなかったりしましたが、結構使えてました。
Re: (スコア:0)
「この間のプロジェクト」というスマートフォルダを定義しておけばクリックひとつですが
いちいち脳に場所を記憶しておく間抜けはもうごめんだね
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:1)
と言うか、個人の感覚でメタ情報なんてあいまいなもの付けられたら後から検索なんてできんでしょ。
「この間のプロジェクト」が常に「この間のプロジェクト」であるはずがないわけで。
(見方、切り方は様々ですから)
Re: (スコア:0)
見方や切り口がさまざまだから、階層ディレクトリで割り付けるのは
ダメなのだけど、わかってないなぁ
先コメントでも出てたけど、階層呪縛ってほんとありますよ
古い人って悲しい位の階層ディレクトリ脳で、
SI現場の文書管理なんて、プロジェクトの後半戦は笑っちゃう
くらい破綻しています。
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:1)
> ダメなのだけど、わかってないなぁ
他人が作った階層構造の中から目的の文書を探すことほどイライラすることはないよね。
微妙にネーミングのニュアンスが違って「なんでそっちに入ってんねん!」と言いたくなることがあったり、
一階層目の分類がこっちの目的に合ってないとその階層を横断してあちこちのフォルダを開いて回らないといけなくて
結局全フォルダをfind & grepしてしまうとかよくある話。
> SI現場の文書管理なんて、プロジェクトの後半戦は笑っちゃう
> くらい破綻しています。
最初にディレクトリ構成のポリシーを決めてかかれという意見もあったけど、
ファイルを作成していく前に決めたディレクトリ構成ってコードを書く前に作った仕様書みたいなもんで、
実際に始めてみないとわからない不都合が必ず出てくる。
実際文書を作ってみると「Aに入れるべきかBに入れるべきか迷う(どちらの性質もある)」とか、新たに細分化しないとだめとか、
そもそも階層分けを考えた奴が現場をわかってなくて根本的にだめだめwとかよくある話だけど、そこで柔軟に対応していくことができない。
#柔軟にってのは「新たな分類に対応するディレクトリを追加する」とかいう簡単な話じゃなくて
#「3階層目と4階層目は入れ替えないと使いにくくて仕方ない!」みたいなレベルの話。
ていうか勝手にディレクトリ構成変えたらポリシーの意味ないね、そういえばw
Re: (スコア:0)
TRONの実身/仮身モデルがそれに近いんじゃなかったっけ?
Windows の後追いはしていないね (スコア:0)
Windows なんか相手にしてないよ (スコア:0)
Re:Windows なんか相手にしてないよ (スコア:1)
感じますが、実際はまったく逆です。タレコミ文や原文ちゃんと読んでますかね……
Re:Windows なんか相手にしてないよ (スコア:1)
確かに現行のファイルシステムでも、スマートフォルダやspotlightで概ね
解決できますね。だから自分の場合はもう分類はせず、掃き溜めにほりこんで日付順
ソートとQuickLook。ほとんどこれでOKです。
ツリーをたどるのってもうダルイ。
しかし、階層型でのファイル管理の呪縛というのは大変根強いと感じました。
まあかくいう自分もmp3のファイル管理をiTunesに任せるなんて御免こうむると
昔は思っていましたのですが。。。。
検索条件を入れるなんてまっぴらと言われた方もいらっしゃいましたが、動的
プレイリスト(スマートフォルダとかビューの類)は色んな切り口で、見れて結構
新鮮なもんですよ。
再生回数0のビューをiPodShuffleとランダム同期させて、未聴曲を減らしに
掛かったり。今月の蛇路トップ10はこれ!!みたいな。
むしろSQLでプレイリストを作りたい!と思う位です。
実行ファイルの場所を動かす必要性なんてそんなに無いって言ってしまえば
それまでなのだけど、TRONの仮身によるリンクやplan9の動的な名称空間生成を
上手く利用すれば、位置依存の問題も解決出来るかもしれないですね。
それにしても、インストーラーであちこちにファイルをばら撒いて、アンイン
ストーラー回収なんて破綻まっしぐらのくっさいアプローチだと思ってしまいます。
レジストリももっと上手く可視化出来てたらよかったのだけど、あのざまな
わけです。なんかWindowsの悪口ばかりですが、OSXも似たようなもんですね。
このあたりの問題に真っ向に向き合ってほしいなと思い、先のポストをいたしました。
えー、 (スコア:0)
# とかいいつつ漢字talk6の時代しか知らないので、まちがってたらゴメン
Re: (スコア:0)
でも、拡張子と違って普段はユーザの目に触れるモノではないから、実際には意味不明な宇宙語になってても一向に構わないし、数的にも「(大小英文字+数字+空白(+記号?))4」だから十分だったんじゃないかなぁ。単になるべく意味のある形にしたがる開発者がいて、(クリエータに関しては)それらの間で当たりやすかったというだけのこと。
あるアプリしか使わない特殊な形式のファイルとかならファイルタイプに「DAT1」とかで十分だったわけだし。クリエータが優先される
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>なんてのから選ばなきゃいけなくて、さらに別のデスクトップ環境に移ると勉強しなおし(って程でもないかも知れないが)って状況はユーザフレンドリではないです。
そーでしょうか?
例えばKDE内での統一仕様がマチマチだと困ったものですが
GUIを変更したい時に選択肢があるってのはかなり楽しめますし意義がありますよ
だってOSは以降しなくても良いのですから;-p
むしろ、そのレベルで共通な感じのデスクトップ環境を使いたいなら
それこそAppleやMicrosoftでいいんじゃね?
Re:LinuxデスクトップがMac OS Xのデスクトップのようになるべきか (スコア:4, すばらしい洞察)
あとはせいぜいデジカメ画像の管理や年賀状を
作るくらいのフツーの人にとって、GUIは理解し
やすければ何でも良いのですよ。
多様な選択肢があって、変更して楽しむなんて発想は
ありません。
そんなことばっか考えてるからフツーの人に受け
入れられないんだと思う。
Re: (スコア:0)
たいていのユーザーにとって十分に優れたGUIが最初から用意されていれば選択肢の必要はありません。そもそもGUIは壁紙のように変更されるものではありません。ユーザーがGUIを意識して変更したくなるということは、何かがおかしいのです。
Re: (スコア:0)
-------
某CMのパクリなのでAC
シェアの奪い合い (スコア:2, 興味深い)
Re:シェアの奪い合い (スコア:2, 参考になる)
かくいう私もMacBook買っちゃって今Macで書き込みしてますし。
いや、さすがに意地もあるしデスクトップマシンはDebian使い続けてますけどね。
Macのみょーな快適さと戦う日々……
# Apple様のご宣託通りにお布施払ってるとやけに快適っつーのが……
Re:シェアの奪い合い (スコア:3, 興味深い)
去年の末にMacBook買っちゃったら、Linuxへの気概が失せてきてしまった。
こんだけ快適で、同じファイルシステム上でシェルも使えてGCCも入れれて、これまで使ってたXアプリも動かせる。
次メイン機を780Gにしようかと物色していたが、こないだiPhone買ってからMacとの連携の良さに
ついにメインをMacにすべしとご宣宅が下ったw
# でもiMacはディスプレイが好きに選べないんだよなぁ。D端子とかHDMIとかあれば悩まなくていいのに。
# Mac miniでデュアルディスプレイ頼むよー。
Re:シェアの奪い合い (スコア:1)
Linuxに戻る理由が見つからない。
Re: (スコア:0)
んでWindowsはWindowsで新旧のバージョンが食い合ってる。
WindowsとWindows以外で別々の市場を形成している雰囲気が。
Re: (スコア:0)
Macユーザだらけ (スコア:2, 興味深い)
また、参加者の3、4割がMacユーザでした。
MacがBSDベースでなければ、これらの人達は本来はUbuntuあたりを使っていたんだろうな、と思います。
UbuntuにとってのライバルはやっぱりMacかな、と納得しています。
Re:Macユーザだらけ (スコア:1)
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:Macユーザだらけ (スコア:1)
----- 傷の治療は傷より痛い -----
GNOMEのライバルはKDEってだけじゃないの? (スコア:1, すばらしい洞察)
#素人目には
Apple総受け (スコア:1, おもしろおかしい)
Appleがまるでギャルゲの主人公のようなハーレム状態に。
Re:Apple総受け(オフトピ) (スコア:0)
AppStore の開始によって Mac ユーザは更に増えるでしょう (スコア:1)
ライバル (スコア:0)
今のところいい方向には行ってるけどパクってる上に劣化してる感は否めない。
// ところでファイルの右ドラッグってWindows以外見かけないんだけど特許か何かとられてるの?
Re: (スコア:0)
KDEは左ドラッグ (スコア:0)
おかげさまで誤移動による「やっちまった〜」はあまりないとおもう。
逆にメニュー出現を忘れるとひどいけど、Winで「常に右ドラッグ」な人にはいいんじゃないかな?
# KDE4.1RCより書き込み。まだまだ不安定だけど、4.0の不満はほぼ解消してるかな?
日本語Webサイトの明朝 (スコア:0)
Linuxデスクトップのアンチエイリアスも進化して
もう画面で明朝をストレス無く見られるようになっているんですよね。
ついに日本のWebサイトの明朝(serif)解禁も近いか!?と思っています。
残るはWindowsのみ...こいつがいつものことながら足を引っ張っているっ
VISTAもまだだめなんだな、これが。
# 考えてみればWindowsもMacを追いかけていて、その意味では立場一緒ってことかしら
# やっぱり眼中にないんじゃん
Re:日本語Webサイトの明朝 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
食いやすいところから食っていくっていう意味かと。
Appleライバル云々はねーだろ (スコア:0)
フリーソフトウェア維持の金策について終始してるじゃん。
かなり読み違えてないか?
取りあえず (スコア:0)
Re: (スコア:0)
http://openlab.jp/puppylinux/ [openlab.jp]
Re: (スコア:0)
WinからのインストールおよびWinとの共存が
ちょー楽な版は、ありますか?
Unix/Linuxじたいに抵抗は無いんで、"地味ディストリ"でも全然かまわないんですが、
以前の環境の維持も一応したいんで、Wubiのインストールスタイルは一番気に入っています。
あとは他のディストリも軒並み同様のスタイルが用意されてれば理想。
#Win2kでも重くて困ってたLibrettoL3にWubiを入れたら益々重くてがっくりきたAC
#また、Win側が重いんでcoLinux(andlinux)では不味いです。
そういや以前MLD Linuxってのもありましたね。(売り物)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
UI (スコア:0)