この10年で大学工学部への志願者が半減 198
ストーリー by kazekiri
俺も俺も 部門より
俺も俺も 部門より
工学部出身曰く、"毎日MSNの記事にあるが、文部科学省の学校基本調査によると、国内の大学工学部の志願者がここ
10年で半減しているらしい。少子化の影響かとも思ったが、1995年の57万人年から2005年に33万に下がっている工学部に対して、医・歯・薬学部は24万人から28万人、看護・医療・保健学部は5万人から11万人に倍増しているらしい。工学部の不人気の理由は、資格取得に直接結び付かないこと、内容が多岐にわたり高校側が進路指導しにくいということのようだ。
ここには工学部出身が多数いると思うが、いかにも工学部っぽいアレゲな学生が少なくなりそうなのは寂しい気がする。"
視点の問題 (スコア:5, 興味深い)
絶望的に鉱物や農産物資源が乏しい日本では、一次産品を輸入してでも、それを加工して
付加価値をつけて輸出することでしか国全体としての経済を維持することはできません。
付加価値をつけること、つまり、鉄板とか銅のインゴットとか原油とかから
自動車や電気製品や高機能材料や建築物などを作り上げることは、まさに工学部出身の人たちが
活躍している分野で、実際に日本が得意としているのは、現在でもこの分野です。
そして、文系の社会人というのはこの生産を滞りなく行わせるためにのみ存在するという
言い方すら可能です。理系の人が物を生産するのに必要な設備の投資を行う金融機関、
そして、その生産物の流通で利益を上げる商社や、それら全ての人たちが安寧な生活を送ることができる
社会の体制を作り上げる、公務員の人々など。
きっと、日本人が全部理系でも、社会体制はガチャガチャになっちゃうかもしれないけど
なんとか生きていける。でも、日本人が全部文系だと、結局元になる生産がないから、
生きていけない。
ほんとに単純なことで、わたしがあらためて言うことではないのかもしれませんが、
こういう視点はすべての人が持っていないといけないはずなのに、特にバブルで浮かれて以降、
そのような視点から物を見ることができない日本人が増えてきたように思います。
現在の日本を支えているのは工学人で、本当はもっともっと尊敬されなければいけないはずです。
きっと、NHKのプロジェクトXは、そんな日本の現状に危機感を感じた人たちが作ったんでしょうね!
Re:視点の問題 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:視点の問題 (スコア:3, 興味深い)
>どうなるのか想像がつかないんですか。
新小児科医のつぶやき [hatena.ne.jp]。
「さらに受け入れ病院には非常に重い十字架が架せられています。最近の医療では不十分な体制で受け入れる事も非難される時代になっています。義侠心を出して手薄な体制で引き受け、結果として不幸な転帰を取った時には「引き受けた方が悪い」と非難の的になります。「なぜもっと万全の体制の医療機関に送らなかったのか」の厳しい批判です。批判は単なる言葉だけの問題ではありません。莫大な賠償金付きの訴訟が待っています。訴訟が起されればマスコミからのリンチのような社会的制裁が待っています。そんなものを受ければ病院の存亡に関わる事態になりかねませんし、担当した医師は医師生命を断たれてしまいます。
この十字架についてはネットに参加する医師の間では既に常識化しており、「ロシアン・ルーレット」とか「ババ抜き」と表現されています。患者の為に医師の使命感に燃え、無理を承知で引き受けたものが破滅する怖ろしいシステムです。この十字架は都市伝説の類ではなく、立派に司法の場で繰り返し断罪され判例となっている事実なんです。」
ということで、産科医療は既にかなり深刻な問題になっているようですよ。
Re:視点の問題 (スコア:2, 興味深い)
その件に関してはこのブログ [cocolog-nifty.com]のまとめがよく緊迫感が伝わるかと。
(当件関連は1~20まであります)
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
生涯賃金 (スコア:4, すばらしい洞察)
本人が何やりたいかはっきりしてない状況での進路指導だとすると、
それ以外の要素の何を基準にするのかが逆に分からない。
# 平均から飛び出ちゃった人だけが集まった方が研究面ではむしろ悪くないんではないかという気も。
Re:生涯賃金 (スコア:2, 興味深い)
それがばれている状況で、どうして工学系にいくわけ? もちろん、それでも行く奴は行く。どんなに時給が安くて食えなくても、アニメ業界、ゲーム業界にいくのと同じ。食い尽くしてくれて良いよ。もの作りとは、身を滅ぼしてでも関わりたい程、面白いのだから。
Re:生涯賃金 (スコア:2, すばらしい洞察)
具体的かつ定量的な評価をしている学生は少ないかもしれませんが、
「儲かるらしい」「薄給らしい」ぐらいは気にしませんか?
それすらなかったのであれば、あなたはとても(金銭的に)恵まれた環境で育ったのだと思います。
親御さんにはよく感謝しておくべきでしょう。
大学は専門家養成機関になってしまった (スコア:4, すばらしい洞察)
医歯薬系などの学部は、専門性が高く、卒業すれば
資格とともに、その分野に就職、従事することが見込まれます。
要するに、それらの学部は「エキスパート養成機関」の
性格を持っています。
また、法学部、教育学部、経済学部等の文系学科でも多かれ
少なかれ、その傾向があります。
極端な言い方をすれば、「すごい専門学校」なのです。
それに対し、工学、理学、農学などは、明確な資格も得られないので、
即物的な成果を求めがちな現代っ子(ゆとり教育世代)には
ウケがよくないのでしょう。
大学とは、どんな学部であろうと本当は「ブラックボックスの中身を
学ぶところ」だと私は思っています。その「学び方」を判っていれば、
たとえ分野が違っていようと、するべきことは一緒なのではないでしょうか。
志望者は減ってるかも知れないけど (スコア:4, 興味深い)
合格率だとか、不況突入で受験校を減らしたとか、入学金返還訴訟とか、何かもっと
他の要因もあるんじゃないかなーと思いました。うまく説明できませんが。
志望者ではなく実際の学生数を見てみると
(http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/05122201/index.htm [mext.go.jp])、問題の平成17年度
は社会学部が一番多くて37.7%。次に多いのが工学部で、17.3%。以下人文16.2%、
「その他」10.1%、教育5.7%、理学3.5%、農学2.8%、医・歯学部2.5%、家政、薬学
と続きます。
そしてこの割合順は過去6年間「その他」を除いて変化していません。
つまり実際の工学部学生の割合はあんまり減っていないし、医・歯・薬学が増えた、
とも言えません。むしろ全部減ってます。そして減った分が「その他」の倍増(5%から10%)
として現れているだけなんじゃないかと思うのです。
「その他」というのは、こういう学部のようです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/05122201/006/004/011.htm [mext.go.jp]
確かに、この10年で新設された学部という雰囲気が漂ってきますね。
大学経営にとって「志願者の減少」というのが非常に大きな問題だというのは判ります。
しかし実数はともかく、割合としては減っていないのに「工学部の学生が減っている」
みたいな話をされても、どうなんでしょうねえ。
「いや、学生の質が落ちている」と?
そう言われると耳が痛いです。私10ウン年前に卒業した理系学生ですが、その頃でも既に
「昔に比べて今の学生は」と言われていましたから。
多分30年前でも、「大学は出たけれど」の時代でも?
Re:志望者は減ってるかも知れないけど (スコア:2, 興味深い)
私の卒業大学(工学系単科大学)も、確かに別キャンパス作ってます。
、、、でもそれだと理系になるのか?
いや、きっと名前が不思議だから少なくとも「工学」じゃないな。
つまりここらへんは「文系」->「工学近く」ではなく「工学」->「工学近く」ばかりということですな。
皮肉な話だ。。。
いかにも工学部っぽいアレゲな学生 (スコア:3, すばらしい洞察)
少なくなるのは、いかにも工学部っぽくない普通の学生だろう。
いかにも工学部っぽいアレゲな学生 (スコア:3, すばらしい洞察)
理・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
大学の近況報告 (スコア:3, 参考になる)
資料を眺めるに、短いスパンでは,工学よりも法・政治の低迷の方が深刻ですね。
理工農のいわゆる理系は人気の低下はむしろおさまっている方です。
逆に人気なのは医療系ですが,医療系でも薬学部は6年性化を受けて低迷傾向にあります。
また、教育要請の定員枠が拡大されたので,教育学系も増加傾向にありますね。
# 硬派でアレゲな工学部ってのを見てみたい。
Re:大学の近況報告 (スコア:2, 興味深い)
某石川台では、建物前を謎の6輪ぐらいのバギー(全長3-4mぐらい?)
がリモコン操作で疾走してたり、アスファルト上で謎のひょろ長いロボット
がのたくっていたり、得体の知れない丸っこいものが転がっていたりしていました。
・・・工学部は素敵なところです。
#うちは理学部で基礎ばかりだったので地味だった。
進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
体育教師が担任だったりすると悲惨。
結局進路指導は当てにならず、自分でもっと調べれば良かったと大学に入ってから気が付くハメに。
#情報工学を目指していたはずが、なぜか文系の「情報学部」に流れてしまったのでID
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
> 自分でもっと調べれば良かった
これじゃない?
自分の進路は、最終的には自分で真剣に考えないと。
それをしなかった責任を教師に押し付けるのはどうかと思うな。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:3, 興味深い)
> それをしなかった責任を教師に押し付けるのはどうかと思うな。
「○○学部に行きたいから△△大学に行きたいんです」
って進路指導員に説明をしたら、
「君の学力なら□□大学も入れるよ」
と指導されました。自分の主張を通したら、小一時間ほど説教されました。
「いい大学に入らせるのが、私の仕事なんだ」と。
#□□大学には、○○学部はなかったんですが。
・・・10年前の話ですが、高校の進路指導なんてそんなもの、だったように思います。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
反省を生かすことを覚えるところからで良いと思うけどね。
それに、学ぼうと思えば理系文系関係なく、自らやるもの。
与えられる物であるって意識の改革からするべきじゃないかな。
なんて、年寄りくさい世迷い言を言い出したら、なんか一気に年を取った気がしてきたのでID(ぇ
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, 興味深い)
まぁそれは文系の学部にも同じことが言えるけど、文系最右翼の法学とかは、昔から法曹やリーガルスタッフ、公務員、金融と卒業後のイメージは掴みやすかったし、経済学部にしても最近は金融や証券のイメージ向上でそれなりに人気を回復してる。進路指導する側としても「法学や経済学はつぶしが利く」と言えるからね
でも、工学はどうだろう? ボクの周りには、「Nスペの電子立国に憧れたので半導体エンジニアになりたい」とか「実家が造り酒屋なので酵母の研究したい」って生物系に言った奴とか「マッドエンジニアになって世界制服したい」って機械系に逝ったヤツとかはいたけど、やっぱりイメージ先行なところもある。今進路を決める人から見れば、逆にエンジニアって冷遇されてる感じが強いし、潰しがきかないとかネガティブなイメージもまたあるので、学生にとっては「賭け」な要素が強いんじゃないかな?
あと、情報系だと別に情報工学とは全然関係のなさそうな学部からでもいくらでも入り込む道はあったりするので、あえて工学を選ぶ必要がないってのもあると思ったり
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:5, おもしろおかしい)
ウチの親父がコレ。そのまんま教授やってます。
>「マッドエンジニアになって世界制服したい」
私がコレ。とりあえず博士号は取って、某研究所で主任研究員。今はここまで。
丘の上に研究所を建てて、それを爆発させるのが次のステップ。
世界征服の道は長いが、止まってはいられない。もうすぐ二人目の娘が生まれるのです。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, おもしろおかしい)
#ちなみに、世界を制服するのは私だがな。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
んー、つーか、その「とりあえず入っとけばなんとかなる」という学部が、情報系からバイオ系にシフトしてきたような印象を持ってます。
某バイオ系の大学の学部生あたりにも、そういう認識の人が多くて、もとSEで再入学してきた人がいたり、バイオ系でもいわゆる情報系に近いラボには学生が集まらなかったりなどなど。
情報系というか、IT系での就職に対しての人気が落ちてきてるというか。しばらく前から、バイオや医薬看護系での大学の新設や、定員増加なども引き金になってる感じで。医学系だと、やっぱり資格がとれるっても絡んでるんだけど、その周辺に近いバイオ系とか医療情報学部なんかにも、今は人気が向いてきてるようです。
#何年か十何年か後には、バイオや医薬も斜陽になるんだろーなと恐れてる、そっち系の大学関係者なんでAC
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:1)
まったくその通りで、高校生のみなさんには教師を「道具」として使って、それより先は自分でなんとかしないといけないってのを分かって欲しいのです。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, 興味深い)
然り。学生時代に「教官をコキ使へ! 」と宣われた先生の印象が未だに強く残っています。
たうぜんシャバでも同じで、先輩や特に上司を、正しく(自分のスキルや評価に見合った仕事を自己管理で遂行している前提で、自分の手に余る物事に関して)コキ使えてこそ、真の一人前と思います。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, 興味深い)
--- Dead Poet Social Club
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
工学と医学ってよくわからないけど、違う学問だと思うのです。なのに、成績がいいから医学部という発想をする先生って何なのかな。
Re:進路指導する人間がだめだめ (スコア:2, すばらしい洞察)
その話を聞いて
「そうか、俺医学部いけるんだ」
って医学部に行く生徒側にも大きく問題あるから!
成績がよいのではなく、頭のいい生徒だったら(いや普通の、か)
そんな話には興味を示さず自分の行きたい学部へ
行くだけではないですか?
さすがに高三ともなればそれくらい自我を持ってないとマズいと思うし・・・
資格かあ (スコア:2, 参考になる)
毒物劇物取扱責任者
高等学校教諭一種免許状 (理科、数学)
中学校教諭一種免許状 (理科、数学)
などがもらえますが…あんまし人気ありそうな資格ではないですね。
東京電機大学工学部応用理化学科って書こうとして、調べてみたら学科名がころころ変わってるのに気付いた。
応用理化学科→物質工学科(1993)→環境物質工学科(2002)→環境化学科(2007)
もともといまいち何をやる学科かよくわからなかったのだが…(笑)
理系というと (スコア:2, すばらしい洞察)
高校のクラス分けで理系クラスが男ばっかりで萎えるとか。
受験では「大学に入ること」が目的になっていて
「入った後にどんなことをしたいか」「どんなメリットがあるか」
とかまで考えが及んでいないような気がしますね。
#路は果てなく遠く
まわりに工学がない (スコア:2, 興味深い)
じーさんは畑が身の回りにある環境で育ったそうです。自分は農業はやっていないけど、いつも農作業をしている人を見ていたし、たまには畑に入って手伝ったりしていたので農作業が遠いものではありませんでした。
とーさんの時代は畑作業はあまり見なくなってしまったそうです。じーさんが某工場で働いていたし、その近くにも似たような産業はあったから、とーさんは子供の頃にそうして働いている姿をみてきたわけです。
で、僕の時代ですが、身の回りに畑も町工場もありません。仕事と言えば商業ばっかりです。他にはサービス業とか芸能とか。社会の教科書に色々書いてあるし、そういう仕事があるのは分かりますが、いまいちピンと来ないで育ってきたなあ、と思います。
まとまりはないですけど、これも一因かなあ。
日本にエンジニアなんて居ない (スコア:2, すばらしい洞察)
企業の意識がそんな所に留まっているので
大学まで出て、身分の低い職人に成りたくないと
若者が考えるのも人情かと。
Re:日本にエンジニアなんて居ない (スコア:3, 興味深い)
ただ、個人からみると、職人ではハッピーになれないことが、明確になってしまったのが現実。
モノづくりの再生を唱えるのであれば、そこの認識を変えて欲しいものです。
教員は文系ばかりなんだが (スコア:2, すばらしい洞察)
どうやったら酸素や水素を発生させられるのか知らない教員しか居ない小学校、鉄板に四角い穴を空けることが出来ない教員しかいない中学校、ビデオとTVのケーブルが抜けると挿しなおすことも出来ない教員だらけの高等学校・・・
全ての学校がそうだというわけじゃないですよ。でもね、セキュリティ意識の欠如や著作権意識の希薄さだとか・・・
最近話題の必修科目の未履修問題に現われていると思うのだけど、必要の無い知識を習得するのに時間をかける必要は無いというのを地でいっているだけなんじゃないかな。予備校や塾の講師は更に輪をかけているけどそれは別の話なのでおいておくとして。
数学なんて役に立たないと言われることも多いし、理科なんてのは使うことなんて無いとまで言われて、どんどん必修時間が削除されているわけだけど、論理的な思考のできない社会人や混ぜるな危険の分からない人が増えていかなければいいけどね・・・
工学って何? (スコア:1, 興味深い)
何をやるところで、どこが魅力なの?
結局アピール力の問題だと思うんよね。
Re:工学って何? (スコア:5, おもしろおかしい)
何をやるところで、どこが魅力なの?
結局アピール力の問題だと思うんよね。
Re:工学って何? (スコア:2, 興味深い)
阪大ローカルの事情として,基礎工学部と工学部で
受験生の取り合いになってるからでしょうか.
基礎工は理学と工学の間といいますか,あまり産業に直結はしない
基礎研究に近いところもねらいます(でも理学ほど学究肌ではない),
というスタンスが(実際に工学部と基礎工学部で研究内容に
差があるかどうかはともかくとして)物質社会を倦厭する
時代の気分に合ってる,というような声は聞きます.
中の人ですがIDで
Re:工学って何? (スコア:5, すばらしい洞察)
文系というのは科学や技術に無知な人間のことではありません。
単にあなたの理解能力が低いのであって、文系だから理解できないのではありません。
文系の人に失礼でしょう。
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:工学って何? (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:工学って何? (スコア:3, すばらしい洞察)
注目もしないし、魅力も理解できないよね。
それはそれで悪いことじゃないけど、
それを一方的にその対象のせいにするのはどうかな?
大体、工学が解らないんだったら、まず辞書を引こう [goo.ne.jp]よ。
文系・理系以前の問題だよ。
Re:工学って何? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:工学って何? (スコア:1, 興味深い)
史学部・文学部って、なんの役に立ってるの?
って言ってるようなもんですかね。
Re:工学って何? (スコア:1)
#その分留年率も高いが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
「就職に強い」が工学部を駄目にした (スコア:3, すばらしい洞察)
その就職に強いというのが、工学部を駄目にしていると思う。
バブル後の不況に入った頃から、就職に強いという看板を守るために研究者育成から企業の求められる人材の育成へと変貌していき、結果として工学部は職業訓練所と化た。(特に下位~中堅の大学でこの傾向は顕著)
職業訓練所となった工学部に工学の魅力はなくなった。そして医療系のような、より強力な職業訓練所の出現により工学部の人気はなくなった。
Re:工学って何? (スコア:1, すばらしい洞察)
中にも工学的センスあふれる原石は存在する訳です.
そんな人をできるだけとりこぼさないよう,できるだけ
多くの人にアピールする必要は当然あります.
Re:工学って何? (スコア:5, おもしろおかしい)
某国立の工学部ですが、男子校状態です。もう少し詳しく説明しましょう。
工学部は山の上に隔離されています。山はふたこぶ状になっており、片方の峰は工学部、もう片方が理学部・薬学部です。薬学部は女子多いのであちらの峰はそれなりに幸せです。
文科系は山の下にあります。エンジン付きの乗り物がなくても楽に通学できる恵まれたロケーションと言えます。黄色い声が飛び交う平地のキャンパスを横目に見ていれば恨み言の一つや二つ出てきておかしくありません。
医学部や農学部は少し離れていますが、やはり平地にあります。農学部が今度仲間入りするそうですので、楽しみに待っています。
Re:薬学部でしたが (スコア:2, おもしろおかしい)
そっちの方の幸せがつかめるかどうかは、学部内の比率はあまり関係なくて、本人の心掛け次第だと思います。
ちなみに、わたしは人力の乗り物で通学していました
Re:工学って何? (スコア:2, 興味深い)
知人の歴史関連の研究をやってる人は当時の産業構造をモデル化して
計算してたりしますし、農業と人口の関連とかまあなにやらいろいろ
計算してたりします。
一方身近な工業化学関連の研究者は(合成スキーム設計のための)
モデルは作りますが別に計算はしませんし。
境界領域に行くと、言語における文法の歴史的変化を力学モデル化し、
その発展の仕方を統計力学で処理して言語もやはり高エントロピー状態
に移行していくことを示す研究とか、もはやなんと分類していいのか
良くわからんものとかもあります。
(理論言語学の一部になるんですかね。ちなみに実験言語学もあるとか)
言語において語彙が少なくなり文法も崩れていく(語順に柔軟性が出る、
語尾変化等のパターンが減る等)は力学的進化の必然だとか。
原始的とされる言語ほど文法は厳しく、対象物の状態が少し違うだけで
語尾変化等が必須だったりと面倒で通じにくいもののようです。
・・・まあ実際の歴史的変化がおおむねそうなのは確かとしても、
それが本当に力学的必然なのかどうかは知りませんが。
まっさきにリストラの血祭りに上げられるのは現場の技術者 (スコア:3, 興味深い)
「まっさきにリストラの血祭りに上げられるのは現場の技術者」と言うのは、おしゃる通りです。一方で、不良債権まみれの銀行、バブル崩壊最中の株屋でさえ、リストラはなく、給料も下がらなかったしね。工学部の有名教授に「今、自分が学生だったら、何を勉強しますか」って聞いたら「文転する」と答えていたし。
実用範囲での専門教育の量を考えると、学部の段階で学科が細かくなるのは必然だと思う。理系の本質として「ある特定分野に精通すると、他の分野の習得も楽になる」というのがあるから、専門化が悪いとは思わない。
むしろ、初年度が、共通教育みたいなもので薄められていると、自分に向いている専門を見極められない。どこでも同じような文系の専門とは違うんだよ。初年度に転学科しやすいようにすると良いかもね。
Re:理系・文系 (スコア:2, 興味深い)
s/高校/中学/のtypoではなくて?
中学生が普通高校or工業高校or高専選択するのが酷だというなら、まだわかりますが。
日本の教育制度では高校は義務教育ではないし、18にもなった人間が自分の能力を見極められないって、甘えるのもいいかげんにしろという感じです。
周りが行くからとのんべんだらりと高校行って、何のために大学受験するのか考えもしないまま勉強してるからそうなるんでしょ。
社会や教育のおかげでそういう人間しか生産されなくなっているというのであれば、是正すべきは受験や大学の制度ではないはず。