MITが全講義録をネットで公開 42
ストーリー by Oliver
組織的にというのはすごい 部門より
組織的にというのはすごい 部門より
nekopon 曰く、 "ZDnetの記事によると、MITの全コースの講義録をMIT OpenCourseWareで公開することに決定したそうだ。しめて10万7840ドルの価値らしい。太っ腹だ。キミもこれで MIT の仮想学生!"
nekopon 曰く、 "ZDnetの記事によると、MITの全コースの講義録をMIT OpenCourseWareで公開することに決定したそうだ。しめて10万7840ドルの価値らしい。太っ腹だ。キミもこれで MIT の仮想学生!"
皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
OpenCourseWare (スコア:5, 参考になる)
また,2007年までに学部・大学院の全課程を網羅する2000科目の資料を公開する予定 [mit.edu]だそうです。
CNetの記事 [cnet.com]によれば,MITのこの構想はオープンソースの考え方に準じるものであり,例えば英語以外の他言語への翻訳作業を奨励しているそうです。OpenCourseWareという名称もそれを意識したものでしょう。非常に興味深く,かつ魅力的な試みだと思います。
少なくとも私は,MITの講義資料が参照できるのは嬉しいですし,日本語翻訳をするオープンなコミュニティが成立すれば,微力ながら協力したいと思いました(英語は苦手なので,翻訳で協力できるかどうか分かりませんが)。
# タレコミ文を書いてるうちに先こされちゃった(^^;
Re:OpenCourseWare (スコア:1)
SICPは日本語で書いてあるのも読破できてないけど。。。
use Test::More 'no_plan';
Re:OpenCourseWare (スコア:0)
#って講義録とは何?
#ファインマン物理学 [iwanami.co.jp]みたいなもののことで合ってる?
#資料だけならあまりうれしく(おいしく)ないかも。
Re:OpenCourseWare (スコア:1)
MIT の物理学の講義録っていいのが出てたけど、あれの丸善から出ている翻訳ってもとの本の持っている雰囲気のかけらもない。
他の出版社だったらもう少しましな翻訳が出来たんじゃないかな。
#20年以上昔の本の感想なので最近は違うのかも知れない。
信ずる者は掬われる。
アメリカの大学ってのは…… (スコア:3, 参考になる)
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:5, 参考になる)
>あるいは教授をとっ捕まえて議論するとか
# 人から聞いた話なので,以下,誤認識があったらすいません。
MIT Media Lab. には自由参加のランチミーティングの習慣があって,教授がランチをおごってくれるので,学生が沢山集まるんだそうです。で,そこで他研究室の学生・教授がお互いに交流/意見交換/議論する機会をもつ,と。
Media Lab. だとプロジェクトごとにスポンサが付き,成果を出さないとスポンサから資金が得られなくなるので,各研究室/プロジェクトが優秀な学生を見つけるためにも,このランチミーティングが活用されているようです。
で,いくつかの研究室で,近年の不景気の影響でランチミーティングを中止したところ,まったく学生が集まらなくなったので,慌ててランチミーティングを復活させたのだとか:-P
ともあれ,そうやって異分野の教授や学生がお互いに交流する仕組み(文化)が存在し,それがMedia Lab.の活気の原動力になってるそうです。そもそも海外からの学生が多数なので,『異分野交流』というのがキーワードとなっているのですね。
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:3, 参考になる)
おそらくプロジェクトの予算から出ているだけで、ポケットマネーじゃないと思いますけど。ただ、米国の場合はプロジェクトの予算の使途についてこのように自由度が高いのが普通なので、こういうことが容易に実現できるのは良いですよね。
日本の場合には大抵「消耗品でX円」とか「計算機にY円」とか、プロジェクトが通る前の段階で予算全ての使途をガチガチに決めておかないといけなかったりしますよね。で、少なくともメンバーの食事に使える予算なんてのは普通は存在しないので、日本ではランチミーティングは実現困難でしょう。
で、実際にプロジェクトが動き出すと正規の手段では必要な機材が買えないとか、買いたいものは買えないのに、必要もないものを数百万買わないといけないとか、ヘタするとわざわざ古い型のPCを探して買わないといけないとか、とかく非効率な事態に陥りがちですからねぇ。しかも、そういう制度を強要している奴等は、その制度のおかしさに全く気づいていないのがまた何とも...
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:2, すばらしい洞察)
そういう制度の元で、疑問もたずに、ただ与えられた課題を勉強してたからでしょ…
コップの中に閉じ込められた蚤みたいなもんなんだろうねぇ
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:2, 参考になる)
---コップの中の蚤---
コップに蚤を入れて上にフタをします。
蚤はしばらくぴょんぴょんと跳ぶけどフタにぶつかって
外に出られません。しばらくしてフタをとっても蚤は
もう跳ぼうとせず、コップの底で一生を終わります。
---
っていうような例えで「コップの中の蚤」と言っている
のでしょうか?だとしたら、彼ら(僕ら)は「自由になる能力も
環境も整っているにもかかわらずそれに気づいていない」
と言う意味になります。
いま、おかれている状況が本当に「コップの中の蚤」で
あるならやはり自由になる努力をする、
あるいは(彼らを)啓蒙すべきかと…。
説教臭くてごめん。
# 数学は科学の女王にして奴隷
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:1)
感覚でスコアを上げちゃ後で読む人が混乱するでしょ。
http://www.os.rim.or.jp/~hkwd811/Phase03/sub03_05.htm
http://village.infoweb.ne.jp/~fwkt7111/sub8.htm
http://www1.kyoto-be.ne.jp/kayadani-hs/yakusin/yaku51.pdf
# killall -HUP inetd
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:1)
って事なのね・・・。スマン。
ぼか~、このたとえ話じたいが間違いなのかと思ってしまいました。(っていうかこのたとえ話は本当に事実なのかすごく気になってきた・・・。象は無理としてもだれか蚤の実験してほしいっす。<自分でやれっての)
# 数学は科学の女王にして奴隷
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:0)
連れて帰ると、棒につなぐのに苦労します。
金魚で実験した限りにおいてはそんなことはありませんでした。
それとも、もっと長い時間が必要なのでしょうか
ノミは集めるのが大変なので実験できません。
もしかしたら、都市伝説なのでは。
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:1)
>そういう制度の元で、疑問もたずに、ただ与えられた課題を勉強してたからでしょ…
こっちの事例では、俺も文句くらいは言いましたし、教授もその点は重々承知なさってたようではありますが、
だからどうなるというものでもなく。
残念ながら、疑問とかを持った"だけ"では、その手の無駄に対抗することはできないようです。
勿体無いお化けを知らない奴が日本のシステムを動かしてるんですかね。勿体無い話だ。
ある公立中学校で (スコア:1, 参考になる)
NECか富士通かIBMか……と、無難な範囲で話をしていると、教育委員会から「定価の載っているカタログを提出して下さい」とのお達し。ほとんどのメーカーのパソコンって、オープンプライスなので、その時点で買えないこと決定。
ネット直販もダメなので、デルやエプソンダイレクトもだめ。
結局どうしたかって? 最終的にソーテックになりました。定価が決まっていて、市内業者の取り扱い範囲となると、そのくらいしかなかったんです。
Re:ある公立中学校で (スコア:1)
> 「定価の載っているカタログを提出して下さい」とのお達し。ほとんどのメーカー
> のパソコンって、オープンプライスなので、その時点で買えないこと決定。
そんな時は業者に、お前のトコのを買おうと思ってるんだがこんな訳なので
と頼むとか(^^;;;。
「それがどうした、おれたちには関係ない」
Re:ある公立中学校で (スコア:1)
1台だけ買おうって場合はダメかも。大口の場合は、 業者の方も面倒がらずに定価証明を出してくれます。
Re:ある公立中学校で (スコア:0)
NECならMateとかVersaProとかの。
#元NEC関係者なのでAC。
Re:ある公立中学校で (スコア:1)
それよりも、官公庁の入札では「オープンプライス証明」つまり、オープンプライスなので定価表示はありません、という証明書を出すのが多いです。
まだ、定価が無いと駄目という官公庁があるのでしょうか。?
#個人的には購買担当者の責任逃れの手段の気もします。
#定価から30%は引いて買っているとかね...。
Re:ある公立中学校で (スコア:0)
購買が一律n%の値下げを要求するから、その分を上乗せして対処するようにと指示を受けました。
考えていない購買の方の仕事は、実はなくてもいいものというか、誰のための仕事なのだろう?
Re:ある公立中学校で (スコア:0)
Re:ある公立中学校で (スコア:0)
# 一応伝聞系にした上でAC
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:2, 興味深い)
アメリカ以外の国だと、いわゆる「お茶の時間」がそういう機能を 果たしている大学/研究機関も多いですね。僕が学生のときは(別に 「最近の若いものは……」的な意味じゃないですよ)、仲の良い 教官の研究室に皆が集まって、お茶や酒を飲みながらそういう時間 を持つ機会がよくありました。
教官が国際会議に行く→酒を買って来る→「飲みに来い」と言われる
というパターンが多かった……
なんかオフトピっぽくてすみません。遠隔地の人や社会人には こういう open な試みは大きな意味を持つけど、大学は講義以外 で得るものが多い(特に欧米では)から、そのまま大学の代用に なり得ない部分もある、ということを書きたかったわけでして。
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:1)
某研究機構だと、何かあるたびにパーティやバーベキューがひらかれて、その研究分野以外からも人が結構来て
盛り上がってました。もちろん、研究の話題で。お金は自腹ですけど、オフィシャルなパーティだと予算が付いたり
教授や助教授の財布になったりもしました。
まぁ自然、酒の強い人や宴会を企画する人の声が大きくなったりすることもないではないんだけど
それはまたそれ :)
Re:アメリカの大学ってのは…… (スコア:2, すばらしい洞察)
講義をするスタッフなぞいないとデモンストレーションしてるようなものでして。
日本の大学ではまず不可能だと思います。
仮に日本でやったら (スコア:2, すばらしい洞察)
代返と、ノートを取らない学生が増える罠
単位を取るためだけってつまらないですよね。
講義自体をもっと面白くするにはどうしたらいいのでしょうか。
Re:仮に日本でやったら (スコア:1)
大学の経済的問題なんかを度外視するんだったら、
> 講義にでない学生が増え
> 代返と、ノートを取らない学生が増える罠
↓
そういう学生が一杯ドロップアウトして
大学の学生の質が向上し
(学ぶためのものとしての)講義に向ける目が厳しくなり
(教育という観点から)dullな教官が淘汰され
大学全体の質が向上する罠
というのが politically correct でしょう。日本の学生の場合、 講義に出て来なくて、追試もダメダメでも、単位あげられない って言うと逆ギレする(しばしばその親まで!)、ってケースが 結構あったりするけど。そもそも、日本の大学の講義がつまら ない、ということを言う人がしばしばいるけれど、その論拠は 一体どこにあるんでしょうか。ぜひ教えていただきたいなぁ。
Re:仮に日本でやったら (スコア:1)
論拠としては弱いですが、日本の大学の講義が面白かったといっているヒトにはあまり会ったことがありません。一方で、面白くなかったといっているヒトはたくさんいます。
Re:仮に日本でやったら (スコア:1)
# どっちも所属してた学科の先生じゃないや……
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:仮に日本でやったら (スコア:0)
一方、小針あきひろ(漢字忘れた)氏の書いた本ってとても面白かったので、もぐりで講義を受けにいったけど、あれくらいつまらない講義もなかったな。活字
Re:仮に日本でやったら (スコア:1)
つまり,講義の問題というよりは受講者側の問題だと思います.
# 期待はずれの講義ってのもありますが.
Re:仮に日本でやったら (スコア:0)
#おもしろいとは言ってないに4単位
Re:仮に日本でやったら (スコア:0)
つまらない講義 (スコア:0)
・テキスト以上のことを質問すると質問内容でなく質問したことを怒る教授(簡単な質問にはにこやかに答える)
私が通う大学にはこの手の教授が山のようにいますが、聞いていてつまらないです。
自分でテキスト読んでた方がマシ。
Re:仮に日本でやったら(激しくオフトピ) (スコア:0)
「どこの大学を出たか」ではなく「大学でどれほど学び・考えたか」を企業の採用基準にすればよさげ。
旧帝大でても猫を殺して人生あぼーんする馬鹿 [srad.jp]も居る時代ですから。
…ってネタは置いといても、日本の大学が
大学生としては (スコア:3, 参考になる)
# その人と同じ大学に通っているけど。
# 大学に合格することってのは、その大学の先生が最低限求めている
# 学力を持っているかどうか?という選別に過ぎないので、
# 人格とかそういった考慮に入っていないことで「○○大学でても」と
# いう議論は無意味だと思う。
# もちろん人格とかが必要なのは事実だよ。
# でも、それは*大学*とは関係ないよね。
で、僕は九大の話しか知らないのですが、九大は講義の選択範囲が非常に狭いと思います。
つまり、卒業に必要な講義が必須の授業として取らなきゃいけなくて、必須の授業は一人の先生の「その」講義を取らないといけないわけです。
留学生の人の話を聞くと、向こうは複数の授業から選択できて、しかも、学生の量とかでも評価がきまるらしいです。
日本方式の利点は、コースの中で選択するものがないから、卒業生の知識は最低限が保証されるってことだと理解してます。
海外(米国)方式の利点は、好きな授業を学生が選べるから、よい先生を選んで受けることができるってことでしょう。
日本の場合、まじめに講義をしているんだろうけど、講義方法について「研究」をしている先生は少ないように感じます。
「講義」に関しても教官に競争意識を出させないと、おもしろい講義ってのは生まれないんじゃないかなぁ?
教官の評価基準を複数もたせるようにしないといかなかったり、大変だろうけど。
最後にひとこと
> 社会人学生を受け入れる一方で、ヤル気の無い学生はさっさと切る。
> それくらいはやらないと。
大学生は夢(とやる気)を持って入学してきて、一年前期が終わるころに現実を知るような気がしますが、どう思いますか?
# さ、論文検索しよーっと。
KaI
Re:仮に日本でやったら(激しくオフトピ) (スコア:0)
Re:仮に日本でやったら(激しくオフトピ) (スコア:0)
躍起になっており、かつ、企業もそうですから
無理でしょうね。
やる気のあるということが価値感からはずれている
ことから何とかしないと ノーベル賞なんて今後でなく
なるでしょうね。
--
田中さんと同じ会社なので AC
SoI? (スコア:1, 興味深い)
こうやってどんどん授業がオープンになると大学の先生も比較対照が増えて大変だ。
Re:SoI? (スコア:1)
#おおむね人気があるのはレポートと試験の過去問のようですが.
MIT の仮想学生 (スコア:1)
既に試験に受かった気になっていた頃を思い出しました。
手に入れただけで安心してそのまま勉強しなかったので、
もちろん片っ端から追試を受けるハメに・・・。
仮想教師も!? (スコア:1)
#そうならないようにしなくては
一般に公開するならば (スコア:1, 参考になる)
(大学からの提供物の他に、そこで参照されている著作物とか利用制限
とか)
日本国内でも講義録や教材を公開したいって大学が結構あるんだけど、
全学的にやろうとするとこれの処理が結構大変。(と言うかまとまらん)
#ちょっと内部事情なのでA.C.