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>Xbox OneコントローラーのフォースフィードバックサポートOSに必要不可欠ではないものをカーネルがサポートしないといけないのはなんだかなぁと思うモジュールとはいえカーネルに組み込んでるのに違いはないし、カーネルとアプリの間にもう一個明確なレイヤーがあってもいい気がするんだよね
まぁ、どこが肥大化するかの違いかもしれないけどさ
よくわからないんですけど、Linuxにドライバという仕組みはないんでしょうか?特定のハードウェアのコントロールなんて普通はドライバの役目でしょう?
Linux用のデバイスドライバーは、大別すると4種類の状態で存在します。
1.OSSとして(カーネルと同じGPLに基づいて)公開されているもの2.それがカーネルツリーにマージされているもの3.OSSでは無いデバイスドライバー4.その他
intelは多くのグラフィックドライバーをOSSとして寄贈しているようでAtomZ530みたいなPowerVR系GPU以外は、たいてい2の状態で良好な運用が得られています。
NVIDIAやAMD(ATI)のGPUのドライバーは3のものがある反面2の状態のものもあります。Ubuntuなどでデフォで2のものが使われSteamなどを入れると「3のやつ入れたほうがいいぞ」的なメッセージ出ますね。追加リポジトリーが提案され、それを利用すると、運用が楽になり、手作業は避けられるようです。
ネットワークアダプターでは、たまに1の状態のものを見かける気がします。USB接続のグラフィックアダプターなんかでもそういうとこあったと思います。最新ドライバーを求めて、1状態の最新版を追っかけるようなことはありえます。
Linuxでは、ソースコードで入手したデバイスドライバーを持ってきて自分でビルドして組み込むというシーケンスが昔は一般的でした。
今でも、それを揶揄する時代遅れのLinux批判は盛んです。("できること"を"やらなければならないこと"と錯誤させるFUDの場合が多い気がします)
実際には、たとえばUbuntuやFedoraといったLinuxディストリビューションでは標準カーネルとして、ディストリビューションが選別を行ない
a.カーネル本体に入れてビルドb.カーネルモジュール(ファイル)としてビルドし同梱c.カーネルツリーにあるが無効にするドライバー
と振り分けます。起動用HDDを認識するためのストレージコントローラードライバーなどはaにされるのが普通ですが、ネットワークアダプターやUSB機器などは、たいていbになります。cは具体的な例は心当たりがありませんが、ごくごく古い拡張カードなどのためのものがそうなります。
RHELの場合は、独自開発したプロプライエタリーのドライバーが含まれている場合もある気がしますが、知りません。昔は商用版RedHat Linuxにはそういうスペシャリティがあったと記憶しています。
ともかく、たいていのPCでは、Ubuntuなどをインストールするだけで適切な解像度で画面が表示され、有線/無線LANが機能し、サウンド機能も使える状態になります。(OSに対して新しすぎるPCではうまくいかない傾向が強く、またPentiumM世代以前もトラブル要因は多い)
キーボード上のボリュームや輝度調整のホットキーも、普通に利くことが多くタッチパネルや指紋認証アダプターもすんなり動く機種があります。(どちらもキャリブレーションや指紋登録などの作業は必須ですけどね)
サウンドも、デバイス自体は認識しているのに、オプションを付与しないと存在するドライバーが組み込まれない現象があるようですし組み込まれているものの、ボリュームなどの管理ツールの不適切な設定をしなければ実際には音が鳴らないようなこともあるようです。(中古PCでは以前のユーザーがミュートしていたハードウェア上の状態が残ることもあるらしいです)
まぁ、わざわざWindowsを消してLinuxを使っている人が増えてきたのはLinuxのほうが、楽できる場合が少なくなってきたからなんですよね。
4のこと忘れてた
GPL以外のライセンスで公開されているOSSのデバイスドライバーがあってそれがカーネルにマージできないで存在し続けている事例も少なくない気がする。
ただ、あんまりドライバー探しとかしないから、よくわからんよ。
DVBまわりで…日本特有なトラブルとそれが本家にうまく理解されない流れがおきたりするのはすごく残念な気がしている。
UbuntuにPT2のドライバーあるのに、なんでおれPT2のドライバー落としてきてビルドしているんだ?詳しい事情を、説明できるほど覚えていないもんな。まぁ、その程度でもLinuxは
あと補足し忘れたけど、カーネルバージョンアップによって自分でビルドしたドライバーを、再ビルドする必要が生じる。
これはLinux系OSは、カーネルごとにディレクトリーを割り当てドライバーもカーネルと共に、それぞれのディレクトリー下に置いてあるため。
HDD容量の消費としては、それほど大きくは無いけどどちらかというと、再ビルドしないと動かないから再ビルドする。
反面ドライバーエンバグによるトラブルは、再起動して以前のカーネルで起動するだけで、回避可能でドライバーロールバックみたいな手間はいらない。
ただ、再ビルドはめんどうくさいから、今ではDKMS(Dynamic kernel Module Support)という技術でカーネルアップデートが来るたびに、手作業で対応する必然性は無くなりつつある。
DKMSは設定が結構面倒臭い。更にred hat系のディストリでは自分でビルドするか野良レポジトリを登録しなければならない。
丁寧な解説ですが、最後でズッコケました。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
カーネルさんも大変だな (スコア:1)
>Xbox Oneコントローラーのフォースフィードバックサポート
OSに必要不可欠ではないものをカーネルがサポートしないといけないのはなんだかなぁと思う
モジュールとはいえカーネルに組み込んでるのに違いはないし、
カーネルとアプリの間にもう一個明確なレイヤーがあってもいい気がするんだよね
まぁ、どこが肥大化するかの違いかもしれないけどさ
Re: (スコア:0)
よくわからないんですけど、Linuxにドライバという仕組みはないんでしょうか?
特定のハードウェアのコントロールなんて普通はドライバの役目でしょう?
Linuxのドライバーには誤解が多い (スコア:0)
Linux用のデバイスドライバーは、大別すると4種類の状態で存在します。
1.OSSとして(カーネルと同じGPLに基づいて)公開されているもの
2.それがカーネルツリーにマージされているもの
3.OSSでは無いデバイスドライバー
4.その他
intelは多くのグラフィックドライバーをOSSとして寄贈しているようで
AtomZ530みたいなPowerVR系GPU以外は、たいてい2の状態で良好な運用が得られています。
NVIDIAやAMD(ATI)のGPUのドライバーは3のものがある反面
2の状態のものもあります。Ubuntuなどでデフォで2のものが使われ
Steamなどを入れると「3のやつ入れたほうがいいぞ」的なメッセージ出ますね。
追加リポジトリーが提案され、それを利用すると、運用が楽になり、手作業は避けられるようです。
ネットワークアダプターでは、たまに1の状態のものを見かける気がします。
USB接続のグラフィックアダプターなんかでもそういうとこあったと思います。
最新ドライバーを求めて、1状態の最新版を追っかけるようなことはありえます。
Linuxでは、ソースコードで入手したデバイスドライバーを持ってきて
自分でビルドして組み込むというシーケンスが昔は一般的でした。
今でも、それを揶揄する時代遅れのLinux批判は盛んです。
("できること"を"やらなければならないこと"と錯誤させるFUDの場合が多い気がします)
実際には、たとえばUbuntuやFedoraといったLinuxディストリビューションでは
標準カーネルとして、ディストリビューションが選別を行ない
a.カーネル本体に入れてビルド
b.カーネルモジュール(ファイル)としてビルドし同梱
c.カーネルツリーにあるが無効にするドライバー
と振り分けます。起動用HDDを認識するためのストレージコントローラードライバーなどは
aにされるのが普通ですが、ネットワークアダプターやUSB機器などは、たいていbになります。
cは具体的な例は心当たりがありませんが、ごくごく古い拡張カードなどのためのものがそうなります。
RHELの場合は、独自開発したプロプライエタリーのドライバーが
含まれている場合もある気がしますが、知りません。
昔は商用版RedHat Linuxにはそういうスペシャリティがあったと記憶しています。
ともかく、たいていのPCでは、Ubuntuなどをインストールするだけで
適切な解像度で画面が表示され、有線/無線LANが機能し、サウンド機能も使える状態になります。
(OSに対して新しすぎるPCではうまくいかない傾向が強く、またPentiumM世代以前もトラブル要因は多い)
キーボード上のボリュームや輝度調整のホットキーも、普通に利くことが多く
タッチパネルや指紋認証アダプターもすんなり動く機種があります。
(どちらもキャリブレーションや指紋登録などの作業は必須ですけどね)
サウンドも、デバイス自体は認識しているのに、オプションを付与しないと
存在するドライバーが組み込まれない現象があるようですし
組み込まれているものの、ボリュームなどの管理ツールの不適切な設定をしなければ
実際には音が鳴らないようなこともあるようです。
(中古PCでは以前のユーザーがミュートしていたハードウェア上の状態が残ることもあるらしいです)
まぁ、わざわざWindowsを消してLinuxを使っている人が増えてきたのは
Linuxのほうが、楽できる場合が少なくなってきたからなんですよね。
Re: (スコア:0)
4のこと忘れてた
GPL以外のライセンスで公開されているOSSのデバイスドライバーがあって
それがカーネルにマージできないで存在し続けている事例も少なくない気がする。
ただ、あんまりドライバー探しとかしないから、よくわからんよ。
DVBまわりで…日本特有なトラブルと
それが本家にうまく理解されない流れがおきたりするのは
すごく残念な気がしている。
UbuntuにPT2のドライバーあるのに、なんでおれPT2のドライバー落としてきてビルドしているんだ?
詳しい事情を、説明できるほど覚えていないもんな。まぁ、その程度でもLinuxは
Re: (スコア:0)
あと補足し忘れたけど、カーネルバージョンアップによって
自分でビルドしたドライバーを、再ビルドする必要が生じる。
これはLinux系OSは、カーネルごとにディレクトリーを割り当て
ドライバーもカーネルと共に、それぞれのディレクトリー下に置いてあるため。
HDD容量の消費としては、それほど大きくは無いけど
どちらかというと、再ビルドしないと動かないから再ビルドする。
反面ドライバーエンバグによるトラブルは、再起動して
以前のカーネルで起動するだけで、回避可能でドライバーロールバックみたいな手間はいらない。
ただ、再ビルドはめんどうくさいから、今ではDKMS(Dynamic kernel Module Support)という技術で
カーネルアップデートが来るたびに、手作業で対応する必然性は無くなりつつある。
Re: (スコア:0)
DKMSは設定が結構面倒臭い。更にred hat系のディストリでは自分でビルドするか野良レポジトリを登録しなければならない。
Re: (スコア:0)
丁寧な解説ですが、最後でズッコケました。