アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
分野にもよる (スコア:2)
私なんかは工学系の中堅大学に所属していますが,周りで博士号を取られた方で浪人生活って方は知る限りはいません.
パーマネントな職となると限られていますが,もともといきなりパーマネントな職に就ける世界でもないですし.
一方では,数学科の方は厳しいという話をよく聞きます.
私も数学科の人と交流があり,たまにお話を伺うのですが,厳しい実情があるようです.
風の噂ですが,文系の院の方も,結構厳しいというのも聞きますね.
なので分野によってまちまちなのではないでしょうか.
Re: (スコア:0)
これは同感ですね。工学系のドクターは就職で困っている様子はないですし、数学系は証券会社やIT系に目を向ければ結構な量の就職先はあるようです。
やはり、いわゆるバイオ系の分野と文系のドクターは厳しいようですね。
----
来年から企業で研究するD3なのでAC
Re: (スコア:0)
ポスドク職ってことでしょうか?ちなみにオレも工学系ですが,30代後半になってポスドクも年齢制限でそろそろ限界,パーマネント職に応募してもやっぱり年齢的にビミョー,という悲惨な状況をあちこちで目にしてますが.
そもそもポスドクってのは「若いうちの活きの良い状態だけ使い倒して,その後はポイと捨てて良い」という雇用側にとって一方的に好都合な制度ですし,一般的には同じ職場の同世代のパーマネント職よりも給与も安いし,個人的にはポスドクはフリーターの一種(=就職とは呼べない)と思ってます.
もし許されるなら,一般企業だって「大卒の新卒を5年契約とか10年契約で大量に雇用」とかやりたいはずですよね.30代前半あたりで契約切れになるわけですから,そこで「優秀な奴はパーマネントで再契約」「使えない奴は即刻切り捨て」「そこそこの奴は5年ほど延長して,年齢的に能力の衰えが出てきたら切り捨て」って,人事から見ればこんな美味しい制度は無いですよねぇ.
Re:分野にもよる (スコア:1, 興味深い)
政府の調査では、ポスドクはフリーターとして集計されていますよ。あと、大学は知りませんが、多くの研究機関で、ポスドクと同年代(博士取得後の年数が同じ)のパーマネントを比較したら、一応ポスドクの方が給料が高くなっていることが多いですね。自分の組織だと、確か15万円くらいポスドクの方が高い。ポスドクの給料も昔に比べるとかなり下がってきていますが、それでもパーマネントよりも額面上は多い。フリーターである以上福利厚生の享受が制限される上、退職金等を考えるとパーマネントの方が上ですが。パーマネントになったら給料が下がった、という話をよく聞きます。
ポスドクが使い捨てられてる、というのは、分野によりけり、というところでしょう。工学系でもIT系だと他の分野へ転身できますので有利ですね。自分はバイオ系ですが、IT系出身の研究者も結構います。彼らはデータの解析とかシミュレーションとかをやって生きているみたいです。バイオは厳しい、といいますが、ポスドクがだめでも年齢制限のないテクニシャンとしてなら生きていけるかも。研究職を目指した人にとってテクニシャンは屈辱的でしょうが。あと、能力はもちろんですが、人間関係の構築も重要ですよ。研究者同士、お互いの職を担保しあっているようなところがありますから、たくさんの先生方と仲良くなっておくべき。学生の間からね。一応研究職は"公募"という形をとっていますが、多くは偽公募です。公募を出す前に、正規の審査を受ける前にたいてい誰がその職に就くのかは決まっています。善悪の判断はここでは避けますが、現状真っ正直に公募に応募しても就職できる可能性はほぼゼロ。あらかじめ根回ししておかないとダメです。
ポストが少ないのは事実ですが、人並みの能力があって人並みのコミュニケーションがとれて、良好な人間関係を築ける人は生き残れます。能力がない人はさっさとあきらめましょう。博士をとらずに修士で就職した方が絶対いいです。ヤバイのは、能力があって人間関係を築けない人。確実に使い捨てにされます。雇う側から見れば、仕事はしてほしいけど長期間一緒に仕事をするのは嫌なので、研究者として一番おいしい時期(28~35くらい?)にさんざん働いてもらって、後はポイ。