アカウント名:
パスワード:
少なくとも博士課程の修士時代は給料が保障されていますね。
Research Assistantとして名目上週20時間働き(実態は全く働いていない)、生活費と授業料をもらえる事になっているのでお金は全く掛かりません。これは博士課程だけでなく修士課程でも同じで、しかもアメリカは博士号の方が明らかに価値が上なのです。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
人生unstable -- あるハッカー
アメリカと日本 (スコア:5, 参考になる)
Research Assistantとして名目上週20時間働き(実態は全く働いていない)、生活費と授業料をもらえる事になっているのでお金は全く掛かりません。
これは博士課程だけでなく修士課程でも同じで、しかもアメリカは博士号の方が明らかに価値が上なのです。
就職も博士号の方が有利で給料も高いので、そりゃアメリカの方が魅力的に見えても仕方ありませんよね。
東大とはいえ、この程度で留学希望者を引き止められるとは思えませんが・・・
Re:アメリカと日本 (スコア:2)
アメリカの博士課程=日本の修士+博士課程、修士課程はどちらかというと
仕事をしている・していた人が何か勉強したくなったときに行くところ、
という感じで、修士過程の学生はあまり研究者とはみなされません。
# それとも今いるところが三流だからなのか…
Re:アメリカと日本 (スコア:1)
博士課程の話だったので修士=博士課程の最初の2年間、というつもりで書きました。
修士課程だけの方はあまり知らないので現状どうなのかはわかりません。
少なくとも博士課程の修士時代は給料が保障されていますね。
Re:アメリカと日本 (スコア:1, 参考になる)
最初の2年間が修士時代、後期の3年間が博士時代と明確に分けられているのではなく、5年+αで1つの課程という感じです。
Pre-limというテストをパスすると、身分がPh.D studentからPh.D candidateに変わるだけです。
もちろん、Ph.D candidateは授業を履修する必要がない(≒聴講すればいいので、GPAに影響がでない)など、多少の違いはあります。
これらは学校や学部によって違ってきます。
また、他の大学で修士号を取得していてもそれ自体はほとんど考慮されません。
3年+αで博士号を取得できるなどということはなく、普通に修士号無しで入ってきた人達と同じだけ時間かかります。
工学系では短かくなるという話も聞きますが、私は理学系に在籍しているので詳しくは知りません。
一流の学部では、最初から修士号を最終目的(terminal master's)の人達を受け入れないことが多いです。
もし修士学生を受け入れている学部でも、研究をするより授業の履修に重点がおかれているために、
Research Assistantになるのは難しいので学費は自分で払う必要があります。
大規模州立大学の場合には、Ph.D. studentの数が十分ではなく、修士学生でもTeaching Assistantになれる可能性があります。
そうすれば、学費は免除されるし生活費も補助されます。
大規模州立大の学部では、金銭的に5年間補助出来る以上のPh.D studentを入学させて(Teaching Assistantが必要だから)、
最初の1-2年でふるいにかけ上位の学生以外には修士号をあげて追い出すという話も聞きます。
博士学生に対する金銭的な保証に関してですが、5年間は保証されていると思います。
ただし、それ以降の保証は学部によって違います。
場所によって、学士号入学者には6年、修士号入学者には5年の保証をしているところもあります。
Research AssistantshipとTeaching Assistantshipの2種類があり、指導教授が貧乏な場合には
Teaching Assistantをすることが多いです。(生物学とか生物学とか生物学とか)
それ以降は、学部によるでしょう。なかには9年間在籍した人も。
また、学生は自分でグラントを取ってくることを期待されています。
もしとれた際には、教授の研究から独立した研究をする事が可能になりますし、
グラントによっては学部から以上の生活費の支給があるものもあります。
ただし、国籍条項のあるグラントが多いですが。(NSFとか)
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
ふーん、アメリカのほうがいいように見えるけど、でも日本人じゃアメリカの大学に行きたがる人って少ないですよね。そんだけのメリットなんて目じゃないほどの「いいこと」があるんでしょうね、東大の博士課程には。
Re:アメリカと日本 (スコア:3, 興味深い)
まぁ根本的に語学という障壁があるので,研究の能力があっても,入学できるかどうかは別問題だったりするわけで…という話はさておき.
博士課程の研究の実態はケース・バイ・ケースというか,所属する大学や上の先生によって千差万別なので,一概に「日本は~」とか言えないとは思いますが,少なくとも今までの制度は「博士課程の学生」=「学費を払っているお客さん」だったわけです.なので,「基本的に先生の指導に従ってがんばれば学位が取れる」という修士課程の延長上の雰囲気がありましたし,なんとなく「博士課程に引き受けた学生に学位を取らせるのは先生の責務」みたいな文化もありました.
先に書かれていたようなアメリカの大学の場合,博士課程に入っても1年も経たずにクビを宣告されるケース(給与が出なくなるだけでなく,日本でいう「指導教官」も失うことになるので,その時点で退学を宣告されることとほぼ同等)があります.アメリカは,学位取得も,給与をもらうのも,「それを勝ち取れるかどうかは本人次第」という自己責任のような文化になっていますから,やっぱりリスクも高いですよね.
それと,日本の学部や修士なんかでは,アメリカの博士課程なんていう可能性を(現実的に)認識できるレベルでやっている研究室自体が少ないような気がします.だから,そういう可能性に気づくのって,すでに博士課程に入った後じゃないですかね.その結果,「学位を取ったらアメリカの大学でPDやってみたい」とか思ってる人は多いですよね.
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
海外まで選択肢に入れないと行き先が足りないんですもの
それなら英語圏はだいぶやりやすい行き先
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
研究の業界によって,かなり違うんでしょうね…ご愁傷様です.
うちの業界は(当然,普通に研究成果を出しているという前提での話ですが)本人が「PDで構わない」と言うのであれば,国内でも普通に食い扶持は見つかると思いますよ.ただ,それでも「できれば海外(=大抵は米国の著名な先生のところを意図している)のPDをやりたい」って言ってる人は,わりとよく見かけます.実際にアクションを起こしてる人がどの程度いるかは知りませんが.
ただし,うちの業界もテニアの枠は相変わらず全然足りないので,いわゆる「PD地獄」は普通にあります.うちの職場も実質的にPDしか採用枠が無いような状態なので,欲しい人材がいても,PDという時点で「だったらいいです」と断られるケースが多々あるらしいです.偉い人じゃないので,あまり詳しくは知りませんが.
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
それだけの向上心と野心と素質があり、留学してでも自分の可能性を
最大限に伸ばし、世界のトップレベルを目指したいと思っている人は
少ないということです。
Re:アメリカと日本 (スコア:0, フレームのもと)
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
#別に引き留める必要はないと思いますけど。
Re:アメリカと日本 (スコア:1)
一時期の「猫も杓子もMBA」ブームを思い返すと、企業側次第って気もします。
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
そういう人相手に「授業料実質ゼロ化」はお金がもったいない話ですね。
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
(分野トップ大のD論を読んでの感想。出来るやつは一部だけで、それも留学生か移民ぽい名前のが多いね。)
Re:アメリカと日本 (スコア:1, すばらしい洞察)
「能力ある移民」こそが真のアメリカ国民です。
2代目3代目となるにつれて、真のアメリカ国民から離れていくのです。
Re:アメリカと日本 (スコア:0)
やっぱり「働いている」という名目は大事なのでしょうか.
誰の目から見ても明らかな嘘(実労働がない)なんだから,
それを正当とする制度か何かを作っておかないと,槍玉に
挙げられたときに大量の院生が困ることになりそうな気がします.
/*
* 実際学校からお金もらってて,これがなくなったらちょっと困る…
*/
Re:アメリカと日本 (スコア:2, 参考になる)
いえ、ある意味働いているのは事実です。
指導教官の下であるテーマについて研究し、その研究を労働と見なしているのです。
そしてその資金源は教授が方々から取得したグラントで賄っているので、誰の懐も痛んでいないのです。
ですから研究テーマがある程度制限されることが無いとは言えませんが、まあそれは入る研究室の問題です。
少なくとも"働いている"という実感は誰も持っていないため、名目上と書きました。
Re:アメリカと日本 (スコア:0)