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2019年5月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2019年5月25日のLinuxタレコミ一覧(全9件)
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著作権

ややこしい著作権的問題でストーンズに権利を奪われたThe Verveの人気曲、権利が返還されることに

タレコミ by hylom
hylom 曰く、
世界的に人気の英ロックバンド「The Verve」の代表曲「Bitter Sweet Symphony」は、The Verveがその大部分を作詞・作曲したにもかかわらず、その権利はThe Rolling Stonesのものになっていた。このたびこの権利を、The Rolling StonesがThe Verveに返還するという(NPRCNNGear Otaku)。

Wikipediaにも解説があるが、この曲ではThe Rolling Stonesの「The Last Time」のオーケストラカバーバージョンの旋律がイントロやエンディングで使われている。The Verveは許諾を得てこの旋律をサンプリングして使用したが、The Rolling Stonesのマネージャーがこれに対し契約を破ってより長時間使用したと主張。楽曲の権利を巡って裁判になり、最終的に楽曲のロイヤリティはThe Rolling Stones側に入り、かつ楽曲のクレジットもThe Rolling StonesのMick JaggerおよびKeith Richards、そしてThe VerveのRichard Ashcroftの3人名義となっていた(英語版Wikipedia)。

ただ、The Rolling Stonesの「The Last Time」はThe Staple Singersというユニットが1958年に発売した「This May be the Last Time」という曲に酷似しており、このことはThe Rolling Stone側も認めていたという。それでも法的には「The Last Time」についてはThe Roling StoneのMick JaggerおよびKeith Richardsが作った曲という扱いになっている。そのため、Geat Otakuでは「よそからパクった曲を根拠にヴァーブを訴えることで、世界で1000万枚以上売れたモンスターアルバムの代表曲を手に入れた」と評されている。

なお、Bitter Sweet Symphonyでサンプリングされた旋律はThe Rolling Stoneのオリジナルの「The Last Time」ではほぼ出てきておらず、オーケストラアレンジされたときに生まれたものと思われる。
13917388 submission
ゲーム

子供がプレイするビデオゲームで課金プレイ提供を禁止する米法案、超党派で提出される

タレコミ by headless
headless 曰く、
米国のジョシュ・ホーリー上院議員(共和党)は23日、子供がプレイするビデオゲームでの課金プレイ提供を禁止する法案を超党派で提出したことを発表した。ホーリー上院議員は5月上旬に法案の提出計画を発表していた(プレスリリース法案: PDFFAQ: PDFThe Vergeの記事Ars Technicaの記事)。

提案者はホーリー上院議員のほか、民主党のエド・マーキー上院議員とリチャード・ブルメンタール上院議員の3名。法案では未成年者向けのゲーム並びに、パブリッシャーやディストリビューターが18歳未満のユーザーの存在を知り得るゲームについて、Loot Box(ガチャ)やPay-to-Win(ゲームの有利な展開を可能にする有料アイテム)の提供を禁じる内容となっている。対象が非常に幅広くなっているが、FAQによるとLoot BoxやPay-to-Winを提供する場合は未成年者がプレイできないよう制限をかけるべき、ということのようだ。

一方、入手に必要な金額が固定されており、ゲームの展開を有利にしない追加コンテンツや、通常よりも難易度を高くする追加コンテンツなどの提供は認められる。なお、課金アイテムの影響に関する報告書の提出を連邦取引委員会(FTC)に義務付ける条項も法案には盛り込まれており、こちらではLoot BoxとPay-to-Win以外の追加コンテンツも調査対象に含まれている。
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お金

オープンソース貢献者個人への金銭的支援を可能にする「GitHub Sponsors」

タレコミ by headless
headless 曰く、
GitHubは23日、GitHubのオープンソースプロジェクト貢献者個人に対する金銭的な支援が可能となる「GitHub Sponsors」のベータプログラムを発表した(The GitHub Blogの記事GitHub Helpの記事The Vergeの記事The Next Webの記事)。

GitHubアカウント保有者は、貢献者のプロフィールで毎月の支援額を指定すればスポンサーになることができる。新プログラム開始を記念して最初の12か月間は送金手数料をGitHubが負担するため、全額が貢献者に支払われるとのこと。

現時点で支援の対象となる「sponsored developer」は少数のベータプログラム参加者のみとなっており、ウェイティングリストへの登録を受け付けている段階だが、将来的にはすべての貢献者がsponsored developerとして登録可能になるという。また、GitHubではsponsored developerに登録後1年間、1人あたり最高5,000ドルを支援する「GitHub Sponsors Matching Fund」も用意している。
13917414 submission
変なモノ

6種のマルウェアに感染した世界で最も危険なコンピューター、オークション入札額が120万ドルを超える

タレコミ by headless
headless 曰く、
6種のマルウェアに感染した世界で最も危険なコンピューター、という芸術作品「The Persistence of Chaos」がオークションにかけられており、入札額は120万ドルを超えている(オークションページHackReadの記事Motherboardの記事)。

The Persistence of Chaosは中国のインターネットアーティスト郭偶東(Guo O Dong)氏の作品だ。米サイバーセキュリティ―企業Deep Instinctの協力により、ネットオークションが行われている。本体は10.2インチディスプレイ(WSVGA)を搭載したSamsungのネットブックNC10-14GB(2008年製)で、OSはWindows XP SP3。総額950億ドルの金銭的被害を出した6種のマルウェア「ILOVEYOU」「MyDoom」「SoBig」「WannaCry」「DarkTequila」「BlackEnergy」に感染しており、オークションページでは感染が広がらないようエアギャップ環境でのライブ中継が行われている。

現在はニューヨークで保管されているようだが、米国ではマルウェアを運用目的で販売することは違法となる。そのため、入札にあたっては芸術作品として、または学術目的での購入であり、マルウェア拡散が目的ではないことに合意する必要があるとのことだ。
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iPhone

Apple、iPhoneの速度低下を招くiOSアップデートを提供する場合は事前に告知すると約束

タレコミ by headless
headless 曰く、
英競争・市場庁(CMA)によると、AppleがiPhoneのパフォーマンスに影響を与える可能性のあるiOSアップデートを提供する場合、ユーザーに事前告知すると約束したそうだ(CMAのニュース記事SlashGearの記事Softpediaの記事)。

Appleは2017年、バッテリーの劣化したiPhoneのパフォーマンスを絞って予期せぬ電源断を防ぐ機能をiOSアップデートで追加したが、事前に告知を行わなかったため、故意に製品寿命を短くしてアップグレードを促進するのが目的ではないかといった疑惑を呼ぶ結果となった。その後Appleは謝罪し、バッテリー交換料金の値引きを1年にわたって実施した。この件についてCMAでは、ユーザーがパフォーマンス低下の原因を知らなかったために修理や買い替えをした可能性や、バッテリーの健康状態に関する情報を簡単に得る手段がないことを問題視していたという。

今回のCMAの発表は、パフォーマンスへの影響があるアップデート提供時に必ず事前告知することをAppleに公約させるものになるとのこと。また、Appleはバッテリーの健康状態と予期せぬ電源断に関する情報を、バッテリーの劣化を最小に抑える方法とともに提供することも約束したそうだ。
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映画

Rotten Tomatoes、映画の評価やレビューの投稿者をチケット購入で確認するシステムを導入

タレコミ by headless
headless 曰く、
映画やテレビ番組の評価サイトRotten Tomatoesは23日、劇場公開映画の評価やレビューの投稿者が実際に作品を鑑賞したことをチケット購入で確認するシステムの導入を発表した( RT Product Blogの記事The Vergeの記事SlashGearの記事 )。

ユーザーレビューの投稿が可能なWebサイトでは評価を操作する目的で極端な評価を大量に投稿する「review bombing」が問題になっており、Rotten Tomatoesではその対策として今回の新システムを導入したという。新システムは最近の公開作品から適用され、デフォルトでは「AUDIENCE SCORE」に表示される評価スコアはチケット購入確認済みの投稿者のみの評価で算出されたものとなる。チケット購入が確認されていない投稿者を含む評価については、「MORE INFO」をクリックして詳細パネルを開き、「All Audience」をクリックすれば確認できる。

現在のところチケット購入が確認可能なのはFandangoでの購入者のみとなっているが、AMC TheatersやRegal Cinemas、Cinemarkとも確認プログラム参加の契約を結んでおり、さらに対応チケットオフィスを増やしていく計画だという。また、テレビ番組やストリーミング作品についても、何らかの方法で視聴を確認できないか検討しているとのことだ。
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アメリカ合衆国

乗用車内へ子供を忘れないようにする警告装置の搭載を義務付ける米法案

タレコミ by headless
headless 曰く、
米国で子供や世話の必要な人を乗用車内に忘れて閉じ込めてしまうことを防ぐため、警告装置搭載を義務付ける法案が提出された(上院商業・科学・運輸委員会のプレスリリースティム・ライアン下院議員のプレスリリースSlashGearの記事法案: PDF)。

超党派の上院・下院議員による法案「Helping Overcome Trauma for Children Alone in the Rear Seat(HOT CARS) Act of 2019」は、成立から2年以内に新車への警告装置搭載義務付けに関する最終規則の制定を運輸長官に求めている。警告装置は運転者がエンジンを切った後で作動して後部座席を確認するよう促すもので、光や音による警告が必須、振動による警告がオプションとなる。このほか、各州に対してエンジンを切った車内に子供や世話の必要な人を残していくことの危険性に関する教育プログラムの実施を求める条項や、運輸長官には第三者機関へ依頼して既存の乗用車への警告装置追加に関する調査の実施を求める条項が盛り込まれている。
13917902 submission
教育

Microsoft Garage、画像認識を利用した英語語彙学習ツールのプロトタイプを発表

タレコミ by headless
headless 曰く、
Microsoft Garageは23日、カメラ映像に写っている品物を識別し、英語名を表示して語彙学習に役立てる「Read My World」プロジェクトを発表した(Microsoft Garageのブログ記事Neowinの記事On MSFT)。

Read My Worldは識字能力の低い人や、成人の英語学習者が語彙を増やすことで英語力を高めることを目的としたAndroidアプリケーションだ。写真に写った物体や文字からComputer Vision APIで1,500以上の語彙を識別し、スペルを表示したり、発音を聞いたりできるという。写真を識別された単語とともに個人用辞書に保存することや、保存した単語を用いた3種の語彙ゲームで練習することも可能とのこと。

面白そうなアプリだが、現在のところプロトタイプは識字能力の低いコミュニティーで読み書きを教える活動を行うNGOやNPO限定で提供されている。これに該当する組織はオンラインフォームに必要事項を記入して送信すれば、パイロットプログラムに参加できる可能性があるとのことだ。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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