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2021年2月のLinux人気記事トップ2
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アップグレード

アップデート適用が進まないLinux Mint、より多くのユーザーに迅速なアップデート適用を実行してもらうための改善計画 56

ストーリー by nagazou
迅速 部門より
headless 曰く、

Linux Mintプロジェクトは2月28日、より多くのユーザーに迅速なセキュリティアップデート適用を実行してもらうための改善計画を発表した(The Linux Mint Blogの記事Phoronixの記事)。

プロジェクトでは先日、Linux Mintのアップデート適用が進まない現状を示すデータを公表し、アップデートは容易で安全だとして早期の適用を呼びかけていた。データは精度の高いものではないが、Yahooのアクセスデータによればセキュリティアップデートを1週間以内に適用するユーザーは30%程度にとどまり、2019年4月にEOLに達したLinux Mint 17.xを使用しているユーザーがデフォルトのブラウザースタートページへのアクセスデータで5%、APTリポジトリのアクセスデータで30%にのぼったという。

そのため、次期リリースのUpdate Managerでは単にアップデートが利用可能かどうかを確認するだけでなく、特定の指標を追跡してアップデートが見落とされているケースを検出できるようにするそうだ。指標の例としては、最後にアップデートを適用した時期やパッケージがアップグレードされた時期、アップデートが公開されてからの経過日数といったものが挙げられている。場合によってはUpdate Managerがアップデート適用をリマインドしたり、強く推奨することもあるが、コンピューターはユーザーのものであり、強制的にアップデートを適用するつもりはないとのことだ。

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アメリカ合衆国

Linus Torvalds、6日間の電源喪失を切り抜ける 51

ストーリー by nagazou
停電 部門より
headless 曰く、

Linus Torvalds氏がLinux 5.12 rc1のアナウンスで、今回のマージウィンドウ中にオレゴン州ポートランドの自宅が6日間の停電に見舞われていたことを明らかにした(メーリングリストでのアナウンスThe Registerの記事)。

2月11日から13日にかけて冬の嵐に襲われたポートランド都市圏では多数の木が倒れて送電線が切れ、30万人以上が停電の影響を受けたという。そのためTorvalds氏はマージウィンドウ延長も検討したが、電源が復旧してみるとプルリクエストはきれいに並んでおり、期間内にマージを完了できたとのこと。

影響が最小限にとどまったのは、前リリースと比べて5.12が若干小さいリリースになることもあるそうだ。小さいといっても10,000+のコミットがあり、最近数リリースのコミット数12,000~13,000+と大きな違いはないが、それでも多少は助かったとTorvalds氏は述べている。なお、本リリースでは春の大掃除で多数のレガシーコードを削除した点が特筆すべき点として挙げられている。

Torvalds氏はマージの遅れによる影響を受けた場合はそう言ってくれればrc2の週で柔軟に対応すると述べる一方、遅れたプルリクエストに対応するつもりはないとも述べている。

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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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