レッドハットがCentOSでの批判を受け、開発・小規模本番ワークロード向けの無償RHELを用意 80
ストーリー by nagazou
対策しました 部門より
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12月末にRed Hat「CentOS」の位置付けを突如変更し、CentOS 8を2021年12月31日に開発終了することを発表した。このCentOS 8の廃止は2029年まで利用可能になると考えていた中小企業ユーザーを中心に失望を引き起こし、Red Hatに対して強い批判が起きていたようだ(Red Hat、Ars Technica、ZDNet Japan)。
このため同社は1月20日にその対策として、小規模本番ワークロード向けと顧客の開発チーム向けという2種類の無償RHELを用意すると発表した。小規模本番ワークロード向けでは、Red Hat Developerプログラムの条件を拡張、最大16システム以下の「小規模」本番環境で運用できるとしている。顧客開発チーム向けの無料RHELでは、AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといった有名なクラウドプロバイダー上でRHELを利用できるそうだ。これらは2021年2月1日から利用できるとしている。
このため同社は1月20日にその対策として、小規模本番ワークロード向けと顧客の開発チーム向けという2種類の無償RHELを用意すると発表した。小規模本番ワークロード向けでは、Red Hat Developerプログラムの条件を拡張、最大16システム以下の「小規模」本番環境で運用できるとしている。顧客開発チーム向けの無料RHELでは、AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといった有名なクラウドプロバイダー上でRHELを利用できるそうだ。これらは2021年2月1日から利用できるとしている。
なら RHEL を買いなさい (スコア:0)
では通らないものなのかしら。
そんなに RedHat が CentOS を無償 RHEL として利用している層から得ている恩恵は大きいの?
Re:なら RHEL を買いなさい (スコア:4, 参考になる)
これには経緯があって、もともとRed Hatとは独立して開発されていたプロジェクトだったものを、Red Hatが吸収したんだよ。
主要メンバーを社員として雇ったりして。
その上で先日の方針変更をしたものだから、プロジェクトを乗っ取った上で潰したんだろと言われてる。
Re:なら RHEL を買いなさい (スコア:2, 参考になる)
> これには経緯があって、もともとRed Hatとは独立して開発されていたプロジェクトだったものを
それ語弊がありませんか?
もともと RedHatという会社が開発してきた商用Linuxである Redhat linux (RHELなど)があって
そのソースコード(specファイル)をまるパクリして、無料配布したのが CentOS です。
意地悪な言い方をすれば
CentOSってのは specファイルにある "Redhat"という文字列を"CentOS"に置換しただけのものです。
だから redhat と同程度の使いやすさと信頼性があったわけで
主要メンバーがRedhatに引き抜かれるのは当然のことでしょう。
その上で「プロジェクトを乗っ取った上で潰したんだろ」って言ってる人は
要は「Redhat linuxをタダで使わせろ」と言ってるだけです。
Re:なら RHEL を買いなさい (スコア:2, すばらしい洞察)
> そのソースコード(specファイル)をまるパクリして、無料配布したのが CentOS です。
こっちの言い方のほうが語弊があるのでは?
CentOSはオープンソースのライセンスを正当に行使しているだけですよ。
> CentOSってのは specファイルにある "Redhat"という文字列を"CentOS"に置換しただけのものです。
これはそのままでは商標権他の侵害なので対処しているに過ぎません。
Re: (スコア:0)
> 要は「Redhat linuxをタダで使わせろ」と言ってるだけです。
元がLinuxなんだから、ライセンス的に問題ないならタダで使えるのが当然では?
それが嫌ならカーネルから自分で開発すればいいと思うけど
Re: (スコア:0)
他人にもタダ乗りさせる限りにおいてタダ乗りを認めるというライセンスに従って自分はタダ乗りしてるくせに他人のタダ乗りに文句を言う方がよっぽど盗っ人猛々しいよね
Re: (スコア:0)
やらなきゃいけない本質は商標の権利問題のクリアだから、実作業はほとんど文字列置換だろうけど
ちょっとかもしらんが難しいこともやってるはず
あとは…
・/etcあたりにredhatとかdebianとか書いてるかで挙動変えるようなもの(主にインストーラ)は
アプリかOSが個別に対応しないと動かないので、そういうとこ見ているはず
・ビルドとかrpm配布とかの運用環境に金かかるはず。タダで配布なのにだ
Re: (スコア:0)
CentOSの流儀を踏襲した無償ディストリビューションが新たに発生したりしないのかな?
近年の派生は少ないようだが [wikimedia.org]エネルギーは失われてしまったのだろうか。
強い批判を起こすなら沸いて出てもおかしくないんじゃないかなぁと、他力本願モード。
Re: (スコア:0)
駆け込み寺としては、今すぐ使えるものだとOracle Linux、今後に期待だとRocky Linux、Lenixとかになるのでは。
Oracleってだけでアレルギー出る人は多いと思うけど、登場してから淡々と続いている。
ここだけは本当に感心している。
CentOSって存続が危ぶまれたことが何度かあったよね。
https://srad.jp/story/09/08/03/0937200/ [srad.jp]
https://srad.jp/story/11/05/18/0240227/ [srad.jp]
Oracleとは資金力が違うから仕方がないのかもしれないけど。
Re: (スコア:0)
Oracleの魂胆ははっきりしている。
RedHatもどきをタダで配るから、その分データベースに金を使えということかと
Re: (スコア:0)
さらに遡ると、CentOSには開発停滞してCentOS以外のRHELクローンがパラパラ出現していた時期があって、その後CentOSが開発再開してRedHatに買収されてこれなら安泰だとみんな安心して他のクローンは終了したという伏線があるな
Re:なら RHEL を買いなさい (スコア:1)
RHELを使うほどではない規模ってのが結構あって、且つ、ドキュメント類が豊富ってなるとCentOSに行き着くんじゃないかなぁ。
自動インストールなんかも整備されてるし。
Re: (スコア:0)
パーソナルユースが CentOS で、ビジネスで必要なときにはその流れで RHEL みたいな誘導なのでは
国内の VPS だと CentOS が多いですし
# とはいえ、そんな一技術者に OS の選択権があるかというと微妙だけど
Re: (スコア:0)
いや、ビジネスでも大半がCentOS。
RHEL使うのはミドルウェアがRHELしかサポートしないとか「仕方なく」な用途。
そもそもRedHatって歴史が長いだけあって、「精通してるエンジニア」も多いので
サポートで儲けるってビジネスモデルが成り立ちにくいのかもしれない。
あと、パーソナルもビジネスもUbuntuが主流になって久しいので、サポートの
事情でRHEL買ってくれるユーザも減ってきてるんだろうな。
Re: (スコア:0)
本番環境や結合試験用なら予算が下りるけど、
個々の開発環境まではお金がない、ってのは良くあることだと思います。
実際、ウチの開発環境はCentOSだったので、次期開発をどうするか頭が痛いです。
Re: (スコア:0)
もうUbuntuでいいよ
Re: (スコア:0)
そうだね、もうこれからはCentOSやRedHatは避けた方がいいね。ミドルウエアの開発しているところにもUbuntuをサポートするように声をかけていこう。
Re: (スコア:0)
実際、Ubuntu増えてるね。
Re: (スコア:0)
本来なら必要な金が用意できないので開発できませんとなるはずが、好意にタダ乗りしてどうにかしてるだけじゃん。
悪意のある表現をすれば、乞食を甘やかしたら調子に乗って手がつけられなくなっただけだろ。
Re: (スコア:0)
そんな理論がまかり通るなら、RedHat は Linux の成果にタダ乗りして商売やってる悪徳企業ってことになるけど?
Re: (スコア:0)
RedHatのLinux(カーネル・ユーザランド含む)への貢献度どれだけだと思ってるの
Re: (スコア:0)
毎年10万円は高いのですよ。。。
まあ一度購入すれば、EOLになるまで更新費なしのWindowsServerが特殊なのかもしれませんけども
Re: (スコア:0)
RHELのレベルならWindowsServerだってSA付けろと言われるでしょうよ。
Re: (スコア:0)
無いから廃止しようとしたんですよ。
ところが長年に渡り無償でやってたせいで、それが当たり前と勘違いしたユーザーが騒いで本業にまで悪影響の懸念で仕方なく。
善意も当たり前になると権利と勘違いする人間が出てくるから。
Re:なら RHEL を買いなさい (スコア:1)
長年にわたり無償でやっていたのは、RHELと別団体のCentOSなので、RHELの事情なんて知った事じゃないんですが。
善意とかの曖昧なものじゃなくて、ちゃんと権利に乗っ取ってやっていたのに、何の文句があるのかと。
今は買収したから別団体じゃない?RHEL側はそれを分かった上で買ったんだから知らんがな。
Re: (スコア:0)
まあ要するにプロジェクト潰しの目的をようやく達成したということなんだろう。
Re: (スコア:0)
昔はRedhatライセンス購入して使ってましたが。
経費節減司令が出てからはCentOSに入れ替えさせられました。
開発は今年でおわりですか。
あと何年使えるだろう。
条件が足りない (スコア:0)
These development teams can now be added to this program at no additional cost via the customer’s existing subscription
顧客がサブスクリプションを所有していたら追加負担無しで開発向けプログラムに参加できる。
RedHatが必要かと言われると (スコア:0)
大概のプロジェクトではCentOSで十分なのであって、RedHatまで必要かと言われると否なんだよなぁ。
RedHatだと何か利点があるのでしょうか?
利点が無いからCentOSを削っていく方向(悪手)にもっていったとしか思えません。
Re: (スコア:0)
RHELのサブスクリプションを買って顧客環境を構築してってして、
サブスクリプションの恩恵を受けるの修正プログラムだけで、
問い合わせとかはほぼしないからなぁ。
Re: (スコア:0)
RHEL利用するのって、サポートあるよっていう保険みたいなもんですからね。
Javaとかは、商用ライセンスついてくるとかもメリットと言えばメリットだけど、代替パッケージもあるので、運用面で、本当に必要かっていうと必要ないケースのほうが多いな。
ただ「サポートあります」が導入要件だったりするので、提案/契約のときには重要な要素
Re: (スコア:0)
> RedHatだと何か利点があるのでしょうか?
テクニカルサポートが受けられる
あくまで私個人の周りの範疇の話だけど、CentOS入れたケースよりRHEL入れたケースの方が圧倒的に多い
発注元の情シス部門がサポートがある事を要求として入れるのでRHELの方が選ばれやすい
Re:RedHatが必要かと言われると (スコア:1)
RHELのライセンス登録で問題発生したから、テクニカルサポートに問い合わせしたわ
サポート無ければ詰んでたね
Re: (スコア:0)
そう。特に日本の企業だと無料のものは疑ってかかるから金払って買うものじゃないと信頼しない傾向。
自分はLinux上で動くシステムを売ってるけど、
OS何も気にしないところはUbuntu(自分もこっちの方が慣れてる)入れてるけど、
有償OSじゃないとダメってところだけRHEL入れてる。
というか、WindowsでもMacでもLinuxでもOSについてサポート受けたことないな。
ソフトのアップデートだけあればええ。
Re: (スコア:0)
セキュリティに金をかけてないと思われないようにVirusBusterを入れているという環境にいたりするんだよなぁ。
Re: (スコア:0)
redhatのサポートでまともな回答が返ってきたことがない。
散々あのログをとれこのログをよこせと使われた挙句、わからないので最新版に上げると直る可能性があります、だ。
セキュリティパッチの提供期間が長いってのだけがサブスクリプションの価値だね。
Re: (スコア:0)
責任を押し付けられる。
何か不具合があったときに、CentOSの場合は導入した人の責任になる。
RHELの場合は、「俺じゃないRedHatが悪いんだ」と言い逃れできる。
不具合の状況に変わりはないけどね。
Re: (スコア:0)
RedHatのせいだと言い訳をしても、責任を逃れられるわけじゃないよね。
Re: (スコア:0)
でもKernel Dump解析を自前でやれっていわたら辛いし。
Re: (スコア:0)
フリーだと基本的には「自分でやれ、全部お前の責任だ」だから、責任の重い仕事の場合は避けたいよね。
Re: (スコア:0)
> CentOSで十分
今まさに十分じゃなくて困ってるんじゃないのか・・・
> RedHatだと何か利点があるのでしょうか?
・安定したサポートを受けることができる。
・メジャーバージョンがなかなかリリースされなかったり、突然プロジェクトが終了することがない。
CentOS で試験して、本番はRHELでっていうのは良くやるけど、お客さんにCentOSで提案したことはないわ
Re: (スコア:0)
> 今まさに十分じゃなくて困ってるんじゃないのか・・・
そりゃ十分だったから困らせるためにやったんで、困ってくれなきゃやった意味がないわな。
Re: (スコア:0)
SIerからそこそこの規模のシステム入れてたけど、中身はCentOSだったな。
うちの会社だとRedHatは見たことないかも。
Re: (スコア:0)
オンプレの商用サーバーだとOSのサポートは商用サービスに必須だと思うけど、
クラウドに乗せるだと仮想OSにサポートあったところでトラブル時に何がわかるねんって感じるから、
ビジネスのあり方を整理すること自体は妥当と思う
悪手かどうかってのは、OSSのミドルウェアなんかだと
クラウド業者Xは協調路線とってくれる、でも業者Yは互換サービスでユーザーを奪っていく、
だからクラウド向けはライセンス変更するみたいな話が複数あるから、
これが標準手なのかもしれん。1利用者としては残念だが
2種類に分ける必要があった? (スコア:0)
メンテに手間がかかるだけで余計に分散されるだけだと思うが。
それとも下位互換みたいなのを想定してるのかな。
Re: (スコア:0)
分散も何も、ソフトウェアの中身については有料版と無料版は全く同じものだと思いますよ。
それならなんでCentOSを潰してまでRHEL無料版に移行させたかと言うと、
* 旧CentOSのユーザ個人/システムの情報を掴んでおいて、(Googleのような)広告モデルに移行しようとしている
* 後から無料版の制限を厳しくして(例: システム数やCPUコア数の上限を下げる or 無料版での範囲を小さくする or 商用環境での使用を禁止する etc.)有料版への移行を促そうとしている
のどちらかではないかと思います。
Re: (スコア:0)
CentOSつぶすんだから手間は変わらないか減ると思われる
評判を失った。 (スコア:0)
安定と信頼という評判を失った。もうCentOSを選択肢に入れていない。
枯れて固いからこその利点があると、不便が合ってもCentだからと使ってきたが、もう使う意味が無い。
Re:CentOS Stream (スコア:1)
Streamはサポート期間というか更新期間がRHELのフルサポートフェーズ(2024年)までなので長期間更新を受けたい場合には不向き。
また、監視とかミドルウェアなどに主に有償の製品を使おうとしたときに動作保証対処に含まれるかかなり微妙(原則的に開発版だからね)
Streamで提供されるアプリなどの範囲だけで完結して短期間だけ使うならOKだろうけど、それ以外だとStreamは選択肢に入らない。
Re:CentOS Stream (スコア:1)
鯖缶がほとんどいない中小用途でローリングリリースはキッツイ