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16309 story

中学・高校理科を大幅再編へ 196

ストーリー by Acanthopanax
方向転換 部門より

sillywalk 曰く

やや旧聞に属しますが読売新聞の記事によれば、中央教育審議会(中教審)の専門部会は9月12日、「ゆとり教育」を掲げて改定された現行の学習指導要領について、次期改訂では中学および高校理科の学習内容を大幅に見直す素案をまとめました。

それによると高校の学習内容に移されていた「遺伝の規則性」「イオン」「電力量」「力の合成と分解」「日本の天気」などを中学理科に戻すほか、理科が苦手な生徒を対象に現行高校理科の「理科基礎」「理科総合A・B」の3科目を統合して物理、化学、生物、地学の4領域を網羅的に学習できる選択科目「科学と人間生活」(仮称)を新設したり、また現行の「物理1・2」「化学1・2」など8科目も「物理基礎」「物理」「化学基礎」「化学」(いずれも仮称)などとして内容・名称を変更します。いよいよ脱「ゆとり」路線が明確になったということでしょうか。/.J諸氏のご感想はいかがでしょうか。

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  • by tarosuke (2403) <webmaster@tarosuke.net> on 2007年09月15日 16時44分 (#1219772) 日記
    各パーツ間の関連が希薄なのを改善する方が効果が上がると思うけどね。
    その意味で網羅的課目は歓迎するところだが中身が相変わらず細切れじゃ意味がないなー。

    繋がりがあるというのは例えば歴史なら昔ゆうきまさみ氏が提唱してた「現代から始めて因果関係を軸に時間を遡って教える」みたいなのとか、数学なら「三角関数から微積分、指数、虚数、オイラーの公式までをその意味を中心に中一あたりで大雑把にやっておく」とか、英語なら「スープは『食う』」とか「コジツケてでも主語が必要」みたいに概念の違いとセットにするとかみたいに、要は全体像を掴めるもの。

    で、現在の無茶苦茶なカリキュラムを決めてる連中はそういう学習順序の概念みたいなものがブッ壊れてるとしか思えないわけだが...某アニメじゃないけど、フェルマーの最終定理を「美しい」と力説する数学教師が糞カリキュラムを押しつけられてる。というのはありそうな話。ヲレ自身の(生徒サイドの)経験で言うと課外であろうとカリキュラム外の事を教えるのは立場的に微妙だったはずだし...どうなることやら。
    • by hishakuan (32621) on 2007年09月15日 19時41分 (#1219829) 日記
      私の体験なのでどこまで一般化できるものなのかわからないけど、
      なんでもかんでも、ほら、簡単だよ、難しくないでしょ、という教え方を止めるべきだと思う。
      教科書の微分、積分の説明はわかりやすかったし、先生の説明も簡単丁寧で理解しやすかった。
      実際に公式は簡単だし、それを使って問題集を解くことも出来るようになった。
      それで微分積分を理解した気になっていたんだが、
      積分を使って立体の体積を求める問題に出会って初めて、全然理解していなかったことに気付いた。
      積分って曲線の面積を求めるものじゃないじゃん。
      高校は文系だったので数Ⅱ・Bまでしか習ってないし、理系だとまた違うのかもしれないけど。
      貴方達の習っていることは、長い時間、幾人もの天才の成果です、滅茶苦茶難しいことです、
      って教え方も有用だと思うんだけどな。
      下から長い時間をかけて積み上げていったものを、上から見下ろしても理解できねえよ。
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      • by kmra (33703) on 2007年09月17日 11時08分 (#1220485) 日記
        上から「だけ」みてもわからないかもしれないですね。
        山に登るときのように、一歩一歩上るときはすぐ近くしか見えなくてでも、頂上まできて他の道まで含めてものすごく分かるようになるというか。

        学問は元々解決したい事象のすぐ近くにあって、わかりやすいところから始まっている。この時は、事象のすぐ近くだから聞けばすぐにわかる。
        しかし、学問は一般化・抽象化の段階を経て高度になるにしたがって、事象から遠くなる。これが学問の結晶化である。
        (結晶化という言葉は必ずトクする一言/結晶化した趣味の雑誌のナゾ [coara.or.jp]を参照のこと)

        多分、人間が学問することは楽しくて、学問が進むにつれて結晶化していく(一般化・抽象化する)ことは必然なのだと思う。
        しかし、結晶化によって事象から遠くなりとっつきにくくなる。何のことをやっているかわからなくなる。だから、何のために勉強をしているかわからなくなる。きっと、下からの積み上げ知識と結晶化した頂点からの俯瞰の両方があってはじめてわかることが多いのだろう。

        私は、学校教育では知識を教えるのではなく考え方(山の登り方)を教えるべきだと思う。
        結局、考え方を身につけなければ何も応用できないのだから。
        教育で過去の学問をトレースするのは、過去の学問の成果を知るということではなく、それを通じて考え方を学ぶことだと思って欲しいと私は思っている。
        もちろん、知識もベースとなって役に立つが、それは全体からみると少しなのではないだろうか。

        あたまのいい人はどこかでそれに気がつくのかもしれないが、教える側の人が気がついていれば、もっと多くの人が考え方の例を学んでいることにに気がつくと良いと思っている。
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    • by teltel (1423) on 2007年09月16日 22時01分 (#1220335) 日記
      えーと、実は内容の変更に意味はないのです。量とか配置をいじって、教師にたいして統制を強めることしか考えていないんです。忠誠心のチェックなのです。
      最近は、教科書にかかれたことは教えなくてはいけないし、それ以外は教えてはいけないんです。昔のように教員が目的をもって授業を組み立てることはできなくなりました。つまり、理解よりも内容を終わらせたかをより重視するため、教わる方はおいてけぼりなのです。昔だったら例にあるような授業もある程度教師の自由に実行できました。今は無理ですよ。
      自分は過渡期だったようで、ある程度勝手気ままな授業も受けました。その代わりにとても工夫されてました。指導要領の内容が全部終わらない授業とかあたりまえ。でも最近はそれじゃあ親から苦情がくるんでしょうね。
      # そういう意味で、内容等の議論にふみこんでもしょうがないと思うのです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年09月15日 17時15分 (#1219785)
      > 数学なら「三角関数から微積分、指数、虚数、オイラーの公式までをその意味を中心に中一あたりで大雑把にやっておく」とか

      数学が好きで、数学の授業が嫌いな子には
      オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ [amazon.co.jp]
      を薦めています。

      ただ、間違っても数学が嫌いな子に与えてはいけません。
      親コメント
      • by numa (4467) on 2007年09月16日 0時35分 (#1219987) ホームページ 日記
        > オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ

        オフトピですみませんが,なんでそんな特殊な例を使うのでしょうかね? 一般的にはオイラーの公式は

        e iθ = cos θ + i sin θ

        でしょうに.たまたまθに180度(ラジアンでいえばπ)を入れるとそういう答えが出るけれど
        e iπ = -1 だけおぼえても使えませんぜ.
        親コメント
  • 理科もそうだけど (スコア:3, すばらしい洞察)

    by naoya (4355) on 2007年09月15日 15時19分 (#1219737) 日記
    数学をちゃんとやってないと理科を教えても意味なくないかな。
    • by Anonymous Coward on 2007年09月15日 16時21分 (#1219764)
      その逆もまた然りで、物体の運動を知らずに二次関数を教えたってピンと来るはずが無い
      それを当たり前にやってるのが、ちょっと変なんですよ。

      単に相互に関連しているという話なら良いのですが
      学習指導要領外の事を教えてはいけないので
      # 「教えなくても良い」ではなくて「教えると怒られる」
      数学の時間に物理の観点を取り入れたり、その逆は出来ません。
      知人の先生に聞くと、そういうデッドロック?は多数あるようで

      独裁スイッチが手に入ったら、数学と理科を「科学」に統合したい。
      親コメント
    • 現象の説明だけなら、数式が出てこなくてもなんとかできるとは思います。今は、その現象に遭遇し、その説明を得る機会がどうにも少ないと思うので、そのための時間増だと思いますよ。それに、公式に当てはめて計算するだけなら四則演算と簡単な方程式で事足りると思います。

      どのみち、数式使う段階はその後でしょう。と理科に弱い私ですので、誰かフォローお願いします(ぉ。

      --
      ほえほえ
      親コメント
      • 物理は (スコア:2, 興味深い)

        by Anonymous Coward on 2007年09月15日 16時25分 (#1219766)
        特に力学は微分積分を先にやっておいてくれたほうが
        変な式の暗記ならないで簡単に済ますことができる.

        というか,初めに速度加速度をやるのが物理嫌いを
        増やしてる気がする.(話は馬鹿馬鹿しいようなことに
        思えるのに計算が大変,試験問題を作る側も大変
        だった.9.8の倍数は自然と暗記してる.)
        そこからやらないと力や運動量やエネルギーに話が
        つながらないのはたしかだけど.

        親コメント
        • by apt (28270) on 2007年09月15日 19時15分 (#1219819) 日記
          特に力学は微分積分を先にやっておいてくれたほうが
          変な式の暗記ならないで簡単に済ますことができる.
          約10年前の話ですが、自分の居た高校(某県立高校)は、
          物理の授業で微分積分も教えてましたよ。
          そのくらい柔軟に対応する余地は有るんじゃないでしょうか。

          もちろん、カリキュラムをまともにした方が良いのは当然ですが、
          それに縛られない柔軟な運用ができる事も大事、ということで。

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  • by slashbot.jp (22626) on 2007年09月15日 17時50分 (#1219800)
    教育大を出ただけの管理教育しかできない教師にはなるなと、高校の時、恩師に言われていた。教育大以外の大学で、しかも院ま行って来いだと、、。うすっぺらい知識と経験しかないとしても、今の先生方の情熱に期待したい。姉が行っていた府立の新設高校では、若く情熱あふれる先生が多かったせいか、補講などもじゃんじゃんやってくれて、難関大学進学率がすごかった。
  • 教育関連報道 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年09月15日 14時13分 (#1219701)
    http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070915k0000m040111000c.html [mainichi-msn.co.jp]
    高校教育課程:国、数、英で4単位増

    http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070913k0000e010070000c.html [mainichi-msn.co.jp]
    安倍首相辞任:教育再生、宙に浮く?
  • by Webcruiser (34013) on 2007年09月15日 19時45分 (#1219830)
     ITはどんな感じの教育になって行くんでしょうか。  分子構造とか解のようわからん数式を(計算機による)演算で扱う 方法を学習するのも大事な様に思うのですが。
  • いまの(というか昔から)、高校までの理数系のカリキュラムは、電磁気力学や天体の動きなどの物理法則を理解できることを最終目的としたカリキュラムになってる。
    でも実際社会でて使える数学ってのは天体の動きや力学よりも、確率や、離散数学、統計学などの情報系の数学ばかり、目先をちょろちょろと変更するよりも最終的に深く理解し使えるようになる目標を電気や力学ではなくて、IT系の方向に向けたらどうか?
  • 結局大学入ってから「それ全部嘘だから」って
    最初から教えなおさなきゃいけないし、

    結局社会人になってから「お前達は何も知らない新人だから」って
    最初から教えなおさなきゃいけないし。
  • by yu-na (10754) on 2007年09月15日 21時25分 (#1219876) 日記
    「科学と人間生活」って、科目って感じがしないので、基礎科学とか科学史とか
    のほうが似合っているような気もするのですが、実際にどんな名前になるのか?
    興味深い所です。

    公募とかしてたりするんでしょうかね?
    # "科学論" とか良いような気もする。
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