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センター試験「ICプレーヤー」2007年の不具合は351件 146

ストーリー by yoosee
価格は下がったんだろうか? 部門より

maia 曰く

読売新聞の記事によれば、今年の大学入試センター試験の英語リスニングテスト(497,508人受験)では、227大学の会場で351人がICプレーヤーの機器トラブルに見舞われた(他の理由も含めて再テストは381人)。主なトラブルは、途中から雑音が入った、途中で音が途切れた、再生ボタンを押しても動かなかった等。
昨年の機器トラブルは457件だったが、朝日新聞の記事によれば、今年はイヤホンの接続部に金めっきを施し、あらかじめ本体に挿した状態で配る、音声メモリーカードをポリ袋に入れた状態で配る、といった改善がなされたものの、不具合件数はあまり減らなかったようだ。

ちなみにリスニング問題と音声は既に公開されている(平成19年度センター試験正解)。このままのデータだとすれば、MP3、16bit、22050Hz、Mono、40kbpsだ。高域は8.75kHz付近で落ちている。PCの環境で聞く限り音質は良好だが、ローコストなICプレーヤーとイヤホンではどうだったのかな。

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  • 仕方がないでしょう (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年01月21日 11時41分 (#1095462)
    大量生産される機械である以上、一定の不良率は避けられないでしょう。
    不良率を下げようとすればコストが跳ね上がりますし、
    その負担は結局どこかに回ってきます。
    かといって不良率をゼロにするのはまず不可能ですし。

    不具合を減らすことも大切かと思いますが、
    こういったケースの場合には不具合は必ず起こるものとして、
    その際の対応を強化する事が重要であるように思えます。

    って、既にそういった方向では動いているんでしょうけどね。

    むしろ、ある一定の不良率があった方が、まとまった対応を必要とする意味では
    受験生に不利益が生じないのではないでしょうか。
    下手に不良率が低いと、不良品を掴まされた数名がぞんざいな扱いを受けて、
    不利益を被ってしまうというのも考えられるような気もしました。
    • by ch.6 (22726) on 2007年01月21日 11時52分 (#1095468) 日記
      受験生497508人全員が使うとして、不良が 351台だと、その割合は 351/ 497508 → 0.7% くらい。

      特に多いような気もしませんが、こういう機器の一般的な初期不良ってのはどれくらいのものか全然知りません。
      実際のところどんなもんなんでしょうか。
      親コメント
      • by ch.6 (22726) on 2007年01月21日 11時54分 (#1095470) 日記
        あわ、一桁間違ってる。

        0.7% → 0。07%

        です。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年01月21日 21時06分 (#1095772)
          昨日、試験監督してました。

          おっしゃるとおり、再試験率は0.07%。
          しかも、再試験(再開テスト)のすべてが機器の不具合とは限りません。
          センター配布の分厚いマニュアルによると、もし受験生が不具合を訴えた場合、
          試験官はその真偽は問わないことになっています。
          私が担当したところでも、いくつか再試験がありましたが、
          不具合として戻ってきた機器を後から再生してみたらちゃんと聴こえました。
          たとえば、全神経を集中して耳を傾けている受験生が、
          ちょっと音が途切れたように感じ、それでひょっとしたら自分の使っている
          機器は調子が悪いかもしれないという不安にかられ、
          とりあえず、手を上げて再開テストを申請するということは大いにあり得ますし、
          極度の緊張から音が一瞬聴こえなくなったように感じることさえありえないとはいえません。
          こんなことを書くのは、なにも不具合はすべて主観的な錯覚だと主張したいわけではなく、
          351件のなかにはおそらく客観的な要因と主観的な要因があり、それらはいずれも
          完全には排除できないということです。
          再開テストは「あってはならない事故」ではなく、
          あくまでも「可能性としてマニュアルで想定ずみの事例」なので、
          学生も機器に問題があると思ったら積極的に再開テストを要求すればいいだけだと思いますし、
          それをあたかもなにか事故があったかのように報道するのはどうかと思います。

          普段はACにしないけど、ネタがネタだけに今回だけはACで。
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          • 再生音を再度録音するようなシステムにしておけば、その辺はきっちり判断できそうですね。コールセンタで会話を録音するのと同じ目的ですか。
            音飛び的なとぎれ方であればプログラムでもある程度判断できましょうから、受験生の言い分が正しいかどうか、場合によっては即座にジャッジすることも可能でしょう。

            ま、たった0.07%のためにそこまでのコストをかけるかどうかは微妙なところだと思いますが。
            正直、ぐだぐだ言う奴らがろくな成績で試験をパスできるとも思えませんしな。(排除されるべき?主観による)
            親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年01月21日 18時57分 (#1095710)
      はい、そういった方向で動いています。
      他の方もおっしゃっていますが、
      あらゆるトラブルを想定したマニュアルが準備されています。
      イヤホンが耳に合わなければ、小型イヤホンやヘッドホンも貸し出されます。
      うちの大学では、リスニング試験の対応のみを取り上げた予行演習もおこなわれました。

      機器の不具合に見舞われた351人の受験生には、不安を与えたことと思います。
      しかし、当然ながら351人が失格になったわけではありません。
      もちろん、救済措置がきちんとあります。
      救済措置を円滑におこなうためのシステムもあります。
      「トラブルが351件」のように報道されることによって、
      まるで351人が無得点かのような印象になってはいないかが気になります。
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      • by Anonymous Coward on 2007年01月22日 10時01分 (#1096018)
        そのとおりですね。

        機器のトラブルだけではなく、試験会場近辺で大音響がしたとか、
        長机の中ほどの受験生がトイレに立ちたいために両脇のどちらかの
        受験生に中断してもらう必要があったとか、そういう場合にも、
        再テストの対象になります。(トイレに立った本人は、再テストの
        対象となりません。プレーヤーは停止できないので、トイレから
        戻ってくるまでの間の問題は答えられないという不利益を負うことに
        なります)。ですので、入試センターは、去年のリスニングテスト
        導入時点から、再テストはすでに想定された事態と考えていた
        はずです。私は前回、今回と監督者をしましたが、事前説明では、
        そのような印象を受けました。

        それが、想定外のトラブルみたいな報道をされると、ちょっと
        違うのではと思います。トラブルはトラブルですが、あくまで
        想定内の出来事です。

        ただ、受験生に不安を与えるというのは確かでしょうし、2日目の
        試験を翌日に控えて、1時間か2時間あまり時間をとられるのは
        公平とはいえないでしょうから、外国語を2日目の最後にもってくる
        ほうがいいかもしれないですね。
        親コメント
  • by epheal (32955) on 2007年01月21日 23時54分 (#1095871)
    同じ教室で受験していた人が一人、機器の不具合に見舞われていました。
    電源を入れたところ、電源LEDが点滅(正常は "点灯")してしまったみたいです。
    新しく交換してもらった機械ではすぐ正常に電源が入ったようなので、実際にプレーヤーの故障だったのでしょう。

    ****
    タレコミにもありますが、今年のプレーヤーは 昨年のものよりはいくらか改善されていると感じました。
    特に昨年は、ハダカのメモリーカードが素手で直接配られていたので、
    冬場の静電気が飛ばないかとヒヤヒヤしながら見ていたものです。
  • by astro (17245) on 2007年01月22日 2時17分 (#1095937) 日記
    多分、英語リスニングじゃなくて、集中力と冷静な対処が出来るかのテストなんですよ。

    もし、リスニングだとしたら、何回かリピート再生してもいいと思います。
    それこそ、試験時間を最大10分とか限った上で、何回でも再生出来るようにすれば
    いいんですよ。何回聞いても、聞き取れない人は聞き取れませんし、時間制限を
    かけておけば、試験の本来の目的は達せられるとおもいます。

    目的と手段が入れ替わった典型例でしょうねえ。

  • 今年はイヤホンの接続部に金めっきを施し、あらかじめ本体に挿した状態で配る、音声メモリーカードをポリ袋に入れた状態で配る、といった改善がなされたものの、不具合件数はあまり減らなかったようだ。

    コネクタ類を全て無くして、ボタン押すだけにしとかないとダメでしょう。
    それでもトラブルは起こると思いますが。
  • by shoji12 (14093) on 2007年01月21日 12時48分 (#1095496)
    主催者はきっと、351台くらいは不良品でもいいと決断しているのだろう。
    そのような考え方だと、351人くらいに試験問題が漏れてもいいとあきらめているに違いない。
    1台の不良品も出さないと腹をくくってもらわないと、迷惑するのは受験生なんだから。
    全品検査しても自動化すればコストはしれているだろうに。
    業者から、ふっかけられてあきらめているのだろう。
    とんでもない主催者だ。
    • 僕も思いました。
      出荷時の全数検査は無理でも、現場で今雇ってるバイトの数増やして、試験前に検査の日を作ってチェックかけるとか。
      そもそも、コスト優先を前提にする類のものではないと思うのですが。
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      • by Anonymous Coward on 2007年01月21日 13時56分 (#1095543)
        いや、さすがに出荷時に全検品してるでしょう。それでなきゃ何十万というロットの中で351個程度ですむわきゃないです。

        それでも輸送時にトラブルとか、コレだけ数が多ければたとえ当日検品したとしても何故か試験の時だけは鳴らないなんてことも起きます。不思議なもんですが、製造業の人から話をきけばそういう例をいくらでも聞くことはできるかと。世の中カオスでできているというか「そういうもの」なんですね。

        こちらの方が書いている対応が現実的であると思います。
        http://srad.jp/hardware/comments.pl?sid=348204&cid=1095506 [srad.jp]

        まあそれか、普通に会場放送に戻せばいいんだけどね。数が多いから起こりえるリスクなんだし。
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      • by Anonymous Coward on 2007年01月21日 14時23分 (#1095556)
        だって普通の電子機器って、10年に1回くらい故障するもんでしょ。つまり3000日に1個。
        何十万人が受験して、そのうちの数千人に1人くらいが残念な目にあっても、今の技術的にはしかたがないことかな、と思いますが…。
        実際の不良率も0.07%だったというのなら、まあ充分な数値であり、それ以上は運営に任せる問題でしかないかな、と思います。機器トラブルの後の対応についてそれほど騒がれていないことは、安心できます。

        それよりは、「あっ、今うっかり聞き逃したっ」とか「もう1度聞きたいっ」といって、一生懸命金メッキはがしたり、ピンジャックを故意に破損させて交換してもらおうとする輩が、それこそ0.1%程度の確率ではいるに違いなく、そっちの方が公平性としては問題だと思います。

        運営側としては、聞こえなかった原因について機器のどこが悪かったのか、綿密に調査して欲しいものです。
        電池切れとか回路の故障とかならともかく、イヤホンジャックの接点の不具合ばかり異様に多発してるようなら、やっぱり試験方法を考え直した方がいいのかもしれません。
        親コメント
      • リスニングを最後まで聞き終えるのにおよそ30分。機器が推定55万台(受検者およそ50万人、予備機一割として5万台)。ざっと考えて、27万時間分のアルバイトを雇う必要があります。時給800円として、2億1600万円の予算が必要です。前日にリスニングテストのチェックをするわけですので、守秘義務などを課すことを考えると時給はこんなものじゃすまないと思われます。また、アルバイトを前日に3万4千人近く雇わないといけないのも難しいところで、全国735会場 [yomiuri.co.jp]とのことですから、一会場の人数割り当てが同じと仮定して、一会場あたり45人くらいのアルバイトを雇う必要があります。しかも、平日。以上を考えると前日の全品検査ははっきりいって無理だと思います。

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          四十九次
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  • by Anonymous Coward on 2007年01月21日 13時04分 (#1095515)
    TOEICを受験したとき、どこぞの専門学校の校舎で受験したんですけど
    館内放送でヒアリング試験やりましたよ。
    スピーカーもたしかに音割れてましたけど、別段音楽を聴くわけじゃないし
    英語をヒアリングするには問題なかったですけど...

    なんでわざわざ個別にプレーヤーを準備するんだろう?
  • by parsley (5772) on 2007年01月21日 14時31分 (#1095559) 日記
    『ドイツ語』、『フランス語』、『中国語』、『韓国語』を選択すれば、リスニングテストはないね。
    --
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  • mp3の品質を示す時に「16bit」というのが入るのはいったいどういう意味なのか。
    --
    -- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!
  • by Anonymous Coward on 2007年01月22日 0時00分 (#1095874)
    「ICプレーヤー」には確認ボタンがあり,確認ボタンで一度,再生してみて,動作確認をかねた音量調整を行います.
    でも,本チャンの再生ボタンは別にあり,もし再生ボタンが接触不良などで動作しないと,本チャンで再生できないわけで,受験生にとっては,開始早々に再テストが確定してしまいます.
    さらに,緊張のためか,再生ボタンを押せなくなってしまった受験生がいました.こういったことをこなせるかも含んだ試験ということで,問題はないのかもしれません,しかし,現場では,動作不良と受験生のパニックを決めることができませんので,すべて動作不良扱いになってしまいます.
    動作確認を「確認ボタン」と「再生ボタン」の2つ同時の長押しにすれば,この辺りのトラブルは減るような気がしますが.この位のことに気がつかないとは思えないので,もしかして,「2つ同時の長押し」が複雑すぎると却下されたとか.

    2年連続で再生不良に出会った試験監督なのでAC
  • by Anonymous Coward on 2007年01月22日 1時07分 (#1095905)
    外人さんの口のくちゃくちゃ音や息の声がかなり入っていました。プレーヤーよりも録音環境を改善して欲しい。というのが本音。
    ちなみにMSスロットは一般的なカチッと音が鳴る物でなく、カードリーダーに装着した時のようなスカッです。落としたら間違いなく外れる。
  • by cheekcat (22028) on 2007年01月22日 1時36分 (#1095922) 日記
    リスニングでメールアドレスを答えさせる問題があったのですが、
    そのアドレスのドメインがexample.comとかの予約されたドメインじゃなかったので気になりました。
    RFCに違反しているとは言えないものの、センター試験のような大規模な試験で
    (おそらく承諾なしに)関係なさそうなドメイン使うのはどうなんでしょうか。
    実際にそのアドレスにメール送っちゃう人とかがいるかもしれませんし。
    --
    コズミック・ジョーカー
typodupeerror

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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