日本物理学会「ニセ科学」シンポジウム 250
ストーリー by kazekiri
ニセ科学をみつめる 部門より
ニセ科学をみつめる 部門より
Anonymous Coward曰く、"日本物理学会は3月に「ニセ科学」のシンポジウムを開催する。"
asahi.comの記事へのURL付きでタレコミがきていたので調べたが、確かに日本物理学会の第61回年次大会にて、「ニセ科学」とどう向き合っていくか?というシンポジウムが開催されるようだ。シンポジウム提案者の田崎晴明教授の日記でも開催経緯的なことが書かれている。オカルト叩きというよりも、科学の仮面をかぶり一般社会に「科学」として認知されている事象を研究するということのようだ。その一例で提案主旨に「水に優しい言葉を かけると美しい結晶ができる」とする小学校の道徳教育の現場で使われるという事態が挙げられている。
ニセ科学と言えば (スコア:5, 参考になる)
Re:ニセ科学と言えば (スコア:2, 参考になる)
Re:ニセ科学と言えば (スコア:3, 参考になる)
Re:ニセ科学と言えば (スコア:2, すばらしい洞察)
「偽科学」な商品は一般の方に本当に科学的根拠がある、と考えられているからこそ問題である、そこにオカルトや陰謀論とは決定的な違いがあり、対策していかねばならない、というのが趣旨なはず。
そのことを訴えてきたはずの論説の締めにおいて、誰が見たって偽なものは偽なんだから信じちゃだめよ、ではイカンでしゅ。
Re:ニセ科学と言えば (スコア:2, 参考になる)
Re:ニセ科学と言えば (スコア:2, 参考になる)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=42238
特に、菊池誠さんが立てられた↓このトピックとか。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2435514&comm_id=42238
参考 (スコア:5, 参考になる)
Re:参考 (スコア:3, 参考になる)
がありました。
プラシーボで・・・と思いましたがさすがに1日大量に水を
飲み始めたのでやめさせました。
水中毒の知識さえないのに健康にいいといいながら体を
害することを薦めるってのは困りものです。
特に病気に付け込んで、病院じゃ治らないけど水を飲ん
だら治るよなんて・・・
#活性水素、電解水系でした
Re:参考 (スコア:2, おもしろおかしい)
水はあいまいな言葉を理解できるか [nifty.com]
道徳教育 (スコア:3, すばらしい洞察)
#ニセ科学否定から始まって、「科学的に立証できないものには効果はない」、といった科学万歳方向に突っ走らないように気をつけねば。
Absence of evidence is not evidence of absence.
ヽ( )`ω´( )ノ
Re:道徳教育 (スコア:3, すばらしい洞察)
> 気づかせる、という意味で有意義だったと思います。
はて、「しょうもない」と気づいた子供たちがどのくらいいたと思いますか?
私は、「学校で習った」信仰、「本に書いてあった」信仰が支配的で、
有意義だと思わせるよりも、害悪のほうがよっぽど多いと思いますよ。
Re:道徳教育 (スコア:3, 参考になる)
小中学生程度を前提にコメントしますが、これを下手にやってしまうと、学級崩壊が起こって学力や礼儀作法が身に付かない子どもが大量生産されてしまいます。
すでに、教職員の不祥事はたくさん報道されてしまっているわけで、それによって「教員て大したこと無いな」という認識が、保護者にも子どもにも生まれています。
まずは教員と生徒は信用しあって、お互いのいうことに真摯に耳を傾けあって、そこからですよ。
教員が阿呆なことを言っているというのは、教員同士や、教員と保護者の間で解決していくべき話です。子どもをそこに入れてしまうと、教育上よろしくない。
こっちでも (スコア:3, 参考になる)
http://cruel.org/other/reviewers.html [cruel.org]
asahi.comの記事だと「小学校の授業で紹介」とあるので、「使われた」のではないようですけど。
どういう文脈で使われているのかが問題だ。
Re:こっちでも (スコア:4, 参考になる)
なお、これらの実践報告は、TOSS [tos-land.net]という、日本最大の民間教育団体が運営するサイトに、審査を経て登録されています。当然、TOSSには理科教員もたくさんいます。以前に、理科教育メーリングリスト(解散)でこの件が議論になり、天羽氏が先のまとめサイトをつくられたようです。その後、いくつかのリンク先でページがないところを見ると、問題を把握して実践報告の掲載を取りやめた方がいるということなのかもしれません。
なお、このTOSSでは、別スレで話題になっているEM菌を使った実践も盛んに行われているようです。興味のある方は、TOSSのサイト [tos-land.net]で「EM」を検索してみてください。
Re:こっちでも (スコア:5, 興味深い)
実際、「水からの伝言を今度授業でやろうかと思っているのだが、問題があるなら止めるから詳しいことを教えて欲しい」という内容のメールをくださった現役教員の方がいらっしゃいました。もちろん、ウェブに書いたのと同じ内容を丁寧に説明して、わかっていただきました。
教養教育で、大学1,2年次を対象にした講義のときに、水結晶ネタを入れています。大学ですから、氷の結晶多型や量子力学や中谷ダイヤグラムまで話をした上で批判をやっているのですが、講義終了後に「学校で水からの伝言を教わって今まで信じていた」という学生さんが毎回何人か出てきます。
高校までに刷り込まれたデタラメを大学で修正するハメになるという現状はどうにかならんのかと思います。嘘も方便といっても、教える側と教わる側が素で信じてるようでは……orz
Re:こっちでも (スコア:5, 参考になる)
デンパに注意 (スコア:3, 興味深い)
総務省は22センチ以上離せばいいという指針を発表 [srad.jp]していますし,携帯電話の電磁波が原因で,人命に関わる事故が発生したというニュースを,未だ聞いたことがないのです。
「不快感を感じる人がいるのでご遠慮ください」だと押しが弱いので,「医療機器に悪影響が...」という口実に頼っているように思えたりもします。このへんにニセ科学の香りがします。危険性が過剰に煽られているような気がするのです。
車内での使用は危険だというのが仮にその通りだとすれば,駅のホームだって同様に危険だと思うのですが,ホームでのご使用はご遠慮くださいという話は聞いたことがありません。
完全にニセ科学とは言い切れないにせよ,医療機器への悪影響を根拠に「ご遠慮ください」というのであれば,車内だけじゃなくて,他にも禁止すべき場所がたくさんあると思います。それなのに,なし崩し的に車内だけで禁止されがちな現状に矛盾を感じます。
そして,もし本当に危険であるならば,それは交通事業者の独自判断でルールを定めるようなことではなく,国が法律を作って禁止しなければならない程のことだと思うのです。
Re:デンパに注意 (スコア:4, 参考になる)
22cmという数字の根拠は平成8年度の調査です。調査内容はペースメーカーに対して各種移動体通信用の電波をどれだけ近づけたら動作に影響を及ぼすかという実験です。
平成8年度当時のペースメーカーでは、干渉距離の最大値がPDC1.5G帯(2G携帯電話)で記録された14cmであったため、それに安全係数として√2をかけた22cmという数字が算出されました。加えて言えば、この影響が出る距離というのも致命的な影響が出る距離とはまた別です。
つまり、22cmという距離は「異常が確認された距離」ではなく「これ以上離れていれば確実に安全な距離」なわけです。
満員電車が危険とされているのは、万が一誤作動を起こす電波の発信源があった場合にそこから身動きが取れない状況に陥る可能性があるためです。電波による干渉は一時的なものなので、万が一影響があったとしても電波の発信源からすぐに離れれば危険はありませんが、満員電車ではそれがかなわないことがありえますからね。
個人的には2G携帯電話(PDC)もPHSも区別して実験して、一番干渉距離の長かったPDCを基準に数値を算出しておきながらその適用指針に対してはPHSも携帯電話もいっしょくたにしてるあたりがアレかと思いますが、実験方法そのもはかなり詳しく公開されていますし、指針内容も「22cm以上離すのが望ましい」とあるだけで、危険と断じているわけではありません。結論もおおむね妥当であると思いますので、ニセ科学というのはちょっと違うかな。
ただ、各種交通機関が過剰に不安を煽っているのはその通りだと思いますが。
参考:
- 用電気機器への電波の影響を防止するための携帯電話端末等の使用に関する指針 [biglobe.ne.jp]
- 電波の医用機器等への影響に関する調査結果 [soumu.go.jp]
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:2, 参考になる)
感じる人がいるのでご遠慮ください」に統一されています。
なので、通話じゃないメールの操作などは認められている
わけです。
ホームで禁止されていないのは、車外だと携帯で話している
人への不快感が少ないからじゃないかなあと。
「医療機器に悪影響が...」で禁止されているのは、シルバー
シート付近だけですね。ペースメーカーに22cmより近づくと
本当に危険なので、それを理由に電源ONも禁止されています。
Re:デンパに注意 (スコア:2, 参考になる)
>総務省は22センチ以上離せばいいという指針を発表 [slashdot.jp]していますし,携帯電話の電磁波が原因で,人命に関わる事故が発生したというニュースを,未だ聞いたことがないのです。
の様な意見が出ます。
いつも思うのですが、これは健常者からみた意見でしかないのでは?と思います。
実際にペースメーカを入れている人にとっては、たとえ俗説であっても携帯電話の電波がペースメーカを狂わせるという話は自身の命に関わる問題なので、軽々しく扱って欲しくないと思っているのではないでしょうか?
私自身が難聴者なので補聴器を付けていますが、私の周囲1メートル程度の範囲で着信があると、着信音が鳴る前にノイズが乗ります。
なので、決して何も問題がないという事ではないと思います。
余談ですが、通常の電話の場合ですと受話器に補聴器を付ければ会話できるのですが、携帯の場合それが出来ないので声が小さい人と会話する事ができません…orz
#最新の補聴器に交換したら大丈夫なのかなぁ…(^^;;
透明な氷の作り方 (スコア:3, 興味深い)
透明な氷は製氷缶の中央に空気をブクブク吹き込み攪拌しながら2日かけてゆっくり
凍らせるそうです。終わりまぎわに中央に残った水は濃縮された不純物でぞっとする
ほど濁っています。最後の最後には濁ったそれを吸い出してかわりに水を入れて
最終的に凍らせるので完成品の氷柱の中央は家庭の冷蔵庫で作った氷のように
不純物のせいでちょっと白っぽいです。この製氷工程は水が氷に結晶化するとき
に不純物を排除する性質を利用しているのだと思います。攪拌するのはたぶん
水/氷の界面に常に新しい水を供給するためだと思います。
物質は結晶化するときにその条件(物質と不純物の種類や冷却速度)によって不純物を
排除したり/しなかったり(合金を想像してみてください)します。面白いですね。
六角形の花のような氷の結晶(の外形)も気温とか湿度とかの物理的な条件によって
花のようになったり六角柱になったりするんですよね。
love && peace && free_software
t-nissie
ニセ科学興隆期の裏側 (スコア:3, すばらしい洞察)
1.噂話などがネットなどで広がりやすくなっていること
2.「儲けのネタ」が少ない低成長経済
3.一攫千金を狙う詐欺師の横行。そういう人間性の肯定
なんかかな。とりあえず思いつくままに書きましたが。
ラジオニクスみたいな古いものから、この流れは変わらないけど、最近は特にひどくなったように思います。
つまり、科学者だけじゃなくて社会学者とか心理学者なんかも交えて話をする必要があるものなんじゃないかな?
いまや松下電器のような大メーカーでさえ「マイナスイオン」の印象で売る商品を販売してはばからない時代だからね(松下だから、と言う人もいないではないけど)。。。
Re:ニセ科学興隆期の裏側 (スコア:3, すばらしい洞察)
ゲーム脳も? (スコア:2, 興味深い)
ゲーム脳も似非科学と言えないかな?
屍体メモ [windy.cx]
Re:ゲーム脳も? (スコア:3, すばらしい洞察)
#ゲームが脳にどのような影響を及ぼすかという着眼点はいいんですけれど、最初から「悪」と決め付けているようにしか見えませんし。
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
Re:ゲーム脳も?(オフトピック) (スコア:2, 参考になる)
ところで、研究自体は無意味ではないと思いますよ。ゲーム規制に熱心な東京都知事や神奈川県知事の期待に沿う結論がでるかどうかはわかりませんし、何より森氏の研究よりはずっとましな研究になると思いますので。
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
Re:ゲーム脳も?(オフトピック) (スコア:4, すばらしい洞察)
水俣病を例に出されていますが、水俣病は当初は伝染病ではないかと疑われました。次にマンガンやタリウムなどへ疑惑の対象が移って行き、最後に水銀へと到達したわけです
その課程では「科学的」に説得しうる為の努力が行われたと思います。
しかし、研究者がいい加減な調査、デタラメな論証で「水銀」説を唱えたとしたら、それを評価できますか?私はできません。むしろ、まじめに研究している人にとっては有害ですらあります。
私は、ゲームが子供の性格・人格に与える影響が皆無であるとは思っていません。過度に残虐なゲームや映画などは、年齢による規制を加えるなどの対策を取る必要が「全くない」とも思っていません
しかし、それはしっかりとした研究の対象とすべきであって、エセ科学で有害論を主張することは、百害あって一利なしだと思っています。
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
参考文献 (スコア:2, 参考になる)
詳しくはレビューをご覧あれ。あと検索したらリストっぽいの [amazon.co.jp]も出てきた。
------------
"I'd just be the catcher in the rye and all."
Re:サンタクロース (スコア:2, すばらしい洞察)
>「マイナスイオン」を信じた人々はあれを「科学」として受 け取ったからこそ信じたのである
などとあるように、サンタは科学の仮面をかぶっていないので、今回は対象外。
ロリーメイトなら今すぐ欲しい(ぉ (スコア:2, 興味深い)
カロリーメイトと水だけで1週間過ごそう! [plala.or.jp]
やはり“完全”とはいかないようです。
しかし水を野菜ジュースに変えればそこそこいい線いきそうではありますよ。
残る問題は脂質の摂りすぎですね。
完全栄養食の理想はドラゴンボールの仙豆。
1回の食事で数粒程度なら実用に足りるので、ぽいぽいっと口に放り込んでアニメにゲームに最大の時間を費やすのです・・・ってあれ?
Re:サンタクロース (スコア:2, おもしろおかしい)
今ココに、「水の結晶は水晶と言う」というニセ科学が発生した。
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:4, すばらしい洞察)
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:3, おもしろおかしい)
これ自体は正しくないけど、水溶液をあまりかき回したりしないで、静かにしておくってのは多分本当ですよね。少なくともボールをぶつけて容器をひっくり返しちゃったら、だいなしになる。多分この手の実験だと、教室の窓際あたりに飾っておくんだろうと想像するんですが、小学校の教室なんて、何が起こるか分かんない(笑)んだから、ある程度、作った本人が監視する必要がある。
で、ずっと監視を続るなんて小学生ならすぐに飽きちゃう。だから飽きないように見ていさせる間のひまつぶしに「優しい言葉をかけ続ける」とかいうのなら、理解できるような気がします。「優しい言葉、優しい言葉…」とかいいながら辞書を調べたら、国語の勉強にもなるかもしれないし。(笑)まあちゃんと安全な檻とか金庫みたいなのを購入してそこに保管すればいいだけなんですが、そんな予算学校にあるのかなぁ。
もちろん、中学でそんな風に教えてほしくないというなら、それは同感です。
相手を見て法を説けということもあるんじゃないかと思います。
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, 興味深い)
上岡龍太郎が番組で、植物にやさしい言葉をかけるとよく育つってのを実験してましたけど、比較のためにやった「ずっと罵声を浴びる」という実験の植物のほうが大きく育つって結果でした。
そのコーナーの最後にどっかのメーカーの人がコメントしてましたけど、植物に音の刺激を与えるとよく育つってのは有名な話だとか。
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, 興味深い)
音声処理の分野では,大勢の人の声をミックスして作ったヒューマン・スピーチライク・ノイズというのを実験に使ったりするんだが.(ミックスする人数が多いとまさにピンクノイズみたいに聞こえる)
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, 参考になる)
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, すばらしい洞察)
「嘘も方便」以前の問題として、科学的素養に欠けた人材が学校で子供の育成にあたるようになってきただろうと思われるのは、極めて深刻な事態であるのではないでしょうか。
#子供には、まず「疑うコト」を教えて欲しい、と思いつつAC
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, 興味深い)
いろんなことに疑問・好奇心を持つことはいいことだと思いますが、
まず疑うことから教え始めちゃうと、「我思う、故に我在り」なんてことを
小学校から教えるべきか、なんて話になりかねない。
それは冗談としても、子供にまず必要なのは信頼。
ある程度成長してから疑うこと、というのが順番では。
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:4, すばらしい洞察)
そりゃそうですよね。最初っから全否定されたら、教育のしようがない(笑)。
必要なのは、「疑う方法」だと思うのですよ。
科学が科学たる所以なのは、自身に反証可能性を持たせることで、第三者のチェックをもって成り立っていることでしょう。疑似科学というものは、往々にして結果が恣意的に決められているので、チェックに寛容ではありません。部外者による実験なり観測なりで、反復可能性が充分にあることを立証してもらわなければならない。
というコトを踏まえれば、「水」のハナシなんかも科学的実験として成り立っていないのではないかという疑問は普通に湧くハズです。「そういう素養が今の教師にはない」というのが事実であれば、これは確かに怖い。
こと疑似科学に関しては、社会全体としても放っておけない問題として侵食しつつあるのに不安を感じます。血液型性格判断を素で信じてる人は多いですし、マイナスイオンなるものが商品の付加価値になっている、とか。間接的にでも自分に害が及びつつあるような気がします。
とはいえ、周囲のみんなにカール・セーガンの本を「基本だから!」とか言って強制的に読ませるのも無理があるし‥‥。
そういう意味でも、今回の菊地さんや田崎さんの動きには期待しています。やっぱり科学の現場の人が声をあげてくれるのは心強い。朝日が記事にしたのは久々の GJ ですかね。
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:3, すばらしい洞察)
信じるのは努力要らないし、なんも調べなくても相手の言うことを鵜呑みにすればいいし。
否定的な意見が優勢になってきたら、今度はそっちに鞍替えすればいいだけだし。
#無責任な批判は楽なのでAC
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, すばらしい洞察)
値の中心からどれだけずれているかの指標である偏差値で頭が良い悪いが決まるというのは、
よく考えると疑似科学と言うかオカルト商法の非論理的だけど有無をいわせない理屈に近い物がありますね(^^;
偏差値世代はあの手の商法に引っかかりやすい…のかも(^^;
Re:教育現場では倫理的に許すべきでない。 (スコア:2, すばらしい洞察)
・人を騙す事をよしとしたり
・自分で考える事をせずに、安易に答えを求めたり
・自分が美しいと思う物は他人も当然そう思う(思わないのはおかしい)と考えたり
そんな事を教えるのは道徳じゃないですよね。
教材として採用した教員は、アレを素で信じてる信じてない以前に、教師としての能力/資質に問題があると思う。
//Sinraptor
Re:キーワード幾つか (スコア:2, 参考になる)
#いや,クラスター化はしてるけど君らの言うほど長持ちする
#構造じゃないから・・・
Re:キーワード幾つか (スコア:2, 参考になる)
風邪といってもいろいろありますが, 代表的なインフルエンザについては発熱はウイルスの繁殖を抑える [infoseek.co.jp]という重要な役割があるので, 基本的には解熱剤は有害です.
またインフルエンザ脳症では非ステロイド系消炎剤を使った群で死亡率が高いという疫学的な研究もある [fc2web.com]みたいなので, その面からみても安易な解熱剤の使用は避けるべきでしょう.(40℃とかなら話は別ですけど)
同様に下痢についても, 下痢止めを使わず下痢によって失われた水分を補給し脱水症状を防ぐのが基本 [nifty.com]ですね. 下手に下痢止めを使うと, 本来下痢によって排出されるべき異物(細菌など)が体内にとどまり, かえって悪化することもあるそうです.
Re:キーワード幾つか (スコア:2, すばらしい洞察)
解熱鎮痛剤の安易な利用が好ましくないのも下痢止めを下手に使うべきでないのもその通りですが、素人判断はもっと危険な事態を招きかねません。
わからないことは恥ずかしがらずに専門家(この場合は医師)に相談しましょう。
……という姿勢をちゃんと教えられたら、「ニセ科学」に相対したときに取るべき態度も自ずから判断できるようになるのではと思います。
Re:キーワード幾つか (スコア:2, 興味深い)
シンクロニシティ(共時性) [wikipedia.org]を「科学」と言ってしまうのはトンデモでしょうね。特定の立場にいる観測者にしか観測できない、すなわち無関係な他者による検証ができないモノなんですから。
ただ、生じた「現象」が、ある特定の立場にいる観測者にとっては特別な「意味」を持つ、そういう事実があると指摘し、“それ”に共時性という名を与えること自体はトンデモではないでしょう。そこは区別するべきです。
(共時性というのは、世界と人との界面の様相の一つに与えられた呼び名と考えるのが良いのではと思います。妖怪の名とか、神話の神の名と同じようなものだと)
100匹目のサルの話は、共時性とはまた別の話ですよね。ある程度まで焚きつけた火は、後は何もしないでも勝手に燃え広がっていく、というマーケッティングの現場で広く信じられている神話(現象)を後付の理論でそれっぽく(科学的に)説明しようとして、科学でないモノ――科学とは別体系の神話を使ってしまった例、として捉えるべきでしょう。
Re:美しい結晶 (スコア:2, おもしろおかしい)
# あー、俺が馬鹿なのか
Re:美しい結晶(オフトピ) (スコア:2, 興味深い)
ものがなんとなく分かってきます.
ただ気をつけないといけないのが,それなりに美しいものが正しい事は
もちろん多いのですが,油断しているとたまに汚らしい結果が
正しかったりすることです.
ですので思わず美しい方へ美しい方へと進んでいくと,ある時自分が
袋小路にはまり込んでいる事に気づく,という恐ろしい結果になる場合も.
#いやまあ,美しいものの方が正しかったり扱いやすいことは確かに
#多いんですけどね.
Re:医学は科学 (スコア:2, 興味深い)
アガリクスは、さすがにひどいので、摘発されました。
「アガリクス薬事法違反事件」 [asahi.com]
健康食品関係は厚生労働省もこれから徐々に規制していくでしょうが、物理的なことは検証するにはなかなか難しいのだろうと思います。
そういうところに、このお話は良いニュースでしょうね。
今回のシンポジウムは物理学会なので、やはり、
「マイナスイオン」や「ホメオパチー」などを検証して頂ければと強く望むところです。
Re:医学は科学 (スコア:2, 参考になる)
ロルフ・デーゲンの 「フロイト先生のウソ」 [amazon.co.jp]にはスイスの健康保険組合の例がでています (第一章 心理療法「心理療法は医療費抑制に役立つ?」)。
へーゼル大学の医療経済学者ユルク・ゾマーの指導でおこなわれた スイス国民基金の研究プロジェクト「健康保険における補足的医療」では、 1993年10月から3年間に 7,500人に 保険から支払われる形で無料の 代替医療(ホメオパシー、神経療法、植物療法、漢方、人知医学など)を提供し、 代替医療が保険でまかなえない普通の人のグループと比較研究したそうです。 その結果、
この結果だけでは確かなことはいえませんが、 行政が「医療費が抑制できてウマー!!」とか考えて 代替医療に飛びつくと、かえって高いものにつくかもしれません。
コンタミは発見の母