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GNOME

最新のGNOMEをテストするためのGNOME OS、仮想マシンイメージが公開される 4

ストーリー by nagazou
テストしやすく 部門より
headless 曰く、

The GNOME Projectは7月28日、GNOME OSの仮想マシンイメージを公開した(アナウンスPhoronixの記事)。

最新のGNOMEをテストするGNOME OSの計画は、オンラインのみの開催となったGUADEC 2020で発表された。GNOME OSは特定のLinuxディストリビューションに依存しないテスト環境として生まれたもので、元々仮想マシンとして作られていた。しかし、OSTreeを通じたアップグレードが可能となり、Flatpakアプリケーションがインストールできるようになったことで、完全なオペレーティングシステムに近付いているという。そのため、発表は実機にインストールして実行可能なGNOME OSにフォーカスした内容だったが、テスト用の仮想マシンが近々公開できるとも説明されていた。今回公開されたのはナイトリー版の仮想マシンイメージ。より幅広いテストに耐える状態になっているが、少なくともGNOMEコアモジュールのメンテナーは試してほしいとのことだ。

14251631 story
暗号

Linuxカーネルのドキュメンテーションなどに含まれるHTTPリンク、HTTPSリンクへの置き換えが進む 11

ストーリー by nagazou
置き換え工事中 部門より
headless 曰く、

Linux 5.9に向け、ドキュメンテーションなどに多数含まれるHTTPリンクをHTTPSリンクへ置き換える作業が進められている(Phoronixの記事Neowinの記事The linux-next integration testing tree)。

置き換えの理由としては、細工することが難しいHTTPSに置き換え、リンクを開くカーネル開発者が中間者攻撃にあう可能性を減らすことが挙げられている。ただし、実際にカーネル開発者がこのような攻撃を受けている様子はなく、先を見越した変更のようだ。

置き換え作業はAlexander Klimov氏が一人で進めており、既に148件のパッチが存在する。Klimov氏はスクリプトを使用してHTTPリンクを探し、SVGファイルなどではないことを確認したうえで、HTTPSでHTTP版と同じ内容が表示される場合にのみ置き換えを行っているとのこと。osdn.jpへのリンクもHTTPSに置き換えられている。

14237810 story
プログラミング

Linuxカーネルのコーディング規約、包括的用語使用のガイドラインが追加 132

ストーリー by headless
包括 部門より
Linuxカーネルのコーディング規約に包括的用語使用のガイドラインが正式に追加された(Phoronixの記事coding-style.rstDiff)。

このガイドラインは「master / slave (またはslave単体)」および「blacklist / whitelist」という用語の使用に関するもので、シンボル名やドキュメンテーションでこれらの用語を新たに追加しないよう求めている。ユーザースペースABI/APIの維持に必要な場合や、これらの用語の使用を義務付けている(2020年時点で)既存のハードウェア仕様やプロトコル仕様に関するコードを更新する場合は除外される。

「master / slave」を置き換える用語として推奨されているのは、「{primary,main} / {secondary,replica,subordinate}」「{initiator,requester} / {target,responder}」など。「director / performer」のような用語も挙げられている。「blacklist / whitelist」を置き換える用語としては「denylist / allowlist」「blocklist / passlist」が推奨されている。
14230749 story
統計

6月のデスクトップOSシェア、Linuxは増加した?そうでもない? 56

ストーリー by headless
増加 部門より
Net Applicationsの6月分デスクトップOSシェアデータによると、Linuxの増加が続いているようだ。

Linuxのシェアは4月に前月比2倍以上の2.87%となり、5月には3.17%まで増加して初めて3%を超えていた。6月はさらに0.44ポイント増加し、3.61%となっている。このほかのOSではWindowsが変動なしの86.69%、Mac OSが0.46ポイント減の9.22%、Chrome OSが0.01ポイント増の0.41%となった。

デスクトップOSバージョン別シェアデータでは、1位のWindows 10が58.93%(+1.10)、2位のWindows 7が23.35%(-0.93)、3位のMac OS X 10.15が4.50%(+0.11)となっている。Ubuntuは0.46ポイント増の2.57%で5位に上昇し、2.95%(-0.09)で4位のWindows 8.1との差も詰めている。これまでUbuntuのシェアは1%未満で推移していたが、やはり今年4月に急増している。Linux全体のシェア増加はUbuntuの増加と連動しているようだ。

一方、StatCounterのデスクトップOSシェアデータでは、Linuxは前月から0.01ポイント増の1.69%にとどまる。2か月連続でわずかながら増加しているものの、3月と4月には減少していたため、2月との比較では0.22ポイント減少となる。このほかのOSではWindowsが77.68%(+0.64)、OS Xが17.76%(-0.62)、Chrome OSが0.8%(-0.26)となっている。StatCounterではChrome OSのシェアが毎年6月~8月に大きく減少するが、この時期に米国で学校が夏休みになるという季節要因が影響しているとみられる。

Windowsバージョン別シェアデータでは、5月に減少していたWindows 10が再び0.44ポイント増加して73.34%となり、5月に増加していたWindows 7は0.16ポイント減の19.79%となった。日本でも5月にはWindows 10がわずかに減少していたが、6月は1.24ポイント増の80.54%となり、初めて80%を超えた。シンガポールではWindows 10が5月の大幅減から一転、28.24ポイント増の83.17%となり、80%台を回復した。6月の国・地域別データではWindows 10が80%以上を占める国や地域が20か国・地域増加して、236か国・地域中80か国・地域となっている。

SteamではUbuntu 20.04 LTS 64 bitが0.06ポイント増の0.16%となっているが、他のLinuxディストリビューション・バージョンで増加したものはなく、Linux全体では0.03ポイント減の0.88%となった。Windows 10 64 bitは1.54ポイント増の87.12%、32ビット版との合計では87.28%(+1.51)、Windows 7は64ビット版と32ビット版の合計で6.23%(-0.69)。Windows全体では95.66%(+0.61)、OSX全体では3.46%(-0.58)となっている。
14222740 story
Windows

Windows 10 Build 20150、WSL上でCUDAが利用可能に 35

ストーリー by nagazou
高いGPUがやっと生かせる 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Microsoftは17日、Windows 10 Insider Preview「Build 20150」を公開した。このBuild 20150では「Windows Subsystem for Linux」(WSL)の機能強化が行われている。要望の多かったCUDAやDirectMLといったGPUコンピューティングをサポートすることで、機械学習・AI開発やデータサイエンスなどが実行可能となった(ZDnet窓の杜PC Watch@ITSlashdot)。

GPUコンピューティングのサポートでは、要望の多かったNVIDIAの「CUDA」のサポートと、Microsoftの低レベルAPI「DirectML」のサポートが含まれている。NVIDIA以外にもAMDおよびIntel製GPIについてもサポートされている。

これに合わせてAMD、Intel、Nvidiaは、WSL上のDirectML TensorFlowパッケージをサポートするプレビュードライバーをリリースした。AMD製GPU用のドライバは、Vegaグラフィックス搭載のRadeonおよびRyzenプロセッサーで使用可能。Intel製のドライバは、Ubuntu 18.04およびUbuntu 20.04でのみ検証されているとしている。

14204213 story
Ubuntu

Lenovo、ワークステーション全ラインナップでLinuxを公式サポートへ 52

ストーリー by headless
公式 部門より
Lenovoは2日、同社のワークステーション(ThinkPad PおよびThinkStation)が全モデル・全構成でLinux認定済みになると発表した(Lenovo StoryHubの記事SlashGearの記事Neowinの記事)。

Linuxを公式にサポートしていないPCにインストールする場合、安定性やパフォーマンス、互換性などの問題が発生することもある。Lenovoはこれまで特定のモデルの限定した構成に限ってLinuxを公式サポートしてきたが、今後発売されるワークステーション製品はRed Hat Enterprise LinuxおよびUbuntu LTSで動作確認済みになるという。Lenovoはセキュリティパッチなどのアップデートを提供するほか、ドライバーを直接Linuxカーネルにアップストリームし、安定性や互換性を維持できるようにするとのこと。LinuxプリインストールモデルではLenovoやRed Hat、Ubuntuのサポートが統合されるのに加え、エンドユーザーによる使用やITマネージャーによる管理が容易になるような機能も備えるそうだ。Linux認定済みワークステーションはThinkPad Pシリーズを皮切りに今月から注文可能になり、夏の間にロールアウトしていくとのことだ。国内での展開はどうなるだろうか。
14202475 story
プログラミング

Linuxカーネルのコーディング規約、1行80桁の制限を撤廃 86

ストーリー by hylom
最近は自動折り返ししてくれるエディタもありますし 部門より

headless曰く、

Linuxカーネルのコーディング規約から、1行を80桁以内とする制限が撤廃された(Linus Torvalds氏のメーリングリスト投稿checkpatchのコミットメッセージPhoronixThe Register)。

Linus Torvalds氏によれば、多くの人が80桁のターミナルを使わなくなって久しく、1行80桁制限は合理的でないという。桁数制限は必要以上の改行を生み、さまざまな問題を引き起こす。中には小さなターミナルウインドウを使用している人もいるという主張もみられるが、何を使うのもその人の選択だ。そのハードウェアの制限を全員が共有する必要はない。長い行は単純に有用であり、どこかで改行が必要になるにしても80桁に制限する理由はまったくないとのこと。

これに伴ってcheckpatchでも80桁を超える行に対する警告表示が廃止されている。1行を80桁以内に収めることは現在でも望ましいが、checkpatchがわざわざ警告を表示するほど明確な制限ではない。デフォルトでは制限値が100文字まで増加しているが、こちらも明確な制限に基づくものではなく、行が若干長めになっても警告なしで収まる程度の文字数が選択されているようだ。

14195602 story
AMD

リーナス・トーバルズ氏、メインマシンを新調。CPUはAMD Threadripper 3970X 54

ストーリー by hylom
メインマシンの変遷が気になります 部門より

Anonymous Coward曰く、

Linuxの開発を主導するLinus Torvalds氏がLinuxカーネル5.7-rc7のリリースを知らせるLinux Kernel Mailing List(LKML)への投稿内で、氏が使用しているメインマシンをアップデートしたことを伝えている(GIGAZINEThe RegisterSlashdot)。

今回導入したマシンのCPUはAMDのThreadripper 3970X(32コア/64スレッド同時実行)で、氏がIntel以外のメーカーのCPUを使うのは15年ぶりだそうだ。これによって「allmodconfig」でのテストビルドが3倍高速になったと報告している。

なお、15年前の2005年、Linus氏はPowerPC搭載のMacにLinuxをインストールして使用していると述べていた(過去記事)。

14187966 story
Linux

約1万円のLinux搭載2-in-1タブレットPC「PineTab」、プレオーダー受付開始 18

ストーリー by hylom
ヒトバシラーのみなさんいかがでしょう 部門より

コミュニティ主導でさまざまなハードウェアを開発する「PineTab」PINE64プロジェクトが、ARMプロセッサ搭載タブレットPINETABプレオーダー受付を開始したデイリーガジェット)。

価格は本体が99.99ドル、キーボード付きカバーが19.99ドル。ディスプレイサイズは10インチ(解像度は1280×720)、プロセッサはAllwinner A64 Quad Core SOC、GPUはMali 400 MP2。RAMは2GB、ストレージは64GBといったスペックとなっている。OSはUbuntu Touchで、GUIにはGNOME Shellが使われているようだ(FOSSBYTE)。

14185652 story
ソフトウェア

「Huawei kernel self protection」と名付けられたLinuxカーネル向けコードに脆弱性、意図的なものではないかとの疑惑が出る 43

ストーリー by hylom
判断は難しい 部門より

Anonymous Coward曰く、

セキュリティ関連ソフトウェアを開発するOpenwall Project傘下でLinuxカーネル向けのセキュリティ強化機能を開発するKernel-hardening projectに対し、2020年5月、「Huawei kernel self protection」と名付けられたパッチが投稿された(投稿されたメール)。これはLinuxカーネルにいくつかのセキュリティ機能を追加するものだが、Linuxカーネル向けセキュリティ機能「Grsecurity」の開発者などによる精査の結果、このパッチはLinuxカーネルに悪用可能な脆弱性をもたらすことが発見されたという。そのため、HuaweiがLinuxカーネルに脆弱性をこっそり仕込もうとしたのではないかという陰謀論が巻き起こっている(ZDNetSlashdot)。

これに対し、Huaweiは「企業としてHKSPプロジェクトには関与していない」という声明を出した。このプロジェクトは同社に関連するエンジニア個人によって作成されたもので、同社による正式なものではないという。さらにこのコードは、Huaweiの製品で実際に使用されたこともないという。

現在このパッチが公開されているGitHub上のリポジトリでは名称が「aksp」(Another kernel self protection)に変更されており、またHuaweiのプロジェクトではないとの説明も追加されている

14181514 story
Windows

Ubuntuで動作するMS Office 23

ストーリー by hylom
LinuxにMS Officeは必要なのだろうか 部門より

LinuxディストリビューションUbuntuの開発者が、Ubuntu 20.04上で動作するMicrosoft Officeの動画を公開した(Gihyo.jp)。

これはエミュレータなどではなく、ネイティブLinuxアプリケーションとしてビルドされたもので、GUIライブラリのGTK3で実装されているという。

14176043 story
Ximian

ゴリラの群れに潜入したロボットゴリラ、ゴリラが鼻歌を歌いながら食事をする様子の撮影に成功 36

ストーリー by headless
仲間 部門より
英BBC/米PBSのテレビ番組「Spy in the Wild 2」でロボットゴリラが野生のマウンテンゴリラの群れに潜入し、食事中に出す鼻歌のような声や、放屁の音を録音することに成功した(Live Scicenceの記事The Science Timesの記事The Sunの記事動画)。

Spy in the Wild 2は野生動物に似せて作ったロボットを用い、人間のカメラマンでは撮影不可能な至近距離から野生動物の撮影を可能にするネイチャードキュメンタリー「Spy in the Wild」の第2シーズンだ。国内では現在、第1シーズンが「リラックス・アニマルズ ~魔法のカメラが映す素顔~」としてHuluで提供されている。

子供サイズのロボットゴリラは興味津々ながら警戒する群れの仲間たちに取り囲まれていたが、ボスゴリラの許可が出て群れに残れることになった。ゴリラが食べ物に関連して声を出すことは以前から知られていたものの、実際に野生のマウンテンゴリラが食事中に鼻歌のような声を出す様子が撮影されたのは初めてだという。このエピソードは1月に英国で放送されており、PBSは該当部分の動画を2週間前にYouTubeで公開しているが、4月29日に米国で第2シーズンの放送が始まったため英国でも再び話題になっているようだ。英Daily Mailは1月にゴリラの歌声を紹介していたにも関わらず、今回再び取り上げている。
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Ubuntu

Ubuntu 20.04 リリース 73

ストーリー by hylom
5年は長いか短いか 部門より

KAMUI曰く、

コロナ騒動の影響かイマイチ話題になっていない気がするが、英国時間の4月23日にUbuntuの最新版であるUbuntu 20.04 LTS(開発コード:Focal Fossa)がリリースされている。(OSDN MagazineクラウドWatch

今回Linuxカーネルのバージョンは5.4になり、アプリケーションからカーネルへのアクセスを制限するカーネルロックダウン機能をサポート。またセキュアブート機能などによってもセキュリティを強化。目に見える部分としてはGNOME3.36を採用してディスプレイの表示スケールの任意倍率での利用が可能になった。これによりディスプレイサイズの小さい環境でも使いやすくなったとのこと。詳しいことは公式ブログをどうぞ。

なお、20.04は5年サポートされるLTS版だが、エンタープライズ向けでは有償サポートのExtended Security Maintenance(ESM)を結ぶことで、約3万のソフトウェアパッケージについて10年間サポートするそうだ。 マジか……。

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医療

Linus Torvalds、カーネル開発者がCOVID-19の影響を受けていないかどうか確認する 14

ストーリー by hylom
オープンソース界にも及ぶ影響 部門より

headless曰く、

Linus Torvalds氏は12日、メーリングリストでLinux 5.7-rc1の完成を報告するとともに、カーネル開発者がCOVID-19の影響を受けていないかどうか確認した(メーリングリストでのアナウンスThe RegisterPhoronix)。

Torvalds氏からみると今回の開発作業は通常と変わりなく、むしろ円滑に進んでいたとのことだが、テクニカルアドバイザリボート(TAB)からカーネル開発者に対するCOVID-19の影響を確認するよう要請されたという。開発者の中でもしもCOVID-19の影響で作業が滞っている(または滞ることが予測される)人がいれば、TABが代わりのメインテナーを探すなど問題を解決するためできる限りのことをするとのこと。そのため、これが役に立つと思う人はTABへ連絡するよう求めている。

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Windows

Windows 10 Insider Preview ビルド19603、エクスプローラーにLinuxアイコンが追加される 26

ストーリー by headless
追加 部門より
Windows 10 Insider Preview ビルド19603(アクティブな開発ビルド)では、エクスプローラーにWSL(Windows Subsystem for Linux: Linux用Windowsサブシステム)が統合されている(Windows Experience Blogの記事)。

本ビルドでWSLを有効にすると、エクスプローラーのフォルダーツリーにペンギン(Tux)アイコンのLinuxフォルダーが追加される。このフォルダーにはWSLにインストールされたディストロのフォルダーが格納され、ここから各ディストロのルートファイルシステムにアクセス可能だ。エクスプローラーによるWSLのLinuxファイルシステムへのアクセスはWindows 10 バージョン1903以降で可能になっていたが、アイコンの追加により容易にアクセスできるようになった。

このほか本ビルドでは「設定→システム→記憶域」で「クリーンアップの推奨事項」として削除の推奨されるファイルが表示できるようになっている。また、ブログ記事ではMicrosoft Storeで入手可能なアプリ「News Bar (Beta)」と「Raw Image Extension」も紹介されている。デスクトップ上にバーを追加して最新ニュースを表示するNews BarはWindows 10 ビルド17134以降に対応しており、Insiderビルドは必要ない。日本のニュースを表示することもできるが、日本からは入手できないようだ。Raw Image ExtensionはWindows 10 ビルド18323以降の対応だが、新機能のCanon CR3フォーマット対応バージョンは現在のところWindows Insiderプログラム参加者のみに提供されるとのことだ。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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