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13293583 story
Debian

Devuanプロジェクト、初の安定版「Devuan Jessie 1.0.0 Stable」リリース 26

ストーリー by headless
安定 部門より
Devuanプロジェクトは25日、Devuan GNU+Linux初の安定版となる「Devuan Jessie 1.0.0 Stable」をリリースした(アナウンスPhoronixの記事The Registerの記事Softpediaの記事[1][2])。

DevuanプロジェクトはDebianにおけるsystemdをめぐる論争の結果として、「Veteran Unix Admin」を名乗るグループが2014年11月にDebianをフォークして立ち上げたプロジェクト。initシステムの自由(Init Freedom)を掲げ、Debianからsystemdへの依存を排除して任意のinitシステムを使用できるようにすることを目指す。

Devuan Jessie 1.0.0は3週間前にRC2が公開されてから大きなバグの報告はなく、重大なバグは1件もないことから、安定版としての公開に至ったとのこと。本バージョンは同時に長期サポート版(LTS)となる。Debian 7/8からのアップグレードも可能だ。

プロジェクトによれば、DevuanはDebianのあるべき姿とのことで、目標は実用的で継続的な選択肢の提供だという。ナンセンスではないユニバーサルなGNU+Linuxを提供するという計画は始まったばかりであり、このリリースの先に広がっていくとのことだ。
13289926 story
Windows

WindowsストアでLinuxが提供されてもWindows 10 Sでは使用できない 40

ストーリー by hylom
確かにこれは動かなそうだ 部門より
headless曰く、

Windowsストアから入手したアプリのみが動作するというWindows 10 Sだが、Windowsストアで提供されているUWPアプリのすべてを使用できるわけではないようだ(Windows Command Line Tools For Developers)。

MicrosoftはBuild 2017で3つのLinuxディストリビューション(Ubuntu/Fedora/SUSE)がWindowsストアで入手可能になることを発表している。これらのLinuxディストリビューションはUWPアプリとして提供されるが、実行時にはUWPサンドボックスの外で動作するなど、通常のUWPアプリとは異なる動作をするのだという。

Windows 10 Sではローカルマシンのシステムやレジストリ、ファイルシステムなどに直接アクセス/変更するアプリの使用が禁じられるため、コマンドプロンプト(CMD)やWindows PowerShell、Bash/Windows Subsystem for Linuxなどが動作しない。Windowsストアで提供されるLinuxディストリビューションについても、これらのコマンドシェルと同様の扱いとなり、Windows 10 Sでは使用できないとのこと。

Windows 10 Sは技術系でないユーザーを主な対象にしており、技術系のユーザーが必要とする機能をあえて無効化しているのだという。そのため、開発者やシステム管理者、ITプロフェッショナルなどの使用には向いておらず、Surface LaptopのようなWindows 10 Sモデルのみが用意されているマシンを使用したい場合はWindows 10 Proに切り替えることが推奨されている。

13276705 story
Debian

「Init Freedom」を掲げるDebianフォーク「Devuan 1.0.0 RC2」リリース 41

ストーリー by hylom
Systemdも慣れると楽ではあるのだが 部門より

Debian 8(Jessie)ではデフォルトの起動システムとしてsystemdが採用されたが、これに対し批判的なメンバーらが立ち上げたフォークプロジェクト「Devuan」が5月5日、バージョン1.0のリリース候補版である「Devuan Jessie 1.0.0 RC2」を発表した(gihyo.jp)。

Debuanではinitシステムを自由に選択できる「Init Freedom」を掲げており、旧来から使われていたsysvinitだけでなく、openrcやrunit、sinitといったinitシステムも提供されるとのこと。

13276704 story
Ximian

グルテンフリーの機内食はバナナ1本? 73

ストーリー by hylom
確かにグルテンフリーではある 部門より
headless曰く、

国際線の機内食は事前に指定することで食物アレルギーや食物不耐症、宗教などに対応したメニューを選択できるが、英国の男性が東京からシドニーへ向かうANA便でグルテンフリーを指定したところ、朝食がバナナ1本だったそうだ(The TelegraphFoodbeast)。

男性はロンドンから東京経由でオーストラリアへ向かっていた。夕食はちゃんとしたグルテンフリー機内食が提供されたのだが、朝食に出てきたのは「GF(グルテンフリー)」と書かれた付箋付きのバナナ1本。ナプキンやナイフ・フォーク、塩などの入った袋が添えられていたとのこと。彼が苦情を言うと乗務員は問題を認識したようだが、通常の朝食が提供された周りの乗客は笑って見ていたという。

ANAはTelegraph Travelに答え、男性には申し訳ないことをしたと謝罪し、グルテンフリー機内食の提供内容などの見直しをすると述べたとのことだ。

13275320 story
ソフトウェア

Fedora、MP3をフルサポートへ 7

ストーリー by hylom
ついに 部門より
headless 曰く、

Fedoraが、標準でMP3をフルサポートすることを発表した(Fedora MagazineBetaNewsPhoronix)。

Fedora Workstationでは昨年11月、MP3デコードに関する特許の存続期間が満了したことを受け、mpg123ライブラリとGStreamerでのMP3デコードを有効化していた。さらに4月23日、Fraunhofer IISとTechnicolorがMP3関連特許とソフトウェアのライセンスプログラムを終了したことから、Red Hatの法務部門がFedoraへのMP3エンコーダー追加を認めたとのこと。

これまではライセンスの問題からFedoraのベースディストリビューションにMP3デコード/エンコード機能を含めることは困難だった。そのため、多くのユーザーがサードパーティーのリポジトリからMP3関連のライブラリをインストールしていたが、近いうちにFedora標準でMP3エンコードが可能になる。

13247984 story
Debian

Debian開発者が暴動の扇動やテロ支援容疑でロシア当局に逮捕される 40

ストーリー by hylom
IPアドレスだけだとなんとも 部門より

Debianプロジェクトで複数のパッケージのメンテナンスを行っていたDmitry Bogatov氏が、ロシア当局に逮捕された。GlobalVoicesによると、容疑は暴動を引き起こすよう計画し、テロ活動を起こすよう呼びかける内容の投稿をロシアのネット掲示板に投稿したというもの。氏は容疑を否認している。

当局はIPアドレスから問題の投稿がBogatov氏によるものだと判断したようだが、TorやIPアドレス偽装技術などを使って氏以外のものが投稿を行った可能性もあるという話も出ている。

これを受けてDebianプロジェクトは声明を出し、氏が使用していた鍵を無効化するという対応を行ったと説明している。また、Bogatov氏はTorの中継オペレータとしても活動していたが、これに対してTorプロジェクトはTorネットワーク内での活動については一切収集・記録していないとし、この件については何の情報も持っていないという声明を出している。

13236745 story
Ubuntu

Ubuntu 17.04(Zesty Zapus)がリリース、ついにコードネームが「Z」に 26

ストーリー by hylom
次はどうする 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

4月13日、Ubuntu 17.04(コードネーム「Zesty Zapus」)がリリースされた(KledgebOSDN Magazine)。

本リリースではコード名がついにアルファベット最後の一文字「Z」に到達しました。次はどんな命名規則でコードネームをつけるのでしょうか。アンドロイドのように似たような方式でコードネームをつけるプロジェクトにとっては良き先例ないし反面教師になるのでしょうな。まあアンドロイドZは当分先だけど。

13227386 story
交通

ユナイテッド航空、リアルOOM killerを発動 134

ストーリー by hylom
まさかの例え 部門より
annoymouse coward 曰く、

ユナイテッド航空で、一度は着席した乗客が保安官にボコボコにされ飛行機から引きずり降ろされると言う前代未聞の出来事が起きた。Twitterで拡散された動画には、血まみれの乗客が機内通路を無残に引きずられる様子が鮮明に写っており、航空会社には非難が殺到している(NewsweekITmedia)。

事の発端はオーバーブッキング。手違いで座席が不足したため、航空会社はランダムに選んだ乗客4名に他の便への振替を要求した。しかしその中の1名がそれを拒否したため,保安官が無理やり引きずりおろした,ということらしい。

LinuxにはOOM killer という仕組みがある。OOM Killerはシステムがメモリ不足(Out of memory)になると発動し、ランダムに選んだプロセスをkillつまり強制終了することで、空きメモリを取り戻す。この仕組みは従来から「墜落しそうな飛行機が乗客をランダムに選んで窓から放り投げることで墜落を避けるような恐ろしい仕組み」という例え話で多くの利用者から批判されてきたが,ユナイテッド航空は例え話を現実のものにしてしまったようだ。

13224347 story
Android

Tizenには多くのセキュリティ問題があるという指摘 34

ストーリー by hylom
どうしてこうなった 部門より

Androidと競合するLinuxベースのスマートデバイス向けOS「Tizen」はセキュリティ的に多くの問題を抱えているとの話が出ている(MOTHERBOARDFOSSBYTES)。

このたびイスラエルの研究者らがTizenに40もの未公開のセキュリティ問題が存在すると指摘。さらにそのソースコードについて研究者は「今まで見た中で最悪のコードだ」と評している。外部から任意のコードを実行させるような深刻な脆弱性もあるそうだ。さらに、 SamsungがTizen向けに提供しているアプリストア「TizenStore」を利用するためのアプリケーションにも脆弱性があり、本来Samsungの審査を受けたアプリのみがインストール可能であるにも関わらず、脆弱性を付くことでそうでないソフトウェアもインストールできてしまうそうだ。

TizenはLinux Foundation傘下で進められているプロジェクトで、Samsungが採用に積極的な姿勢を見せている。すでに新興国向けスマートフォンなどでの採用例もある。

13223020 story
Ubuntu

Ubuntu 18.04ではデスクトップ環境がUnityからGNOMEに戻る 106

ストーリー by headless
廃止 部門より
hylom 曰く、

UbuntuおよびCanonical創設者のMark Shuttleworth氏は5日、Ubuntuスマートフォンやコンバージェンス(スマートフォンに外部ディスプレイなどを接続してデスクトップPCとして使用する機能)のシェルとなっているUnity 8への投資を打ち切り、来年リリースされるUbuntu 18.04 LTSではデフォルトのデスクトップ環境をGNOMEに変更する方針を明らかにした(Ubuntu Insightsの記事)。

Shuttleworth氏によれば、既存のクローズドな技術に代わるものとしてコンバージェンスを推進してきたが、コミュニティーからイノベーションではなくフラグメンテーションだと受け止められ、業界からの支持も得られなかったことから、Unityデスクトップの廃止を決めたとのこと。

一方 kawakazu 曰く、

Ubuntuは今後、クラウドとIoTに注力する。Unity 8の開発中止に合わせ、マルチデバイス対応ディスプレイサーバー「Mir」の開発も中止するようだ。

タレコミ者的にはTurbolinux wizpy音楽プレーヤーみたいなのも出て来ると期待していたが、デスクトップOSとモバイルOSの統合はかなり難しいようだ。

Shuttleworth氏はGoogle+への投稿で、多くのIoTプロジェクトがMirを使用していると述べていることから、規模を縮小しつつMirの維持は続けられるものとみられる。CanonicalではUnityチームの半数以上を解雇しており、Shuttleworth氏がCanonicalのCEOに復帰するとも報道されている。一方、コミュニティーではUnity 8をフォークする動きも出ているとのことだ。

13209570 story
OS

Windows 7風のUIを持つLinux OS「中標麒麟V7.0」リリース、中国製CPU「龍芯3号」で動作 55

ストーリー by hylom
x86じゃなかった 部門より

中国・中標軟件がWindows 7風のユーザーインターフェイスを持つデスクトップOS「中標麒麟卓面操作系統V7.0」をリリースした(中標軟件の発表PC Watch)。

このOSは中国の龍芯(Loongson)が開発したCPU「龍芯3号」で動作するとのこと。龍芯はMIPSベースのCPUで、独自の命令セットを備えているのが特徴。さらに、x86やARMのバイナリを逐次変換して実行する機能も備えている。龍芯3号が搭載されたノートPCも発売されるようだ(PC Watchの別記事)。

13198038 story
Mozilla

モノポリー、次期アップデートに同梱される8種のコマが決定 44

ストーリー by headless
決定 部門より
ハズブロは17日、モノポリーのアップデートに向けて1月に行われたコマの人気投票の結果を発表した(プレスリリースMonopoly公式アカウントのFacebook投稿発表動画)。

得票1位~8位は以下の通り。これらのコマがモノポリーの次回アップデート(8月予定)で同梱されるコマとなる。
  1. スコティッシュテリア
  2. ティラノサウルス
  3. シルクハット
  4. レーシングカー
  5. ラバーダック
  6. ペンギン
  7. 軍艦

新たに追加されるコマは「ティラノサウルス」「ラバーダック」「ペンギン」の3種。候補にはハッシュタグや絵文字、携帯電話(ただし、Motorola DynaTACタイプ)、パソコンといった現代的なアイテムも挙げられていたが、いずれも幅広い支持を集めるには至らなかったようだ。

現在のセットに含まれるコマでは、「指ぬき」の落選が2月に発表されていたが、「ブーツ」「1輪の手押し車」も落選している。430万票以上が投じられた今回の人気投票で、これら3つのコマはそれぞれ10万票に届かなかったそうだ。

13195566 story
政治

ドイツ・ミュンヘン市のIT責任者曰く、LinuxからWindowsへの移行は政治的な理由 84

ストーリー by hylom
政治的な理由で大金を払うのか 部門より
headless 曰く、

やや旧聞だが、ドイツ・ミュンヘン市議会が独自Linuxディストリビューション「LiMux」からWindowsへの移行を検討していることについて、市が運営するITサービス「it @ M」のKarl-Heinz Schneider氏は政治的な理由であり、技術的な理由ではないと述べている(heise onlineSoftpediaV3)。

Schneider氏によれば、他自治体などとOfficeドキュメントをやり取りする必要のある部署での互換性や相互運用性の問題は、主に仮想化を用いて解決済みであり、技術的に説得力のあるWindowsとMicrosoft Officeへの移行理由はないという。

職員からの不満の一つとしてソフトウェアの古さが挙げられているが、これはit @ Mが提供する新しいバージョンのLiMuxとLibreOfficeが出張所などに行き渡るのに時間がかかることが主な原因だとしている。また、各種手続きに時間がかかりすぎるといった市民の不満については、手続き方法の変更や人手不足が原因であり、LiMuxの問題ではないとのこと。

なお、今回の動きをMicrosoftがドイツ本社をミュンヘンに移したことと関連付ける見方も出ているが、ドイツ社会民主党(SPD)のAnne Hübner市議は市の税収がMicrosoftに依存することはないと述べている。市のIT委員を務めるHübner市議だが、Microsoftのロビイストとは話をしたこともないという。もちろん市長が買収されたなどということもないとのことだ。

13186927 story
Firefox

Firefox 53.0beta、Linux版はPentium 4/Opteron以降のみサポート 45

ストーリー by headless
終了 部門より
Mozillaは7日、Firefox 53.0betaをBetaチャンネルで提供開始した(リリースノートPhoronixの記事Softpediaの記事)。

同日リリースされたFirefox 52Windows XP/Vistaをサポートする最後のメジャーバージョンになる。Firefox 53.0betaではWindows XP/Vistaがサポート対象外になったほか、Mac OS X版は64ビット版のみが提供され、32ビット版のMac OS Xでは使用できなくなっている。また、Linux版ではIntel Pentium 4/AMD Opteronよりも古いCPUのサポートを終了したとのことだ。
13180275 story
政府

LinuxからWindowsへの移行を検討するドイツ・ミュンヘン市、現在の状況は? 42

ストーリー by hylom
結局何が問題なんだ 部門より
headless 曰く、

ドイツ・ミュンヘン市が独自のLinuxディストリビューション「LiMux」からWindowsへの移行を検討していることは先日からたびたび話題になっているが、現在の状況をFree Software Foundation Europe(FSFE)のBjörn Schießle氏が解説している(FSFEPhoronix)。

この件に関しては、市議会多数派のドイツ社会民主党(SPD)とキリスト教社会民主同盟(CSU)の議員がWindowsおよびWindowsベースのクライアントソフトウェアへの移行を求める動議を提出し、2月15日に可決されたことでLiMux終了とも報じられている。ただし、可決された動議はSPDとCSUが提出した動議のセクション6bを改訂したものであり、これが最終決定ではないのだという。

改訂後のセクション6bには、Windows移行に伴って不要になるLiMuxベースのアプリケーションを明確にし、過去の投資に対して必要な減損処理の金額や移行に要する大まかな予算額を市議会に通知するといった条件が追加された。さらに、これらの条件が満たされたのちに最終の決定を行うとの文言も追加されている(PDF)。

最終決定の先送りはFSFEやThe Document Foundation、KDE、OSBAが市民と協力して議員やメディアに働きかけた成果だという。公聴会では議員がFSFEなどによる質問の内容を引用し、このように多くの意見が市民から寄せられるのは初めてだとも述べたそうだ。

動議ではクライアントOSに依存しないツールを利用可能にすることを目標に掲げる。また、移行にあたっては、Windowsベースのクライアントを使用するか、既存のWindows/LiMuxベースのソリューションを使い続けるかを各部署が必要に応じて選択できることになっている。

市から依頼を受けたAccentureのリポートでも指摘されているように、LiMuxの問題はサポート体制や責任の所在が明確になっていないといった組織的なものであり、技術的な問題ではない。FSFEでは最終決定の先送りにより時間が稼げたことから、まだまだ巻き返しが可能だと考えているようだ。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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