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これまで使われてきたNetscape Plugin APIというのはつまりブラウザ側が用意したプラグインのインターフェースにのっかるかたち。ChromeなんかのPepper APIだとまずflashが載ることを前提にブラウザ側がつくられているって理解でいいのかな。だとすれば後者のほうがflash側にとってありがたいのは自明になる。
ついでに言うと、Netscape系ブラウザはこれまでWeb標準を強く打ち出していてそのことがFlashのようなものを外部に置く大義名分になっていたと思うのだが、今は仕様自体むちゃくちゃなHTML5時代。そんなことも言ってられなくなる気がするわけで。なんだかんだでfirefoxを使
あくまでPPAPIについては、さきほど検索して眺めてみた付け焼刃程度の知識しかありませんが、私の雑感としては、PPAPIは音声・描画(2D,3D)などを「標準的」に用意しているわけで、仰る通りそこがNPAPIとの大きな違いでしょう。
NPAPIの基本的なコンセプトは、四角い枠(=プラグイン側から見たらウィンドウ)と通信機能はこっちでやるから中身は普通の(OSネイティヴな)アプリケーションみたいに勝手に作ってくれ、というものです。大抵のプラグイン開発者はこれで十分なんだと思いますけれど、Flashのように複数のOSに向けてリリースしたい場合は二度手間な部分が多々あるのは想像に難くありません。おそらくそういう部分で「OSを問わず」に作ることができる、ということでしょう。
つまり、ChromeやFirefoxは既にOSごとの差異を吸収するため抽象化をある程度行っているはずですから、プラグインがその部分へアクセスできるようにする、というのは理に叶っています。絵と音に関しては、すごくシンプルなことをしようと思っても、OSやデスクトップ環境ごとに細かな差異があって、「実は厳密に言うとその機能は使えないんだが、代わりにこういうのがある」といった具合でどの開発者も苦労していると思います。乱暴に言うと、ミドルウェアが担うべき部分をブラウザがやる、という感じでしょうか。
「ブラウザを問わず」の部分ですけれど、NPAPIだってマイナーなアップデートを繰り返しています。その新機能が使えるのは(Operaとかが追いついてくるわずかな期間は)Mozilla系統だけですから、対応ブラウザ数が少ないのと、他のブラウザで採用不能かどうかはまた別の問題だと思います。整ったインターフェイスが公開されていれば、一応は「ブラウザを問わず」で問題ないと思います。
ただ、HTML5をのことを考えると、どうにも中途半端な気はします。本来的な意味のNPAPIプラグインはMIMEタイプ別の機能提供なので、Flashのように(あるいは今は亡きJavaプラグインのように)プラグイン自体をキッチンシンクにするのは、本来想定されていたような王道的な使い方とは言えません。あえて言うなら、その無軌道さこそがFlash成功の秘訣でもあったでしょう。しかし、今、描画や音声をHTML側で標準化しようというご時世になって、なぜ「埋め込む」方へ戻っていってしまうのか、という質問をされたらお茶を濁すしかないんじゃないでしょうか。PPAPIがいくら先進的になったとしても、「本体ができることをプラグインでやる」という発想そのものは無茶だと思います。
とはいえ、Flashには膨大なコンテンツの遺産があるわけで、「今動いている奴が偉いんだ」の原理でいくと、PPAPIには当面の利があると言えるでしょうね。逆に、だからこそ「今動いてる奴だけでいいんだよな?」=「HTML5でFlashのラッパーを作りさえすればいい」という発想になるんだと思います。
いや、Flash自体なくてもこまらないから...無駄なコストかけてFlash対応するのはやめてよ。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
NPAPIとPPAPI (スコア:0)
これまで使われてきたNetscape Plugin APIというのはつまり
ブラウザ側が用意したプラグインのインターフェースにのっかるかたち。
ChromeなんかのPepper APIだとまずflashが載ることを前提に
ブラウザ側がつくられているって理解でいいのかな。
だとすれば後者のほうがflash側にとってありがたいのは自明になる。
ついでに言うと、Netscape系ブラウザはこれまでWeb標準を強く打ち出していて
そのことがFlashのようなものを外部に置く大義名分になっていたと思うのだが、
今は仕様自体むちゃくちゃなHTML5時代。そんなことも言ってられなくなる気がするわけで。
なんだかんだでfirefoxを使
Re:NPAPIとPPAPI (スコア:3, 興味深い)
あくまでPPAPIについては、さきほど検索して眺めてみた付け焼刃程度の知識しかありませんが、私の雑感としては、PPAPIは音声・描画(2D,3D)などを「標準的」に用意しているわけで、仰る通りそこがNPAPIとの大きな違いでしょう。
NPAPIの基本的なコンセプトは、四角い枠(=プラグイン側から見たらウィンドウ)と通信機能はこっちでやるから中身は普通の(OSネイティヴな)アプリケーションみたいに勝手に作ってくれ、というものです。大抵のプラグイン開発者はこれで十分なんだと思いますけれど、Flashのように複数のOSに向けてリリースしたい場合は二度手間な部分が多々あるのは想像に難くありません。おそらくそういう部分で「OSを問わず」に作ることができる、ということでしょう。
つまり、ChromeやFirefoxは既にOSごとの差異を吸収するため抽象化をある程度行っているはずですから、プラグインがその部分へアクセスできるようにする、というのは理に叶っています。絵と音に関しては、すごくシンプルなことをしようと思っても、OSやデスクトップ環境ごとに細かな差異があって、「実は厳密に言うとその機能は使えないんだが、代わりにこういうのがある」といった具合でどの開発者も苦労していると思います。乱暴に言うと、ミドルウェアが担うべき部分をブラウザがやる、という感じでしょうか。
「ブラウザを問わず」の部分ですけれど、NPAPIだってマイナーなアップデートを繰り返しています。その新機能が使えるのは(Operaとかが追いついてくるわずかな期間は)Mozilla系統だけですから、対応ブラウザ数が少ないのと、他のブラウザで採用不能かどうかはまた別の問題だと思います。整ったインターフェイスが公開されていれば、一応は「ブラウザを問わず」で問題ないと思います。
ただ、HTML5をのことを考えると、どうにも中途半端な気はします。本来的な意味のNPAPIプラグインはMIMEタイプ別の機能提供なので、Flashのように(あるいは今は亡きJavaプラグインのように)プラグイン自体をキッチンシンクにするのは、本来想定されていたような王道的な使い方とは言えません。あえて言うなら、その無軌道さこそがFlash成功の秘訣でもあったでしょう。しかし、今、描画や音声をHTML側で標準化しようというご時世になって、なぜ「埋め込む」方へ戻っていってしまうのか、という質問をされたらお茶を濁すしかないんじゃないでしょうか。PPAPIがいくら先進的になったとしても、「本体ができることをプラグインでやる」という発想そのものは無茶だと思います。
とはいえ、Flashには膨大なコンテンツの遺産があるわけで、「今動いている奴が偉いんだ」の原理でいくと、PPAPIには当面の利があると言えるでしょうね。逆に、だからこそ「今動いてる奴だけでいいんだよな?」=「HTML5でFlashのラッパーを作りさえすればいい」という発想になるんだと思います。
Flashいらない (スコア:0)
いや、Flash自体なくてもこまらないから...
無駄なコストかけてFlash対応するのはやめてよ。