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おおむね元の主張に同意ですが,やれ「危ないから子供に刃物を触らせるな」とか,金槌も,はさみもダメ,みたいなことをした結果,子供から「器用な手先」が失われた,というのと基本的には同じですよね.
川や池に子供が落ちたのは「柵がないから云々」とかどんだけ「判断力のない子供」ひいては大人を増やそうとしているんだ,といつも思います.
公園の設計を生業としている者です。ちょっと長くなりますが・・・・このあたりの議論はその通り昔からあります。社会的状況の変化により、(面倒見のいいガキ大将がいなくなったり、年の離れた兄弟と遊ぶ機会の減少など)議論の内容も変化してきております。国内でももちろん議論されており、国交省が「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」平成14年http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/04/040311_.html [mlit.go.jp]を発表しており、その中で少々長くなりますが引用すると
「子どもは、遊びを通して冒険や挑戦をし、心身の能力を高めていくものであり、それは遊びの価値のひとつであるが、冒険や挑戦には危険性も内在している。子どもの遊びにおける安全確保にあたっては、子どもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあることから、 事故の回避能力を育む危険性あるいは子どもが判断可能な危険性であるリスクと、事故につながる危険性あるいは子どもが判断不可能な危険性であるハザードとに区分するものとする。」
ココのリスクとハザードの線引きが難しく、それは国内でも国外でも、議論が行ったり来たりしています。(特に欧米では最近、遊具から転落した子供が全く受け身を取らなくなってしまって(落ちても痛くないから)、他で転落した時に全く受け身が出来なくなってしまう例が増えているらしく、安全策が過剰だったとの見解をちらほら見聞きします。今回の話題もその流れの様ですね)
子供を持つ親としては、(ハザード)重大な事故(命に関わる様なこと)が無ければ、少々痛い思いをするくらいの事をしないと危険回避(リスク)を学べないと思います。この「少々痛い思い」線引きが難しく、自分は、後に障害が残らないなら骨折くらいまでありかと思いますが、擦り傷一つ許さないと考える親もいます。男の子か女の子によっても程度が違うでしょうし。自分個人としては、ナイフが使えなかったり、遊具から落ちた時に全くの受け身の取れない子供になって欲しくないです。まあ子供に、ナイフなんて使わせない、遊具で遊ばせないですべて回避してしまう親もおりますが、それでまともに自分で判断出来る大人に成れるのか非常に疑問です。(ああ、だから最近変な大人が多いのか。)
> 遊具から転落した子供が全く受け身を取らなくなってしまって(落ちても痛くないから)
あちゃ~ 人間(動物)として必須の能力を欠いているってことですね.小さい子供が暴れるのをみていると,大人がやらない無茶をするけど,そういう無茶は学習するために必要なんですね.
また,身長・体重比で子供は丈夫というか,派手に転んだりしても「わー」と泣いてしばらくすれば全然元気になっているというのも子供のうちに「転んだりして怪我をすることを学習する」ために生物として備わっている特性なのかなとも思います.
> 擦り傷一つ許さないと考える親もいます
さすがにそれは問題外ですね…というかそういう親は親自身の方で「痛い目」にあってほしい…
あちゃ~ 人間(動物)として必須の能力を欠いているってことですね.
受身どころか、転んだときにとっさに手が出ない子供が増えているらしいですよ。 昔の子供は、ひざやひじに擦り傷が絶えないものでしたが、最近の子供はそういう怪我は減っているのに、 怪我をした場合に顔面や頭部に怪我を負う割合が高くなっているとか。
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人生unstable -- あるハッカー
昔からある議論 (スコア:0)
おおむね元の主張に同意ですが,
やれ「危ないから子供に刃物を触らせるな」とか,
金槌も,はさみもダメ,みたいなことをした結果,
子供から「器用な手先」が失われた,というのと
基本的には同じですよね.
川や池に子供が落ちたのは「柵がないから云々」とか
どんだけ「判断力のない子供」ひいては大人を
増やそうとしているんだ,といつも思います.
Re:昔からある議論 (スコア:5, 参考になる)
公園の設計を生業としている者です。ちょっと長くなりますが・・・・
このあたりの議論はその通り昔からあります。社会的状況の変化により、(面倒見のいいガキ大将がいなくなったり、年の離れた兄弟と遊ぶ機会の減少など)議論の内容も変化してきております。国内でももちろん議論されており、国交省が「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」平成14年http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/04/040311_.html [mlit.go.jp]を発表しており、その中で少々長くなりますが引用すると
「子どもは、遊びを通して冒険や挑戦をし、心身の能力を高めていくものであり、それは遊びの価値のひとつであるが、冒険や挑戦には危険性も内在している。
子どもの遊びにおける安全確保にあたっては、子どもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあることから、 事故の回避能力を育む危険性あるいは子どもが判断可能な危険性であるリスクと、事故につながる危険性あるいは子どもが判断不可能な危険性であるハザードとに区分するものとする。」
ココのリスクとハザードの線引きが難しく、それは国内でも国外でも、議論が行ったり来たりしています。
(特に欧米では最近、遊具から転落した子供が全く受け身を取らなくなってしまって(落ちても痛くないから)、他で転落した時に全く受け身が出来なくなってしまう例が増えているらしく、安全策が過剰だったとの見解をちらほら見聞きします。今回の話題もその流れの様ですね)
子供を持つ親としては、(ハザード)重大な事故(命に関わる様なこと)が無ければ、少々痛い思いをするくらいの事をしないと危険回避(リスク)を学べないと思います。この「少々痛い思い」線引きが難しく、自分は、後に障害が残らないなら骨折くらいまでありかと思いますが、擦り傷一つ許さないと考える親もいます。男の子か女の子によっても程度が違うでしょうし。
自分個人としては、ナイフが使えなかったり、遊具から落ちた時に全くの受け身の取れない子供になって欲しくないです。
まあ子供に、ナイフなんて使わせない、遊具で遊ばせないですべて回避してしまう親もおりますが、それでまともに自分で判断出来る大人に成れるのか非常に疑問です。(ああ、だから最近変な大人が多いのか。)
Re: (スコア:0)
> 遊具から転落した子供が全く受け身を取らなくなってしまって(落ちても痛くないから)
あちゃ~ 人間(動物)として必須の能力を欠いているってことですね.
小さい子供が暴れるのをみていると,
大人がやらない無茶をするけど,
そういう無茶は学習するために必要なんですね.
また,身長・体重比で子供は丈夫というか,
派手に転んだりしても「わー」と泣いてしばらくすれば
全然元気になっているというのも
子供のうちに「転んだりして怪我をすることを学習する」ために
生物として備わっている特性なのかなとも思います.
> 擦り傷一つ許さないと考える親もいます
さすがにそれは問題外ですね…
というかそういう親は親自身の方で「痛い目」にあってほしい…
Re: (スコア:0)
> 遊具から転落した子供が全く受け身を取らなくなってしまって(落ちても痛くないから)
あちゃ~ 人間(動物)として必須の能力を欠いているってことですね.
受身どころか、転んだときにとっさに手が出ない子供が増えているらしいですよ。
昔の子供は、ひざやひじに擦り傷が絶えないものでしたが、最近の子供はそういう怪我は減っているのに、
怪我をした場合に顔面や頭部に怪我を負う割合が高くなっているとか。