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もし全てのソフトウェアがオープンソース化したら、ソフトウェア業界の市場規模は1/10になるのですね。それって、世界経済にだいたいどれくらいの影響を与えるんだろ。
もし全てのソフトウェアがオープンソース化したら、ソフトウェア業界の市場規模は1/10になるのですね。
いや、そうなるとオープンソースに「いっちょかみ」な企業の寡占化が進み、価格カルテルの結果コストは今の10倍に…
使う先が変わる事で「世界経済へはかなりいい影響がある」ってのは謎。もしかして、ソフトウェアは他のサービス・商品より価値がないって主張?ロジックを説明して欲しい。
まあ、現在ソフトウェア業界に沢山いる「プロ未満」が大勢消えるのは良い事かも。同時にエリートもけっこう逃げちゃうと思うけど、仕方ないね。
> 最終的には自給自足。弱肉強食。 ↓「俺、今キャベツいっぱい略奪してきたんだけど、別のもんと交換してくれない?」「小麦くれたらパンにしてあげるよ。そのかわり1割分けろ」 ↓物々交換の時代へ ↓貨幣文化の誕生
世の中、等価交換、エネルギー保存の法則、質量保存の法則、光速度不変の原理が原則だもんね。プログラムという手法が変わらなければ、同じ結果出すのに同じだけのエネルギーやコストは必要だよね。
1800年代までの古典派経済学では等価交換を前提とする見解が支配的だったのですが、近代以降の経済学では財の交換が等価交換であるとは見なしません。
近代以降の経済学では売り手は財に対して買い手よりも等しいか、少ない価値を感じており、買い手は売り手よりも高いか、高い価値を感じていると考えます。仮に財の生産者と購入者が等しい価値を財に対して与えているのであれば、両者を結ぶ仲介業者がマージンを得る余地が無くなり、現実の経済活動の殆どが説明できなくなります。
今でも等価交換に固執する学派(マルクス経済学等)は存在しており、価値を等価交換において成立する交換価値と、財の売り手や買い手が主観的に感じる使用価値に分けることで何とかやり過ごそうとして来たようですが、この100年以上目立った学問的発展がありません。にもかかわらず多くの大学でマルクス経済学が堂々と教えられ続けており、元コメのような誤解をしている人が多く見受けられるのは残念な事です。
>最終的には自給自足。弱肉強食。マッドマックスか北斗の拳の世界だな。
北斗の拳の設定はマッドマックス2の丸パクリ。オリジナルとコピーを並べる必要はアリマセン。
> RedHatってのは大人数がただ働きして作った成果物をパッケージにして> ライセンスを売って儲けているだけ。
これは誤解。そもそもRHELのパッケージの大部分のライセンスはGPL等なので買わないと使えないものではない。売っているのは箱ではなく、あくまでサポートサービスです。
あとただ働きって言うけど、Red HatはLinux最大の開発貢献者でもある。(参考:http://srad.jp/developers/article.pl?sid=09/08/22/081252)
狭義のソフトウェア業界は小さくなっても「IT業界」全体では変わらず、世界経済へは何の影響も与えないでしょう。景気など、全体市場の動向がIT業界に影響を与えることはあっても逆は考えにくいです。IT業の価値は顧客業務の強化・最適化にあるのだから、そこに何らかのメリットがある限り全体の市場規模における一定の割合がIT投資に費やされるはずです。いわゆるパイの大きさが先に決まっており、ソフトウェアが安くなった分、ハードやら人件費やら別の計上でパイを掴み取っていくだけでしょう。
ただ、狭義でのソフトウェアを担うプログラマの数は減り、高度化・専門化されていく傾向はあると思います。その分、ますます難解なブラックボックスと化していく「コンピュータ」と、非専門家との間の橋渡し役を行う「サポート」業が伸びていくのではないでしょうか。・・・と言うのが、かつてRedhatが飛ぶ鳥を落とす勢いで、IBMがソリューション企業へと変貌した頃の論調でしたよね。
その線で改めて見直してみれば、Redhatの停滞は、単にサポート業をエンタープライズ領域から先へと広げていけてないだけのように思います。もう少し世界経済が回復しエンタープライズ領域のパイ自体が大きくなるか、もしくはサポート業の垣根を一般家庭などへ広げていくことができれば10億ドルぐらいあっさり越えるような気がします。
>単にサポート業をエンタープライズ領域から先へと>広げていけてないだけのように思います。
希望と現実をごちゃ混ぜにしない方が良いかと…。日本企業と違ってあちらの企業はすぐに成果を求められるので、広げられるのであればとうの昔に広げてますよ…。
>希望と現実をごちゃ混ぜにしない方が良いかと…。>日本企業と違ってあちらの企業はすぐに成果を求められるので、>広げられるのであればとうの昔に広げてますよ…。かつて、S/Wを無料にしてサポートで儲けるなんて事できるわけない、と多くの人が言っていた。
初期費用に対して保守料は年間10%とすることが多い(個人的経験則。オラクルみたいに18%取れるところはいいけどね)ので、初期費0円で保守料のみで稼ぐという事業モデルを採ったら、10分の1っていう試算も外れた数字では無いような気がします。
(その場合、初期費に対して何%という算出にならないので、同規模を確保する新たな根拠が必要ですが。)
でも、それだけでは縮小再生産になるので、なんだかんだで10%ではなく20%、30%の保守料を取れるようなサービスメニューを作ることになるんじゃないですかね。
が、それでも3分の1未満ですか。キビシイネ・・・
元ACです。
> 気がするだけで間違ってますよね、どういう計算してるの?
前提が目指せ”年間”売り上げ10億ドルなんだから、1年で考えないとダメじゃないですか。なぜ勝手に5年に拡大しているのかわかりません。
プロプラで言う100億ドル分の初期導入費に対して、10%相当の保守を取れば年間10億ドル達成ですよね。2年目以降も継続で取れれば毎年10億ドルです。
大本のストーリーもそういう主旨じゃないんですか?
Oracle [oracle.com]やMicrosoft [microsoft.com]なんかだと、障害発生から解析して特定条件下で起きるバグを見つけて専用パッチまで作成コースとかありますよね。(だから高いんでしょうが)RedHatのサポート [redhat.com]はどこまでやってくれるんでしょうね?なんだか良く判らない・・・ [redhat.com]ここら辺でもっと上級サービスを提供とかでしょうか?# Linux OS、パッケージまで含めちゃうと自由度高すぎでサポートに雇う人件費で元が取れない気がしなくも無い・・・
そこで、企業に言わんでも自社でエンジニアを雇って自社専用パッチを作成することも可能になってるのがオープンソースの強みだわな。保守をベンダーにお願いするのはそこのエンジニアが専門でそれに触ってて慣れてるから、自社で雇うより安くて適切な対応してくれるだろうという期待があるためだろう。なので、逆に言うならそういうときに自社向けの解決策を提供してくれないならああいう高い保守って入る意味はない気がする。もちろん、そのパッチなりなんなりで自社が受ける恩恵は他の会社にも提供されちゃうんだけれども、逆に他の大企業とかが行った対応の恩恵も受けられるという期待もできる。
まぁ、実際のとこ、どうなんだろう。
そんな知識を持つ人材を何人も確保できるかという話ですね。一人雇うだけでどんな事もOKみたいなスーパーマンは中々手に入らないし、安くないでしょう。OS、DBMS、ネットワークのチューニング、障害解析などどれも違うスキルです。このようなサービスに依頼する事でそれぞれの分野の高スキルな人材が問題解決に協力してくれ、短時間で解決=安く解決に結びつく。提供側もまとめて引き受けることで仕事量を平滑化して採算が取れるみたいな感じになれば理想なんでしょうけどね。
>そこで、企業に言わんでも自社でエンジニアを雇って自社専用パッチを作成することも可能になってるのがオープンソースの強みだわな。
障害が起きなければ全く役に立たない要員を確保するだけの金銭的余裕があればね。しかもそのコストはペイしない(使われない)可能性が高い(と言うか高くないと導入しない)。
自分が経営者だった場合、そこをどう考える?
オープンソース界隈の人ってそういうコストとベネフィットの正しい比較ができない思考をしがちだから、(自分の置かれてる立場(ソースが読めてコードが書ける)を前提にして思考してる)一般的な企業がなかなか目を向けてくれないんだってことにそろそろ気がついた方が良いと思う。
#逸般企業なら知らんけど。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
逆に。 (スコア:1)
もし全てのソフトウェアがオープンソース化したら、ソフトウェア業界の市場規模は1/10になるのですね。
それって、世界経済にだいたいどれくらいの影響を与えるんだろ。
1を聞いて0を知れ!
Re:逆に。 (スコア:2)
いや、そうなるとオープンソースに「いっちょかみ」な企業の寡占化が進み、価格カルテルの結果コストは今の10倍に…
Re:逆に。 (スコア:2)
他のことにお金を使うことができるようになって
世界経済へはかなりいい影響があるんじゃないですかね。
まぁ、プロプラなソフトでも、例えばWindowsにお金使ったら
ゲイツがいろんなとこに寄付して回れるので、全然ダメってことも
ないとは思いますが。
Re: (スコア:0)
使う先が変わる事で「世界経済へはかなりいい影響がある」ってのは謎。
もしかして、ソフトウェアは他のサービス・商品より価値がないって主張?
ロジックを説明して欲しい。
まあ、現在ソフトウェア業界に沢山いる「プロ未満」が大勢消えるのは良い事かも。
同時にエリートもけっこう逃げちゃうと思うけど、仕方ないね。
Re:逆に。 (スコア:1, 興味深い)
電力が今より低コストで作れるようになったら、企業も消費者も電気代以外のところに
金を振り分けられるし、今まで電力を作ることに従事していた人たちの一部は
他の産業を起こすことに労力を振り分けられるようになる。
一時的には産業の衰退による雇用の減少があるだろうし、対策は必要だけれども。
"やらなきゃいけない"、"払わなきゃいけない"ことが減り、より自由にリソースを
割り振られるようになるのであれば、それは"いい影響"って言ってもいいんじゃないかな。
その先でまた別の"やらなきゃいけない"、"払わなきゃいけない"ことが増えたとしても、
産業の段階は進歩しているんだと思う。
車が普及したことで馬車が無くなったように。
Re: (スコア:0)
そういうことを延々と続けていくと、皆、何に対してもお金を払わなくなるよ。
皆、何からもお金を得ることができなくなるよ。
最終的には自給自足。弱肉強食。マッドマックスか北斗の拳の世界だな。
Re:逆に。 (スコア:1)
> 最終的には自給自足。弱肉強食。
↓
「俺、今キャベツいっぱい略奪してきたんだけど、別のもんと交換してくれない?」
「小麦くれたらパンにしてあげるよ。そのかわり1割分けろ」
↓
物々交換の時代へ
↓
貨幣文化の誕生
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
世の中、等価交換、エネルギー保存の法則、質量保存の法則、光速度不変の原理が原則だもんね。
プログラムという手法が変わらなければ、同じ結果出すのに同じだけのエネルギーやコストは必要だよね。
Re:逆に。 (スコア:1)
1800年代までの古典派経済学では等価交換を前提とする見解が支配的だったのですが、近代以降の経済学では財の交換が等価交換であるとは見なしません。
近代以降の経済学では売り手は財に対して買い手よりも等しいか、少ない価値を感じており、買い手は売り手よりも高いか、高い価値を感じていると考えます。
仮に財の生産者と購入者が等しい価値を財に対して与えているのであれば、両者を結ぶ仲介業者がマージンを得る余地が無くなり、現実の経済活動の殆どが説明できなくなります。
今でも等価交換に固執する学派(マルクス経済学等)は存在しており、価値を等価交換において成立する交換価値と、財の売り手や買い手が主観的に感じる使用価値に分けることで何とかやり過ごそうとして来たようですが、この100年以上目立った学問的発展がありません。
にもかかわらず多くの大学でマルクス経済学が堂々と教えられ続けており、元コメのような誤解をしている人が多く見受けられるのは残念な事です。
Re: (スコア:0)
>最終的には自給自足。弱肉強食。マッドマックスか北斗の拳の世界だな。
北斗の拳の設定はマッドマックス2の丸パクリ。
オリジナルとコピーを並べる必要はアリマセン。
Re: (スコア:0)
君が言ってる事は、自動車という素晴らしい交通手段が発明されることで
馬車が廃れてしまうという例えでは正しくないと思う。
君が言ってる事は、「就職するのは大変だ。何社も廻って就活してる時間が
あったら、ニートにでもなるか、ひきこもりしてヤフオクでチャリンカーでも
してお金稼いだほうがいい」というほうが合ってる。
プロプライエタリなソフトの場合は開発者にお金を払って労力を提供して
もらって得る成果物を売ってるんだけど、オープンソースってのは、例えば
RedHatってのは大人数がただ働きして作った成果物をパッケージにして
ライセンスを売って儲けているだけ。
開発者にお金をあまり払わないから開発費が安い。その分、プロプラより
安く売れる(ただし、RedHatはWindowsより高いが)。
プロプラが真っ当に働いて、額に汗してお金を稼いでるのに対して、
オプソは他人の功績を使って楽してお金を稼いでいるというように見える。
Re:逆に。 (スコア:1)
> RedHatってのは大人数がただ働きして作った成果物をパッケージにして
> ライセンスを売って儲けているだけ。
これは誤解。そもそもRHELのパッケージの大部分のライセンスはGPL等なので
買わないと使えないものではない。
売っているのは箱ではなく、あくまでサポートサービスです。
あとただ働きって言うけど、Red HatはLinux最大の開発貢献者でもある。
(参考:http://srad.jp/developers/article.pl?sid=09/08/22/081252)
Re:逆に。 (スコア:2)
むしろ、CentOSのためにただ働きしているRH乙...!?
Re: (スコア:0)
だから何?
たとえば、MSが自社製ソフトの100%近くを対価を払って開発しているのに対し、
RedHatは30%くらいしか対価を払っていないのに100%の受益があるってことですよね。
#数字は仮定のもの。
オープンソースソフトを売るなり、容易に追加インストールできるような
パッケージにして配布してお金を得ているような企業って、あまり好きになれない。
有料の観光農園の近くに、とてもすごいお花畑を作った個人がいて、それを見に
大勢の人々がやってきた。
そのお花畑を良く見えるようなテ
Re: (スコア:0)
redhatの立ち位置は、
・お花畑の手入れの一部を担当しています。
・お花畑は無料で見ることが出来ますよ。
・こちらのテラスからだと良く見えますよ。入場料は無料だけれど、チケットを買ってくださいね。
花の名前を知りたかったり、自分で育てて見たいときには係員に問い合わせて下さい。
花が上手く育たない時には是非相談してくださいね。何か不具合があれば云って下さい。改善します。
ってとこじゃないかな?
既に指摘されているけど、redhatが売っているのは、サポートだよ?
>私ならこの有料テラスは絶対に利用したくないので
そういう人を相手にした商売ではなく、是非この有料テラスから花を見たい、というお客さんが
いるから成立している商売な訳で。
Re:逆に。 (スコア:2)
狭義のソフトウェア業界は小さくなっても「IT業界」全体では変わらず、世界経済へは何の影響も与えないでしょう。
景気など、全体市場の動向がIT業界に影響を与えることはあっても逆は考えにくいです。
IT業の価値は顧客業務の強化・最適化にあるのだから、そこに何らかのメリットがある限り
全体の市場規模における一定の割合がIT投資に費やされるはずです。
いわゆるパイの大きさが先に決まっており、ソフトウェアが安くなった分、ハードやら人件費やら別の計上でパイを掴み取っていくだけでしょう。
ただ、狭義でのソフトウェアを担うプログラマの数は減り、高度化・専門化されていく傾向はあると思います。
その分、ますます難解なブラックボックスと化していく「コンピュータ」と、非専門家との間の橋渡し役を行う「サポート」業が
伸びていくのではないでしょうか。
・・・と言うのが、かつてRedhatが飛ぶ鳥を落とす勢いで、IBMがソリューション企業へと変貌した頃の論調でしたよね。
その線で改めて見直してみれば、Redhatの停滞は、単にサポート業をエンタープライズ領域から先へと
広げていけてないだけのように思います。
もう少し世界経済が回復しエンタープライズ領域のパイ自体が大きくなるか、
もしくはサポート業の垣根を一般家庭などへ広げていくことができれば
10億ドルぐらいあっさり越えるような気がします。
Re: (スコア:0)
>単にサポート業をエンタープライズ領域から先へと
>広げていけてないだけのように思います。
希望と現実をごちゃ混ぜにしない方が良いかと…。
日本企業と違ってあちらの企業はすぐに成果を求められるので、
広げられるのであればとうの昔に広げてますよ…。
Re: (スコア:0)
>希望と現実をごちゃ混ぜにしない方が良いかと…。
>日本企業と違ってあちらの企業はすぐに成果を求められるので、
>広げられるのであればとうの昔に広げてますよ…。
かつて、S/Wを無料にしてサポートで儲けるなんて事できるわけない、と多くの人が言っていた。
Re: (スコア:0)
初期費用に対して保守料は年間10%とすることが多い(個人的経験則。
オラクルみたいに18%取れるところはいいけどね)ので、初期費0円で
保守料のみで稼ぐという事業モデルを採ったら、10分の1っていう試算も
外れた数字では無いような気がします。
(その場合、初期費に対して何%という算出にならないので、同規模を確保する
新たな根拠が必要ですが。)
でも、それだけでは縮小再生産になるので、なんだかんだで10%ではなく
20%、30%の保守料を取れるようなサービスメニューを作ることに
なるんじゃないですかね。
が、それでも3分の1未満ですか。キビシイネ・・・
Re:逆に。 (スコア:1)
例えば、5年保守として計算すると。
商用 初期投資:100%+保守料:10%*5年=150%
オープン 初期投資:0%+保守料:10%*5年=50%
50%/150%=1/3
となりますよね。本当に1/10にするには、
オープン 初期投資:0%+保守料:x%*5年=150%/10
x=3となって保守料としては元の3割程度しかとれていないことになります。
あるいは、保守料の10%を維持するのであれば限りなく10%にするには、保守を1年未満にするしかなくないですかね。
1年目:10%/110%、 2年目:20%/120%、 3年目:30%/130%・・・
5年保守で計算したら、20%にしたら100%、30%にしたら150%となりオープンでも同じだけ儲かりますし、5年以上であれば商用を上回る売上を得られませんか?
職業としてのプログラマ
Re: (スコア:0)
元ACです。
> 気がするだけで間違ってますよね、どういう計算してるの?
前提が目指せ”年間”売り上げ10億ドルなんだから、1年で考えないとダメじゃないですか。
なぜ勝手に5年に拡大しているのかわかりません。
プロプラで言う100億ドル分の初期導入費に対して、10%相当の
保守を取れば年間10億ドル達成ですよね。2年目以降も継続で取れれば毎年10億ドルです。
大本のストーリーもそういう主旨じゃないんですか?
Re:逆に。 (スコア:1)
「逆に(#1780355)」のコメントである
>もし全てのソフトウェアがオープンソース化したら、ソフトウェア業界の市場規模は1/10になるのですね。
に対するあなたのコメント、
>初期費用に対して保守料は年間10%とすることが多い(個人的経験則。
>オラクルみたいに18%取れるところはいいけどね)ので、初期費0円で
>保守料のみで稼ぐという事業モデルを採ったら、10分の1っていう試算も
>外れた数字では無いような気がします。
は、業界の売上が1/10になるのは正しいと言っていると受けとりました。
この解釈が間違ってますか?
(いただいたコメントの後段の意見には異議はありません)
「勝手に5年に拡大」させてもらったのは、この業界の収益モデルは単年度ではブレるからです。
つまり収益モデルは「初期費用」と「保守料」から構成されていて、
金額の比率は100%:10% (この比率はおっしゃるとおりだと思います)
期間の比率は1年:5年 (この部分は勝手といわれていますが重要です)
となっているからです。
まず、多くの場合に当てはまると思われる「10%の金額を5年保守」で積算すると、全体としてオープンはプロプラの1/3の収益を得ているというのはわかりますか?
なのに単年度だと1/10になるって不思議な計算だと思いませんか?
と言うのは案件ベースで考えるとプロプラは翌年度以降はオープンと同じく10億ドルの売上しかないと言うのを見過ごしているのです。
プロプラ 110 010 010 010 010 (ここはどうおかんがえ?)
オープン 010 010 010 010 010 (ここはおっしゃるとおり)
(割合) 09% 100%100%100%100% (常に10%ではないのです)
単年度だけで売上を考えるのであれば、
初年度は10%程度
翌年度以降は同じ
となります。
が、この計算は市場規模の議論をするには意味がなく、実際には単年度の売上には初期投資の案件と保守段階の案件が入り交じっていますので、トータルで考えてならした数字である1/3が妥当な認識だと考えています。
なので勝手ながら5年の期間を計算させてもらいました。
ここからは推測ですがおそらくタレこみにある、
>一般的にオープンソース企業が 10 億ドルの売り上げを達成するにはプロプライエタリなビジネスを 100 億ドル分置き換える必要があると言われているという。
と言うのは、あなたたちの意見と話が逆であることに気づいていないのでは?もっと言うと「よくあるオープン企業のセールストークに騙されやすい人」、悪く言うと「ツボを100萬円で買ってしまうようなハッピーな人たちの仲間」だと思いました。
と言うのは「プロプライエタリなビジネスを 100 億ドル分」と言うのは「初期投資として案件の規模が」と言う部分が暗黙の了解であり、プロプラの売上ではなく案件の規模についての言及であるのに対して、オープンはズバリ売上を意味している。つまり、単位は同じだが議論している数字の意味が全然違う事に騙されているんだと。そこを見抜けないとまんまと餌食にされてしまうのがオープンの市場だと日々感じています。
(最初に書いたわけわからないというのは、いただいたコメントでは上記を理解されているようですので、それがプロプラの市場規模ではないとどうしてならないのか?です)
私が働いている会社ではオープン、というかまさにRedHatですが、を利用していますが、「結局のところWindowsとどこが違うの?」と言う疑問に対しては「初期投資が少なくて案件を立ち上げる際の初年度の財務インパクトが緩やかなだけ」と言うのが結論になりつつあります。さらに付け加えるとオープンの保守料10%はListPriceに対してですが、初期導入費は案件の規模によって割引が適用されるため初年度の投資額が本当にListPriceの100%であるかといえばかなり疑問ですから初年度の1/10も怪しいモノです。
(もちろんプロプラも保守料に関してはListPriceの10%を要求するのは言うまでもありません)
せっかくなので繰りかえしますが、たとえ保守料しかとられないので初年度の支払いが1/10になったとしても、市場規模は1/10にはなりませんし、あなた達の支払いも常に1/10になっているわけではないんです。だから余ったお金でどうしようって言うのはちゃんとトータルを計算してから考える事です。でないとそういう正しくない認識の元に行動すると「世界経済に与える影響」は破綻です。
ちなみに何か間違ってますか?
職業としてのプログラマ
Re:逆に。 (スコア:1)
Oracle [oracle.com]やMicrosoft [microsoft.com]なんかだと、障害発生から解析して特定条件下で起きるバグを見つけて専用パッチまで作成コースとかありますよね。(だから高いんでしょうが)
RedHatのサポート [redhat.com]はどこまでやってくれるんでしょうね?
なんだか良く判らない・・・ [redhat.com]ここら辺でもっと上級サービスを提供とかでしょうか?
# Linux OS、パッケージまで含めちゃうと自由度高すぎでサポートに雇う人件費で元が取れない気がしなくも無い・・・
Re: (スコア:0)
そこで、企業に言わんでも自社でエンジニアを雇って自社専用パッチを作成することも可能になってるのがオープンソースの強みだわな。
保守をベンダーにお願いするのはそこのエンジニアが専門でそれに触ってて慣れてるから、自社で雇うより安くて適切な対応してくれるだろうという期待があるためだろう。
なので、逆に言うならそういうときに自社向けの解決策を提供してくれないならああいう高い保守って入る意味はない気がする。
もちろん、そのパッチなりなんなりで自社が受ける恩恵は他の会社にも提供されちゃうんだけれども、逆に他の大企業とかが行った対応の恩恵も受けられるという期待もできる。
まぁ、実際のとこ、どうなんだろう。
Re:逆に。 (スコア:1)
そんな知識を持つ人材を何人も確保できるかという話ですね。
一人雇うだけでどんな事もOKみたいなスーパーマンは中々手に入らないし、安くないでしょう。
OS、DBMS、ネットワークのチューニング、障害解析などどれも違うスキルです。
このようなサービスに依頼する事でそれぞれの分野の高スキルな人材が問題解決に協力してくれ、短時間で解決=安く解決に結びつく。
提供側もまとめて引き受けることで仕事量を平滑化して採算が取れるみたいな感じになれば理想なんでしょうけどね。
Re: (スコア:0)
何かあったときに責任の所在は、
自社でエンジニアを雇った場合 → 自社内。担当者本人だけでなく、自社内でやるという判断をした人までも減点。
外部の有償サポートを使った場合 → 外部。外部に頼むという判断をした人は減点されるだろうが軽微。
大企業病なのかもしれないが、自分で出来るとしても、やってはいけない、そう教育されますよ。
自分でやったら、何かあったときに外部が悪いというストーリーにできないから。
たとえコストが高くても、リスクは外部にしておくのがサラリーマンの基本らしい。
Re: (スコア:0)
>そこで、企業に言わんでも自社でエンジニアを雇って自社専用パッチを作成することも可能になってるのがオープンソースの強みだわな。
障害が起きなければ全く役に立たない要員を確保するだけの金銭的余裕があればね。
しかもそのコストはペイしない(使われない)可能性が高い(と言うか高くないと導入しない)。
自分が経営者だった場合、そこをどう考える?
オープンソース界隈の人ってそういうコストとベネフィットの正しい比較ができない思考をしがちだから、
(自分の置かれてる立場(ソースが読めてコードが書ける)を前提にして思考してる)
一般的な企業がなかなか目を向けてくれないんだってことにそろそろ気がついた方が良いと思う。
#逸般企業なら知らんけど。