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漢字も中国から伝搬したのは明確だし、グローバル化している現在、日本の独自仕様をやめて、中国の簡体字を採用して欲しい。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B0%A1%E4%BD%93%E5%AD%97 [wikipedia.org]
中国ビジネスに力を入れている企業も多い現在、そこそこの英語力+漢字が出来れば、非漢字圏の企業よりも多少有利かも知れないし。
中国人留学生も、第2外国語で中国語をとっている日本人学生も、喜ぶと思うのだが。
アジア通貨圏うんぬんを言う前に、ぜひ、やってほしい。
実は、簡略化や新字体だと思われているものの中には、ほんらいの楷書の形に沿うよう「戻された」に過ぎない、というものも少なくありません。さて、「フォント」の字によってしか表現できない状況で書き文字について話すのは中々難しいなとも思うのですが、試みてみます。
たとえば「乗」や「禄」は、むかしから、その、つまり隋唐あたりで楷書というものが定着したあたりから、(どちらかといえば)そのように書かれていたものであって、「乘」や「祿」という字のほうが、(説文や篆書に範をとったとはいえ)結果としてはあとから出来、使用されるようになった字です。こうしたいわゆる旧字体や繁体字というものは、その多くが康煕字典の編まれるさいに出来てしまった字なのですが、これこそが漢字の伝統、正統であると思われがちなのは残念です。
ときどき、戦後になって文部省が無理矢理簡略化した字を押し付けたせいで、伝統ある漢字文化は損ねられてしまった、なんて主張を耳にすることもあります。しかしそんなわけで、書字の変化はあながちに戦後のお役所のせいだとも言い切れず、というよりむしろ、明治以降おそらくは字典と活字出版物との影響で日本における漢字認識は、その伝統的書字文化からは、戦前において既に相当に変化してしまっていた、と言わざるを得ません。
;; 康煕字典体で綴られる私の姓もその一例といえるでしょう。
私個人としては、漢字の使用は現状のままでいいかなとも思っています。使える字の数は増えるほど嬉しいですがね。お役所(みたいなところ)に出さなきゃいけない書類でもないかぎりは、自分の趣味に合った字を使ったらいいのではないでしょうか。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
中国の簡体字 (スコア:0, フレームのもと)
漢字も中国から伝搬したのは明確だし、グローバル化している現在、日本の独自仕様をやめて、
中国の簡体字を採用して欲しい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B0%A1%E4%BD%93%E5%AD%97 [wikipedia.org]
中国ビジネスに力を入れている企業も多い現在、
そこそこの英語力+漢字が出来れば、非漢字圏の企業よりも多少有利かも知れないし。
中国人留学生も、第2外国語で中国語をとっている日本人学生も、喜ぶと思うのだが。
アジア通貨圏うんぬんを言う前に、ぜひ、やってほしい。
Re: (スコア:5, 興味深い)
複雑な繁体字をやめて覚えやすい簡体字に置き換え、識字率を高めることが簡体字推進の意義でした。
しかし簡体字は極端な簡略化が行われた結果、簡体字で教育された人は繁体字のかなりの部分が読めません。
その結果、古い文書が読めない国民ばかりになりました。文化の断絶が起きたのです。
簡体字しか読めない人は共産党政権下で出版された本しか読めないのです。
また、簡体字教育を受けていない人にとって簡体字は元の繁体字を想像しにくく、
簡体字で書かれた文章を読むことは大変難しいです。
日本
Re:中国の簡体字 (スコア:3, 参考になる)
実は、簡略化や新字体だと思われているものの中には、ほんらいの楷書の形に沿うよう「戻された」に過ぎない、というものも少なくありません。
さて、「フォント」の字によってしか表現できない状況で書き文字について話すのは中々難しいなとも思うのですが、試みてみます。
たとえば「乗」や「禄」は、むかしから、その、つまり隋唐あたりで楷書というものが定着したあたりから、(どちらかといえば)そのように書かれていたものであって、「乘」や「祿」という字のほうが、(説文や篆書に範をとったとはいえ)結果としてはあとから出来、使用されるようになった字です。
こうしたいわゆる旧字体や繁体字というものは、その多くが康煕字典の編まれるさいに出来てしまった字なのですが、これこそが漢字の伝統、正統であると思われがちなのは残念です。
ときどき、戦後になって文部省が無理矢理簡略化した字を押し付けたせいで、伝統ある漢字文化は損ねられてしまった、なんて主張を耳にすることもあります。
しかしそんなわけで、書字の変化はあながちに戦後のお役所のせいだとも言い切れず、というよりむしろ、明治以降おそらくは字典と活字出版物との影響で日本における漢字認識は、その伝統的書字文化からは、戦前において既に相当に変化してしまっていた、と言わざるを得ません。
;; 康煕字典体で綴られる私の姓もその一例といえるでしょう。
私個人としては、漢字の使用は現状のままでいいかなとも思っています。使える字の数は増えるほど嬉しいですがね。
お役所(みたいなところ)に出さなきゃいけない書類でもないかぎりは、自分の趣味に合った字を使ったらいいのではないでしょうか。