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『水からの伝言』、現在も授業中」記事へのコメント

  • 何せなんでも擬人化する国ですから、
    水だの石だのに人格を求めてしまうので何かしら意志を伝えようとするんでしょうけど。
    サイコロ振る時に必死に祈ったり振り回したりするのも似たようなものだと思えるし、
    ジャンケンする前に手を組んだりするのも、マーフィーの法則なんかも近いもの……と思うんですが。

    で、なんで水だけこんなに食いつくんだろ?ってのが疑問ではありますけどね。
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    「なんとかインチキできんのか?」
    •  ひと言で言うと「捏造」だからですね。あるある問題と同レベルです。
       個人的な推測ですが、かなりの確率で「著者は水に言葉を解する力あるとは信じていない」と思います。なぜかと言うと、信じていれば実験が成功しないからです。

       都合のよい実験結果を出すためには、原理を理解したうえで何かを操作する必要があります。例えば、都合の悪いデータは端折ったり、実験するときに細工をしたりといった作業が。本当に正しいと信じているのであれば、データの改ざんが必要だと思ったりはしませんし、恣意的によい結果が出るような操作方法がそもそもわかりません。したがって、本当に
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      しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
      • by Anonymous Coward on 2007年06月19日 12時15分 (#1176342)
        >個人的な推測ですが、かなりの確率で「著者は水に言葉を解する力あるとは信じていない」と思います。なぜかと言うと、信じていれば実験が成功しないからです。

        いやいや、そうではありません。「著者に科学的精神が欠けてるから」で十分説明可能です。
        実際に実験をやっていると、試しにやってみた1st trialで、すごく面白い結果が得られるケースってのによく遭遇します。で、「これは面白い!」とそこから先の実験を進めたくなるんですが…、そこをぐっと我慢して、必ず再実験を行う必要がある(一つ先のステップの実験に対照で必ず混ぜるってのでも十分ですけど)。それで、程度の違いはあっても再現性のある現象だってことが判ったら、そこで初めて先の実験をやる意味が生まれるんですね。
        ところが十分な再現性がない場合、その原因がどこにあるのか、実験条件のわずかな変動によって変わっているものなのか、たまたま二回目の実験だけが例外なのか、あるいはそもそもその現象自体が幻想なのか、そういったことをきっちり見定める必要が出てくる。一般に「1st trialの面白い結果」というのは、とても魅力的なものなので、それが単なる無意味なものであった、ということを認めることは、しばしば抵抗がありますし、精神的に苦痛ですらあったりする。それでも、事実ならば事実と受け止める正直さ、自己批判の精神が科学者には必要なんですね。

        ところが、そういった科学的精神に欠けた人では、最初の結果が単なる幻想という事実を受け入れることができず、「自分に都合のいい結果」は事実として、疑うこともなく受け止めるのに、都合の悪い結果は「あの部分がおかしかったから、このデータはおかしい」と排除してしまう、あるいははなから目に留めることすらしない。この例で言うならば、「ありがとうを見せた水」にできたきれいな結晶はカウントするけど、汚い結晶は見逃してしまったり、あるいは、きたない結晶しかできなかった回は「これは実験ミスだ」と自分に言い聞かせて、データから排除してしまう、そういうことをしてしまいがちです。そこに必ずしも「悪意」が介在するわけではありませんが、悪意の有無に関わらず、「科学的精神」を持たない人のデータというのは信用することができないんですね。
        親コメント

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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