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私もそれほど多くのアメコミを読んでいるわけではないので間違ったことを言ってる可能性大なのですが, なんというか, アメコミって前近代の絵物語をコマ割して並べているだけって感じなんですよね. 絵と詞書きが独立していて, それぞれ単独で見ればレベルが高くて量もあっても, 相互補間以上の効果が出せず, 結果としてボリューム感に欠けているみたいで.
対して日本の漫画やヨーロッパのBDだと, 映画におけるモンタージュ技法や絵画におけるキュビズムの様に, コマ間の視点や時間の移動をページ内で再構築している点に特徴があると思われます. 例えばこちらの谷口ジローの「歩く人」(英語版)のレビュー [madinkbeard.com]では, コマの構成についての解説があるのですが, 普段気にしていないようなことも, 改めて解説されると目から鱗って感じです.
まあその分, 詠み手側にも技術が要求されるわけで, 空間構成や時間軸の把握ができないと, 現代の漫画は読めないのだと思います.
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
持論ですけど (スコア:4, 興味深い)
勿論手塚氏を始めとする多くの漫画家の努力の甲斐もあるでしょうが
なんといっても「大量の文字体系」にあるのではないかと思うんです
現在日本には漢字、ひらがな、カタカナ、英語と4種類の技法で
文章を書ける能力があり、それぞれに使い方で感じ方が変わってきます
「こんにちは」一つにしても
こんにちは→(ノーマル)
コンニチハ→(外人?)
今日は→(ちょっと古い感じ)
KONNITIWA→(外人というかもはやコンピュゥタが喋ってるに近い)
といった感じ方があるわけですね
アメリカのほうがたくさんの人がいるというのに
アメリカの漫画というとアメコミのような写実的な漫画が主なのは
例えば「コンニチハ」としか表現できない国だから、
と置き換えてみると納得できるかと思います
そういった観点で見ると、日本の漫画を英訳するという行為は
どうなのかしら、本当に意味合いが伝わるのかしらと思ってしまったりします
Re:持論ですけど (スコア:1)
なぜに日本?といわれると、やはり文字数以外の何かがあるのでしょうね。
単に内容のおもしろさなのかもしれませんが。
Re:持論ですけど (スコア:2, 興味深い)
私もそれほど多くのアメコミを読んでいるわけではないので間違ったことを言ってる可能性大なのですが, なんというか, アメコミって前近代の絵物語をコマ割して並べているだけって感じなんですよね. 絵と詞書きが独立していて, それぞれ単独で見ればレベルが高くて量もあっても, 相互補間以上の効果が出せず, 結果としてボリューム感に欠けているみたいで.
対して日本の漫画やヨーロッパのBDだと, 映画におけるモンタージュ技法や絵画におけるキュビズムの様に, コマ間の視点や時間の移動をページ内で再構築している点に特徴があると思われます. 例えばこちらの谷口ジローの「歩く人」(英語版)のレビュー [madinkbeard.com]では, コマの構成についての解説があるのですが, 普段気にしていないようなことも, 改めて解説されると目から鱗って感じです.
まあその分, 詠み手側にも技術が要求されるわけで, 空間構成や時間軸の把握ができないと, 現代の漫画は読めないのだと思います.