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22cmという数字の根拠は平成8年度の調査です。調査内容はペースメーカーに対して各種移動体通信用の電波をどれだけ近づけたら動作に影響を及ぼすかという実験です。 平成8年度当時のペースメーカーでは、干渉距離の最大値がPDC1.5G帯(2G携帯電話)で記録された14cmであったため、それに安全係数として√2をかけた22cmという数字が算出されました。加えて言えば、この影響が出る距離というのも致命的な影響が出る距離とはまた別です。
つまり、22cmという距離は「異常が確認された距離」ではなく「これ以上離れていれば確実に安全な距離」なわけです。
満員電車が危険とされているのは、万が一誤作動を起こす電波の発信源があった場合にそこから身動きが取れない状況に陥る可能性があるためです。電波による干渉は一時的なものなので、万が一影響があったとしても電波の発信源からすぐに離れれば危険はありませんが、満員電車ではそれがかなわないことがありえますからね。
個人的には2G携帯電話(PDC)もPHSも区別して実験して、一番干渉距離の長かったPDCを基準に数値を算出しておきながらその適用指針に対してはPHSも携帯電話もいっしょくたにしてるあたりがアレかと思いますが、実験方法そのもはかなり詳しく公開されていますし、指針内容も「22cm以上離すのが望ましい」とあるだけで、危険と断じているわけではありません。結論もおおむね妥当であると思いますので、ニセ科学というのはちょっと違うかな。
ただ、各種交通機関が過剰に不安を煽っているのはその通りだと思いますが。
とりあえず、言葉遊びですが「ほぼ確実」という風に訂正しておきます。
#これでよろしいでしょうか?
逆にお聞きしますが、安全係数はいくつが妥当だと思われますか? また、その根拠は何ですか?
数学にはお詳しそうなので解説するまでもないと思いますが、携帯電話の電波はパラボラなどを使って指向性を持たせているわけではありませんので、距離が√2倍されることで対面積あたりで受ける電波の総量は半分になります。
うーん、レポートには安全係数の根拠については記されていなかったので推測になりますが、ヒューマンエラーのためのマージンという意味合いが強いのではないかと。人間の感覚で14cmという距離が正確に測れる訳じゃあないですから。
#そもそも、安全係数が統計用語であるという部分に違和感があります。私が知らないだけでそのような用語があるのでしょうか?
#最初の発言で情報ソースとして参考資料にリンクしてあるのに、どうしてそっちから確認しないかなぁ……。
ペースメーカーへの干渉の割合は、ドコモ端末で使われている800MHzのPDC端末で6.5%(干渉距離は11.5センチ)、J-フォンなどで使われている1.5GHzのPDC端末では1.8%(干渉距離は4センチ)。FOMAのようなW-CDMA方式の場合、3.6%(干渉距離は1センチ)、CDMA端末の場合3.6%(干渉距離は1.8センチ)だった。
これを受けて、名古屋の地下鉄では携帯電話が接触し
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
デンパに注意 (スコア:3, 興味深い)
総務省は22センチ以上離せばいいという指針を発表 [srad.jp]していますし,携帯電話の電磁波が原因で,人命に関わる事故が発生したというニュースを,未だ聞いたことがないのです。
「不快感を感じる人がいるのでご遠慮ください」だと押しが弱いので,「医療機器に悪影響が...」という口実に頼っているように思えたりもします。このへんにニセ科学の香りがします。危険性が過剰に煽られているような気がするのです。
車内での使用は危険だというのが仮にその通りだとすれば,駅のホームだっ
Re:デンパに注意 (スコア:4, 参考になる)
22cmという数字の根拠は平成8年度の調査です。調査内容はペースメーカーに対して各種移動体通信用の電波をどれだけ近づけたら動作に影響を及ぼすかという実験です。
平成8年度当時のペースメーカーでは、干渉距離の最大値がPDC1.5G帯(2G携帯電話)で記録された14cmであったため、それに安全係数として√2をかけた22cmという数字が算出されました。加えて言えば、この影響が出る距離というのも致命的な影響が出る距離とはまた別です。
つまり、22cmという距離は「異常が確認された距離」ではなく「これ以上離れていれば確実に安全な距離」なわけです。
満員電車が危険とされているのは、万が一誤作動を起こす電波の発信源があった場合にそこから身動きが取れない状況に陥る可能性があるためです。電波による干渉は一時的なものなので、万が一影響があったとしても電波の発信源からすぐに離れれば危険はありませんが、満員電車ではそれがかなわないことがありえますからね。
個人的には2G携帯電話(PDC)もPHSも区別して実験して、一番干渉距離の長かったPDCを基準に数値を算出しておきながらその適用指針に対してはPHSも携帯電話もいっしょくたにしてるあたりがアレかと思いますが、実験方法そのもはかなり詳しく公開されていますし、指針内容も「22cm以上離すのが望ましい」とあるだけで、危険と断じているわけではありません。結論もおおむね妥当であると思いますので、ニセ科学というのはちょっと違うかな。
ただ、各種交通機関が過剰に不安を煽っているのはその通りだと思いますが。
参考:
- 用電気機器への電波の影響を防止するための携帯電話端末等の使用に関する指針 [biglobe.ne.jp]
- 電波の医用機器等への影響に関する調査結果 [soumu.go.jp]
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:1)
そういう人たちをも対象としての説明に携帯電話という言葉を使うのは、責任を取りたくない側からすれば妥当な判断だと思います。
Re:デンパに注意 (スコア:1)
電波の影響はほとんどないと考えてもよいのでしょうか。
電車に乗っているときって、いらないメールや優先度の低いスケジュールの削除するにもってこいの時間なんですよね。
まあ、優先席付近では他者への心的影響も考えて電源OFFにしてますけど。
Re:デンパに注意 (スコア:0)
この記載↑などから、
> つまり、22cmという距離は「異常が確認された距離」ではなく「これ以上離れていれば確実に安全な距離」なわけです。
この結論↑を得た過程を教えていただけませんでしょうか?
にせ科学のトピックスでの投稿なのに、結論が飛躍しているように感じるのですが……
Re:デンパに注意 (スコア:1)
>平成8年度当時のペースメーカーでは、干渉距離の最大値がPDC1.5G帯(2G携帯電話)で記録された14cmであったため、それに安全係数として√2をかけた22cmという数字が算出されました。加えて言えば、この影響が出る距離というのも致命的な影響が出る距離とはまた別です。
ここから結論付けたとお読みください。しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:0)
14cmで確実に安全であるならば、14cmでいいわけですし、14cmでは確実には安全でないのならば、どのような安全係数を掛けても確実に安全になるわけではありません。よくて、安全がより高まる(従って、指針としての妥当性が高まる)という程度です。
22cmという指針に対して、22cm以下では危険であると断ずるのは過剰に不安を煽っているように感じますが、それと同様に、22cm以上では確実に安全であると断ずるのは過剰に安全を謳っているように感じます。
Re:デンパに注意 (スコア:1)
とりあえず、言葉遊びですが「ほぼ確実」という風に訂正しておきます。
#これでよろしいでしょうか?
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:0, 興味深い)
どのあたりが言葉遊びなのでしょうか? 失礼ですが、確率・統計の知識はお持ちでしょうか?
総務省の報告書が参照している実験では、14cm以上で干渉を引き起こした携帯電話はありませんでしたが、それならば、14cmでも「ほぼ確実」ですよね。√2倍することによって、確実性がどの程度高まったのか確率的に(別の言い方をすると、科学的に)論じることはできますか?
確率・統計学は、科学のすべてではありませんが、少なくとも科学のツールの一つであると思います。総務省の報告書からは、現状の科学の範囲内の科学的論理展開を感じるのですが、akiraaniさんの投稿からは、(ただ単に結論が科学的論理展開による結論と似通ったというだけで、)科学的論理展開のない、ニセ科学を感じます。
Re:デンパに注意 (スコア:1)
総務省の調査は統計的手法をとる代わりに「定格最大出力の状態を基準に遮蔽物のない状態」という考え得るもっとも厳しい条件で調査した上で、さらに安全係数に√2をかけた数字を基準としているわけですが、それではまだ十分ではない、と。
逆にお聞きしますが、安全係数はいくつが妥当だと思われますか? また、その根拠は何ですか?
数学にはお詳しそうなので解説するまでもないと思いますが、携帯電話の電波はパラボラなどを使って指向性を持たせているわけではありませんので、距離が√2倍されることで対面積あたりで受ける電波の総量は半分になります。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:0)
統計学だけを論拠にしろと言われたら、そうかもしれませんね。ただ、モデルが十分に現実をモデル化しているならば、その必要はないと思います。
> 総務省の調査は統計的手法をとる代わりに
決定論的な結論ならば、安全係数を掛ける必要はありません。安全係数を掛けるということは、そこに確率・統計論的な考え方があるということですよ。統計的手法の代わりではないと思います。
> 逆にお聞きしますが、安全係数は
Re:デンパに注意 (スコア:1, すばらしい洞察)
雑誌論文でもないweb上のコミュニケーションで現れた「確実に」という非科学的口語的修飾語に対して執拗なまでのこだわりを見せるあたりはAC側が統計覚えたてのデンパっぽいけど
まあとはいってもakiraani氏の「確実に安全である」はこのトピックではちょっとまずい科白だったかもしれないなあ
Re:デンパに注意 (スコア:1)
うーん、レポートには安全係数の根拠については記されていなかったので推測になりますが、ヒューマンエラーのためのマージンという意味合いが強いのではないかと。人間の感覚で14cmという距離が正確に測れる訳じゃあないですから。
#そもそも、安全係数が統計用語であるという部分に違和感があります。私が知らないだけでそのような用語があるのでしょうか?
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:0)
14cmを√2倍しても22cmにならない気がするんだが
もしかしたらこういう計算ミスを考えてのマージンですか
すごいですね。
Re:デンパに注意 (スコア:1)
ところで、報告書 [soumu.go.jp]をもう一度探してて見つけましたが、マージンの基準は最大干渉距離から強度が半分になるからと書いてありました。他いろいろ見落としがあるかもしれないので、疑問があればそっちを調べてください。
#最初の発言で情報ソースとして参考資料にリンクしてあるのに、どうしてそっちから確認しないかなぁ……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:デンパに注意 (スコア:0)
これに√2をかけると約21.07cm。
こちらは端数を切り捨てると、影響を及ぼす範囲内に入ってしまうので、端数切り上げで22cm。
とりあえず計算ミスとはいえなくも無いような・・・
Re:デンパに注意 (スコア:0)
総務省、携帯の医療機器への影響を調査〜CDMA方式は影響範囲狭 [itmedia.co.jp](2002/7/2)
これを受けて、名古屋の地下鉄では携帯電話が接触し
Re:デンパに注意 (スコア:0)
基本的な事項を知っているのであれば、係数の根拠を
統計云々の理由で揉めることはないと思う。