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Wikipedia創始者Jimmy Wales@本家」記事へのコメント

  • >ぼくはそれらの百科事典を競争相手と見なしたい。5年以内にはそれらは存在しなくなっているだろうという点を除いてね。

    と答えていますが、そんなに簡単に印刷物としての時点が消えることはないだろうと思います。断言しても構わないでしょう。

    その最大の理由は、百科事典が古いものでは数百年の歴史を持ち、権威付けされているのに対し、Wikipedia は権威付けされていないという点。
    「広辞苑では○○と書いているが……」「ブリタニカでは……」という言い方で自分の意見を補強することはできても、「Wikipedia ではこう書か
    • by Anonymous Coward
      権威付けに関しては、内容というか質次第でしょう。コンテンツの質が総じて高いということになれば、権威は自ずとついてくると思います。
      しかも、Wikiであることで、編集作業や貢献にかかるコストが通常の辞典よりも極端に低いものとなっています。ある事柄の専門家が、その専門分野について1ページだけ書くこともできるのです。
      これは通常の辞典の編纂からは全く考えられない利点です。
      もし専門家が数ページずつ持ち込むことができれば、内容は通常の辞典よりもレベルの高いものとなるでしょう。ある程度の権威がついてきて閾値を超えれば、雪崩をうっ
      • by Anonymous Coward on 2004年08月31日 10時20分 (#614516)
        ウィキペディアで良くあるパターン
        1. 記述レベルの低さに業を煮やした専門家がウィキペディアンとなり執筆に参入。
        2. その分野が充実してくる。
        3. 専門家がその専門的見解に基づいて、一般的な見解と異なる見解を書く。
        4. 皆さんが「一般的な見解と異なる」「あなたの個人ページではない」との意見を投げかける。
        5. 専門家、専門的見解の根拠をとうとうと述べるも、議論にならない。
        6. 専門家の意見が多数派に圧倒され、専門家の編集が却下され続ける。
        7. 専門家、誇りを傷つけられてwikipediaから撤退。
        ソフトウェアと違って、百科事典だと各項目ごとにforkするというのは非現実的でして、得てしてこういう事になりがちです。 というか、各項目ごとにforkした百科事典って要はWWWそのものでして。

        要は、百科事典はバザールではなくて伽藍なのではと思った次第。

        親コメント
        • ウィキペディアで良くあるパターン

          具体的に、どの記事でそんなことがあったのか教えてくれませんか。

          3. 専門家がその専門的見解に基づいて、一般的な見解と異なる見解を書く。

          • by Anonymous Coward on 2004年08月31日 11時21分 (#614549)
            Wikipediaには詳しくないのですが、

            > 専門家というのは、一般の人が納得できるように説明できる人のことだと思ってますから。

            これは一般的ではない見解ではないでしょうか?

            世の中には一般の人を相手にしなくてよい専門家の方が多く、
            「一般の人が納得できるように説明できる」事が求められる場は稀です。
            あなたが「そうあってほしい」と言うだけで、それを専門家たる条件とするのは、
            私のような「一般の人」には納得できません。
            親コメント
            • 私が想定する専門家は、研究機関の研究者などです。例えば、宇宙関連の専門家は自分の仕事の有効性などを国の役人などに説明できなければなりません。もちろん、国の役人が一般人かという疑問は残ります。良識ある他者に説明できない専門家は存在しますが、専門家としては二流以下だと思います
              • by Anonymous Coward on 2004年08月31日 11時57分 (#614570)
                > 私が想定する専門家は、研究機関の研究者などです。
                > 例えば、宇宙関連の専門家は自分の仕事の有効性などを
                > 国の役人などに説明できなければなりません。
                > もちろん、国の役人が一般人かという疑問は残ります。

                疑問は残る?
                私はむしろ、それは一般人であってはならないと思います。
                その立場の「役人」は、彼らなりに理解する努力として
                説明を聞く分野についてある程度の基礎知識を持つべきでしょう。
                それは、職業上求められる事です。

                専門家は、その専門分野について少し内容を省略し、
                ある程度の基礎知識を持つ者に理解させる事ができれば充分。
                そうやって専門家に説明を受けた「基礎知識を有する者」は、
                更に内容を簡略化し、基礎知識の無い一般人に説明する。
                既存メディアではそーゆー階層構造で情報伝達されていますよね。
                (某全国紙の科学系記者のように予習が足りないと言われる場合もありますが)

                役割分担が機能していれば、専門家が一般人相手に四苦八苦する必要は無い。
                ある程度の学習をし、ある程度の理解をした非専門家が説明できればいいのでは?
                中間レイヤーを抜く事が必ずしも効率的では無いと言う例です。
                親コメント
              • たとえ話ですいませんが、ファイルシステムの有効性の説明とファイルシステムの構造の説明は別物ですよね。
                親コメント
              • 「説明」は別の専門性でしょ。専門家の分野とは関係ない。
                それが優秀ではない人を「二流以下」と断じるのは勝手にすればいいけど、
                それによって専門家の知識を受け取れないのはもったいない。

                器への注ぎ方が悪いのか
                器の底が抜けてるのか
                注ぎ手と受け取り手のどちらの希少価値が高いのか

                さあ、どうなんでしょうね。
              • >専門家は、その専門分野について少し内容を省略し、
                >ある程度の基礎知識を持つ者に理解させる事ができれば充分。

                それはそうですし、論文を書くならば必要十分だと思います。しかしWikipediaは百科事典なので、専門家じゃない人が普通に理解できることを理解できるように書くことが求められると思います。まさに、
                >そうやって専門家に説明を受けた「基礎知識を有する者」は、
                >更に内容を簡略化し、基礎知識の無い一般人に説明する。
                を行う場だと思うのです。

                その学問分野でのまったくの新説は、適切な学会誌に発表して、世の中に認められてか
              • 例が悪かったのだとおもうのですが、別の例で言えばシステムエンジニアが専門家かと。業務アプリケーションを作るとき、業務内容を分解してプログラマが仕事できるように説明したり、逆にアプリケーションを使った場合にどう業務が効率化されるかを説明
              • 蒸し返すことになるかもしれないが。
                ここで専門家の定義をすることにあまり意味を見出せない。

                書ける専門家が書けばよい

                ってことでしょ。
                すべての専門家が百科事典や専門分野の事典の編纂に加わるわけじゃないんだから。
          • by Anonymous Coward on 2004年08月31日 12時01分 (#614572)
            >これって、専門家としての能力が低いってことでしょうかね。
            >専門家というのは、一般の人が納得できるように説明できる人
            >のことだと思ってますから。

            数の力を過小評価してないですか??

            個人的には、「人生のいくばくかの時間を費やしてきた専門家」と「今まで考えたことなどないのに、とりあえず口を挟みたい人」とが同じ重み付けっていうのに無理を感じたりしてます。互いの専門性に敬意を払い合う世の中なら、こんなこたー感じずにすむのかもしれませんが。

            あなたの仰る一般の人々が、もしあまり理性的でなくて、しかも大勢で「ワーワー」言ってきたら、私なら直ぐに逃げ出しちゃいますな。^^;

            親コメント
          • >具体的に、どの記事でそんなことがあったのか教えてくれませんか。

            たとえば、鳥類の分類の話じゃないかな。
            Sibley-Ahlquist鳥類分類 [wikipedia.org]の話でひどくもめてた。
            #正直学問としての生物がよくわかってない自分には何のことやらさっぱり。

            >これって、専門家としての能力が低いってことでしょうかね。

            この件についてはたぶん違う。
            Wikipediaの場合、誰が本当の専門家かしばしばわからなくなる。
            今でも、マイナーな分野やローカルな話題について書かれていることが
            その人の妄想なのか知られていない事実なのかが区別できなかったり。

            任意の分野において、専門家の数<非専門家の数 はたぶん一般的に成り立つだろうから、
            これは人数を増やしただけでは解決できないかも。
            親コメント
            • Sibley-Ahlquist鳥類分類の件に関しては、むしろ「専門家」の側に他の参加者と話し合う気が最初から無く、強引な編集を行ったために発生したトラブルだと思います。
              (鳥類の分類自体が流動的であることも背景にはあるらしいんですけどね)
              この「専門家」は攻撃的な姿勢を終始変えることがなく、結局管理者の警告を無視して投稿ブロックされるに至りました。

              「そんなこと」の例としてはメッカ・マッカ論争 [wikipedia.org]が適しているかも知れません。
              --

                ──おお神よ、あんたそこまでやるか?――
              親コメント
          • > 具体的に、どの記事でそんなことがあったのか教えてくれませんか。

            「専門家の編集が却下され続ける」かどうかは知りませんけど、ブロードバンド [wikipedia.org]なぞは「多数派に圧倒され」と言えるのかも知れませんね。
        • 6'. 埒が明かないので両論併記してしまう

          なーんて運用は無しですか、そうですか。

身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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