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理科は実生活で役に立たない?」記事へのコメント

  • by Futaro (2025) on 2004年08月02日 5時24分 (#599735) ホームページ 日記
    小中学生の理科だとまだ教えていないかも知れないが、「科学」と「技術」って、別モノだと思う。これをまとめて「科学技術は人類のために云々」みたいな言い方でひとくくりにされちゃうところが、問題なのかも知れない。

    「技術」はある意味「なにかの役に立つ」ことが目指されているけれど、「科学」は、役に立つかどうかわからないことも、やはりするものだと思う。世界のどこそこにしかいない希少な植物の研究をする、というのは、技術ではなくて科学だろう。

    また、ロケットを打ち上げて惑星探査をする、というとき、惑星探査そのものは「科学」だけど、それに至るまでに、さまざまな「技術」が必要。だから、技術が科学を支える場面もあれば、科学の結果が技術の応用できることもある。

    そして、「人の役に立つ」ことが明確に目的になっているのは「技術」だけであって「科学」じゃない。科学は「で、わかったからってどーなのよ」みたいなこともやるわけだと思うのだよね。

    「科学技術」みたいにひとくくりにして考えようとするのは、政治家とか役人とかはじめ、エライ人がやりたがるけど、これは別モノだよね。学校の理科でも、こういった「全体図」を見せていないんじゃないかな?そのためにまずは「科学史」みたいなものも、ちゃんと教えておく必要があると思うけど。

アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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