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よくわかってないんだけど、たかが1ベンダのドライバがカーネルの一部としてリリースされるの?とすると、Linuxのカーネルには主要なGPUに対するドライバが全部含まれてて、新しいベンダからGPU製品がリリースされたら、カーネルを変更しないと使えないの?
よくいうLinuxはmonolithic構造だから、っていう話かな。
既に、述べられてる点 [linux.srad.jp]を除いて細かいところを書いておきますね。
基本的には、x86系で主に使われるGPUメーカで、IntelとAMDは積極的にオープンソースに対して協力的ですし、ARM SoCの幾つかのメーカも協力的ですが、nVidiaは余り協力的ではないということがあります。
AMDは最近GPU関連に力を入れていて、例えば「次世代OpenGL」のクロスプラットフォームAPIとして規格化されたVulkan [impress.co.jp]の基になったMantle [4gamer.net]を開発・実装していたり、GPUで色々計算をやらせるための規格であるOpenCL [wikipedia.org]に力を入れています。
で、最近、AMDがGPU周りの資源共有に対して、他の会社に先行して大きな変更を入れていて、
SteamOSでValveと協力してOpenGLにも力入れるぜ!って宣言 [nvidia.com]はしてましたけどね。
ああ、言葉が足りなかったけど、オープンソースドライバの話です。nVidiaの場合は、お世辞にもオープンソースドライバのサポートがいいとは言い難くて、AMDやIntelと較べて対応がかなり遅れてます [freedesktop.org]。と言うのも、オープンソースのnVidia GPU向けドライバというのは、元々はクローズドソースなドライバしか出してこないのに憤慨した人がリバースエンジニアリングを重ねてリリースしていたという経緯も関係してるのか、nVidiaの技術的サポート自体が歴史的に手薄で、Linusが公の場で強い不快感を示して [gihyo.jp]やっと、メーカ側のサポートが本格的に入った?と言う感じなんですよ。他社と較べて数年は遅れてる。
nVidiaだけではなく、AMDもクローズドソースなドライバを出してますが、これはOpenGL4.2やOpenCL2.0のような、最先端の技術や規格をサポートしてる代わりに安定しない場合が多いという物で、ここで安定した技術(の一部)をオープンソースに持ち込んでるような感じなんですよね。nVidiaの場合は、安定性と性能、両方共クローズドソースでないと満足できない状態がまだまだ続いてる感じがしますけどね。
だから、ここで「OpenGLにも力を入れる」というのは、あくまでクローズドソースのドライバの充実に関する話だと思いますよ。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
GPUドライバがカーネルの一部なの? (スコア:0)
よくわかってないんだけど、たかが1ベンダのドライバがカーネルの一部としてリリースされるの?
とすると、Linuxのカーネルには主要なGPUに対するドライバが全部含まれてて、
新しいベンダからGPU製品がリリースされたら、カーネルを変更しないと使えないの?
よくいうLinuxはmonolithic構造だから、っていう話かな。
Re: (スコア:4, 参考になる)
既に、述べられてる点 [linux.srad.jp]を除いて細かいところを書いておきますね。
基本的には、x86系で主に使われるGPUメーカで、IntelとAMDは積極的にオープンソースに対して協力的ですし、ARM SoCの幾つかのメーカも協力的ですが、nVidiaは余り協力的ではないということがあります。
AMDは最近GPU関連に力を入れていて、例えば「次世代OpenGL」のクロスプラットフォームAPIとして規格化されたVulkan [impress.co.jp]の基になったMantle [4gamer.net]を開発・実装していたり、GPUで色々計算をやらせるための規格であるOpenCL [wikipedia.org]に力を入れています。
で、最近、AMDがGPU周りの資源共有に対して、他の会社に先行して大きな変更を入れていて、
Re:GPUドライバがカーネルの一部なの? (スコア:0)
SteamOSでValveと協力してOpenGLにも力入れるぜ!って宣言 [nvidia.com]はしてましたけどね。
Re:GPUドライバがカーネルの一部なの? (スコア:2)
ああ、言葉が足りなかったけど、オープンソースドライバの話です。
nVidiaの場合は、お世辞にもオープンソースドライバのサポートがいいとは言い難くて、AMDやIntelと較べて対応がかなり遅れてます [freedesktop.org]。
と言うのも、オープンソースのnVidia GPU向けドライバというのは、元々はクローズドソースなドライバしか出してこないのに憤慨した人がリバースエンジニアリングを重ねてリリースしていたという経緯も関係してるのか、nVidiaの技術的サポート自体が歴史的に手薄で、Linusが公の場で強い不快感を示して [gihyo.jp]やっと、メーカ側のサポートが本格的に入った?と言う感じなんですよ。
他社と較べて数年は遅れてる。
nVidiaだけではなく、AMDもクローズドソースなドライバを出してますが、これはOpenGL4.2やOpenCL2.0のような、最先端の技術や規格をサポートしてる代わりに安定しない場合が多いという物で、ここで安定した技術(の一部)をオープンソースに持ち込んでるような感じなんですよね。
nVidiaの場合は、安定性と性能、両方共クローズドソースでないと満足できない状態がまだまだ続いてる感じがしますけどね。
だから、ここで「OpenGLにも力を入れる」というのは、あくまでクローズドソースのドライバの充実に関する話だと思いますよ。