パスワードを忘れた? アカウント作成
14893 story

運動すると脳が育つ 51

ストーリー by mhatta
さっそくジムに申し込むか 部門より

pinbou 曰く、

本家/.の記事より。CNN(Reuters)の記事によると、体を動かすことによって、マウスの脳の記憶を司る部位の脳細胞が増えることが確認された。人間においても同様の効果を示唆する結果が出ている。

脳細胞の数は子供のころにピークを迎え、後は単調に減少していくだけとされているが、脳の記憶に関係する部位として有名な海馬の歯状回と呼ばれる部分では、例外的に大人になっても新しい神経細胞が生まれることが知られている。コロンビア大学医学部の研究者が中心となって行われた今回の研究では、まずマウスを使って実験。運動後、マウスの脳の歯状回に相当する部分で脳細胞が増えていることを確認する一方、MRIによる撮影でマウス大脳の血流量が増えていることも判明した。次いで行われた人間に対する実験では、被験者にエアロビクスを3ヶ月間経験してもらい、その前後でMRI撮影を実施。解剖できないので細胞の増減自体は確かめられなかったものの、マウスと同様運動後は大脳の血流量が増えており、マウスと同様のメカニズムが人間にもあることをを示唆しているという。

今後研究グループでは、具体的にどのような運動が脳細胞を増やし、加齢によって衰える記憶力を維持する上で最も効果的なのかを突き止めていくようだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by imaic (31975) on 2007年03月15日 8時22分 (#1126274) 日記
    たしか短期記憶と長期記憶があって、加齢によって衰えるのは短期記憶のほうだったような。
    運動によってどちらが増強されるんだろう?
    • by Eric Benton (31791) on 2007年03月15日 8時53分 (#1126286)
      単純化すれば、海馬の歯状回の神経細胞が増えているということで記銘力が向上、その周辺が増強されれば短期記憶が増強されますね。メインメモリおよびHDDの書き込みバッファのような感じでしょうか。長期記憶は大脳皮質に冗長化されて刻み込まれる形ですが、実際のところ、運動によって「その運動以外の記憶」にどれだけ影響があるか、興味があるところです(運動そのものも、脳で行うものでもあるので、脳血流が増加するのはある意味当たり前の部分でもあります)。

      「最も効果があるのは、阿修羅体位で性行為をすること」とかにならなければいいのですが。
      --
      Medu Lah! en' gula vrechen d' MOL! ~箇更なる高みで廼の困惑を姜す
      親コメント
  • by AnomalousCoward (32957) on 2007年03月15日 9時11分 (#1126304) 日記
    適度な運動が知的生産性を高めるという経験則は日本では
    昔から広く認められていると思いますが、新陳代謝を良くしたり
    体内のホルモンの分泌を整えるなど身体全体に与える効果だけでなく
    脳自体の機能の活性化に直接貢献していたとは驚きです。
    実際にどのような運動がニューロン新生を促進するのか研究段階のようですが、
    今のうちから思いつく限りの運動器具に脳力トレーナーの商標を取得
    しておこうと思います。

    #と思ったらセガは24C01(運動用具)も類似群登録してる [ncipi.go.jp]Σ
    --
    ごめんなさい。
    • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 10時54分 (#1126374)
      無粋だと思いますが補足。
      • 文を究めるためには武で培われた強靭な精神と肉体が
      • 武を究めるためには文で培われた確かな知識と理論が
      必要…というのが「文武両道」の本当の意味だと聞いたことがあります(だから学問も運動もしましょう、という意味に取れることは否定しませんが)。

      小さな所では、咀嚼や細かい手作業を行うことで脳の活性化が図れる…というのは昔から言われていることですね。強い思い込みやストレスは肉体にも変調を来すことがありますし、器は中身に、中身は器に、それぞれ影響するということなのでしょう。

      親コメント
  • by bikeman (14466) on 2007年03月15日 22時50分 (#1126737)
    CSを見ていたら、シルヴェスター・スタローンのインタビューで、面白いことを言っていた。
    役作りのためにタンパク質ばかり摂取する方法で筋肉をつけていたら、体脂肪が2,3パーセントになると記憶力が急速に衰えたそうだ。今日、どうやってスタジオまできたのかも思い出せない状態になったという。

    人間の脳が大きいのは、体脂肪率がほかの動物と比べて、相当高いからだという説がある。

    なぜヒトの脳だけが大きくなったのか [amazon.co.jp]

    脳を構成するための脂肪が絶えず供給できるように、体脂肪が多い方向に進化したらしい。スタローンのやったのは、極端かもしれないが、脳は糖を栄養として活動することを考えるとあながちうそではなさそうだ。

    脳の栄養失調 [bk1.co.jp]

    これらから、脂肪の多いファーストフードを甘い飲み物で摂取するのが脳にとっては、非常にいい環境なのかもしれない。頭を使う職業で、このような環境にいる人は多いのでは。

    運動をすると脳の記憶部分が増えるというのは、もしかすると血流が増大して、脳に多くの栄養が供給されるせいかもしれないなあ。

    と素人考えから。
  • by the.ACount (31144) on 2007年03月15日 9時47分 (#1126327)
    運動神経が増えてるだけじゃないの?
    --
    the.ACount
    • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 11時14分 (#1126392)
      運動神経と脳を分けて考える必要(または意味)がありますか? ほかの方も書いておられますが、脳を神秘的に考えすぎ(もし くは運動を下等に捉えすぎ)ではないでしょうか。 知的活動(思考)も運動もほぼ同様な神経の働きと考えれらる と思います。

      僕は直感的に、適度な運動(血流量の増大と神経の刺激)は脳 に悪い影響を与えるわけ無いと考えていたので、直感で分か ってたことが実験で示されただけのように感じました。

      運動が脳に悪影響だとしたら、できるだけ活動せずに部屋に 閉じこもってお勉強した方が脳が発達するってことになるけ ど、自分の子供とかをそういう環境において賢くなるとも思 えないし

      親コメント
      • by the.ACount (31144) on 2007年03月16日 11時04分 (#1126932)
        いや、運動神経と脳を分けて考えたわけじゃない。
        ただ、「脳」というと「知能」と思うのが一般的だから、知能は分けて考えた。
        もちろん、知能が上がるという結果が出ても不思議とは思わんが。
        --
        the.ACount
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      たしかに。それに運動っていってもいろいろあるから。
      エアロビだってちゃんと一連の動きをおぼえないとだし、
      対人スポーツにおける戦略性とかマラソンにおける
      ランナーズハイみたいなちょっと危ない脳活性化とか、
      運動の種類によって育つ部分とか相当違いそうだし、
      「単に血行がよくなって脳が無駄に太っただけ」かも
      しれないしw

      運動別に調査して、更にいろんな能力テストでもしない
      とあんま意味なさそうな・・・ネズミじゃ無理かw

      でもあるあるがまだやってたら、絶対とりあげてそうだ。
      5人くらい連れてきて「エアロビで脳が10代まで若返る!」

      健全なる体に健全なる精神が宿ってほしいことだよ・・・
      って言葉は禁句?「じゃあ健全でない病人は・・・」
  • by KAMUI (3084) on 2007年03月15日 18時49分 (#1126639) 日記
    ヒポクラテスが「歩く事は最良の薬である」とか「歩くと頭が軽くなる」って言ってたんじゃなかったっけ?

    #いや、軽くってのはバカって意味ではなく(笑)
    • 頭脳作業で行きづまったときに席から離れて歩き回ると、突然解決策がひらめくことがありますよね。

      「それは運動による効果だな」と言いはる上司出現。そして我々開発チームは、背中にマシン本体を背負い胸にキーボードをぶら下げて社内を徘徊しながら開発する集団になりましたとさ。

      (他の社員がゾンビに見えてなりません)
      • by Anonymous Coward
        そうやって歩きながら考えるのが癖になってたので、試験中に歩き回りたい衝動にかられることが多々ありました。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月16日 0時03分 (#1126753)
    鬱病には有酸素運動が効果的とか。
    論拠のリンクをはれないんだけど、その身になってみるとそれはよくわかる。
    運動しろってことで。

    脳に継続的に、体にも良い影響を与えだろうし、みんな、運動しようよ、ってことじゃない?
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 7時58分 (#1126266)
    スポーツジムに通えというわけですな(言ってないって

  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 8時13分 (#1126272)
    解剖できないので細胞の増減自体は確かめられなかったものの

    細胞の増減を確かめるには、運動前の細胞数も調べないといけないと
    思うんだけど、マウスの実験では、運動前後で解剖して調べた?
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 8時58分 (#1126291)
    運動バカは都市伝説でFA?

    # 履き違えなのでAC
    • Re:つまり (スコア:3, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2007年03月15日 11時49分 (#1126413)
      私の観察結果でお話いたしますと、脳ミソに好影響を持っているのは、飽くまでも「適度な」運動を行った個体で、
      過度な運動を好む個体では、むしろ逆効果をもたらすように見受けられます。

      一般に体育馬鹿は過度な運動を行っていると考えられ、従ってご指摘のような事象が存在しても、
      「適度な運動が脳が育つ」という筆者らの主張は矛盾なく成立するものと考えられます。
      親コメント
    • by eukare (2230) on 2007年03月15日 11時33分 (#1126402) 日記
      「脳みそまで筋肉」の実証になったりして。
      親コメント
    • by Technobose (6861) on 2007年03月15日 18時16分 (#1126627) 日記
      中学〜高校時代、本当にできる運動部のやつって、成績も結構よかったし、人格もできているひとが多かった。
      群れていじめとか悪さをしているやつらって、レギュラーにもなれなかったり、なれても大してできる奴らではなかったなぁ。
      スポーツがうまくできるためには、体力が優れているだけではなくて、他の選手の動きを読んだり、自分の体調を考えてペースを組んだりと作戦を考えながら動く必要があるし、運動をすることで、そういう訓練が知らず知らずのうちに行われているのかもしれない。

      ・・・自分自身のことを考えると、中学〜高校時代に体を鍛えておけば良かったと社会人になってから後悔してます。運動部ではなくてスポーツクラブとかに通っていれば良かったなぁ。今は妻に連れられて通ってます・・・。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      いや、きっと運動の結果小脳が発達するんですよ。あるいは、脳が鍛えられて賢くなるけれど勉強しないからバカに見えるとか。
      # 「姉ちゃんは賢いんだが頭の使い方を知らない。」という台詞をどっかで読んだ。
    • by Anonymous Coward
      運動バカってのは、過度の運動により運動に最適化して育ってしまった脳を持った奴を言うと考えれば何ら問題なし。
    • by Anonymous Coward
      運動バカとバカ運動をごっちゃにするからそういう理解になるのだよ。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 9時05分 (#1126298)
    木下博勝・ジャガー横田夫妻は、赤ちゃんのころから運動をさせて脳を鍛えていると言っているね。
    • それがただの運動でなくドーマン法 [kyoto-inet.or.jp]なのが深刻。
      テレビでそのようすが無批判に紹介されていて愕然としました。
      せっかく生まれた赤ちゃんなのに、かわいそう。
      親コメント
      • #それなんて陰陽師?

        ドーマン法ってリハビリの目的だと思ってましたが。

        NHKで相変わらず脳梗塞などのリハビリに、動かない腕を外部から動かして
        脳を刺激させるって言うの紹介してますね。効果はあるようです。

        さすがに「ドーマン法」という名前は出してませんが。
        • 「動かない腕を外部から動かして脳を刺激させる」のを ドーマン法とは言いません。 (そういう我田引水の宣伝を「日本式ドーマン法」の人がやってるのかもしれませんが) 脳梗塞からの改善を目指したリハビリに「日本式ドーマン法」が 有用とは思えませんし、だいたいそのまま適用可能とは思えません。 もし本当に有効例があったら、ぜひ教えて下さい。 というか、「今現在の日本式ドーマン法」と「本家ドーマン法」は 随分と違ったもののようです。 「本家ドーマン法」には見るべき点も無いわけではないのは確かですし、 日本に導入された初期には真面目にその普及を目指す人もいたようですが、 非常に残念なことに「今現在の日本式ドーマン法」って、まず最初に金銭要求があるので かなり疑いの目で見たくなります(良心的な人も残っているのかも知れないけど)。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 10時31分 (#1126351)
    養老孟司さんがおっしゃっていたのです
    脳の脳の出力は筋肉を動かすしかありません。
    脳を使うとは体を動かす事です。

    #筋肉バカもあながち間違いではないのでしょう
    #未使用の脳と中古の脳のどちらが価値があるのでしょうかね?
    • by Anonymous Coward
      確かに脳を使わずに「見て聞いて考え」てそうな奴多いよね。

      #じっと鏡を見る
      • by Anonymous Coward
        あれ?
        脳を使わずに「見て聞いて考え」ることって出来るの?
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 11時44分 (#1126411)
    運動しすぎると脳が増えすぎて脳みそバーン!となるんですね。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 12時10分 (#1126429)
    >今後研究グループでは、具体的にどのような運動が脳細胞を増やし、......
    夜の運動も試験研究するのでしょうか?

    脳内運動というのもあるかもしれない。
    --
    ACだったら AC!
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 12時41分 (#1126443)
    被験者は男か、女か?
    男の場合女の子に囲まれて楽しい思いをすると脳が老化しないとか、というオチだったりして。
    だったらとてもうれしい。これで堂々と・・・・・へ行ける。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 12時58分 (#1126451)
    両手の指を突き合わせて、一本ずつ離して、それを互いの指に触れないようぐるぐる回す…
    なんてのが流行ったような。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 13時03分 (#1126454)
    脳みそまで筋肉の森教授がまたトンデモ論文を発表したのかと思った。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月15日 17時33分 (#1126600)
    それなりに複雑な運動をするには脳だって高負荷を掛ける必要が有ると思うんだ。

typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

読み込み中...