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無分別に影響力のある権利が、無手続きで自然発生するというのがそもそも制度として限界に近い、ということを象徴している事件だったと思う。この写真は「猿が撮った」という希少性によって大半の価値が発生しているわけだが、結局のところ、単なる偶然の産物でしかなく、芸術性とか皆無。ただ、そういう価値の性質を考慮することなく著作権は平等に発生する。最終的に、猿は権利を持たないから著作権者なしという結論にはなったけど、本来考えるべきところはそこじゃあない。「希少性の持つ価値」は著作権法で保護すべき価値なのかというところを突き詰めるべきだ。
厳密に言えば、無手続きで発生すること自体は致命的な問題ではないだろう。ただ、理念的には、著作権は著作者の創作インセンティブとして与えられる権利なので、偶然の産物だろうが無分別に発生するというのは大きな問題だと思う。
写真もそうだけど、技術の発達で音楽や絵も素人でも簡単にそれなりのクオリティのモノができる時代になりつつある。素人が10秒で書き殴った落書きを高度なAIで処理すれば、ある程度の見栄えがする絵になるし、ランダムで作ったフレーズを聴ける音楽に編曲してくれるシステムも存在する。はたしてそんなものに今の強力な著作権を適用して、社会的にどんなメリットがあるのだろうか。そのあたりもうちょっと考えて、ベルヌ条約という大昔にできあがった著作権法の仕組みを根本から考え直す時期に来ている気がする。
著作権法は「希少性の持つ価値」を保護しているわけではないでしょ。対象は「著作物」なんだから。
「希少性」で写真集を売り出したのは、ビジネスでありプロモーションであるので。
素人が10秒で書いた絵に著作権が発生したっていいだろ?文句があるならお前が10秒で書けばいいんだから。10秒で書いた絵に価値などないと言いつつなんで自分で書かずに人の成果物を使おうとすんだよ?
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
著作権が自然発生するのが悪い (スコア:3, 興味深い)
無分別に影響力のある権利が、無手続きで自然発生するというのがそもそも制度として限界に近い、ということを象徴している事件だったと思う。
この写真は「猿が撮った」という希少性によって大半の価値が発生しているわけだが、結局のところ、単なる偶然の産物でしかなく、芸術性とか皆無。ただ、そういう価値の性質を考慮することなく著作権は平等に発生する。
最終的に、猿は権利を持たないから著作権者なしという結論にはなったけど、本来考えるべきところはそこじゃあない。「希少性の持つ価値」は著作権法で保護すべき価値なのかというところを突き詰めるべきだ。
厳密に言えば、無手続きで発生すること自体は致命的な問題ではないだろう。
ただ、理念的には、著作権は著作者の創作インセンティブとして与えられる権利なので、偶然の産物だろうが無分別に発生するというのは大きな問題だと思う。
写真もそうだけど、技術の発達で音楽や絵も素人でも簡単にそれなりのクオリティのモノができる時代になりつつある。素人が10秒で書き殴った落書きを高度なAIで処理すれば、ある程度の見栄えがする絵になるし、ランダムで作ったフレーズを聴ける音楽に編曲してくれるシステムも存在する。
はたしてそんなものに今の強力な著作権を適用して、社会的にどんなメリットがあるのだろうか。そのあたりもうちょっと考えて、ベルヌ条約という大昔にできあがった著作権法の仕組みを根本から考え直す時期に来ている気がする。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:著作権が自然発生するのが悪い (スコア:3)
著作権法は「希少性の持つ価値」を保護しているわけではないでしょ。
対象は「著作物」なんだから。
「希少性」で写真集を売り出したのは、ビジネスでありプロモーションであるので。
Re: (スコア:0)
素人が10秒で書いた絵に著作権が発生したっていいだろ?
文句があるならお前が10秒で書けばいいんだから。
10秒で書いた絵に価値などないと言いつつなんで自分で書かずに人の成果物を使おうとすんだよ?